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○身二つになるみふたつになる🔗⭐🔉
○身二つになるみふたつになる
子供を生む。出産する。
⇒み【身】
み‐ぶつみょう【御仏名】‥ミヤウ
(→)仏名会ぶつみょうえに同じ。
みぶ‐でら【壬生寺】
京都市中京区壬生にある律宗別格本山。761年(天平宝字5)鑑真がんじんの開基と伝え、江戸時代は持戒念仏の拠点。壬生狂言で有名。新撰組ゆかりの寺でもある。小三井寺。地蔵院。心浄光院。宝幢三昧院。
みぶ‐な【壬生菜】
(京都壬生の原産)水菜の代表的な一品種。縁に切れ込みが無く、大きな株となる。漬物などにする。〈[季]春〉
み‐ふなしろ【御船代】
伊勢の皇大神宮で御樋代みひしろを納める具。形状が船に似ているから名づける。
みふね【三船】
姓氏の一つ。
⇒みふね‐としろう【三船敏郎】
みふね‐としろう【三船敏郎】‥ラウ
映画俳優。中国、青島生れ。主演作「羅生門」「七人の侍」「用心棒」「赤ひげ」「グランプリ」など。(1920〜1997)
⇒みふね【三船】
みぶ‐ねんぶつ【壬生念仏】
京都の壬生寺で4月下旬行われる大念仏会。〈[季]春〉。炭俵「門で押さるる壬生の念仏」(芭蕉)。→壬生狂言
みぶ‐の‐ただみね【壬生忠岑】
平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。忠見の父。古今集撰者の一人。歌風温和。歌学書「和歌体十種(忠岑十体)」は偽作ともいわれる。家集「忠岑集」。生没年未詳。
⇒みぶ【壬生】
みふみ‐はじめ【御書始】
⇒ごしょはじめ。増鏡「文治二年十二月一日―せさせ給ふ」
み‐ふゆ【み冬】
(ミは接頭語)冬の美称。万葉集17「―つぎ春はきたれど」
み‐ふゆ【三冬】
神無月かんなづき・霜月しもつき・師走しわす、すなわち陰暦の10月・11月・12月の称。さんとう。→三春みはる。
⇒みふゆ‐づき【三冬月】
みふゆ‐づき【三冬月】
陰暦12月の異称。
⇒み‐ふゆ【三冬】
みぶ‐よもぎ【壬生艾】
キク科の多年草。ヨーロッパ原産の薬用植物。セメン‐シナの代用としてドイツから輸入し、初め京都の壬生で試植したのでこの名がある。高さ60センチメートル前後。全株細毛を帯び、葉は線形に羽裂。夏から秋にかけ、卵形緑色の小頭状花を多数つける。駆虫薬サントニンをわずかに含む。
み‐ぶり【身振り】
①身を動かして感情・意志などを表すこと。また、その身のこなし。身のそぶり。好色二代男「また見にもどる―、ちいさきなりしてそれぞれのかしこさ」。「―手振りもおもしろく語る」
②役者などのしぐさをまねること。
③身なり。服装。好色一代男7「大門口の茶屋にて―を直し」
⇒みぶり‐きょうげん【身振狂言】
⇒みぶり‐げんご【身振り言語】
⇒みぶり‐し【身振師】
⇒みぶり‐しんごう【身振り信号】
みぶり‐きょうげん【身振狂言】‥キヤウ‥
身振りばかりで演ずる歌舞伎狂言。特に、子供の首振り芝居。
⇒み‐ぶり【身振り】
みぶり‐げんご【身振り言語】
(sign language; non-verbal language)身振りで自分の思考や感情を伝達する方法。身体言語。ボディー‐ランゲージ。↔音声言語。
⇒み‐ぶり【身振り】
みぶり‐し【身振師】
役者の身振りなどをまねする芸人。新内節、蘭蝶「浮世声色こわいろ―と、名に流れたる市川や」
⇒み‐ぶり【身振り】
みぶり‐しんごう【身振り信号】‥ガウ
連想しやすい身振り・手まねでする通信。
⇒み‐ぶり【身振り】
み‐ぶるい【身振い・身震い】‥ブルヒ
①身を振り動かすこと。
②寒さ・恐ろしさのため、あるいは勇みたつときなどに身体がふるえること。「思わず―する」
み‐ぶん【身分】
①身の上。境遇。浮世風呂4「ハテ、結構な御―だ」
