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○祝い事は延ばせ、仏事は取り越せいわいごとはのばせぶつじはとりこせ🔗🔉

○祝い事は延ばせ、仏事は取り越せいわいごとはのばせぶつじはとりこせ 祝い事は期日より前にしてはならない。仏事は期日より遅れてはならない。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐ざけ祝酒イハヒ‥ めでたいことを祝って飲む酒。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐すき斎鋤イハヒ‥ (→)「いみすき」に同じ。八雲御抄「いはひをの、―と云物あり」 ⇒いわい【斎・祝】 いわ‐いそめ岩磯目イハ‥ イワムシの別称。 いわい‐だけ祝茸イハヒ‥ マンネンタケの異称。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐だて祝立てイハヒ‥ 結納ゆいのう送りのこと。祝物立て。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐だる祝樽イハヒ‥ 祝儀のときに贈る酒樽。角樽つのだる・菰樽こもだる・飾り樽など。 ⇒いわい【斎・祝】 いわ‐いちょう岩銀杏イハイチヤウ ミツガシワ科の多年草。本州中部以北の高山帯湿原などにしばしば群生。地下にワサビに似た根茎が走り、腎臓形で質の厚い葉を長柄で根生する。夏に花茎を直立して、白色5弁で星形の小花を多数集めてつける。ミズイチョウ。 いわい‐づき祝月・斎月イハヒ‥ 正月・5月・9月を凶の月として忌んでいう。→正五九⇒いわい【斎・祝】 いわい‐づま斎妻イハヒ‥ 夫の留守の間、潔斎して夫の無事を祈っている妻。万葉集7「鹿しし待つ君が―かも」 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐つらいはゐ蔓イハヰ‥ つる草の一種。一説にスベリヒユとも。万葉集14「大家が原の―引かばぬるぬる吾にな絶えそね」 いわい‐でん祝殿イハヒ‥ (長野・山梨県で)一族で祭る神。同族神。「祝神いわいじん」とも。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐どの斎殿イハヒ‥ 神を祭った殿舎。 ⇒いわい【斎・祝】 いわいぬし‐の‐かみ斎主神イハヒ‥ 通説では経津主神ふつぬしのかみの別名という。香取神宮の祭神。伊波比主命。 いわい‐の‐うし斎主イハヒ‥ 神を祭る人。神武紀「汝を用て―として」 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐の‐ぜん祝の膳イハヒ‥ 祝儀の時、熨斗のし・昆布・勝栗などをのせて出す膳。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐の‐つえ祝の杖イハヒ‥ツヱ (→)卯杖うづえに同じ。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐の‐みず祝の水イハヒ‥ミヅ ①養老の滝の故事による酒の異名。多く婚礼などの祝い酒の意に用いる。傾城禁短気「首尾能く請けて来てくれ。―は呑み込んでゐる」 ②若水あるいは水祝いの水。好色二代男「千鶴万亀の―汲むとおもへば」 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐の‐みてぐら斎御幣イハヒ‥ 神に捧げるぬさ。天武紀「諸もろもろの社に祭幣いわいのみてぐらたてまつる」 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐の‐みや斎宮イハヒ‥ 神を祭る宮。特に、伊勢神宮。いわみや。垂仁紀「―を五十鈴いすずの川の上ほとりに興つ」 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐の‐らん磐井の乱イハヰ‥ 6世紀前半、継体天皇の時代に、筑紫国造磐井(石井)が北九州に起こした叛乱。大和政権の朝鮮経営の失敗によって、負担の大きくなった北九州地方の不満を代表したものと見られ、新羅と通謀したともいう。物部氏らによって平定。→岩戸山古墳 いわい‐ばし祝箸イハヒ‥ 祝儀の膳に用いる丸箸。柳の木で作り両端を細く削る。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐はんしろう岩井半四郎イハヰ‥ラウ 歌舞伎俳優。