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広辞苑の検索結果 (3)
こま‐やか【細やか・濃やか】🔗⭐🔉
こま‐やか【細やか・濃やか】
①小さいさま。些細なさま。源氏物語初音「―なる御調度」
②くわしいさま。源氏物語明石「御文おんふみ―に書き給ひて」
③色の濃いさま。色のよく染まっているさま。源氏物語幻「墨染の色―にて」
④こまかな点までゆきわたってすぐれているさま。精巧なさま。源氏物語松風「造りそへたる廊など…まだ―なるにはあらねども」
⑤心をこめたさま。ねんごろなさま。源氏物語松風「―に語らひ給ひて」。「―な心づかい」
⑥感情をこめたさま。源氏物語胡蝶「書き集め給へる御文を御覧じつけて、―に笑ひ給ふ」
ささ‐やか【細やか】🔗⭐🔉
ささ‐やか【細やか】
①小さくこまかいさま。さざやか。宇津保物語楼上上「小さき人々―なる碁盤に碁打ちゐたり」。
②小規模なさま。こぢんまりしたさま。「―な祝宴」「―に暮らす」
③わずか。形ばかり。「―な贈り物」
ほそ‐やか【細やか】🔗⭐🔉
ほそ‐やか【細やか】
ほっそりしたさま。枕草子89「―に清げなるきんだちの直衣姿」
大辞林の検索結果 (3)
こま-やか【細やか・濃やか】🔗⭐🔉
こま-やか [2] 【細やか・濃やか】 (形動)[文]ナリ
(1)情愛が深く心遣いが行き届いているさま。心のこもっているさま。「―な愛情を注ぐ」「―な心遣い」「友情の―にして楽しからむを欲せるなり/希臘思潮を論ず(敏)」
(2)色の濃いさま。《濃》「緑―に生茂れる庭の木々/金色夜叉(紅葉)」「硯取り寄せて墨―におしすりて/枕草子 191」
(3)微妙で奥深い趣のあるさま。「抹茶の―な味わいを楽しむ」
(4)小さいさま。微小であるさま。「七つの物を用ゐるといふは…―なる灰と楊枝と帷(カタビラ)となり/三宝絵詞(下)」
(5)繊細で美しいさま。「身なり肌つきの―に美しげなるに/源氏(胡蝶)」
(6)くわしいさま。精密なさま。「いと―に有様を問はせ給ふ/源氏(桐壺)」
(7)土地のよく肥えているさま。「瞻部洲の縦広七千踰繕那の地を皆沃(ウル)ひ―にあらしめむ/金光明最勝王経(平安初期点)」
[派生] ――さ(名)
ささ-やか【細やか】🔗⭐🔉
ささ-やか [2] 【細やか】 (形動)[文]ナリ
(1)規模が小さいさま。こぢんまりして目立たないさま。「―に暮らす」
(2)取るに足らないさま。形ばかりのさま。「―な贈り物」
(3)体がいかにも小さいさま。小柄なさま。「いと―にて,うとましげもなくらうたげなり/源氏(夕顔)」
[派生] ――さ(名)
ほそ-やか【細やか】🔗⭐🔉
ほそ-やか [2] 【細やか】 (形動)[文]ナリ
(1)ほっそりしたさま。「―な体」
(2)声が小さく低いさま。「声―にて/蜻蛉(中)」
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