②社会関係を構成する地位や職業の序列。封建社会における士農工商はその例。
⇒みぶん‐けん【身分権】
⇒みぶん‐こうい【身分行為】
⇒みぶん‐しょうめいしょ【身分証明書】
⇒みぶんせい‐ぎかい【身分制議会】
⇒みぶん‐そうおう【身分相応】
⇒みぶん‐そうぞく【身分相続】
⇒みぶん‐はん【身分犯】
⇒みぶん‐ほう【身分法】
み‐ぶん【未分】
まだ分かれていないこと。未分化。
み‐ぶんか【未分化】‥クワ
①本来は分かれるべきものが、まだ分かれていないこと。未分。「その学問はまだ―の状態だ」
②〔生〕生物の個体・系統の発生において、分化が進んでいないこと。
みぶん‐けん【身分権】
〔法〕親族的身分関係に基づいて認められる権利。親権・相続権の類。親族権。
⇒み‐ぶん【身分】
みぶん‐こうい【身分行為】‥カウヰ
〔法〕婚姻・協議離婚・認知・養子縁組・協議離縁など親族関係の変動を目的とする法律行為。↔財産行為。
⇒み‐ぶん【身分】
みぶん‐しょうめいしょ【身分証明書】
官庁・会社・学校などで、その官吏・職員・生徒であることを証明するために発行する文書。
⇒み‐ぶん【身分】
みぶんせい‐ぎかい【身分制議会】‥クワイ
中世後期以来、ヨーロッパ諸国の君主が招集した特権諸身分の議会。多くは聖職者・貴族・平民の三身分の代表から成り、フランスの三部会はその典型。課税承認権などによりしばしば君主権を拘束したが、絶対主義の成立とともに国政から排除された。
⇒み‐ぶん【身分】
みぶん‐そうおう【身分相応】‥サウ‥
身分にふさわしいこと。また、そのさま。分相応。「―な暮らし」
⇒み‐ぶん【身分】
みぶん‐そうぞく【身分相続】‥サウ‥
旧民法で、戸主が死亡した時、その身分を承継する相続。↔財産相続。
⇒み‐ぶん【身分】
みぶん‐はん【身分犯】
一定の身分がその成立要件または刑の加減要件とされる犯罪。職権濫用罪・収賄罪・業務上横領罪の類。
⇒み‐ぶん【身分】
みぶん‐ほう【身分法】‥ハフ
婚姻・親子・相続のような人の身分関係とこれに関連した財産関係とを規律する法の全体。親族法および相続法。家族法とも呼ばれる。↔財産法
⇒み‐ぶん【身分】
ミヘルス【Robert Michels】
ドイツの政治社会学者。ドイツ社会民主党の分析から「寡頭制支配の鉄則」という理論命題を抽出。著「現代民主政における政党の社会学」など。(1876〜1936)
み‐へん【身偏】
漢字の偏の一種。「躬」「躯」などの偏の「身」の称。
みぼう‐じん【未亡人】‥バウ‥
[左伝荘公28年](まだ死なずにいる人の意で、本来は自称の語)夫と死別した女性。寡婦。ごけ。びぼうじん。
み‐ぼし【水乾し】
(→)芽乾しに同じ。
み‐ぼし【箕宿】
二十八宿の一つ。射手座いてざの東部。箕き。
みほ‐じんじゃ【美保神社】
島根県松江市美保関町にある元国幣中社。祭神は事代主神ことしろぬしのかみ・美穂津姫命。→青柴垣あおふしがきの神事
みほのせき【美保関】
島根県松江市の地名。島根半島東端の漁港で、船の出入を監視する海関を置いたので関の名がある。美保神社・関の五本松などで知られる。隠岐島への連絡港。
みほのまつ【三保の松】
常磐津。本名題「三保松富士晨明ふじのあけぼの」。河竹黙阿弥作詞。6世岸沢式佐作曲。1892年(明治25)初演。駿河付近の名所や羽衣伝説に取材。
みほ‐の‐まつばら【三保の松原】
静岡市清水区の南東部から駿河湾中へ突出した砂嘴さし。古来、富士を望む景勝地として聞こえ、羽衣の松・御穂神社がある。三保崎。
三保の松原
撮影:関戸 勇
三保の松原 羽衣の松
撮影:関戸 勇
み‐ぼめ【身褒め】
自分で自分をほめること。自慢。能因本枕草子雨のうちはへふるころ「あまりなる御―かな」
み‐ほ・れる【見惚れる】
