複数辞典一括検索+

○月と鼈つきとすっぽん🔗🔉

○月と鼈つきとすっぽん (月とスッポンとは丸いところは同じだが、全くかけはなれているところから)二つのものの間に非常に差のあることのたとえ。 ⇒つき【月】 つき‐とば・す突き飛ばす】 〔他五〕 手荒くつき当たってはねとばす。「犯人が警官を―・して逃げる」 つき‐と・める突き止める】 〔他下一〕[文]つきと・む(下二) ①つきさして動かないようにする。 ②つき殺す。さし殺す。武家義理物語「三人とも―・め其の死骸の上に腰をかけて」 ③最後まで究めて、確かな所を見とどける。探し当てる。「正体を―・める」「住所を―・める」 つき‐とも‐ない付きとも無い】 「つきもない」に同じ。→付き(成句) つき‐なかば月半ば】 月の中ごろ。中旬。 つき‐な‐こと付無事】 不似合なこと。おかしなこと。洒落本、辰巳之園「かならず―を言ふまいぞ」→付無つきな つき‐なし月済し】 借銭を毎月いくらかずつ返すこと。→日済し つき‐な・し付無し】 〔形ク〕 ①よりつく便宜がない。古今和歌集雑体「あふことの今ははつかになりぬれば夜深からでは―・かりけり」 ②不似合いである。不相応である。竹取物語「かく―・き事を仰せ給ふこと」 →付きも無い つき‐なみ月並・月次】 ①毎月。月ごと。例月。枕草子297「―の御屏風もをかし」 ②平凡なこと。陳腐なこと。ありきたり。「―なせりふ」 ③月ごとにあること。 ㋐月並会の略。 ㋑月並俳句の略。 ㋒月次祭つきなみのまつりの略。 ㋓月経。月のもの。 ④月齢。拾遺和歌集「水の面に照る―を数ふれば」 ⇒つきなみ‐かい【月並会】 ⇒つきなみ‐こう【月次講】 ⇒つきなみ‐ちょう【月並調】 ⇒つきなみ‐の‐え【月次絵】 ⇒つきなみ‐の‐まつり【月次祭】 ⇒つきなみ‐は【月並派】 ⇒つきなみ‐はいく【月並俳句】 つきなみ‐かい月並会‥クワイ 毎月きまった集会。月例の和歌や俳句の会。 ⇒つき‐なみ【月並・月次】 つきなみ‐こう月次講‥カウ 毎月、日を定めて催す講。 ⇒つき‐なみ【月並・月次】 つきなみ‐ちょう月並調‥テウ ①江戸末期、天保以降に行われた、陳腐卑俗で理屈に勝りがちな俳諧の称。 ②転じて、一般に、何の新しみもない調子。 ⇒つき‐なみ【月並・月次】 つきなみ‐の‐え月次絵‥ヱ 1年12カ月の行事や風物を順に描いた絵。源氏物語絵合「例の―も見馴れぬさまに言の葉を書き続けて御覧ぜさせ給ふ」 ⇒つき‐なみ【月並・月次】 つきなみ‐の‐まつり月次祭】 (本来毎月行われるべきものを略したからという)古代から毎年陰暦6月・12月の11日に神祇官で行われた祭事。伊勢神宮を初め304座の祭神に幣帛を奉り、天皇および国家の安泰を祈請した。もと、当日の夜は天皇が神饌しんせんを供え、神と共食した。明治初年復興。伊勢神宮の内宮・外宮でも同月に行われている。 ⇒つき‐なみ【月並・月次】 つきなみ‐は月並派】 月並会を催す旧派の俳人をののしっていう語。 ⇒つき‐なみ【月並・月次】 つきなみ‐はいく月並俳句】 正岡子規が自分の革新した新派俳句に対して旧派(月並派)の俳句をののしって呼んだ称。転じて、陳腐で新しみのない俳句。 ⇒つき‐なみ【月並・月次】 つき‐な・む着き並む】 〔自四〕 居並んで着席する。つきならぶ。宇津保物語梅花笠「男きんだち―・み給ひぬ」 つき‐ならび月並び】 今月来月とうちつづくこと。栄華物語衣珠「―に失ひ奉り給へりし」 つき‐なら・ぶ着き並ぶ】 〔自四〕 (→)「つきなむ」に同じ。 つぎ‐に次に】 〔接続〕 それから。そのあとにつづいて。

広辞苑 ページ 13091 での○月と鼈単語。