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○頼む木の下に雨漏るたのむこのもとにあめもる🔗🔉

○頼む木の下に雨漏るたのむこのもとにあめもる 折角頼みにしたのにその甲斐のないことにいう。 ⇒たの・む【頼む・恃む・憑む】 たのむ‐の‐かり田の面の雁】 田の面におりる雁。伊勢物語「みよし野の―もひたぶるに君が方にぞ寄ると鳴くなる」 ⇒た‐の‐む【田の面】 たのむ‐の‐せつ田の実の節(→)「田の実」2に同じ。日工にっく集「蓋俗所謂恃怙之節たのむのせつ也」 ⇒た‐の‐む【田の実】 たのむ‐の‐ひ田の実の日(→)「田の実」2に同じ。異本洞房語園「―、爰なる遊女ども、白襲しらがさねの小袖」 ⇒た‐の‐む【田の実】 たのむら田能村】 姓氏の一つ。 ⇒たのむら‐ちくでん【田能村竹田】 たのむら‐ちくでん田能村竹田】 江戸後期の文人画家。名は孝憲たかのり、字は君彝くんい。豊後竹田の人。幕末文人画壇を代表する画家の一人。頼山陽・青木木米・雲華上人らと交わりながら、中国文人画の正統を学ぶことに努める。経学・詩文にも長じ、「山中人饒舌」など画論にもすぐれた。作「亦復一楽帖またまたいちらくじょう」など。(1777〜1835) ⇒たのむら【田能村】 たのめ頼め】 たのみに思わせること。あてにさせること。源氏物語宿木「この御行く先の―はいでやと思ひながらも」 ⇒たのめ‐ごと【頼め事】 たのめ‐ごと頼め事(→)「たのめ」に同じ。浜松中納言物語2「ひとへになほざりの―など」 ⇒たのめ【頼め】 た‐の‐も田の面】 田のおも。田のおもて。田。万葉集14「坂越えて安倍あべの―にゐる鶴たずの」 たのもう頼もうタノマウ 〔感〕 (頼マムの音便)他家を訪問して案内を請う時の語。 たのもし頼母子・憑子】 (「たのむ(田の実)」から出た語か)頼母子講のこと。 ⇒たのもし‐こう【頼母子講】 たのもし頼もし】 (形容詞の語幹) ⇒たのもし‐げ‐な・し【頼もしげなし】 ⇒たのもし‐ずく【頼もし尽】 ⇒たのもし‐だて【頼もし立て】 ⇒たのもし‐どころ【頼もし所】 ⇒たのもし‐びと【頼もし人】 たのもし・い頼もしい】 〔形〕[文]たのも・し(シク) (動詞タノムの形容詞形) ①絶対たのみにできるように思われる。まかせておいて安心である。心強い。源氏物語夕顔「法師などをこそは、かかる方の―・しきものには思すべけれど」。「誠実で―・い人柄」 ②期待のもてる状態である。楽しい夢をえがくことができる。源氏物語賢木「御かたちもいと清らにねびまさらせ給へるを嬉しく―・しく見奉らせ給ふ」。更級日記「うれしく―・しくて、いよいよ念じ奉りて」。「利発な子で将来が―・い」 ③裕福だ。宇治拾遺物語6「世に―・しき長者ありける」 たのもし‐げ‐な・し頼もしげなし】 〔形ク〕 たよりにならない。心細い。竹取物語「船に乗りては、楫取の申す事をこそ高き山と頼め。などかく―・く申すぞ」 ⇒たのもし【頼もし】 たのもし‐こう頼母子講‥カウ 互助的な金融組合。組合員が一定の掛金を出し、一定の期日に抽籤または入札によって所定の金額を順次に組合員に融通する組織。鎌倉時代から行われた。無尽むじん。無尽講。 ⇒たのもし【頼母子・憑子】 たのもし‐ずく頼もし尽‥ヅク ひたすら頼もしく思わせること。また、互いに信じ頼み合うこと。日本永代蔵1「今時の仲人、―にはあらず」 ⇒たのもし【頼もし】 たのもし‐だて頼もし立て】 頼もしく思わせるようにふるまうこと。 ⇒たのもし【頼もし】 たのもし‐どころ頼もし所】 頼もしく思うところ。源氏物語若紫「―にこもりて物し侍るなりと聞え給ふ」 ⇒たのもし【頼もし】 たのもし‐びと頼もし人】 頼もしく思う人。