〔自下一〕[文]みほ・る(下二)
見てほれぼれとなる。見て我を忘れる。見とれる。
みぼろ‐ダム【御母衣ダム】
岐阜県北西部、庄川上流にあるロックフィル‐ダム。発電用。高さ131メートル。有効貯水量3.3億トン。最大出力21.5万キロワット。1961年完成。
み‐ほん【見本】
①ある商品・製作品の品質・意匠・効用などを知らせるために、その中から一部を取り出して示すもの。また、そのために作った品物。サンプル。
②転じて、代表的な例。「悪人の―のような男」
⇒みほん‐いち【見本市】
⇒みほん‐ずり【見本刷】
みほん‐いち【見本市】
商品見本を陳列して宣伝・紹介を行い、大量取引をなす市場。
⇒み‐ほん【見本】
みほん‐ずり【見本刷】
見本にするための印刷。また、その印刷物。
⇒み‐ほん【見本】
み‐ま【御体】
天皇の御身体。おおみま。四時祭式「御体(辞に於保美麻と曰ふ)を卜うらなふ」
み‐ま【御孫】
貴人の孫また子孫の尊敬語。神代紀下「皇孫すめみま」
み‐ま【御馬】
神・天皇・貴人の乗る馬。万葉集5「―近づかば忘らしなむか」
みま【美馬】
徳島県中北部の市。吉野川中流域の両岸に位置する。北岸の脇わき町はかつて藍の集散地として栄え、うだち(卯建)の連なる町並みで有名。人口3万5千。
み‐まい【見舞】‥マヒ
①見まわること。巡視。狂言、瓜盗人「畑主も―は致すまい」
②訪れること。訪問。狂言、伯母が酒「殊の外しわい人でござつて、いつ―に参つても、たくさんにある酒をただの一つ飲めと言はれたことがござらぬ」
③災難をうけたり、病気にかかったりした人を訪れ、または手紙で問い慰め、また金品などを贈ること。また、その手紙や金品。「暑中―」「陣中―」
⇒みまい‐じょう【見舞状】
⇒みまい‐もの【見舞物】
みまい‐じょう【見舞状】‥マヒジヤウ
見舞の手紙。
⇒み‐まい【見舞】
みまい‐もの【見舞物】‥マヒ‥
見舞のために贈る物。見舞品。
⇒み‐まい【見舞】
み‐ま・う【見舞う】‥マフ
〔他五〕
①見まわる。巡視する。狂言、柿山伏「とりわき柿が大なり致いてござるによつて、毎日―・ふことでござる」
②おとずれる。訪問する。とぶらう。狂言、花子「座禅の間、女と目と目を見合はせても座禅が無足むそくするによつて、そなたの―・ふことはなるまいぞ」
③災難をうけたり病気にかかったりした人を訪れ、手紙で問い慰め、また金品などを贈る。天草本伊曾保物語「ある医師くすし一人の病者のもとに―・ひ」。「安否を―・う」
④(天災・攻撃などが)襲う。「台風に―・われる」「げんこつを一発―・う」
み‐まうし【見まうし】
見ることが厭わしい。見ることがつらい。源氏物語葵「見まうくおぼし捨てむも」→まうし
み‐まえ【御前】‥マヘ
貴人または神仏の前。御前ごぜん。古今和歌集神遊歌「神の―に茂りあひにけり」
みま‐かい【御馬飼・飼部】‥カヒ
馬飼うまかいの美称。神功紀「伏したがひて―とならむ」
み‐まが・う【見紛ふ】‥マガフ
〔他下二〕
(五段にも活用)見まちがえる。見誤る。枕草子40「白樫といふものは…いづくともなく雪のふりおきたるに―・へられ」。「昼かと―・う明るさ」
み‐まかせ【身任せ】
自分の思うままにすること。身に束縛を受けないこと。身まま。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「来らい二月には年ねんも明き、―になる吾妻」
み‐まか・る【身罷る】
〔自五〕
(身が現世からあの世へ罷り去る意)死ぬ。景行紀「病に臥して薨みまかりぬ」
み‐まき【身まき】
血統の同じ一族。身うち。→まき
み‐まき【御牧】
古代の朝廷の直轄牧場。左右馬寮の所管で甲斐・武蔵・信濃・上野などの国々にあった。
み‐まく【見まく】
