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ひ【火】🔗⭐🔉
ひ【火】
(古形はホ。「日」とは別語)
①熱と光とを発して燃えているもの。高温で赤熱したもの。万葉集15「君が行く道のながてを繰り畳ね焼きほろぼさむ天の―もがも」。「―が燃える」「―に掛ける」
②ほのお。火焔。古事記中「さねさし相模さがむの小野に燃ゆる―の火中ほなかに立ちて問ひし君はも」
③おき。炭火。枕草子1「火桶の―もしろき灰がちになりて」
④火打ちの火。きりび。「―を打つ」
⑤(「燈」「灯」とも書く)ともしび。灯火。枕草子43「―ちかうとりよせて物語などみるに」
⑥火事。火災。蜻蛉日記下「夜中ばかりに―の騒ぎするところあり」。「―を出す」
⑦火のように光るもの。伊勢物語「この蛍のともす―にや見ゆらん」
⑧おこりたかまる感情のたとえ。万葉集17「心には―さへ燃えつつ」。「胸の―」
⑨のろし。「―を立つ」
⑩月経。
⇒火危うし
⇒火が付く
⇒火が降る
⇒灯涼し
⇒火に油を注ぐ
⇒火に入る虫
⇒火の消えたよう
⇒火の付いたよう
⇒火の出るよう
⇒火の無い所に煙は立たぬ
⇒火の中水の底
⇒火を挙ぐ
⇒火を落とす
⇒火を易う
⇒火を掛ける
⇒火を失す
⇒火を摩る
⇒火を散らす
⇒火を付ける
⇒火を通す
⇒火を吐く
⇒火を放つ
⇒火を吹く
⇒火を吹く力も無い
⇒火を振る
⇒火を見たら火事と思え
⇒火を見るよりも明らか
広辞苑 ページ 16307 での【火】単語。