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○日向に氷ひなたにこおり🔗🔉

○日向に氷ひなたにこおり 次第に消えていくことのたとえ。世間胸算用5「商ひ事なくて、いよいよ―の如し」 ⇒ひ‐なた【日向】 ひなた‐ぼこ日向ぼこ】 「ひなたぼこり」の略。〈[季]冬〉 ⇒ひ‐なた【日向】 ひなた‐ぼこう日向ぼこう】 ヒナタボコの転。 ⇒ひ‐なた【日向】 ひなた‐ぼこり日向ぼこり(→)「ひなたぼっこ」に同じ。〈[季]冬〉。今昔物語集19「春の節ときになりて、日うららかにて、―もせむ、若菜も摘みなむと思ひて」 ⇒ひ‐なた【日向】 ひなた‐ぼっこ日向ぼっこ】 (ヒナタボコの転)日向に出て暖まること。ひなたぼこり。天道てんとうぼこり。〈[季]冬〉 ⇒ひ‐なた【日向】 ひなた‐みず日向水‥ミヅ ①日向にあって暖かくなった水。〈[季]夏〉 ②なまぬるい水。 ⇒ひ‐なた【日向】 ひな‐だん雛壇・雛段】 ①雛祭の時、人形や調度を飾り並べる、階段式の段。〈[季]春〉 ②歌舞伎舞踊劇で、浄瑠璃・長唄などの演奏者がすわる二重になった台。長唄では上段に唄い手と三味線、下段に笛・大鼓・小鼓・太鼓と、2段に座を占める。→やまだい。 ③(雛祭の壇のように赤毛氈もうせんをかけ、一段ずつ高くなっているから)歌舞伎劇場の1階見物席で、東西両桟敷とその前の高土間・新高土間などの称。 ④俗に、国会の本会議場で、大臣席。また、会場・式場で一段高くしつらえた席。 ひなつ日夏】 姓氏の一つ。 ⇒ひなつ‐こうのすけ【日夏耿之介】 ひなつ‐こうのすけ日夏耿之介‥カウ‥ 詩人・英文学者。本名、樋口国登。長野県生れ。早大卒。森厳な漢語趣味を駆使した神秘主義的象徴詩に異色。詩集「転身の頌」「黒衣聖母」、著「明治大正詩史」など。(1890〜1971) 日夏耿之介 撮影:田沼武能 ⇒ひなつ【日夏】 ひなつ‐ぼし火夏星・熒惑星】 火星。けいこく。なつひぼし。夫木和歌抄19「あまの原南にすめる―」 ひな‐つ‐め鄙つ女】 いなかむすめ。神代紀「あまさかる―のい渡らす瀬戸」 ひな‐づる雛鶴】 鶴の雛。鶴の子。 ひな‐どり雛鳥(→)「ひな(雛)」1に同じ。 ひな‐ながし雛流し】 3月3日の夕方、紙などで作った雛人形を川や海に流すこと。祓はらえの形代かたしろを流したことに由来する行事。雛送り。〈[季]春〉。→流し雛 ひな‐にんぎょう雛人形‥ギヤウ 雛祭にかざる人形。→ひな(雛)2 ひな‐の‐しゃくじょう雛の錫杖‥ヂヤウ ヒナノシャクジョウ科の多年草。無緑葉の腐生植物で、塊茎と多くのひげ根があり、地上部は白色で高さ数センチメートル。小さな鱗片葉を疎生する。夏に茎頂に小白花をかためてつける。名は、小さい棒状の外形をなぞらえたもの。西日本の暖地の林床に生ずる。 ひな‐の‐せっく雛の節句】 3月3日の雛祭の節句。桃の節句。〈[季]春〉 ひな‐の‐つかい雛の使‥ツカヒ 3月の節句に、雛を調度とともに乗物にのせて親類へ遣わす使い。〈[季]春〉 ひな‐の‐みやこ鄙の都】 諸国の国府の称。とおのみかど。 ⇒ひなのみやこ‐じ【鄙の都路】 ひなのみやこ‐じ鄙の都路‥ヂ 諸国の国府に通ずる路。 ⇒ひな‐の‐みやこ【鄙の都】 ひな‐の‐わかれ鄙の別れ】 都から遠い地方へ別れて行くこと。古今和歌集「思ひきや―におとろへて」 ひな‐びと鄙人】 田舎いなかの人。里人。 ひな・びる鄙びる】 〔自上一〕[文]ひな・ぶ(上二) ①田舎いなかの風を帯びる。いなかびる。伊勢物語「歌さへぞ―・びたりける」。「―・びた温泉宿」↔みやぶ。 ②言葉が訛なまる。 ひ‐なぶり火弄り・火嬲り】 火をもてあそぶこと。ひいじり。ひあそび。浄瑠璃、心中重井筒「人待つ宵の―や」 ひな‐ぶり鄙振・夷振・夷曲】 ①古代歌謡の曲名。宮廷に取り入れた大歌で、短歌形式または8〜9句。歌曲名はその一つの歌謡の歌詞から採ったもの。神代紀「此の両首歌辞ふたうたは今―と号なづく」 ②いなか風の歌。