(見ムのク語法)見るだろうこと。見ようとすること。見ること。万葉集2「妹が光儀すがたを―苦しも」
み‐まくさ【御馬草・御秣】
「まくさ」の美称。万葉集7「君が来まさば―にせむ」
みまさか【美作】
①旧国名。713年(和銅6)、備前より分離独立。今の岡山県の北部。作州。
②岡山県北東部の市。農業・林業が中心。出雲街道・因幡街道が通る。人口3万2千。
み‐まさり【見優り】
みまさること。源氏物語末摘花「―するやうもありかし」↔見劣り
み‐まさ・る【見優る】
〔自四〕
①見るたびごとに前よりもまさって見える。また、想像よりもまさって見える。狭衣物語4「今少し若やげにらうたげなる筋さへ添ひて、―・りける事さへ口惜しう」
②他に比べてまさって見える。本朝二十不孝「風俗姉に―・りて」
↔見劣る
み‐まし【御席・御座】
天皇または貴人の御座所。また、その座に敷くもの。おまし。神代紀上「新宮にいなえのみやの―の下に」
み‐まし【汝】
〔代〕
(イマシより敬意が高い)相手を尊敬して呼ぶ語。きみ。まし。続日本紀31「―大臣の仕へ奉り来し状さまは」
み‐ます【三枡】
枡の大・中・小を三つ重ねた形。市川団十郎などの紋所。
三枡
⇒みます‐ごうし【三枡格子】
⇒みます‐じま【三枡縞】
⇒みます‐つた【三枡蔦】
み‐ま・す【見増す】
〔自四〕
みまさる。曾我物語1「聞きしより―・しておぼゆるものかな」
みます‐ごうし【三枡格子】‥ガウ‥
三枡を連ねた格子縞。団十郎格子。
⇒み‐ます【三枡】
みます‐じま【三枡縞】
三枡格子の縞柄。
⇒み‐ます【三枡】
みます‐つた【三枡蔦】
紋所の名。三枡の中に蔦の葉を描いたもの。
⇒み‐ます【三枡】
みまそ‐が・り【在そがり】
〔自ラ変〕
(ミマソカリとも)「いまそがり」に同じ。伊勢物語「おほきおとどの栄華の盛りに―・りて」→いますがり
み‐また【水派・水俣】
水の分かれて流れるところ。みなまた。〈用明紀訓注〉
み‐まち【巳待】
己巳つちのとのみの日に行う弁財天の祭。
み‐まちがい【見間違い】‥マチガヒ
みまちがうこと。誤認。
み‐まちが・う【見間違う】‥マチガフ
〔他五〕
(→)「見間違える」に同じ。
み‐まちが・える【見間違える】‥マチガヘル
〔他下一〕[文]みまちが・ふ(下二)
他のものと見誤る。みちがえる。「姉と妹を―・える」
み‐まつり【箕祭】
米の収穫が終了した後、使用した箕を祭る祝い。〈[季]冬〉
みまな【任那】
4〜6世紀頃、朝鮮半島の南部にあった伽耶かや諸国の日本での呼称。実際には同諸国のうちの金官国(現、慶尚南道金海)の別称だったが、日本書紀では4世紀後半に大和政権の支配下に入り、日本府という軍政府を置いたとされる。この任那日本府については定説がないが、伽耶諸国と同盟を結んだ倭・大和政権の使節団を指すものと考えられる。にんな。→伽耶
み‐まね【見真似】
見てまねること。「見よう―」
みま‐の‐みこと【御孫命】
天照大神あまてらすおおみかみの子孫、すなわち天皇。すめみまのみこと。続日本紀15「天つ神―の取り持ちて」
み‐まま【身儘】
思うままに振る舞うこと。特に、遊女が自由の身になること。みまかせ。歌舞伎、傾城壬生大念仏「銀が四貫匁あれば、太夫様は―にならしやますが」
み‐まも・る【見守る】
〔他五〕
①見て番をする。事が起こらないように注意して見る。「子の成長を―・る」
②じっと見つめる。熟視する。「衆人の―・る中での離れ業」「成行きを―・る」
み‐まや【御馬屋・御厩】
(ミウマヤの約)「うまや」の尊敬語。
み‐まわし【見回し】‥マハシ
①見まわすこと。監督。浄瑠璃、心中重井筒「言付も―も口は一つ目は二つ」
②〔建〕正面から側面へのつづき。
み‐まわ・す【見回す】‥マハス
〔他五〕
あたりをぐるりと見る。方々を見る。二葉亭四迷、浮雲「落着て居廻りを―・すと」
