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○火が降るひがふる🔗🔉

○火が降るひがふる 貧しいさまにいう。好色一代男3「内証は挑灯ちょうちんほどな火が降つて」 ⇒ひ【火】 ひ‐がま日竈】 木炭を1日のうちに焼き製すること。小形の竈でもっぱら堅炭かたずみをつくる。 ひ‐がまえ火構え‥ガマヘ (和歌山県で)喪中で忌籠りする家のこと。 ひがみ僻み】 ひがむこと。ねじけること。源氏物語賢木「老いの御―」 ⇒ひがみ‐ごころ【僻み心】 ⇒ひがみ‐こんじょう【僻み根性】 ひ‐がみ日髪】 毎日髪を結いなおすこと。 ⇒ひがみ‐ひぶろ【日髪日風呂】 ひがみ‐ごころ僻み心】 ひがんでいる心。ねじけた心。 ⇒ひがみ【僻み】 ひがみ‐こんじょう僻み根性‥ジヤウ ひがんだ根性。ねじけた性質。 ⇒ひがみ【僻み】 ひ‐かみなり火神鳴】 晴天に起こる雷で雨を伴わないもの。ひでりの前兆といわれる。〈[季]夏〉。好色一代男4「―の雲がくれ」↔みずかみなり ひがみ‐ひぶろ日髪日風呂】 毎日髪を結いなおし毎日風呂へ入ること。ひまでぜいたくな暮し。囲者かこいものなどをあざけっていう語。 ⇒ひ‐がみ【日髪】 ひが‐みみ僻耳】 聞き違えること。聞きそこない。源氏物語若紫「あやし―にやとたどるを」 ひが・む僻む】 [一]〔自五〕 ねじける。ひねくれる。特に、物事をすなおに受け取らず、自分に不利であるとゆがめて考える。徒然草「女の性は皆―・めり」。「人の言葉を―・んでとる」 [二]〔他下二〕 ひがむようにする。まげる。まげて受け取る。源氏物語若紫「きこしめし―・めたることなどや侍らむ」 ひ‐がめ火瓶】 火災を起こさせる目的で、点火して投射する火薬の入った瓶。〈日葡辞書〉 ひが‐め僻目】 ①まちがえて見ること。見あやまり。見そこない。今昔物語集30「―かと思ひて、あながちに見れば」 ②ひとみの正しくないもの。また、その目つき。斜視。すがめ。〈新撰字鏡2〉 ③かたよった見方。偏見。 ひが‐もの僻者】 心のひがんだ人。心のねじけた人。変人。源氏物語若紫「世の―にてまじらひもせず」 ひがやす (→)「ひがいす」に同じ。 ひか・ゆ控ゆ・扣ゆ】 〔自他下二〕 ⇒ひかえる(下一) ひ‐がよい日通い‥ガヨヒ 毎日通うこと。日参。 ひが‐よみ僻読み】 まちがえて読むこと。よみちがえ。よみあやまり。宇津保物語蔵開中「―を多くすべきを」 ひがら僻眼・瞟眼】 「ひがらめ」の略。 ⇒ひがら‐め【僻眼・瞟眼】 ひ‐がら日柄】 ①その日の吉凶。狂言、伯母が酒「今日は―もようござる程に」 ②(女房詞)祥月しょうつき命日。正忌日しょうきじつ。 ③芸娼妓などに対して、紋日もんびに買切りにするという約束を前もってしておくこと。日がら約束。 ④日次。ひかず。人情本、春色辰巳園「―たつほど思ひ出す」 ひ‐がら日雀】 スズメ目シジュウカラ科の小鳥。色彩・習性はシジュウカラによく似、頭・頸は藍黒色、背面は青灰色、胸から腹にかけての黒線はない。ユーラシア大陸北部に分布。鳴き声もシジュウカラに似るが、金属的で高い。〈[季]夏〉。〈文明本節用集〉 ひがら ヒガラ 提供:OPO →鳴声 提供:NHKサービスセンター ひ‐がらかさ日傘・日唐傘】 貴人や子供などの外出の際などに用いる長柄の大きな日がさ。〈[季]夏〉。好色二代男「―をさしかけて、上からは見えぬぞ」 ひから‐か・す光らかす】 〔他五〕 威光をてらう。自慢顔にふるまう。ひけらかす。甲陽軍鑑10「御旗本を―・し」 ひか‐らくよう飛花落葉‥クワ‥エフ 花が風に散り木の葉が秋に落ちるように、世の移り変りの無常であることのたとえ。御伽草子、小町草子「―の世の中、一度は栄え、一度は衰ふ」 ひから・す光らす】 〔他五〕 光るようにする。光らせる。つやを出す。「ぴかぴかに―・す」「眼を―・す」 ひ‐から・びる乾涸びる・干涸びる】 〔自上一〕[文]ひから・ぶ(上二) ①全くかわく。かわききる。ひあがる。「みかんが―・びる」 ②うるおい・張りがなくなる。「才能が―・びる」 ひがら‐め僻眼・瞟眼】 すがめ。やぶにらみ。斜視。ひがら。