洗練されていない歌。椿説弓張月後編「暮しかねたる―を、聞てや笑ひ給ひけん」 ③狂歌。浮世風呂3「あなたは―をもお詠みなさるさうで」 ひな‐べ鄙辺】 鄙の方。田舎の地方。万葉集6「天離あまざかる―に退まかる」 ひな‐まつり雛祭】 3月3日の上巳じょうしの節句に、女児のある家で幸福・成長を祈って雛壇を設けて雛人形を飾り、調度品を具え、菱餅・白酒・桃の花などを供える行事。雛遊び。ひいなまつり。ひなえ。〈[季]春〉 ひな‐まめほん雛豆本】 雛道具用に作られた、特に小形の豆本。 ひ‐なみ日並・日次】 ①日記などに記す日の次第。日々の記録。 ②日ごとにすること。毎日。夫木和歌抄18「今日いくか―のみ狩かり暮し」 ③日のよしあし。ひがら。好色一代男3「明日の―を待ちしに」 ⇒ひなみ‐き【日次記】 ひなみ‐き日次記】 日記。 ⇒ひ‐なみ【日並・日次】 ひな‐もり夷守】 辺要の地を守ること。また、その人。万葉集4「―の駅家うまやに至り」 ひな‐や雛屋(→)「ひいなや」に同じ。 ひ‐なら‐ず日ならず】 いく日もたたないうちに。遠からず。近々。「―して実験は成功するだろう」 ひ‐なら・ぶ日並ぶ】 〔自下二〕 日をかさねる。万葉集6「茜さす―・べなくに」 ひ‐ならべ‐て日並べて】 毎日。日を重ねて。「けならべて」とも。万葉集20「―雨は降れども」 ひ‐なわ火縄‥ナハ ①竹・桧皮ひわだの繊維または木綿糸を縄に綯い、これに硝石を吸収させたもの。火をつけておき、火縄銃・鳥銃またはタバコの火などをつけるのに用いる。 ②近世、劇場でタバコ用の火縄を売った人。客のための雑用などもした。出方でかた。火縄売り。東海道中膝栗毛7「江戸で―といふは、京大坂にてはみな女なり」 ⇒ひなわ‐じゅう【火縄銃】 ⇒ひなわ‐づつ【火縄筒】 ひなわ‐じゅう火縄銃‥ナハ‥ 銃口から弾薬を装填し、火縄で火を点火薬につけて発射薬を誘爆させ、弾丸を発射する鉄砲。15世紀頃にヨーロッパで考案され、日本には1543年(天文12)種子島に伝わり、戦国時代から江戸後期にかけて広く使われた。火縄筒。種子島。 火縄銃 火縄銃 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒ひ‐なわ【火縄】 ひなわ‐づつ火縄筒‥ナハ‥ (→)火縄銃に同じ。 ⇒ひ‐なわ【火縄】 ひ‐なん非難・批難】 欠点・過失などを責めとがめること。「当局を―する」「―を浴びる」 ひ‐なん避難】 災難を避けること。災難を避けて他の所へのがれること。「安全な場所へ―する」「緊急―」 ⇒ひなん‐かいだん【避難階段】 ⇒ひなん‐こう【避難港】 ⇒ひなん‐ひろば【避難広場】 ⇒ひなん‐みん【避難民】 び‐なん美男】 ①容姿の美しい男。美男子。「―美女」 ②狂言の女役のかぶり物。長い白布を頭に巻き、余りを両胸へ垂らす。びなんかずら。美男帽子。 美男 ⇒びなん‐かずら【美男葛】 ⇒びなん‐せき【美男石】 ⇒びなん‐ぼうし【美男帽子】 ひなん‐かいだん避難階段】 災害時の避難の用に供する階段。 ⇒ひ‐なん【避難】 びなん‐かずら美男葛‥カヅラ ①〔植〕サネカズラの別称。〈[季]秋〉。また、サネカズラの茎を水に浸して得たねばり汁。鬢びん付け油の代用。美男石ともいう。 ②(→)美男2に同じ。 ⇒び‐なん【美男】 ひなん‐こう避難港‥カウ 悪天候の際などに海難を避けることができる港。入江の深い天然の港などを政令で指定。 ⇒ひ‐なん【避難】 び‐なんし美男子(→)美男びなん1に同じ。びだんし。 びなん‐せき美男石(→)美男葛かずら1に同じ。 ⇒び‐なん【美男】 ひなん‐ひろば避難広場】 災害時にそなえて指定または設置された避難先の広場。 ⇒ひ‐なん【避難】 びなん‐ぼうし美男帽子(→)美男2に同じ。 ⇒び‐なん【美男】 ひなん‐みん避難民】 天災地変・戦争などで避難した人々。 ⇒ひ‐なん【避難】

広辞苑 ページ 16649 での○日向に氷単語。