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○退っ引きならぬのっぴきならぬ🔗⭐🔉
○退っ引きならぬのっぴきならぬ
避けることも退くこともできない。動きがとれない。進退きわまる。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「何とそれでも諍ふかと―訴人には」。「―事態」
⇒のっ‐ぴき【退っ引き】
ノッブ【knob】
⇒ノブ
のっぺ【野っぺ】
野原のやせ地。野ばこ。
のっ‐ぺい【能平・濃餅】
油揚・大根・椎茸しいたけ・人参にんじん・里芋・菎蒻こんにゃく・豆腐などをすまし汁に仕立て、葛粉くずこを加えてとろみをつけた料理。のっぺい汁。のっぺ。ぬっぺい。〈[季]冬〉
のっぺら‐ぼう
(ヌッペラボウ・ノッペラポンとも)
①滑らかで凹凸がなく、つかみどころのないこと。変化のないこと。また、そういうもの。「―な顔」
②丈が高く、顔に目鼻口のないばけもの。歌舞伎、助六所縁江戸桜「―か、物を言へ」
③思慮がなく、まのぬけていること。また、そういう人。
のっぺら‐ぽん
(→)「のっぺらぼう」に同じ。仮名文章娘節用「己が様な―は、女にやア縁遠いから」
のっぺり
(ヌッペリとも)
①目立った凹凸や起伏がなく、平らで変化にとぼしいさま。「―とした地形」
②小綺麗だが平板でしまりがないさま。「―した顔」
の‐つぼ【野壺】
(野にあるからいう)肥溜こえだめ。
のっぽ
並はずれて背が高いこと。また、そういう人。「―の男」
の‐づみ【野積み】
荷物・材料などを屋外に積むこと。
の‐づめ【野爪】
野飼いの馬の自然のままの蹄ひづめ。野山でふみ固めた馬の蹄。浄瑠璃、大磯虎稚物語「河原毛の野髪―にたくましく」
の‐づら【野面】
①野外。野原。「春の―」
②(石工用語)山から切り出したままで、加工してない石の自然の肌。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「―の石垣わら塀」
③恥知らずの顔。鉄面皮。
の‐づり【野釣】
野外の天然の釣場でする魚釣り。
の‐て【野手】
武家時代、野の収益に課した雑税。→野手米のてまい
ので
〔助詞〕
(接続助詞。体言の代用をする助詞ノとニテの転のデとが結合したもの。転じてンデとも。活用語の連体形に付く)原因・理由を示し、前に述べたことをもとに後のことの起こったことを示すのに用いる。…から。…によって。「から」と類似の意を表すが、主観的判断を根拠とする文脈には使わない。歌舞伎、好色伝受「会ひたいと思ふ―殿の御座るも眼がつかなんだ」。「暑い―つい水を飲みすぎる」
ノ‐テウ【盧泰愚】
(No T‘ae-u)韓国の軍人・政治家。陸軍大将退役後、1987年民主正義党総裁。88〜93年大統領。内乱罪で逮捕・収監されたが、後に特赦。(1932〜)
のて‐えい【野手永】
「野手米のてまい」参照。
の‐でっぽう【野鉄砲】‥パウ
当てもなくむやみに鉄砲をうつこと。転じて、でまかせの言葉。好色二代男「丸屋が座敷に那波屋を見せ掛けて―うちしも、当らねばこそあれ」
ので‐ない【苗手綯】‥ナヒ
(奈良地方などで)(→)縄祝なわいわいに同じ。
のて‐まい【野手米】
江戸時代の小物成こものなりの一種。無反別の原野から秣まぐさなどを刈り取る代償として米を納めたもの。米に代えて銭を納めたものを野手永のてえいという。
の‐でら【野寺】
野中にある寺。堀河百首夏「雨風にあれのみまさる―には」
の‐てん【野天】
屋根のない所。屋外。露天ろてん。「―風呂」
⇒のてん‐がつお【野天鰹】
⇒のてん‐ぶろ【野天風呂】
のてん‐がつお【野天鰹】‥ガツヲ
島や瀬の近くに滞留せず、群れをなし外洋を回遊するカツオ。通りカツオ。
⇒の‐てん【野天】
の‐てんじょう【野天井】‥ジヤウ
二重天井のうちで、上層の下から見えない天井。
のてん‐ぶろ【野天風呂】
屋外の風呂。野風呂。露天風呂。
⇒の‐てん【野天】
の‐と【祝詞】
ノリトの促音便ノットのツを表記しない形。宇津保物語菊宴「御舟毎に―申して」
のと【能登】
旧国名。今の石川県の北部。能州。
のど【喉・咽】
(ノミド(飲門)の転)
①口腔の奥で食道と気道とに通ずる部分。咽喉いんこう。〈文明本節用集〉。「―をうるおす」
②大切な部分。急所。のどくび。「―を押さえる」
③歌う声。「―がいい」
④書籍のページの綴じ目に近い余白部分。↔小口。→装丁(図)
⇒喉が渇く
⇒喉が鳴る
⇒喉から手が出る
⇒喉を干す
⇒咽を搤して背を拊つ
のど【閑・和】
①のどか。万葉集2「流るる水も―にかあらまし」
②無事。平安。続日本紀17「―には死せず」
のとう・ぶ【宣ぶ】ノタウブ
〔他四〕
(→)「のたまう」に同じ。蜻蛉日記下「いとせちに―・ぶことのあるを」
の‐どおみ【野遠見】‥ドホ‥
歌舞伎の大道具。遠く野面を描き、草木や人家をあしらった背景画。→遠見
のどか【長閑】
①のんびりと、おちついて静かなさま。ゆっくりと、あわてないさま。源氏物語花宴「―に袖かへすところを」。堤中納言物語「よろづは―にきこえむ」。「―な休日」
②気にかからないさま。心配のないさま。源氏物語帚木「いと―に想ひなされて」
③天気がよくて穏やかなさま。〈[季]春〉。宇津保物語楼上下「日―に」
広辞苑 ページ 15415 での【○退っ引きならぬ】単語。