屋号、大和屋。 ①(初代)大坂で座元をつとめ、立役の名手。(1652〜1699) ②(4代)江戸の俳優。女形の名手。これより岩井家は女形専門となる。(1747〜1800) ③(5代)4代の子。初め粂三郎。のち杜若。化政期の代表的女形。(1776〜1847) ④(8代)7代の子。4代市川小団次の相手を多く勤めた幕末の名女形。(1829〜1882) ⇒いわい【岩井】 いわい‐び祝日イハヒ‥ 喜び祝うべき日。祝事のある日。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐びと斎人イハヒ‥ 神を祭る人。古事記「―となりて仕へ奉らむ」 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐べ斎瓮イハヒ‥ 祭祀に用いる神聖なかめ。神酒を入れる。いんべ。古事記「針間の氷河の前さきに―を据ゑて」 ⇒いわい【斎・祝】 いわいべ‐どき祝部土器イハヒ‥ (→)須恵器すえきに同じ。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐ぼう祝棒イハヒバウ 祝木いわいぎのこと。多くヌルデの木を使う。嫁たたき棒のことにもいう。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐もの祝物イハヒ‥ 祝のしるしの贈物。 ⇒いわい【斎・祝】 いわい‐や斎矢イハヒ‥ 合戦の初めに両軍がそれぞれ相手方へ射込む矢。神に祈請し、吉兆を祈って放つ矢。古事記「先づ忌矢いわいやはなつべし」 ⇒いわい【斎・祝】 いわ・う斎う・祝うイハフ 〔他五〕 幸福・安全を求めて呪術を行い、守るべきことを守る意。転じて、吉事をことほぐ意。 ①(平安であるよう)まじないをする。まじないをして安全を祈る。万葉集5「御心を鎮しずめ給ふとい取らして―・ひ給ひし真珠なす二つの石を」。万葉集19「梳くしも見じ屋中やぬちも掃かじ草枕旅行く君を―・ふと思ひて」 ②(けがれを避けて)身を清める。潔斎する。万葉集15「新羅しらきへいます君が目を今日か明日かと―・ひて待たむ」 ③祭礼をする。また、神として祭る。今昔物語集12「大菩薩の暫くおはしまししによりて宝殿を造りて―・ひ奉れり」。平治物語「建部のみやとて八幡を―・ひ参らせて候」 ④大切にする。かしずき守る。古今和歌集六帖4「渡つ海のかざしにさして―・ふ藻も君がためには惜しまざりけり」 ⑤将来の幸福を願い、めでたい言葉をのべる。古今和歌集「つるかめにつけて、君を思ひ、人をも―・ひ」。「門出を―・う」 ⑥吉事を喜ぶ気持を言葉や動作で表す。賀す。源氏物語若菜下「万才万才と榊葉を取りかへしつつ―・ひ聞ゆる御世の末」。日葡辞書「シャウグヮチノヒヲイワウ」。「入学を―・う」 いわ‐うちわ岩団扇イハウチハ イワウメ科の常緑多年草。関東地方以北の山地に生える。長い根茎があり群生する。根生葉は扁円形で長柄があり、質は厚い。夏に花茎を直立し、桃色で鐘形の花を横向きにつける。イワカガミに似るが、花は1茎1花で複数の花をつけない。 いわ‐うめ岩梅イハ‥ イワウメ科の常緑矮小低木。北半球の高山帯に広く分布する高山植物。高さ5〜10センチメートル。密生して地面をおおう。葉は小さく、革質で光沢があり、密生。7月ごろ梅の花に似た白色鐘形の花を開き、花後、蒴果さくかを結ぶ。 いわうめ いわ‐えのぐ岩絵具イハヱ‥ 東洋画に用いる顔料で、鉱物から製するもの。岩群青いわぐんじょう・岩緑青いわろくしょう・黄土おうどなど。水に溶解しない。接着剤としては膠にかわを用いる。近年、金属の化合物を原料として造る人造岩絵具がある。岩物いわものいわ‐えん頤和園‥ヱン (Yiheyuan)中国、北京市の西郊にある大庭園。金代に建築されて以来、皇帝の行宮あんぐう庭園として何度も修築し、西太后の時に頤和園と名づける。昆明湖に臨み、変化に富んだ風光で有名。世界遺産。 頤和園 提供:JTBフォト 昆明湖から見た頤和園 提供:JTBフォト いわおイハホ (ホは穂の意)高く突き出た大きな石。いわ。万葉集20「高山の―に生ふる菅の根の」 いわ‐おうぎ岩黄耆イハワウ‥ マメ科の多年草。本州中部以北の高山草原に生える。代表的な高山植物。株の根元から茎を群生し、6〜10対の小葉のある羽状複葉を互生。茎頂と葉腋に長い総状の花穂を出して、クリーム色の蝶形花を多数つける。 いわ‐おこし岩粔籹イハ‥ 堅く固めた、菓子のおこし。 岩おこし 撮影:関戸 勇 いわ‐おもだか岩沢瀉・鳳了草イハ‥ ウラボシ科のシダ。山地の樹上や岩上に着生。