み‐まわり【見回り・見廻り】‥マハリ
用心・警戒のため、見回ること。また、その人。巡視。
⇒みまわり‐ぐみ【見廻組】
みまわり‐ぐみ【見廻組】‥マハリ‥
幕末、京都守護のため組織された幕府の警備隊。新撰組と並んで京都守護職松平容保かたもりに付属。隊士は主として旗本の子弟から成り、尊王攘夷派などの鎮圧に当たった。
⇒み‐まわり【見回り・見廻り】
み‐まわ・る【見回る・見廻る】‥マハル
〔自五〕
見ながらまわり歩く。回り歩いて見物または監視する。巡視する。
み‐まん【未満】
その数に達しないこと。「1円―切捨て」「18歳―は立入禁止」
みみ【耳】
①聴覚をつかさどる器官。人では外耳・中耳・内耳の3部に分かれ、外耳は耳介と外耳道とから成り、外耳道の内端には、空気の振動を伝える鼓膜がある。鼓膜の振動は、中耳にある3個の骨によって伝えられ内耳に達し、聴神経を刺激して聴覚を生じる。また、内耳には一般に平衡器官が含まれている。万葉集19「―聞き眼に見るごとに」→外耳→中耳→内耳。
耳の構造
耳介
外耳道
鼓膜
鼓室
耳管
蝸牛殻
耳小骨
砧骨
鐙骨
槌骨
三半規管
②耳介のこと。耳朶じだ。「―を動かす」
③聞くこと。聞こえること。聴覚。また、音に対する感受性。「地獄―」「―がよい」
④耳介のような形をした取手とって。
⑤針のめど。みみず。
⑥織物・紙類または食パンなどの縁、またその縁の厚くなったところ。
⑦書籍の部分の名。上製本で、本の開きをよくするため、中身の背を両側に押し広げた隆起部分。→装丁(図)。
⑧大判・小判のへり。転じて、その枚数。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「千両の小判、―が欠けてもならぬ」
⑨暖簾のれん・草鞋わらじなどの紐を通すための小さい輪。乳ち。
⑩近世の兜かぶとの吹返しの俗称。
⇒耳が痛い
⇒耳が汚れる
⇒耳が肥える
⇒耳が近い
⇒耳が遠い
⇒耳が早い
⇒耳聞く
⇒耳順う年
⇒耳に当たる
⇒耳に入れる
⇒耳に逆らう
⇒耳に障る
⇒耳にする
⇒耳に胼胝ができる
⇒耳に立つ
⇒耳につく
⇒耳にとどまる
⇒耳にとまる
⇒耳にとめる
⇒耳に残る
⇒耳に入る
⇒耳に挟む
⇒耳を疑う
⇒耳を掩いて鐘を盗む
⇒耳を貸す
⇒耳を傾ける
⇒耳を聞く
⇒耳を滌ぐ
⇒耳を澄ます
⇒耳を攲てる
⇒耳を揃える
⇒耳を立てる
⇒耳を潰す
⇒耳を塞ぐ
み‐み【身身】
①(「―となる」の形で)身二つになること。子を生むこと。宇津保物語俊蔭「―とだになり給ひなば、嫗おひかづきても仕うまつらん」
②その身その身。各人の身。源氏物語蓬生「おのが―につけたるたよりども思ひ出でて」
みみ‐あか【耳垢】
耳の孔にたまる垢。みみかす。みみくそ。
みみ‐あたらし・い【耳新しい】
〔形〕
聞くのは初めてである。聞いて珍しい。初耳である。「―・いニュース」
みみ‐あて【耳当て】
耳に当てて覆う防寒具。耳袋。
みみ‐いか【耳烏賊】
ダンゴイカ科のイカ。胴長は約4センチメートル。耳状のひれは大きく、胴長の半ば以上になる。発光細菌を胴体と内臓の隙間の外套腔がいとうこう内に持ち、発光する。北海道以南のアジアの海域に分布。食用。
みみ‐いし【耳石】
敷石などの端に据える石。〈日葡辞書〉
みみ‐いと【耳糸】
織物の耳の部分をなす経糸たていと。
みみ‐うち【耳打ち】
相手の耳元に口を寄せてささやくこと。耳語じご。私語。耳みみ談合。「そっと―する」
みみおり‐ひょうし【耳折表紙】‥ヲリヘウ‥
製本の際、小口を保護するためにちりの部分を張り出して折り込むように仕立てた表紙。→装丁(図)
ミミガー
沖縄で、食品としての豚の耳。ゆでて繊切りにし、和え物や酢の物にする。




広辞苑 ページ 18959 での【○身二つになる】単語。