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○唐へ投銀とうへなげがね🔗⭐🔉
○唐へ投銀とうへなげがね
近世初期、海外貿易へ投資すること。転じて、投機的な投資をすること。また、役に立たない金。投銀。日本永代蔵4「―の大気、先は見えぬ事ながら」
⇒とう【唐】
とう‐べに【唐紅】タウ‥
フクシンのこと。
とう‐へん【等辺】
多角形において各辺の長さが等しいこと。
⇒とうへん‐さんかっけい【等辺三角形】
⇒とうへん‐たかっけい【等辺多角形】
とう‐べん【答弁】タフ‥
質問に答えて弁明したり説明したりすること。また、その答え。「国会で―する」
⇒とうべん‐しょ【答弁書】
どう‐へん【同篇】
同じさまであること。変りのないこと。また、病状に変化のないこと。日葡辞書「ドウヘン。ヲナジテイ」
とう‐へんかく‐せん【等偏角線】
地磁気の偏角の等しい地点を連ねる曲線。等方位角線。
とうへん‐さんかっけい【等辺三角形】‥カク‥
3辺の長さが等しい三角形、すなわち正三角形。
⇒とう‐へん【等辺】
とうべん‐しょ【答弁書】タフ‥
①答弁の趣旨を記載した文書。
②訴訟法上、相手方が、原告または上訴人の訴状または上訴状に反対の申立てあるいは更にその理由を記載して提出する準備書面の性質を持つ書面。
⇒とう‐べん【答弁】
とうへん‐たかっけい【等辺多角形】‥カク‥
各辺の長さが等しい多角形。
⇒とう‐へん【等辺】
とうへん‐ついほう【陶片追放】タウ‥ハウ
オストラシズムの訳語。
とうへん‐どう【東辺道】‥ダウ
中国東北部の南東隅、通化を中心とする一帯の旧称。鉄・石炭など鉱産に富む。
とう‐へん‐ぼく【唐変木】タウ‥
気がきかない人物、偏屈な人物などをののしりあざける語。わからずや。まぬけ。風来六部集「悪くぬかす―は、どいつでも相手に成る」
とう‐ぼ【登簿】
官公署の所定の帳簿に登録すること。
⇒とうぼ‐せん【登簿船】
⇒とうぼ‐トンすう【登簿噸数】
どう‐ぼ【同母】
母が同じであること。同一の母から生まれたこと。「―兄」↔異母
とう‐ほう【当方】タウハウ
こちら。わが方。自分の方。私ども。「―の責任です」「―へもお出かけ下さい」
とう‐ほう【投法】‥ハウ
野球・ボウリングなどの球技や陸上の投擲とうてき競技での投げ方。
とう‐ほう【東方】‥ハウ
ひがしのかた。東の方角。
⇒とうほう‐かい【東方会】
⇒とうほう‐かいぎ【東方会議】
⇒とうほう‐く【東方矩】
⇒とうほう‐じょうるり‐いおう【東方浄瑠璃医王】
⇒とうほう‐しょきょうかい【東方諸教会】
⇒とうほう‐せいきょうかい【東方正教会】
⇒とうほう‐ぼうえき【東方貿易】
⇒とうほう‐もんだい【東方問題】
とう‐ほう【東邦】‥ハウ
東方の国。
とうほう【東宝】
日本の映画・演劇の製作・興行会社。1932年設立の東京宝塚劇場が、43年に東宝映画を合併して発足。
とう‐ほう【答砲】タフハウ
答礼のため、大砲を発射すること。主として外国軍艦の発した礼砲に答えて、軍艦または砲台から発射するもの。
とう‐ほう【答訪】タフハウ
訪問されたことに対する答礼の訪問。
とう‐ぼう‥バウ
トンボの古称。梁塵秘抄「居よ居よ―よ」
とう‐ぼう【刀鋩】タウバウ
かたなのきっさき。刀尖。
とう‐ぼう【逃亡】タウバウ
①(束縛・義務から)逃げて身を隠すこと。「国外に―する」