オモダカに似た矛形ほこがたの葉をつける。高さ30センチメートル余。胞子嚢群は小点状で葉裏に密に並ぶ。トキワオモダカ。 いわ‐かがみ岩鏡イハ‥ イワウメ科の多年草。山地の林下や高山に自生。茎短く地面を這う。葉は根生で、径3〜6センチメートルの心円形、鋸歯縁で、革質、光沢がある。6〜7月頃、鐘形淡紅色の花を数個つける。〈[季]夏〉 いわかがみ いわ‐がき岩垣イハ‥ ①岩石が自然に垣のようにめぐり続いているもの。古今和歌集「奥山の―もみぢ散りぬべし」 ②(→)石垣いしがきに同じ。堀河百首「沼の―水こえて」 ⇒いわがき‐しみず【岩垣清水】 ⇒いわがき‐ぬま【岩垣沼】 ⇒いわがき‐ふち【岩垣淵】 いわがき巌垣イハ‥ 姓氏の一つ。 ⇒いわがき‐まつなえ【巌垣松苗】 いわがき‐しみず岩垣清水イハ‥ミヅ 岩垣の間から流れ出る清水。いわがきみず。続古今和歌集「奥山の―影をだに見ん」 ⇒いわ‐がき【岩垣】 いわがき‐ぬま岩垣沼イハ‥ 岩垣にかこまれた沼。万葉集11「青山の―の水隠みこもりに」 ⇒いわ‐がき【岩垣】 いわがき‐ふち岩垣淵イハ‥ 岩垣にかこまれた淵。万葉集11「たまかぎる―の隠こもりには」 ⇒いわ‐がき【岩垣】 いわがき‐まつなえ巌垣松苗イハ‥ナヘ 江戸後期の儒学者。号は東園。京都の人。伏原宣光に学び、大学音博士おんはかせ・大舎人助おおとねりのすけに叙任。著「国史略」。(1774〜1849) ⇒いわがき【巌垣】 いわ‐がく・る岩隠るイハ‥ 〔自四〕 (石城いわきすなわち墓の中に隠れるの意)おなくなりになる。万葉集2「神さぶと―・ります」 いわ‐がくれ岩隠れイハ‥ 岩かげ。源氏物語若紫「―の苔の上に並み居て」 いわ‐かげ岩陰イハ‥ 岩にかくれた所。岩のうしろ。 いわ‐かど岩角イハ‥ 岩石のかど。 いわ‐かど岩門イハ‥ ①岩が左右にそばだって門のような形をしているもの。岩戸。岩屋の入口。堀河百首「うたへばあくる天の―」 ②石造の堅牢な門。源氏物語夕霧「恨みわび胸あきがたき冬の夜にまたさしまさる関の―」 いわ‐がに岩蟹イハ‥ イワガニ科のカニ。甲は幅3.5センチメートルで、前方がやや開いた四角形。表面は黒地に多数の緑の条線が側縁より斜めに走る。岩礁の磯の満潮線付近にすみ、動作はすばやく、フナムシなどを捕らえて食う。函館から黄海沿岸に分布。 いわ‐が‐ね岩根イハ‥ 岩のねもと。大部分が大地に埋もれて固定した岩。いわね。万葉集3「―のこごしき山を越えかねて」 ⇒いわがね‐そう【岩根草】 いわがね‐そう岩根草イハ‥サウ イノモトソウ科のシダ植物。高さ約1メートル。茶褐色の根茎から大きな羽状複葉を出す。羽片は笹の葉形。胞子嚢群は葉脈に沿ってつく。 ⇒いわ‐が‐ね【岩根】 いわ‐がらみ岩絡イハ‥ ユキノシタ科の蔓状低木。日本各地の山地林内に生える。岩や樹木にからんでよじ登り、長い柄の葉を対生。葉柄は赤色を帯びる。夏、枝端に平たい集散花序を出し、花序の周囲には白色の装飾花があるが、花弁状の萼片は1枚で大きく、3〜5枚のアジサイ類とは異なる。 い‐わか・る居分るヰ‥ 〔自下二〕 分かれてすわる。枕草子143「みな、方の人、男女―・れて」 いわ‐かん違和感ヰ‥ ちぐはぐな感じ。「都会の生活に―を覚える」 いわ‐き石木イハ‥ 岩石と樹木。転じて、非情のもの。木石ぼくせき。万葉集4「かくばかり恋ひつつあらずは―にもならましものを物思はずして」 ⇒石木を分けぬ いわ‐き石城・石槨イハ‥ 石で築いた墓。いしき。万葉集16「事しあらば小泊瀬おはつせ山の―にも隠こもらば共に」 いわ‐き岩城イハ‥ 天然の岩を利用した防塁。 いわき磐城イハ‥ ①旧国名。1869年(明治元年12月)陸奥むつ国を分割して設置。一部は今の福島県の東部、一部は宮城県の南部に属する。磐州。 ②(「いわき」と書く)福島県南東部の市。平たいら市・磐城いわき市など旧石城いわき郡の14市町村が合併して1966年発足。平地区はもと安藤氏5万石の城下町で商業の中心地。小名浜地区は港湾をもち、化学・金属工業が発達し、漁業根拠地。人口35万4千。 いわ‐ぎきょう岩桔梗イハ‥キヤウ キキョウ科の多年草。アジア東部からアラスカ地方に広く分布する。日本では本州中部以北の高山帯に自生。長楕円形の根生葉を束生し、夏に花茎を直立して茎頂に青紫色のキキョウに似た美花を斜め上向きに開く。乾性お花畑の代表的な構成種。 いわき‐さん岩木山イハ‥ 青森県弘前市の北西にそびえる円錐状の二重式火山。標高1625メートル。南東麓に岩木山神社があり、江戸時代建立の社殿は壮麗。津軽富士。 岩木山 撮影:新海良夫

広辞苑 ページ 1505 での○祝い事は延ばせ、仏事は取り越せ単語。