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○春に三日の晴れなしはるにみっかのはれなし🔗⭐🔉
○春に三日の晴れなしはるにみっかのはれなし
春は天候が安定せず、晴天が三日も続くことはない。
⇒はる【春】
はる‐にれ【春楡】
ニレ科の落葉高木。北海道・本州北部の山地に自生。高さ30メートル、周囲6メートルに達する。葉は楕円形。3〜4月頃、葉に先だって帯紫淡緑色の小花を密生。花後、扁円形で膜質の翼果を結ぶ。材は器具用。若枝の繊維で縄を作る。にれ。ねり。古名、やにれ。
バルネラビリティー【vulnerability】
⇒ヴァルネラビリティー
はる‐の【春野】
春の季節の野。万葉集1「巨勢こせの―は」
はる‐の‐いろ【春の色】
春らしい様子。春色。〈[季]春〉
はる‐の‐うみ【春の海】
春のおだやかでのどかな海。〈[季]春〉。「―終日ひねもすのたりのたりかな」(蕪村)
はるのうみ【春の海】
箏と尺八の二重奏曲。1929年宮城道雄作曲。翌年の歌御会始うたごかいはじめの勅題に因む。瀬戸内海の船旅の印象を作品化。フランスのルネ=シュメー(Renée Chemet)の編曲で海外にも知られる。
ハル‐ノート【Hull Note】
1941年11月、日米交渉で米国務長官ハルが提示したアメリカ側の対日提案。日本軍の中国・インドシナからの完全な撤退、中華民国国民政府以外の中国における政府・政権の否認などを主張。日本側はアメリカの最後通牒とみなし、太平洋戦争に突入。
はる‐の‐かぎり【春の限り】
春の終り。春のはて。〈[季]春〉。伊勢物語「惜しめども―のけふの日の夕暮にさへなりにけるかな」
はるのきょく【春の曲】
箏曲。古今組こきんぐみの一曲。2世吉沢検校作曲。古今集の春の部の和歌6首を歌詞とする。のちに松阪春栄が手事と替手を補作。
はる‐の‐くれ【春の暮】
①春の終わるころ。晩春。暮春。くれのはる。
②春の日の夕暮れ。〈[季]春〉
はる‐の‐こころ【春の心】
①春を人に見立てていう時の、その心。また、春の季節ののどかな人心。古今和歌集春「―はのどけからまし」。風雅和歌集春「飛鳥井の―は知らねども」
②春情。恋心。人情本、出世娘「たがひの眼もとに秋の浪、―おこれども」
はる‐の‐ころも【春の衣】
①春に着る衣服。はるぎ。
②霞を衣に見立てていう語。
はる‐の‐さかずき【春の杯】‥サカヅキ
①春の頃、酒を飲む杯。
②3月上巳じょうしの曲水の宴に、水に浮かべる杯。
はる‐の‐じもく【春の除目】‥ヂ‥
(春、行われたからいう)(→)県召除目あがためしのじもくのこと。↔秋の除目
はる‐の‐しらべ【春の調】
雅楽などにおける春の調子。双調そうじょう。古今和歌集物名「浪の音のけさからことに聞ゆるは―やあらたまるらん」
はる‐の‐つかい【春の使】‥ツカヒ
ウグイスの異称。五社百首「関越ゆる―や行きやらぬ」
はる‐の‐つき【春の月】
春の、いくぶんぼんやりとして、ほのぼのとした風情の月。〈[季]春〉
はるのつじ‐いせき【原の辻遺跡】‥ヰ‥
長崎県壱岐島の南東部にある弥生時代の大集落遺跡。1991年以来の発掘で多くの遺構・遺物を出土・発見。「魏志倭人伝」の一支いき国の中心と推定されている。
はる‐の‐と【春の戸】
春をとざしこめている戸。聞書集「―あくる鶯の声」
はる‐の‐となり【春の隣】
春に近いことを空間的に隣と表現したもの。晩冬、春の近づくのにいう。古今和歌集雑体「冬ながら―の近ければ」
はる‐の‐とり【春の鳥】
春に鳴く鳥。特に、鶯。〈[季]春〉。源氏物語若菜上「―の、桜一つにとまらぬ心よ」