②平安時代、班田の公民が無断で他所へ移住したこと。→逃散ちょうさん。
⇒とうぼう‐ざい【逃亡罪】
どう‐ほう【同邦】‥ハウ
おなじ国。同国。
どう‐ほう【同法】‥ホフ
同じ師について仏法を修行した仲間。今昔物語集7「失せにし―の道明立てり」
どう‐ほう【同胞】‥ハウ
(ドウボウとも)
①はらから。兄弟姉妹。平家物語11「骨肉―の義すでにたえ」
②同じ国民・民族。「海外の―が結束する」
⇒どうほう‐きょうかい【同胞教会】
どう‐ぼう【同房】‥バウ
同じへや。また、同室に住むこと。
どう‐ぼう【同朋】
①ともだち。仲間。源平盛衰記21「骨肉の親類にも非ず、又一室の―にも非ず」
②㋐足利将軍に近侍し取次・お伽とぎなどの役に当たった者。法体ほったいで某阿弥と称し、時宗の徒が多く、各種芸能に長じた者が出た。同朋衆。童坊。
㋑江戸幕府の営中で、大名の案内、更衣、刀剣の上げ下げ、茶弁当の世話をし、将軍の出行に長刀を持って従った者。
③寺などで輿を舁かく者。力者りきしゃ。
④禅家で供法師の称。
⇒どうぼう‐がしら【同朋頭】
⇒どうぼう‐しゅう【同朋衆】
どう‐ぼう【洞房】‥バウ
①奥深いへや。ねや。閨房けいぼう。椿説弓張月続編「永く―に楽みを取らば」
②遊女の閨房。女郎屋。妓楼。
⇒どうぼう‐けっせつ【洞房結節】
どう‐ぼう【童坊】‥バウ
(→)同朋どうぼう2㋐に同じ。
どう‐ぼう【道傍】ダウバウ
みちばた。路傍。
とう‐ほういかく‐せん【等方位角線】‥ハウヰ‥
〔地〕(→)等偏角線に同じ。
とう‐ぼうえんきょう【塔望遠鏡】タフバウヱンキヤウ
太陽の研究に使用する塔状の望遠鏡。太陽光線は塔上より垂直に塔内を通り、地下実験室で分光測定される。
とうほう‐かい【東方会】‥ハウクワイ
1936年中野正剛が組織した国家社会主義的政治団体。東条英機内閣と対立、43年中野の自殺と弾圧により崩壊。
⇒とう‐ほう【東方】
とうほう‐かいぎ【東方会議】‥ハウクワイ‥
①1921年5月首相原敬が各閣僚・植民地長官・派遣軍司令官等を招集して開いた会議。山東撤兵・シベリア撤兵等の問題の善後措置について協議。
②1927年6月から7月にかけ、首相兼外相田中義一が参謀本部・関東軍等の首脳および外務省幹部らを招集して開催、対中国政策について積極的干渉方針を決定した会議。→田中メモランダム。
⇒とう‐ほう【東方】
とうほう‐がくえん‐だいがく【桐朋学園大学】‥ヱン‥
私立音楽大学の一つ。1941年創設の山水中学校・高等女学校が起源。48年「子供のための音楽教室」開設。55年短期大学、61年現大学。調布市。
どうぼう‐がしら【同朋頭】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、同朋2㋑および表坊主・奥坊主を管理した。
⇒どう‐ぼう【同朋】
どうほう‐きょうかい【同胞教会】‥ハウケウクワイ
(United Brethren in Christ)18世紀中葉、アメリカのペンシルヴァニア州に起こったプロテスタントの一教派。1895年(明治28)日本にも伝来。現在、日本基督教団に加入。
⇒どう‐ほう【同胞】
とうほう‐く【東方矩】‥ハウ‥
〔天〕「矩く3」参照。
⇒とう‐ほう【東方】
どうぼう‐けっせつ【洞房結節】‥バウ‥
