たい【
体】
(呉音)
①からだ。平家物語
10「それ臣は君をもつて心とし、君は臣をもつて―とす」
②かたちのあるもの。かたち。形式。形態。「―を備える」
③物事がはたらく際、もとになる存在や組織。風姿花伝「さるほどに、音曲は―なり。風情
ふぜいは用
ゆうなり」
④生花の上段または下段の役枝
やくえだの称。
⑤神仏の像を数える語。躯。
⑥〔数〕(field)乗法に対して可換(
ab=
ba)な環であって、その零要素(
a+
x=
aなる
x)以外の要素が乗法に関して群をなすもの。例えば、有理数全体の集合。
⑦相撲で、勝負を続け得る姿勢。「―がある」
→てい(体)
⇒体もない
⇒体を躱す
⇒体を成す
⇒体を引く