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うめ【梅】🔗⭐🔉
うめ【梅】
(「梅」の呉音メに基づく語で、古くはムメとも)
①バラ科サクラ属の落葉高木。中国原産。古く日本に渡来。樹皮は黒褐色。早春、葉に先だって開く花は、5弁で香気が高く、平安時代以降、特に香を賞で、詩歌に詠まれる。花の色は白・紅・薄紅、一重咲・八重咲など多様。果実は梅干あるいは梅漬とし、木材は器物とする。未熟の果実を生食すると、しばしば有毒。ブンゴウメ・リョクガクバイなど品種多数。好文木こうぶんぼく。〈[季]春〉。万葉集8「冬木の―は花咲きにけり」
梅
撮影:関戸 勇
ウメ(花)
撮影:関戸 勇
②紋所の名。梅の花をかたどったもの。梅鉢・裏梅など種々ある。
梅
③襲かさねの色目。(→)「うめがさね」に同じ。
⇒梅伐らぬ馬鹿桜伐る馬鹿
⇒梅と桜
⇒梅に鶯
⇒梅は食うとも核食うな、中に天神寝てござる



広辞苑 ページ 1957 での【梅】単語。