心臓の刺激伝導系の一部。右心房内面で、上大静脈の開口のすぐ上にある。網状の特殊心筋線維から成り、長さ2.5センチメートル、幅約0.2センチメートル。ここから刺激伝導系の特殊線維が心房内に放散する。洞房結節では興奮が周期的に発生し、心拍動のペース‐メーカーの役割を果たす。洞結節。
⇒どう‐ぼう【洞房】
とうほうけんぶんろく【東方見聞録】‥ハウ‥
(Il Milione イタリア)マルコ=ポーロの作とされる旅行記。1271〜95年中央アジア・中国の紀行で、ジパング(日本)に関する記述もあり、ヨーロッパ人の東洋への関心を高めた。→マルコ=ポーロ
どうぼうごえん【洞房語園】‥バウ‥ヱン
随筆。庄司勝富著。2巻。江戸吉原遊郭の沿革・名妓談などを書く。1720年(享保5)自序の2冊本と、33年(享保18)以前成立の4冊本の2種がある。吉原研究の重要資料。
とうぼう‐ざい【逃亡罪】タウバウ‥
旧陸軍刑法・海軍刑法で、戦時と平時とを問わず、軍人が故なく職役を離れまたは職役に就かないか、または戦時に逃避する罪。
⇒とう‐ぼう【逃亡】
とうぼう‐さく【東方朔】‥バウ‥
前漢の学者。字は曼倩。山東平原の人。武帝に仕え、金馬門侍中となる。ひろく諸子百家の語に通じ、奇行が多かった。伝説では方士として知られ、西王母の桃を盗食して死ぬことを得ず、長寿をほしいままにしたと伝える。(前154頃〜前93頃)
どうぼう‐しゅう【同朋衆】
(→)同朋2㋐に同じ。
⇒どう‐ぼう【同朋】
とうほう‐じょうるり‐いおう【東方浄瑠璃医王】‥ハウジヤウ‥ワウ
薬師如来の異称。
⇒とう‐ほう【東方】
とうほう‐しょきょうかい【東方諸教会】‥ハウ‥ケウクワイ
①東欧よりも東に成立したキリスト教会の総称。
②1のうち、特に東方正教会に属さない諸教会。コプト教会・アルメニア教会・エチオピア教会など。
⇒とう‐ほう【東方】
とうほう‐せい【等方性】‥ハウ‥
物質の物理的性質が方向によって異ならないこと。気体・液体には通常この性質があるが、結晶体にはないものが多い。↔異方性
とうほう‐せいきょうかい【東方正教会】‥ハウ‥ケウクワイ
(Eastern Orthodox Church)ビザンチン帝国の教会を起源とし、1054年ローマ‐カトリック教会とのシスマ(大分裂)によって成立した東方諸教会の総称。コンスタンチノープル(現イスタンブール)総主教を名目的首長とはするが、ギリシア正教会・ロシア正教会など各教会は完全に独立。イコン崇敬など神秘的典礼をもつ。日本ハリストス正教会もこれに属する。日本でギリシア正教とも総称される。東方教会。
⇒とう‐ほう【東方】
とうほう‐ぼうえき【東方貿易】‥ハウ‥
10世紀頃から、イタリア諸都市が小アジア・シリアの東地中海沿岸地方で展開した貿易。南ドイツの銀とアジアの香辛料の交易が中核。インド航路の発見により不振となる。レヴァント貿易。
⇒とう‐ほう【東方】
とうほう‐もんだい【東方問題】‥ハウ‥
(Eastern Question)18世紀末以降オスマン帝国の衰退とともに、欧州列強が中東・バルカン半島に進出して起こった国際問題に対する欧州側の呼称。クリミア戦争・バルカン戦争など。
⇒とう‐ほう【東方】
とう‐ほく【東北】
(古くはトウボク)
①東と北との間に当たる方角。ひがしきた。北東。艮うしとら。
②奥羽地方、すなわち福島・宮城・岩手・青森・山形・秋田6県の総称。東北地方。
東北地方の主な山
東北地方の主な川・湖
③中国東北部。一般に遼寧・吉林・黒竜江3省の称。
