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○向こうを張るむこうをはる🔗🔉

○向こうを張るむこうをはる 対抗する。張りあう。 ⇒むこう【向こう】 むこ‐かしずき婿傅き‥カシヅキ 婿を大事に世話すること。源氏物語宿木「時のみかどの、かくおどろおどろしきまで―し給ふべき」 むこ‐がね婿がね】 やがて婿になるべき男。かねて婿にと考えていた人。伊勢物語「―によみておこせたりける」 む‐こきゅう無呼吸‥キフ 自発的な呼吸が停止した状態。意図的ではなく、10秒以上持続するものをいう。呼吸中枢の障害や薬物の作用などにより出現する。 む‐こく無告】 [書経大禹謨]自分の苦しみを告げ訴えることができないこと。また、たよりとするところのないこと。また、その者。 ⇒むこく‐の‐たみ【無告の民】 む‐ごく無極】 この上もないこと。無上至極。日葡辞書「ムゴク。キワマリナク」 む‐こくせき無国籍】 国籍がないこと。比喩的に、どこの国のものとも言えないこと。「―料理」 むこく‐の‐たみ無告の民】 告げ訴えて救いを求めることのできない人民。また、よるべのない者。折たく柴の記「そもそも当時天下―、いづれの所にか来り訴ふべき」 ⇒む‐こく【無告】 むこ‐ご婿子】 婿である子。むこ。 むこ‐ざ婿座(→)竪座たてざに同じ。 む‐こし無腰】 刀剣を佩びていないこと。まるごし。 ムコ‐たとうムコ多糖‥タウ (mucopolysaccharide)アミノ糖(糖の水酸基がアミノ基で置換されたもの)を構成成分として含む多糖の総称。ヒアルウロン酸・コンドロイチン硫酸・ヘパリン・キチンの類。ムコはラテン語で粘液の意のmucusに由来。 むご‐たらし・い惨たらしい・酷たらしい】 〔形〕 むごいさまである。残酷である。「―・い殺し方」→むごい む‐こつ無骨】 ①骨のないこと。 ②⇒ぶこつ むこ‐とりむこ取り】 (「むこ」は海藻の意。伊豆南端地方で)海藻採取のこと。 むこ‐とり婿取り】 婿を迎えること。枕草子25「―して四五年まで産屋のさわぎせぬ所も、いとすさまじ」 ⇒むことり‐むすめ【婿取り娘】 むことり‐むすめ婿取り娘】 婿を迎えるべき家つきの娘。 ⇒むこ‐とり【婿取り】 むこ‐にげ婿逃げ】 婿入りのとき、婿が宴半ばで先に退席する習俗。全国に分布し、婿の牛戻り、食い逃げ、食い立ち、尻逃げなど異称も多い。 むこ‐の‐とまり武庫泊】 兵庫県の武庫川河口付近にあった古代の港。武庫津。武庫浦。 むこ‐ひきで婿引出(→)婿引出物に同じ。 ⇒むこひきで‐もの【婿引出物】 むこひきで‐もの婿引出物】 婚姻の時に舅しゅうとから婿に与える引出物。 ⇒むこ‐ひきで【婿引出】 むこ‐ぼし婿星(→)彦星に同じ。 むこ‐まぎらかし婿紛らかし】 婚礼で婿に同行する同年輩の男性。↔よめまぎらかし むこ‐みょうせき婿名跡‥ミヤウ‥ 娘に婿を迎えて自分の家の相続者とすること。また、その婿。 むこ‐ようし婿養子‥ヤウ‥ 養子縁組によって婿となった人。 ⇒むこようし‐えんぐみ【婿養子縁組】 むこようし‐えんぐみ婿養子縁組‥ヤウ‥ 男子が養子となるに際し、養親の娘と結婚すること。すなわち養子縁組と結婚とが同時に成立すること。 ⇒むこ‐ようし【婿養子】 むご‐らし・い惨らしい・酷らしい】 〔形〕[文]むごら・し(シク) (→)「むごたらしい」に同じ。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「夫の心の―・しや」。尾崎紅葉、不言不語「旦那様の―・う余所余所しき御待遇しうちは」 む‐こん無根】 ①根拠となる事実のないこと。「事実―」 ②仏道に縁のない者。 む‐こん無痕】 痕跡をとどめていないこと。 む‐こん夢魂】 夢を見ている間のたましい。 む‐ごん無言】 ①ものを言わないこと。天草本伊曾保物語「与へうずる珠が無うて―するによつて」。「―でうなずく」「―電話」 ②(→)「無言の行」の略。