はる‐の‐なさけ【春の情】
春のおもむき。風雅和歌集春「花の後も―は残りけり」
はる‐の‐ななくさ【春の七草】
正月7日に摘み採って七草粥に入れる若菜。芹せり・薺なずな・御形ごぎょう・蘩蔞はこべ・仏座ほとけのざ・菘すずな・蘿蔔すずしろの7種。↔秋の七草
はる‐の‐にしき【春の錦】
春の時節に、百花が錦を織ったように美しく咲くさま。古今和歌集春「都ぞ―なりける」
はる‐の‐の【春の野】
春ののどかな野原。〈[季]春〉
はる‐の‐ひ【春の日】
春の一日。また、春の太陽。春日。春陽。〈[季]春〉
はるのひ【春の日】
俳諧集。1冊。山本荷兮かけい編。1686年(貞享3)刊。荷兮・野水・越人ら蕉門の連句・発句を集めたもの。格調は平板だが安らか。俳諧七部集の一つ。
→文献資料[春の日]
はるのべ‐の‐こめ【春延べの米】
年末に翌年3月払いの約束で借りる米。他に転売して資金を調達するために行われた。世間胸算用4「―を、…毎年のくれに借入の肝煎して」→延米のべごめ
はる‐の‐ほし【春の星】
春の夜空の星。代表的な星座は大熊座・獅子座・蟹座・海蛇座・乙女座・牛飼座など。春星しゅんせい。〈[季]春〉
はる‐の‐みず【春の水】‥ミヅ
春の、水量の多くなった川や湖沼の水。〈[季]春〉
はる‐の‐みなと【春の湊】
春の行き止まるところ。船のゆき泊まる港にたとえていう。春の泊とまり。〈[季]春〉。新古今和歌集春「暮れてゆく―は知らねども」
はる‐の‐みや【春の宮】
(「春宮とうぐう」の訓読)皇太子の称。東宮。
⇒はるのみや‐びと【春の宮人】
はるのみや‐びと【春の宮人】
東宮坊に仕える役人。後拾遺和歌集春「うらやまし―うち群れて」
⇒はる‐の‐みや【春の宮】
はる‐の‐みやま【春の深山】
春のころの深山。歌で多く「春の宮」にかけていう。古今和歌集雑「―の蔭をこひつつ」
はる‐の‐めざめ【春の目覚め】
思春期に達して、性の欲望がきざすこと。
はるのめざめ【春の目ざめ】
(Frühlings Erwachen ドイツ)ウェデキントの戯曲。1906年初演。思春期の少年少女が性的無知のために陥る悲劇を描き、うわべを取り繕う社会の偽善に抗議。表現主義の先駆。
はるのや‐おぼろ【春廼舎朧】
(→)坪内逍遥の別号。
はる‐の‐やま【春の山】
春になって、木の芽がもえ、花が咲き、霞んで見える山。〈[季]春〉
はる‐の‐ゆき【春の雪】
春になって降る雪。大きな雪片の牡丹ぼたん雪になることが多く、淡く消えやすい。春雪しゅんせつ。〈[季]春〉
はる‐の‐よ【春の夜】
春の短い夜。〈[季]春〉
⇒はるのよ‐の‐ゆめ【春の夜の夢】
はるのよ‐の‐ゆめ【春の夜の夢】
春の夜に見るゆめ。短くはかないことのたとえ。後撰和歌集哀傷「―の中にも思ひきや」
⇒はる‐の‐よ【春の夜】
ハルハ【喀爾喀・Khalkha】
明代の韃靼だったん部、すなわち東モンゴル族の一部。清の康
こうき帝の時に服属。今のモンゴル国の主要構成民族。
ハルバースタム【David Halberstam】
米国のジャーナリスト・作家。初期ベトナム戦争の報道で有名となる。ケネディ政権に集まったエリートの群像を描く「ベスト&ブライテスト」のほか、作品多数。(1934〜2007)
はる‐ばしょ【春場所】
大相撲の本場所の一つ。もと正月に興行したものをいったが、現在は3月の大阪場所をいい、正月のは初場所という。
バルバドス【Barbados】
カリブ海、小アンティル諸島の東端にある共和国。1966年イギリスから独立。住民の大半はアフリカ系。面積430平方キロメートル。人口27万2千(2004)。首都ブリッジタウン。→中央アメリカ(図)