④(トウボクとよむ)能。鬘物の典型的作品。軒端の梅をめでた和泉式部の物語に取材。古名、軒端梅。
⇒とうほく‐じどうしゃどう【東北自動車道】
⇒とうほく‐しんかんせん【東北新幹線】
⇒とうほく‐だいがく【東北大学】
⇒とうほく‐にほん【東北日本】
⇒とうほく‐にほん‐こ【東北日本弧】
⇒とうほく‐べん【東北弁】
⇒とうほく‐ほんせん【東北本線】
とう‐ぼく【冬木】
冬になって葉の枯れ落ちた立木。冬枯れの木。ふゆき。
とう‐ぼく【倒木】タウ‥
たおれた木。
とう‐ぼく【唐木】タウ‥
南アジア産の硬木、すなわち紫檀したん・黒檀こくたん・鉄刀木たがやさん・チーク・マホガニー・ラワンなどの総称。
とう‐ぼく【唐墨】タウ‥
中国製の墨。からすみ。
どう‐ほく【道北】ダウ‥
北海道北部、上川・留萌・宗谷の各支庁を含む地域をいう。↔道南
どう‐ぼく【童僕】
男の子供のしもべ。
とうほくいんしょくにんうたあわせ【東北院職人歌合】‥ヰン‥アハセ
現存最古の職人歌合絵巻。1214年(建保2)秋、東北院に集まったさまざまな職能の人々による歌合という想定で制作された絵巻。東京国立博物館本は14世紀前半、花園院周辺で成立。
とうほく‐じどうしゃどう【東北自動車道】‥ダウ
埼玉県川口市から宇都宮・郡山・仙台・北上を経て青森市に至る高速道路。全長679.5キロメートル。法定路線名、東北縦貫自動車道弘前線。
⇒とう‐ほく【東北】
とうほく‐しんかんせん【東北新幹線】
「新幹線」参照。
⇒とう‐ほく【東北】
とうほく‐だいがく【東北大学】
国立大学法人の一つ。前身は1907年創立の東北帝国大学。49年旧制の第二高等学校・仙台工業専門学校・宮城師範・同青年師範を統合して新制大学となる。2004年法人化。仙台市。
⇒とう‐ほく【東北】
とう‐ほくとう【東北東】
東と北東との間に当たる方角。
とうほく‐にほん【東北日本】
日本列島を二つに大きく区分するとき、その東および北半分をさす。本来は、地質構造上の大区分で、本州中部を南北に横断する糸魚川‐静岡構造線から北海道までの地域をさす。
⇒とう‐ほく【東北】
とうほく‐にほん‐こ【東北日本弧】
北海道石狩平野の西側から東北地方に至る島弧。太平洋プレートの沈み込み帯にあたり、大陸側に日本海が拡がり、太平洋側に日本海溝が並走する。
⇒とう‐ほく【東北】
とうほく‐べん【東北弁】
東北地方の方言。→ずうずう弁。
⇒とう‐ほく【東北】
とうほく‐ほんせん【東北本線】
東北地方を縦貫するJRの重要幹線。上野(起点は東京)から大宮・宇都宮・福島・仙台・盛岡および八戸から青森に至る全長739.2キロメートル。盛岡・八戸間はIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に分離された。路線名称上は東北新幹線(東京・八戸間)を含む。
⇒とう‐ほく【東北】
どう‐ほこ【銅矛・銅鉾】
青銅製のほこ。古代中国で発達し、日本には弥生時代に朝鮮半島から伝来。下部は筒状で柄を挿入するようになっている。日本では、当初は長さ20センチメートルほどの実用の武器で、次第に1メートル近くまで大形化、祭祀用となる。鋳型は九州北部に集中。→銅剣→銅戈どうか
銅矛
とう‐ぼし【唐法師】タウ‥
赤米あかごめの異称。〈日葡辞書〉
とうぼ‐せん【登簿船】
船舶登記簿に登記される、総トン数20トン以上の船舶。登記した後、船舶原簿に登録する。登記船。
⇒とう‐ぼ【登簿】
