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くぎ【×釘】🔗🔉

くぎ【×釘】 一端をとがらせた金属や竹・木などの細い棒。打ち込んで物と物とを接合・固定したり、物を掛けたりするのに用いる。「―を打つ」「―を抜く」

釘が利・く🔗🔉

釘が利・く 意見などの確かな効き目がある。「余の人の千声より、一言も―・く」〈浄・仏御前〉

釘にな・る🔗🔉

釘にな・る 手足が冷えて凍える。「こりゃ、手も足も―・った」〈浄・天の網島〉

釘を刺・す🔗🔉

釘を刺・す 約束違反や言い逃れができないように念を押す。釘を打つ。「他言するなと―・される」

くぎ‐かくし【×釘隠し】🔗🔉

くぎ‐かくし【×釘隠し】 長押(なげし)などに打った釘の頭を隠すための金属や木製の飾り。

くぎ‐かすがい【×釘×鎹】‐かすがひ🔗🔉

くぎ‐かすがい【××鎹】‐かすがひ 釘と鎹。転じて、物事をつなぎ留めるもの。「起請一筆書かねども―より離れぬ中」〈浄・反魂香〉

くぎ‐こおり【×釘氷】‐こほり🔗🔉

くぎ‐こおり【×釘氷】‐こほり 寒さで手足が釘や氷のように冷え凍えること。「たたずむ足は―、身も冷え渡り」〈浄・寿の門松〉

くぎ‐ごたえ【×釘△応え】‐ごたへ🔗🔉

くぎ‐ごたえ【×応え】‐ごたへ 打ち込んだ釘の効き目。意見などの効き目があること。「もとが主筋、下人筋の親と子、―せぬはず」〈浄・油地獄〉

くぎ‐ざき【×釘裂き】🔗🔉

くぎ‐ざき【×釘裂き】 衣服などを釘にひっかけて裂くこと。また、その裂いた部分。かぎざき。

くぎ‐じめ【×釘締め】🔗🔉

くぎ‐じめ【×釘締め】 戸や箱のふたなどに釘を打ちつけて、開かないようにすること。釘付け。隠し釘を打つ工具。へしこみ。念を入れて約束すること。釘をさすこと。「先頃(いつぞや)婚礼の、その席にても嗜ましたる詞は、後日の―なるを」〈人・錦の魚〉

くぎ‐づけ【×釘付け】🔗🔉

くぎ‐づけ【×釘付け】 [名]スル釘で打ちつけて物を動かないようにすること。「箱のふたを―する」そこから動けないようにすること。また、動けなくなること。「その場に―になる」戸締め

くぎ‐ぬき【×釘抜き】🔗🔉

くぎ‐ぬき【×釘抜き】 打ち込んだ釘を抜き取るための道具。紋所の名。釘抜き、またはそれを組み合わせた形を図案化したもの。違い釘抜き・丸に釘抜きなど。

くぎ‐ぬき【×釘△貫】🔗🔉

くぎ‐ぬき【×貫】 柱やくいを立て並べて、横に貫(ぬき)を渡しただけの柵(さく)。「そこはかとなくて、―といふものをぞ、片面(かたおもて)にしわたしたりける」〈狭衣・三〉釘貫門」に同じ。「さてはと人の透間(すきま)を見あはせ、―木隠れにてかの中間耳近く」〈浮・一代女・四〉

くぎぬき‐もん【×釘△貫門】🔗🔉

くぎぬき‐もん【×貫門】 門柱の上部に二本の貫を通し、下に扉をつけた簡単な門。屋敷の通用門や、町の入り口・関所などに設けられた。

くぎ‐ぼり【×釘彫(り)】🔗🔉

くぎ‐ぼり【×釘彫(り)】 長押(なげし)を柱に釘づけするとき、割れないように長押の裏面に彫った釘穴。釘状のもので線刻すること。また、そのようにして作られた文様。高麗(こうらい)茶碗などにみられる。

くぎ‐め【×釘目】🔗🔉

くぎ‐め【×釘目】 釘を打ち込んだ所。また、その跡。

こう‐てい【××釘】カウ‐🔗🔉

こう‐てい【××釘】カウ‐ リベットのこと。

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[音]テイ [訓]くぎ [部首]金 [総画数]10 [コード]区点    3703      JIS   4523      S‐JIS 9342

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