〈日葡辞書〉 ⇒ひがら【僻眼・瞟眼】 ひかり】 ①光ること。また、光るもの。古今和歌集「稲妻の―の間にも」 ②目に感ずる明るさ。目を刺激して視覚をおこさせる物理的原因。その本質は可視光線を主に赤外線・紫外線をふくめ、波長が約1ナノメートルから1ミリメートルの電磁波。→光速度こうそくど。 ③美しい色。光沢。つや。源氏物語初音「―もなく黒きかいねり」 ④輝くばかりの美しさ。源氏物語夕顔「この御―を見たてまつるあたりは」 ⑤人に明るさをもたらすもののたとえ。希望。光明。 ⑥威光。威勢。「親の―は七―」 ⑦光栄。名誉。源氏物語手習「うれしき山里の―と見奉り」 ⑧光物ひかりものの略。 ⑨もと日本専売公社発売の紙巻タバコの名。 ⇒ひかり‐きでんりょく【光起電力】 ⇒ひかり‐こうおんけい【光高温計】 ⇒ひかり‐ごうせい【光合成】 ⇒ひかり‐ごけ【光蘚】 ⇒ひかり‐ごこう【光後光】 ⇒ひかり‐じき‐ディスク【光磁気ディスク】 ⇒ひかり‐じゅうごう【光重合】 ⇒ひかり‐しょくばい【光触媒】 ⇒ひかり‐ぞうかん【光増感】 ⇒ひかり‐だて【光立て】 ⇒ひかり‐つうしん【光通信】 ⇒ひかり‐ディスク【光ディスク】 ⇒ひかり‐でんしこうがく【光電子工学】 ⇒ひかり‐でんち【光電池】 ⇒ひかり‐でんどう【光伝導】 ⇒ひかり‐どう【光堂】 ⇒ひかり‐の‐かみ【光神】 ⇒ひかりはつが‐しゅし【光発芽種子】 ⇒ひかり‐ファイバー【光ファイバー】 ⇒ひかり‐も【光藻】 ⇒ひかり‐もの【光り物】 ⇒ひかり‐レジスト【光レジスト】 ⇒光を放つ ひかり】 山口県南東部、周防灘に面する市。もと海軍工廠の所在地。鉄鋼・製薬などの工業が発達。人口5万4千。 ひ‐がり日借り】 日割りで毎日返す約束で金銭を借りること。日歩がり。 ぴかり 瞬間的に光が強くひらめくさま。「稲妻が―と光る」 ひかり‐か光りか】 つやがあって光り輝くさま。栄華物語嶺月「御色の白くうるはしく、―におはします」 ひかり‐かがや・く光り輝く】 〔自五〕 (室町時代まで清音)さかんによく光る。美しいほどに輝く。日葡辞書「テキノメニハヒカリカカヤクアザヤカナルヨロイヲキ」 ひかり‐きでんりょく光起電力】 光電効果の一つ。光の照射によって発生する起電力で、おもに半導体のpn接合や半導体‐金属界面に見られる。フォトダイオード・太陽電池などに利用される。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐こうおんけい光高温計‥カウヲン‥ 高温計の一種。物体は高温度で特定の波長分布をもつ光(放射)を出すので、これを標準の光源の光と比較して物体の温度を測る装置。光学的高温計。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐ごうせい光合成‥ガフ‥ ⇒こうごうせい⇒ひかり【光】 ひかり‐ごけ光蘚】 蘚類せんるいヒカリゴケ科の一種。名は光って見えることによる。光るのは永存性の原糸体の一部が球形の細胞でできており、これが入射光を屈折、反射するからである。葉は左右2列につき、植物体は扁平になる。茎の長さは約1センチメートル。高山の洞穴など、薄暗い地上に生える。長野県岩村田・埼玉県吉見百穴・皇居の生育地は天然記念物に指定。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐ごこう光後光‥クワウ 光背の一種。像身から発する光明が、炎光となって燃え上がるさまを表したもの。狂言、小傘「仏の後に後光と云ふものがある、ふな後光、―、傘後光などと云うてある」 ⇒ひかり【光】 ひかり‐じき‐ディスク光磁気ディスク】 (magneto-optical disc)コンピューターの外部記憶装置の一種。磁性体にレーザー光を当ててデータの書き込みと読み出しを行う。MOディスク。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐じゅうごう光重合‥ヂユウガフ 光の照射によって起こる付加重合。単量体が光を吸収して重合が開始される場合と、共存する他の分子が光を吸収して、そのエネルギーの移動により重合が誘起される場合とがある。