とうぼ‐トンすう【登簿噸数】
(→)純噸数じゅんトンすうに同じ。
⇒とう‐ぼ【登簿】
どう‐ぼね【胴骨】
①胴の骨。あばら骨。
②度胸。きもだま。胆力。傾城禁短気「大方の―にてはなるまじ」
とう‐ほん【逃奔】タウ‥
にげはしること。
とう‐ほん【唐本】タウ‥
唐土すなわち中国からもたらされた書籍。漢籍。また、その装丁の書物。森鴎外、ヰタ‐セクスアリス「土蔵には―が一ぱい這入つてゐて、書生が一抱づつ抱へては出入だしいれをする」
とう‐ほん【搨本】タフ‥
(→)拓本たくほんに同じ。
とう‐ほん【謄本】
①(→)写本しゃほんに同じ。
②原本の内容を全部謄写して作った文書。↔抄本。
③戸籍謄本の略。
とう‐ほん【藤本】
(→)蔓つる植物に同じ。
とう‐ほん【騰奔】
①はね上がって走ること。
②物価などが急に甚だしく騰貴すること。
どう‐ほん【同本】
内容がまったく同じ本。
とうほん‐せいそう【東奔西走】
ある仕事・目的のために、所々方々をいそがしくかけめぐること。「資金集めに―する」
とう‐ま【稲麻】タウ‥
①稲と麻。
②(→)稲麻竹葦ちくいに同じ。
⇒とうま‐ちくい【稲麻竹葦】
どう‐まき【胴巻】
旅行などの時、金銭などを入れ、腹に巻きつける細長い袋。
どうま‐ごえ【胴間声】‥ゴヱ
調子はずれの濁って太く下品な声。どうごえ。どうまんごえ。どうばりごえ。
どう‐まさつ【動摩擦】
1物体が他物体の表面に沿って運動する場合に、接触によって生じる抵抗力。滑り摩擦と転がり摩擦とに分ける。運動摩擦。↔静止摩擦
とうま‐ちくい【稲麻竹葦】タウ‥ヰ
[法華経方便品](イネとアサと、タケとアシとの入り乱れる意)
①多くの物が群がって入り乱れるさま。平家物語3「余に人参り集ひて、たかんなを込み―のごとし」
②幾重にも取り囲んで立ち並ぶさま。太平記3「残る二十万騎―の如く城を取り巻いてぞ責めたりける」
⇒とう‐ま【稲麻】
とう‐まる【唐丸・鶤鶏】タウ‥
①長鳴鶏ながなきどりの一種。とさかは単一で直立し、羽毛は普通黒色。新潟県原産で天然記念物。世間胸算用2「―觜くちばしならして来る」
トウマル
撮影:小宮輝之
②唐丸籠の略。
⇒とうまる‐おくり【唐丸送り】
⇒とうまる‐かご【唐丸籠】
⇒とうまる‐やぶり【唐丸破り】
どう‐まる【胴丸・筒丸】
歩兵用の鎧よろいの一種。桶側のように胴を円く囲み、背中で引き合わせるもの。鎌倉時代の末から三物みつものと称して袖と兜かぶとを加えるのが普通となった。軽装で活動に便利なため、近世まで上下の別なく用いられた。
胴丸
とうまる‐おくり【唐丸送り】タウ‥
江戸時代、罪人を唐丸籠2に入れ、役人などが護送したこと。
⇒とう‐まる【唐丸・鶤鶏】
とうまる‐かご【唐丸籠】タウ‥
①唐丸を飼育する円筒形の竹籠。
②(上に網をかぶせたさまが1に似ているからいう)罪人の護送に用いた竹籠。
⇒とう‐まる【唐丸・鶤鶏】
とうまる‐やぶり【唐丸破り】タウ‥
唐丸送りの罪人が籠を破って逃げること。また、唐丸籠を破ってその中の罪人を逃がすこと。また、その人。
⇒とう‐まる【唐丸・鶤鶏】
どう‐まわり【胴回り】‥マハリ
胴のまわりの長さ。ウェスト。
トゥマン‐ガン【豆満江】
(Tuman-gang)朝鮮半島の大河。白頭山に発源、中国東北部およびロシアの沿海州(プリモルスキー)地方との国境をなし、日本海に注ぐ。長さ521キロメートル。中国名、図們江。