山家集「―なりけるころ、ほととぎすの初声を聞きて」 ⇒むごん‐か【無言歌】 ⇒むごん‐げき【無言劇】 ⇒むごん‐どうじょう【無言道場】 ⇒むごん‐の‐ぎょう【無言の行】 むごん‐か無言歌】 (Lieder ohne Worte ドイツ)(歌詞のない歌曲の意)歌曲風の旋律をもつ小器楽曲。メンデルスゾーン作曲のピアノ作品が有名。 メンデルスゾーン 提供:Lebrecht Music & Arts/APL →無言歌 「春の歌」 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ⇒む‐ごん【無言】 むごん‐げき無言劇(→)パントマイムに同じ。 ⇒む‐ごん【無言】 むごん‐どうじょう無言道場‥ダウヂヤウ 無言で修行する道場。沙石集4「―に物申す様候はず」 ⇒む‐ごん【無言】 むごん‐の‐ぎょう無言の行‥ギヤウ 無言でする戒行かいぎょう。無言行。無言戒。無言。転じて、口をきかず黙り込んでいること。 ⇒む‐ごん【無言】 む‐さ武者】 (サはシャの直音化) ⇒むしゃ。梁塵秘抄「―の好むもの、紺よ紅山吹濃き蘇芳」 む‐さ無作】 〔仏〕因縁によって生成されたものでないこと。因縁の世界を超越した悟りの境地。↔有作うさ ⇒無作の大善 む‐さい無才】 才能のないこと。才知のないこと。むざえ。源氏物語帚木「―の人、なまわろならん振舞など見えんに」 む‐さい無妻】 妻のないこと。また、その男。独身。 む‐さい無菜】 菜さいのないこと。副食物のないこと。 むさ・い 〔形〕[文]むさ・し(ク) ①むさぼり欲する心が強い。卑しい。下品である。甲陽軍鑑15「もとより礼儀をつかうて身を立つる人には心―・ければ」 ②不潔で不快である。きたならしい。むさくるしい。狂言、粟田口「側近う使ふにはちと―・いなあ」。「―・い所へよくおいで下さいました」 む‐ざい無罪】 ①罪のないこと。無辜むこ。 ②犯罪であると認定すべき証拠がないこと。また、その判決。↔有罪。 ⇒むざい‐ほうめん【無罪放免】 むざい‐がき無財餓鬼】 食べようとしても食物のない餓鬼。↔有財うざい餓鬼 む‐さいしょく無彩色】 白から灰色を経て黒に至る系列の色。 むざい‐ほうめん無罪放免‥ハウ‥ 罪を犯したと認定する証拠がなく、釈放されること。疑いが晴れて、その件から解放されること。 ⇒む‐ざい【無罪】 む‐ざえ無才(→)「むさい」に同じ。宇津保物語藤原君「―のをのこは先に立つ」 ムサカmoussaka】 地中海東部地域の料理。牛や羊のひき肉と茄子なすの薄切りとを交互に重ねてオーブンで焼く。 む‐さく無作】 ぶこつなこと。ぶさく。 む‐さく無策】 ほどこすべき手立てを持っていないこと。「無為―」 む‐さくい無作為‥ヰ 作為のないこと。意図的に手を加えることなく、偶然にまかせること。ランダム。 ⇒むさくい‐ちゅうしゅつ【無作為抽出】 むさくい‐ちゅうしゅつ無作為抽出‥ヰチウ‥ 標本調査を行う際、標本を母集団から選出するのに、ある部分に偏しないよう、ばらばらに抜き出す方法。この目的で、さいころや乱数表などを使うことがある。任意抜き取り。確率抽出。ランダム‐サンプリング。 ⇒む‐さくい【無作為】 むさ‐くさ ①みだれもつれたさま。もじゃもじゃ。男色大鑑「―としたお髭さはりとなりて」 ②理性に欠け、また順序がなく、みだりがわしいさま。日葡辞書「ムサクサナコトヲイウ、また、スル」 ③心が晴れやかでないさま。むしゃくしゃ。むさむさ。 むさくるし・い 〔形〕 ごちゃごちゃときたならしい。だらしなく不潔である。むさくろしい。「―・い所ですがぜひお寄り下さい」「―・い身なり」 むさくろし・い 〔形〕[文]むさくろ・し(シク) (→)「むさくるしい」に同じ。狂言、髭櫓「常々わらはも―・しく思うて居ますに」 むささび鼺鼠・鼯鼠】 (古くはムザサビとも)リス科の哺乳類。体長40センチメートル。背は黒褐色、腹は白色、頬は白い。前後肢の間に飛膜が発達し、木から木へ滑空する。