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○弱き者よ汝の名は女なりよわきものよなんじのなはおんななり🔗🔉

○弱き者よ汝の名は女なりよわきものよなんじのなはおんななり (シェークスピアの戯曲「ハムレット」から)女とは何と心弱いものであることか。女はとかく男よりも弱い立場に置かれるものであるということ。 ⇒よわ・い【弱い】 よわ‐ぎん弱吟】 謡曲の発声法の一つ。強吟つよぎんにくらべて音域が広く、音階が安定的で、声の顫動せんどうも規則的な部分。広範囲の謡で用い、とくに優美・沈痛などの表現には必ず用いる。柔吟。↔強吟 よわ‐げ弱気(→)「よわき」に同じ。平家物語12「敵に―を見えじと、押ふる袖のひまよりも余りて涙ぞこぼれける」 よわ‐ごし弱腰】 ①腰の左右の細いところ。おびしばり。好色一代男5「脇の下をつめり股をさすり、首すぢをうごかし―をこそぐり」 ②相手に立ち向かう意気地のないこと。消極的な態度。「―になる」「―外交」↔強腰 よわ‐ざいりょう弱材料‥レウ (取引用語)相場を下落させる原因となる種々の事柄。安材料。悪材料。売材料。↔強材料 よわ・し弱し】 〔形ク〕 ⇒よわい よわぞう弱蔵‥ザウ (擬人名)精力の弱い人。好色一代女1「生れつきて男の―は、女の身にしてはかなしき物ぞかし」 よ‐わたし夜亘し】 よどおし。一晩中。終夜。よもすがら。万葉集18「昼暮らし―聞けど」 よ‐わたらい世渡らひ‥ワタラヒ (→)「よわたり」に同じ。撰集抄「―の乏しく侍りしままに」 よ‐わたり世渡り】 世の中で生活してゆくこと。くちすぎ。よすぎ。よわたらい。渡世。古今著聞集16「―にも不足なければ」。「―のうまい人」 よ‐わた・る世渡る】 〔自四〕 世の中で生活してゆく。 よ‐わた・る夜渡る】 〔自四〕 夜間に渡り行く。夜の間に過ぎゆく。万葉集15「―・る月ははやも出でぬかも」 よわなさけうきなのよこぐし与話情浮名横櫛】 歌舞伎脚本。9幕。3世瀬川如皐作の世話物。通称「切られ与三よさ」。1853年(嘉永6)初演。複雑なお家騒動の筋であるが、伊豆屋与三郎と木更津の博徒の妾お富との見初め、露見、再会が中心で、特に再会の「源氏店(玄冶店げんやだな)」が強請場ゆすりばとして有名。 →文献資料[与話情浮名横櫛(源氏店の場)] よわ‐ね弱音】 ①弱々しい声音こわね。力のない物言い。 ②いくじのない言葉。「―を吐く」 よわ‐の‐あき夜半の秋ヨハ‥ 秋の夜なか。〈[季]秋〉 よわ‐の‐あらし夜半の嵐ヨハ‥ ①夜吹く嵐。 ②(親鸞聖人絵詞伝「明日ありと思ふ心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」に基づく)一夜にして桜花を散らす嵐。無常の風。無常迅速のたとえ。 よわ‐の‐けぶり夜半の煙ヨハ‥ 夜立つけむり。特に、火葬のけむり。 よわのねざめ夜半の寝覚ヨハ‥ (→)「夜の寝覚よるのねざめの別称。 よわ‐び弱火】 煮炊きで、火力の弱い火。とろ火。 よわ‐ふくみ弱含み】 (取引用語)相場の動きが下がり気味の状態。よわぶくみ。↔強含み よわま・る弱まる】 〔自五〕 弱くなる。 よわ‐み弱み】 ①弱い気味。甲陽軍鑑9「強過たる大将は…何事につきても―なることをきらひ給へど」 ②うしろめたい所。弱点。「―につけこむ」「―を握る」 よわ‐みそ弱味噌】 ①質の悪い味噌。おにみそ。 ②弱い者をののしっていう語。 よわ・む弱む】 〔他下二〕 ⇒よわめる(下一) よわ‐むし弱虫】 いくじのない者をののしっていう語。「―のくせに強がる」 よわ‐め弱目】 弱った状態。よわりめ。源氏物語夕霧「物怪などもかかる―に所得るものなりければ」 よわ・める弱める】 〔他下一〕[文]よわ・む(下二) 弱くする。よわらせる。「ガスの火を―・める」↔つよめる よわ‐もの弱者】 弱い者。気弱い者。 よわ‐よわ弱弱】 きわめて弱いこと。力がぬけたようなさま。古今著聞集12「運つきはて候ひて、力―と覚え候ひて」 よわよわ‐し・い弱弱しい】 〔形〕[文]よわよわ・し(シク) きわめて弱く見える。いかにも力や元気がないさまである。「―・い声」 よわり弱り】 弱ること。衰えること。おとろえ。 よわり‐き・る弱り切る】 〔自五〕 ①すっかり弱る。すっかり衰える。きわめて衰弱する。 ②非常に困る。困りぬく。「―・った顔をして相談に来た」 よわり‐だいこ弱り大根】 (尾張大根をもじっていう)弱ること、閉口することにいう語。 よわり‐ぬ・く弱り抜く】 〔自五〕 たいへん弱る。弱ってしまう。 よわり‐は・てる弱り果てる】 〔自下一〕[文]よわりは・つ(下二) ①すっかり弱くなる。非常に衰える。 ②非常に困る。途方にくれる。「道に迷って―・てた」 よわり‐め弱り目】 弱った状態。弱った時。 ⇒弱り目に祟り目

広辞苑 ページ 20393 での○弱き者よ汝の名は女なり単語。