どうまん‐ごえ【胴間声】‥ゴヱ
(→)「どうまごえ」に同じ。浮世風呂前「吾から名のる―」
とう‐まんじゅう【唐饅頭】タウ‥ヂユウ
小麦粉に砂糖・鶏卵をまぜてこねた皮種を、方形・円形・小判形・三味線胴形などの焼き型に流し込んで中に餡を入れ、両面から焼き上げた菓子。
唐饅頭
撮影:関戸 勇
とうみ【東御】
長野県東部の市。古くから馬の産地として知られる。北国街道の宿駅、海野うんの宿は重要伝統的建造物群保存地区。人口3万1千。
とう‐み【唐箕】タウ‥
農具の一つ。穀物に混ざった秕しいな・籾殻・蒿屑などを除去するもの。鼓胴の内部に設けた翼車を回転し風を起こす。上部の漏斗から落下させると比重の軽い夾雑物が飛ばされ選別される。颺扇。
唐箕
とう‐みつ【東密】
〔仏〕東寺を本山とする真言密教の称。空海を祖とする。↔台密
とう‐みつ【糖蜜】タウ‥
①砂糖製造の際、糖液を蒸発させて蔗糖しょとうを結晶分離した残液。黒褐色のシロップ状。モラセス。
②濃厚な砂糖溶液。砂糖蜜。
とう‐みの【唐蓑】タウ‥
肩にかけ背をおおう蓑。主に農夫が日光をしのぎ、また雨を防ぐのに用いた。
どう‐みゃく【動脈】
①血液を心臓から体の各部へ運ぶ血管。一般に静脈に比べて血管壁が厚く、弾力性・収縮性に富む。解体新書「それ―は、心の左方より起り、支別則ち一身に蔓延す」↔静脈。
②主幹となっている経路。交通路などにいう。「日本列島の大―」
⇒どうみゃく‐けつ【動脈血】
⇒どうみゃく‐こうかしょう【動脈硬化症】
⇒どうみゃく‐りゅう【動脈瘤】
どう‐みゃく【銅脈】
①贋金にせがね。浄瑠璃、新版歌祭文「内へ戻つて明けた所がわやひんの―」
②にせもの。粗悪品。
③銅の鉱脈。
⇒どうみゃく‐もの【銅脈者】
どうみゃく‐けつ【動脈血】
肺でのガス交換により二酸化炭素ガスを放出し、酸素をとり入れた血液。鮮紅色をなす。↔静脈血。
⇒どう‐みゃく【動脈】
どうみゃく‐こうかしょう【動脈硬化症】‥カウクワシヤウ
動脈壁にコレステロールが沈着して組織が壊され、壁が肥厚・硬化して弾力性を失い脆もろくなる疾患。中年以後に多く、高血圧・肥満・糖尿病などにより促進され、血流障害・血栓形成を伴い、心筋梗塞・脳出血・脳梗塞・腎硬化などを引き起こす。
⇒どう‐みゃく【動脈】
どうみゃく‐せんせい【銅脈先生】
畠中はたけなか観斎の狂号。
どうみゃく‐もの【銅脈者】
ならずもの。道の谺「悪党又は―にて家名相続成がたく」
⇒どう‐みゃく【銅脈】
どうみゃく‐りゅう【動脈瘤】‥リウ
動脈が局部的に拡張膨隆し、嚢状・紡錘状・円柱状を呈する疾患。動脈硬化症・動脈炎・外傷などによって起こるほか、先天性のものもある。
⇒どう‐みゃく【動脈】
とう‐みょう【灯明】‥ミヤウ
神仏に供える灯火。みあかし。「お―をあげる」
⇒とうみょう‐せん【灯明船】
⇒とうみょう‐だい【灯明台】
とう‐みょう【豆苗】‥メウ
中国野菜。葉を採るために品種改良されたエンドウの若芽。炒めもの・スープに用いる。
とう‐みょう【唐名】タウミヤウ
唐土・唐制での呼び名。令制の官名などについていう場合が多い。からな。とうめい。
どう‐みょう【同名】‥ミヤウ
⇒どうめい
どう‐みょう【同苗】‥メウ
①同じ苗字。同姓。
②同族。
どうみょう‐じ【道明寺】ダウミヤウ‥
①大阪府藤井寺市にある真言宗の尼寺。敏達びだつ天皇朝、聖徳太子の開基と伝え、旧称土師寺はじでら。本尊十一面観音は藤原時代の彫像で、菅原道真みちざねの作と伝える。