昼は樹木の空洞内に潜み、夜出て、木の芽・果実などを食う。アジア東部、日本では北海道を除く森林に分布。晩鳥ばんどり。のぶすま。尾被おかずき。〈[季]冬〉。万葉集3「―は木末こぬれ求むとあしひきの山の猟夫さつおにあひにけるかも」 むささび ムササビ 提供:東京動物園協会 む‐さし六指】 ①(→)「六つむさし」に同じ。 ②(→)「じゅうろくむさし」に同じ。 ③地上に大路・小路の形を描き、銭を投げて勝負を争う子どもの遊戯。 むさし武蔵】 (古くはムザシ)旧国名。大部分は今の東京都・埼玉県、一部は神奈川県に属する。武州。 ⇒むさし‐あぶみ【武蔵鐙】 ⇒むさし‐がすり【武蔵絣】 ⇒むさしきゅうりょう‐しんりん‐こうえん【武蔵丘陵森林公園】 ⇒むさし‐こばん【武蔵小判】 ⇒むさし‐しちとう【武蔵七党】 ⇒むさし‐ひら【武蔵平】 ⇒むさし‐むらやま【武蔵村山】 むさし‐あぶみ武蔵鐙】 ①昔、武蔵国で製作された鐙。鐙を力革ちからがわに続ける鋂くさりの代りに、先に鉸具かこをつけた紋板(透し文様入りの一枚鉄)を用いたもの。儀式用のほか、一般にも普及。伊勢物語「―さすがにかけて頼むにはとはぬもつらしとふもうるさし」→鐙(図)。 ②サトイモ科の多年草。暖地の林下などに自生する。緑と白の縞の仏炎苞ぶつえんほうをもつ花を開く。その上部の巻いているさまが、やや鐙に似る。漢名、由跋。 むさしあぶみ ⇒むさし【武蔵】 むさし‐がすり武蔵絣】 武蔵国村山(現、東京都武蔵村山市)付近から産出する木綿絣。もと、村山絣・所沢絣と称した。 ⇒むさし【武蔵】 むさしきゅうりょう‐しんりん‐こうえん武蔵丘陵森林公園‥キウ‥ヱン (→)森林公園2に同じ。 ⇒むさし【武蔵】 むさし‐こばん武蔵小判】 1714年(正徳4)、慶長時代の貨幣制度に復するため、江戸幕府が鋳造した小判金。正徳小判。→正徳金⇒むさし【武蔵】 むさし‐しちとう武蔵七党‥タウ 平安末期から鎌倉時代にかけて、武蔵国在住の土豪の組織した同族の集団。ふつう丹・私市きさい・児玉・猪俣・西・横山・村山の七党が挙げられる。 ⇒むさし【武蔵】 むさしの武蔵野】 ①㋐関東平野の一部。埼玉県川越以南、東京都府中までの間に拡がる地域。広義には武蔵国全部。 ㋑東京都中部の市。吉祥寺を中心とする中央線沿線の衛星都市。人口13万8千。 ②大盃の名。梅暦「―といふは大盃にて、飲み(野見)つくされぬといふ謎なりとぞ」 ③国木田独歩の第1文集。1901年(明治34)刊。「武蔵野」「源おぢ」などを収め、清新な浪漫的香気に富み、武蔵野の新しい自然美を描いて有名。 →文献資料[武蔵野] ⇒むさしの‐せん【武蔵野線】 ⇒むさしの‐りょう【武蔵野陵】 むさしの‐せん武蔵野線】 東京のJR外郭環状線。鶴見・西船橋間100.6キロメートルおよび貨物支線。旅客運輸は府中本町・西船橋間71.8キロメートル。 ⇒むさしの【武蔵野】 むさしの‐りょう武蔵野陵】 昭和天皇の皇陵。東京都八王子市長房町の武蔵陵墓地内で、多摩御陵・多摩東陵の北東にある。上円下方墳。むさしののみささぎ。 ⇒むさしの【武蔵野】 むさし‐ひら武蔵平】 武蔵国(東京都)八王子から産出する絹の袴地はかまじ。八王子平。 ⇒むさし【武蔵】 むさし‐むらやま武蔵村山】 東京都西郊、狭山丘陵南麓の市。狭山茶と村山大島が特産の畑作農業地帯であったが、近年、住宅団地の建設と工場の進出が進行。人口6万7千。 ⇒むさし【武蔵】 む‐さつ無札】 客が切符を持たないこと。「―乗車」 む‐ざつ無雑】 まじりけなく、純一なこと。 むさ‐と 〔副〕 (ムザトとも) ①惜しげもなく。わけもなく。むやみに。耳底記「古今ぢやというて、―秘すべきにあらず」 ②不注意に。無造作に。うかと。天草本平家物語「―したことを言う宗盛かなと言うて」 む‐ざね】 (「身実むざね」の意)まさしくその身。正身そうじみただみ。正体。景行紀「―は神人かみにます」

広辞苑 ページ 19128 での○向こうを張る単語。