たよりに思う人。蜻蛉日記「これを―にてあるに、いみじうもいふかなと思へども」 ⇒たのもし【頼もし】 たのも‐せっく頼母節供(→)「田の実」2に同じ。 たのも‐にんぎょう頼も人形‥ギヤウ 「たのみ」すなわち8月朔日に作る団子製の人形。→ししこま(獅子駒) た‐の‐もの田の物】 鷹狩で雁・鴨・鶴などの類。 たば 山中の平地で奥まった所。だば。 たば把・束】 一まとめにたばねたもの。また、たばねたものを数える語。そく。「ねぎ一―」 ⇒把になって掛かる だ‐は打破】 うちやぶること。「因習を―する」 だ‐ば駄馬】 ①荷をつけて運ばせる馬。にうま。 ②下等の馬。だうま。 だ‐ば駝馬】 駱駝らくだの異称。 た‐ばい多売】 多く売ること。「薄利―」 だ‐はい駝背】 ①駱駝の背。 ②せむし。 たば・う庇ふ・貯ふ・惜ふタバフ 〔他四〕 ①惜しむ。大切に守る。〈類聚名義抄〉。源平盛衰記20「与一殿討れ給ひぬと聞きて後は、誰ゆゑ身をば―・ふべき」 ②大切にしまっておく。たくわえる。風姿花伝「手を―・ひて少な少なと能をすれば」。〈文明本節用集〉 たば‐かぜ束風】 (主として日本海岸で)乾いぬいすなわち北西方から吹く暴風。 た‐はかり手量】 舞を舞う時の手のひろげ方。神武紀「―の大きさ小ささ」 た‐ばかり謀り】 (タは接頭語) ①思いめぐらすこと。思案。計画。工夫。源氏物語玉鬘「数まへられ給ふべき―おぼし構へよ」 ②はかりあざむくこと。謀計。宇津保物語国譲下「それこそいと恐ろしき―なれ」 ⇒たばかり‐ごと【謀り事】 ⇒たばかり‐じょう【謀り状】 ⇒たばかり‐ぜい【謀り勢】 たばかり‐ごと謀り事】 はかりごと。計略。謀計。宇津保物語忠乞「一日の―かうかうの事ありとは」 ⇒た‐ばかり【謀り】 たばかり‐じょう謀り状‥ジヤウ 他をいつわりたばかるために記した書状。浄瑠璃、国性爺後日合戦「―を認したため、矢文に付けて射させたり」 ⇒た‐ばかり【謀り】 たばかり‐ぜい謀り勢】 敵を欺いておびき出すための軍勢。 ⇒た‐ばかり【謀り】 た‐ばか・る謀る】 〔他五〕 (タは接頭語) ①思案する。思いをめぐらす。竹取物語「子安貝とらむと思し召さば、―・り申さむ」 ②相談する。伊勢物語「かの大将出でて―・り給ふやう」 ③謀り欺く。だます。源氏物語夕顔「おのれくまなきすき心地にていみじく―・りて出でぬ」。「同僚を―・る」 たばき 犬・猫などの吐き出した物。〈日葡辞書〉 タバコtabaco ポルトガル・煙草・莨】 (アメリカ先住民の土語からか。一説に西インド諸島ハイチの土語) ①ナス科の大形一年草。全草に毛があり、花は管状で赤または白色。全草有毒。タバコ属の野生種は約60種あるが、栽培種は数種。南アメリカ原産。スペイン人によりヨーロッパに伝えられ、始めは観賞用・薬用に栽培されたという。アメリカ・中国・インドその他に広く栽培される。葉はニコチンを含み、加工して喫煙用とする。日本には16世紀に九州へ渡来。関東北部・九州南部などが主産地。 タバコ タバコ 撮影:関戸 勇 タバコ(花) 撮影:関戸 勇 ②タバコを加工した嗜好品。葉を乾して発酵させ、葉巻・巻煙草・刻み煙草・嗅煙草・噛煙草などとしたもの。〈毛吹草4〉。「三遍まわって―にしょ」 ⇒タバコ‐いれ【煙草入】 ⇒タバコ‐きり【煙草切】 ⇒タバコ‐ぜい【たばこ税】 ⇒タバコ‐せん【煙草銭】 ⇒タバコ‐ボイコット‐うんどう【タバコボイコット運動】 ⇒タバコ‐ぼうちょう【煙草庖丁】 ⇒タバコ‐ぼん【煙草盆】 ⇒タバコ‐モザイク‐びょう【煙草モザイク病】 タバコ‐いれ煙草入】 刻み煙草や巻煙草を入れて持ち歩くための容れもの。 ⇒タバコ【tabaco ポルトガル・煙草・莨】 タバコ‐きり煙草切】 煙草を切り刻むこと。