②能の一つ。神物。
③浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」の2段目。菅丞相かんしょうじょう手彫りの木像が奇異を示す場面。
④道明寺糒ほしい・道明寺粉の略。
⑤道明寺粉や糯米もちごめを蒸して餡あんを包み、サクラやツバキの葉をあてた餅菓子。
道明寺
撮影:関戸 勇
⇒どうみょうじ‐こ【道明寺粉】
⇒どうみょうじ‐ほしい【道明寺糒】
どうみょうじ‐こ【道明寺粉】ダウミヤウ‥
道明寺糒ほしいを粗く挽いたもの。
⇒どうみょう‐じ【道明寺】
とうみょうじ‐なわて【灯明寺畷】‥ミヤウ‥ナハテ
福井市灯明寺付近の九頭竜川の堤で、新田義貞戦死の古戦場。
どうみょうじ‐ほしい【道明寺糒】ダウミヤウ‥ホシヒ
糯米もちごめを蒸して乾かしたもの。熱湯を注ぎ、柔らかくして食用・菓子用に供する。道明寺で天満宮に供えた飯の下がりを乾燥貯蔵したのに起こるといい、軍糧または旅行用食糧として重用された。
⇒どうみょう‐じ【道明寺】
とうみょう‐せん【灯明船】‥ミヤウ‥
(→)灯船に同じ。
⇒とう‐みょう【灯明】
とうみょう‐だい【灯明台】‥ミヤウ‥
灯明をともす台。→灯台1
⇒とう‐みょう【灯明】
とう‐みん【冬眠】
冬期に、動物がもっぱら運動・摂食をやめ、物質代謝の不活発な状態に入る現象。両生類・爬虫類など変温動物がこれを行い、クマなどの冬ごもり(時々覚醒して排泄・摂食などを行う)は、擬似冬眠と呼ぶ。また、植物などが寒期に成育を止めることをいうことがある。〈[季]冬〉
とう‐みん【島民】タウ‥
島の住民。
とう‐む【当務】タウ‥
その事務に当たること。また、現在とっている事務。
とう‐む【党務】タウ‥
政党・党派の事務。
どう‐むかえ【道迎え】ダウムカヘ
参詣帰りの人を途中に迎えて酒食を出すこと。謡曲、俊寛「―のそのために、一酒を持ちて参りたり」
とう‐むしろ【唐筵】タウ‥
中国製の良質のむしろ。
とう‐むしろ【籐蓆】
籐で編んだむしろ。多く夏の敷き物にする。とむしろ。〈[季]夏〉
とうめ【専女】タウメ
①老女。土佐日記「おきな人ひとり、―ひとり」
②老狐の異称。→伊賀専女いがとうめ
とう‐め【唐目】タウ‥
秤目はかりめの一種。1斤を160匁とする。宋代の秤目の伝わったもの。江戸時代には薬種のほかは唐目を用いた。からめ。→大和目やまとめ
とうめ【専】タウメ
〔副〕
(タクメの転)もっぱら。景行紀「汝―東国を領おさめよ」
とう‐めい【刀銘】タウ‥
刀剣の銘。
とう‐めい【東名】
東京と名古屋。
⇒とうめい‐こうそくどうろ【東名高速道路】
とう‐めい【唐名】タウ‥
⇒とうみょう
とう‐めい【透明】
①すきとおること。くもりなく明らかなこと。「無色―」
②〔理〕物体が光などの電磁波をとおすこと。
⇒とうめい‐かん【透明感】
⇒とうめい‐し【透明紙】
⇒とうめい‐せい【透明性】
⇒とうめい‐せっけん【透明石鹸】
⇒とうめい‐たい【透明体】
⇒とうめい‐ど【透明度】
⇒とうめい‐にんげん【透明人間】
どう‐めい【同名】
同じ名。どうみょう。
⇒どうめい‐いじん【同名異人】
どう‐めい【同盟】
①個人・団体もしくは国家が互いに共同の目的のために同一の行動をとることを約すること。また、その結果として成立した提携関係。蘭学事始「―の人々毎会右の如く寄りつどひしこと」。「―を結ぶ」