後者を光増感重合という。フォトレジストなどに利用される。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐しょくばい光触媒】 光の吸収により触媒として働く物質。光を吸収して生成した励起電子などがエネルギー移動や電子移動により他の物質に化学反応を起こさせる。二酸化チタンなど。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐ぞうかん光増感】 ①写真のフィルムや印画紙の感光剤に適当な物質を添加して感度を増大させること。 ②光の照射によって生成した励起原子や励起分子が、他の原子や分子に化学反応や発光を起こさせること。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐だて光立て】 盛んに光ること。浄瑠璃、女殺油地獄「会津蝋燭が―したら」 ⇒ひかり【光】 ひかり‐つうしん光通信】 可視光線・近赤外線などの電磁波を搬送波として用いる通信方式。普通、光源としてレーザー・発光ダイオードなどを、また伝送路としては光ファイバーを用いる方式が主で、これを光ファイバー通信という。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐ディスク光ディスク】 光によって情報の読み出しと書き込みができるディスク。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐でんしこうがく光電子工学(→)オプトエレクトロニクスに同じ。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐でんち光電池⇒こうでんち⇒ひかり【光】 ひかり‐でんどう光伝導‥ダウ 絶縁体・半導体などに光を当てた際、電気伝導率が増加する現象。硫化物・セレン化物などの感度がよく、電子写真・撮像管・光量測定などに利用される。光導電効果。内部光電効果。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐どう光堂‥ダウ 金色に塗った堂。平泉中尊寺の金色堂が有名。金色堂。狂言、仏師「仏法はんじやうにつき、一けん四面の―をたてて御ざるが」 ⇒ひかり【光】 ひかり‐の‐かみ光神】 雷神。 ⇒ひかり【光】 ひかりはつが‐しゅし光発芽種子】 発芽のために光の照射を必要とする種子。タバコの種子など。↔暗発芽種子。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐ファイバー光ファイバー】 光を送るための極めて細い線状のガラス。光通信や医学用内視鏡などに用いる。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐も光藻】 黄金色藻綱の一種。単細胞性。体は球形で、短い柄をもって水面に立って浮遊し、群生して薄膜を形成する。細胞内に杯状で黄金色の葉緑体をもち、光を反射する。水溜り・溜め池などに生育するが、明るい場所では見つけにくく、多く洞窟内の水溜りを光を背にして見るような状況で発見される。千葉県富津市竹岡の黄金井戸のものは天然記念物。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐もの光り物】 ①ひかるもの。光を放つもの。発光体。人魂ひとだま・鬼火・流星などの類。平家物語6「御堂のかたはらに―出で来たり」 ②花札のうち松・桜・薄(月)・桐の各20点の札。→四光。 ③金銀貨、または金属の類。 ④青い光を放つ魚の類。鯖さばや鰯いわしなど。特に鮨すしで、こはだ・きすなどをいう。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐レジスト光レジスト(→)フォトレジストに同じ。 ⇒ひかり【光】 ひかり‐わた・る光り渡る】 〔自四〕 一面に光る。

広辞苑 ページ 16375 での○火が降る単語。