はるはな‐の【春花の】
〔枕〕
「たふとからむ」「うつろひ」「にほひさかえて」「うらぐはし」にかかる。
はる‐はやて【春疾風】
春の季節に特有の強風・烈風。〈[季]春〉
バルパライソ【Valparaíso】
チリ中部にある港湾都市で、首都サンチアゴの外港。同国の対外貿易の中心で、工業・漁業も盛ん。人口28万5千(2002)。
はる‐ばる【遥遥】
〔副〕
距離や時間が非常に隔たっているさま。また、物事がひどくかけはなれているさま。はろばろ。太平記24「―世隔つて」。「―海を越えて」
バルバロイ【barbaroi ギリシア】
古代ギリシア人が異民族をさげすんで呼んだ称。↔ヘレネス
はるび【腹帯】
(ハラオビの約転)
①鞍を固定するため、馬の腹をくくる帯。布または苧縄おなわを用いる。平家物語2「馬の―をかため、甲かぶとの緒をしめ」→大和鞍(図)→唐鞍(図)。
②長持につける白布の緒。
はる‐び【春日】
(古くはハルヒ)
[一]〔名〕
春の日。多くは日の長いことにいう。永日。〈[季]春〉。万葉集5「霞立つ長き―をかざせれど」
[二]〔枕〕
(→)「はるびを」に同じ。
⇒はるび‐の【春日の】
⇒はるび‐を【春日を】
はる‐ひかげ【春日影】
春の日の光。〈[季]春〉
バルビゾン‐は【バルビゾン派】
19世紀の中頃、パリの南東方、フォンテーヌブローのバルビゾン(Barbizon)村に住んだ風景画家の一派。ミレー・コロー・テオドール=ルソーなど。→フォンテーヌブロー派
バルビタール【barbital】
ジエチル‐バルビツール酸。無臭の白色結晶。催眠剤・鎮静剤。その誘導体として多くの催眠剤が知られる。
バルビツール‐さん【バルビツール酸】
(barbituric acid)マロン酸と尿素の結合した化合物。フェノバルビツール酸など多くの誘導体が催眠剤などに用いられる。→バルビタール
はるび‐の【春日の】
〔枕〕
「かすが(春日)」にかかる。
⇒はる‐び【春日】
バルビュス【Henri Barbusse】
フランスの作家。人民戦線の首唱者。自然主義的小説「地獄」、反戦文学「砲火」で注目され、のち「クラルテ」を書き、また終生平和のために闘い、週刊誌「モンド」を発刊。(1873〜1935)
はるび‐を【春日を】
〔枕〕
(春の日がかすむところから)「かすが」にかかる。「春日」を「かすが」と訓ずるのはこれにもとづくという。万葉集3「―春日かすがの山の高座たかくらの三笠の山に」
⇒はる‐び【春日】
ハルビン【哈爾浜・哈爾賓】
(Ha'erbin)中国黒竜江省の省都。松花江の南岸に沿う東北地区北部の中心都市で、交通・商工業の要衝。人口348万2千(2000)。
バルブ【bulb】
①カメラで、シャッター‐ボタンを押している間は開き、離すと閉じるシャッター操作。
②電球。閃光電球。
③鱗茎。球根。
バルブ【valve】
①(→)弁(瓣)3に同じ。
②(→)真空管に同じ。
パルプ【pulp】
木材やその他の植物を化学的あるいは機械的に処理してセルロース繊維をなるべく純粋に取り出したもの。紙・レーヨン・セロファンなどの主原料。製法から化学パルプ・砕木パルプなど、用途から製紙用パルプ・溶解用パルプなどに分かれる。
バルフォア【Arthur James Balfour, 1st Earl of Balfour】
イギリスの政治家。1902〜05年首相。第一次大戦中の17年、外相としてユダヤ人のパレスチナ復帰支持を約した「バルフォア宣言」を発表。(1848〜1930)

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