②同盟通信社の略称。
⇒どうめい‐こく【同盟国】
⇒どうめい‐じょうやく【同盟条約】
⇒どうめい‐つうしんしゃ【同盟通信社】
⇒どうめい‐ひぎょう【同盟罷業】
⇒どうめい‐ひこう【同盟罷工】
どうめい【同盟】
全日本労働総同盟の略称。1962年同盟会議に結集した全労会議・総同盟・全官公の3団体が、64年に改組結成した全国組織。産業民主主義を唱え総評に対抗。87年連合1結成により解散。
どうめい‐いじん【同名異人】
名は同じであるが、違う人であること。
⇒どう‐めい【同名】
とうめい‐かん【透明感】
色や材質が透明である感じ。また、文学作品などに表現された、透き通って明るい感じ。「―のある筆致」
⇒とう‐めい【透明】
とうめい‐こうそくどうろ【東名高速道路】‥カウ‥ダウ‥
東京都世田谷区から愛知県小牧市まで、国道1号にほぼ並行して走る高速道路。全長346.7キロメートル。小牧市で名神高速道路・中央自動車道と接続。法定路線名、第一東海自動車道。
⇒とう‐めい【東名】
どうめい‐こく【同盟国】
互いに同盟関係にある国家、すなわち同盟条約の当事国。
⇒どう‐めい【同盟】
とうめい‐し【透明紙】
グラシン紙・油紙・蝋紙のように、光の透過性の高い紙。
⇒とう‐めい【透明】
どう‐めいし【動名詞】
(gerund)英文法などにおける非定形動詞の一つ。動詞に接辞が付き、動詞の性質を保ちつつ名詞と同じような働きをする語。英語では-ing形。同じ語形の現在分詞とは別。
どうめい‐じょうやく【同盟条約】‥デウ‥
第三国に対する攻撃または防御のために相互に援助を約する条約。
⇒どう‐めい【同盟】
とうめい‐せい【透明性】
制度や組織の運営が外部からも分かるように維持されていること。その度合。「市政の―を向上させる」
⇒とう‐めい【透明】
とうめい‐せっけん【透明石鹸】‥セキ‥
少量のアルコールまたはグリセリン・砂糖などを含む石鹸。
⇒とう‐めい【透明】
とうめい‐たい【透明体】
光をよくとおす物体。ガラス・水・空気の類。可視光線以外の電磁波に対してもいう。
⇒とう‐めい【透明】
どうめい‐つうしんしゃ【同盟通信社】
第二次大戦の戦前・戦中の通信社。日本電報通信社と新聞連合社を統合、1936年設立。政府から独占的特権を与えられる。敗戦後、解散。略称、同盟。
⇒どう‐めい【同盟】
とうめい‐ど【透明度】
湖や海の水の透明さを表す値。直径約30センチメートルの白色円板などを水中に沈めて、見えなくなる深さで示す。
⇒とう‐めい【透明】
とうめい‐にんげん【透明人間】
透明の身体を持つ架空の人間。H.G.ウェルズの同名の小説(1897年)が有名。
⇒とう‐めい【透明】
どうめい‐ひぎょう【同盟罷業】‥ゲフ
(→)ストライキ1に同じ。
⇒どう‐めい【同盟】
どうめい‐ひこう【同盟罷工】
(→)ストライキ1に同じ。石川啄木、A LETTER FROM PRISON「直接に工場主に談判する、聞かれなければ―をやるといふので」
⇒どう‐めい【同盟】
とうめい‐りゅう【東明流】‥リウ
三味線音楽の一種目。1902年(明治35)頃、平岡吟舟が創始。各種三味線音楽を折衷。旧名、東明節。
どう‐メダル【銅メダル】
銅製のメダル。オリンピック競技などで第3位の者に贈られる。
とう‐めつ【討滅】タウ‥
うちほろぼすこと。








広辞苑 ページ 13954 での【○唐へ投銀】単語。