また、それを業とする人。好色五人女3「誓願寺通の末なる―の女といへり」 ⇒タバコ【tabaco ポルトガル・煙草・莨】 タバコ‐ぜいたばこ税】 製造たばこに課す従量税の国税。1989年、消費税の導入に伴って、旧制のたばこ消費税を改めたもので、その前身は専売納付金。たばこには、ほかに道府県・市町村たばこ税が課される。 ⇒タバコ【tabaco ポルトガル・煙草・莨】 タバコ‐せん煙草銭】 煙草を買うための金銭。また、煙草が買えるくらいのわずかな金銭。「―にも不自由する」 ⇒タバコ【tabaco ポルトガル・煙草・莨】 タバコ‐ボイコット‐うんどうタバコボイコット運動】 1891〜92年、イランでイギリスへのタバコ専売利権の譲渡に反対して起きた抗議運動。全国に反対運動が広がり、利権は破棄された。 ⇒タバコ【tabaco ポルトガル・煙草・莨】 タバコ‐ぼうちょう煙草庖丁‥バウチヤウ 煙草の葉を刻むのに用いる庖丁。身厚く幅は広い。 ⇒タバコ【tabaco ポルトガル・煙草・莨】 タバコ‐ぼん煙草盆】 ①喫煙用の火入れ・灰吹きなどを載せる小さいはこ。 ②少女の髪の結い方。おたばこぼん。 ⇒タバコ【tabaco ポルトガル・煙草・莨】 タバコ‐モザイク‐びょう煙草モザイク病‥ビヤウ タバコやトマトに生じる植物の病害。葉に緑色濃淡の斑紋がモザイク状に現れ、奇形となり、全体の生長が悪くなる。病原体はウイルスで、W.M.スタンリーが1935年に結晶体として精製。 ⇒タバコ【tabaco ポルトガル・煙草・莨】 た‐ばさみ手挟み】 神社建築などで、向拝柱ごはいばしらの斗栱ときょうと垂木との間の三角形の空間に取り付けた持ち送り状の材。刳形くりかたなどの装飾を施す。 た‐ばさ・む手挟む】 〔他五〕 手に挟みもつ。わきに挟みもつ。万葉集16「梓弓八つ―・み」 た‐ばし・るた走る】 〔自四〕 (タは接頭語)勢い激しく走り飛ぶ。ほとばしる。万葉集20「霜の上に霰―・り」 たば・す賜ばす】 〔他下二〕 お与えになる。くださる。たまわす。平家物語11「あの扇の真中射させて―・せ給へ」 タバスコTabasco】 唐辛子とうがらしを発酵・熟成させ、酢を加えて作った赤くて辛いソース。商標名。 た‐はた田畑・田畠】 田とはた。でんぱた。 ⇒たはた‐えいたいばいばい‐きんしれい【田畑永代売買禁止令】 たばた田畑】 姓氏の一つ。 ⇒たばた‐しげじろう【田畑茂二郎】 たはた‐えいたいばいばい‐きんしれい田畑永代売買禁止令⇒でんぱたえいたいばいばいきんしれい ⇒た‐はた【田畑・田畠】 た‐はたけ田畑】 田とはたけ。たはた。 たばた‐しげじろう田畑茂二郎‥ラウ 国際法学者。京都府生れ。京都帝大卒、同教授、京都府立大学長等をつとめる。(1911〜2001) ⇒たばた【田畑】 た‐はつ多発】 ①多く発生すること。「交通事故が―する」 ②発動機を複数装備していること。↔単発。 ⇒たはつ‐しき【多発式】 ⇒たはつせい‐こうかしょう【多発性硬化症】 たはつ‐しき多発式】 2個以上の発動機を有する飛行機の様式。↔単発式。 ⇒た‐はつ【多発】 たはつせい‐こうかしょう多発性硬化症‥カウクワシヤウ 脱髄疾患の一つ。脳および脊髄の白質に脱髄病巣が多発し、運動麻痺・知覚異常・眼症状・構音障害などをおこす。20〜50歳台に好発。自己免疫疾患で、難病に指定されているが、寛解することが多い。 ⇒た‐はつ【多発】 た‐ばなし手放し】 飼い馴らした鷹を初めて放つこと。 た‐ばなれ手離れ】 手をはなれること。別れること。てばなれ。万葉集14「防人さきもりに立ちし朝明あさけの金門出かなとでに―惜しみ泣きし児らはも」

広辞苑 ページ 12300 での○頼む木の下に雨漏る単語。