複数辞典一括検索+

○老いを養うおいをやしなう🔗🔉

○老いを養うおいをやしなう 老体をいたわって静養をする。また、老人を手厚く扱う。 ⇒おい【老い】 おう蛿・白貝オフ ウバガイの古名。〈倭名類聚鈔19おうワウ ①㋐(帝より一等下)君主の称号。おおきみ。竹取物語「その中に―とおぼしき人」 ㋑道徳を以て天下を率いる者。→王者。 ②天皇。太平記26「都に―といふ人のましまして」 ③皇族の一種。親王の宣下のない皇族男子。旧皇室典範では5世(1947年制定の新法では3世)以下の皇族の男子。 ④首位にあるもの。第一人者。「百獣の―」 ⑤将棋の駒の、王将。 おうアフ 物の表面が部分的にくぼんでいること。くぼみ。↔凸とつ おう】 求めにこたえること。「いやも―もない」 おうワウ 行くこと。去ること。 おう】 欧羅巴ヨーロッパの略。 おうヲウ ①男の老人。おきな。 ②男の老人の敬称。「福―自伝」 おうアウ 陸奥みちのく・むつの略。「―羽」 おうアウ 女の老人。老女。おうな。 おうワウ (仏語から)声明しょうみょうや謡曲などで、太く安定した声。→横竪おうじゅ4 おうアウ 墺太利オーストリアの略。 おうアウ ⇒あお お・う生ふオフ 〔自上二〕 (オホ(大)を活用させた語。植物などが大きく育つ意)はえのびる。生長する。古事記「いくみ竹―・ひ」 お・う合ふ・会ふ・逢ふ・遭ふ・遇ふアフ 〔自四・他下二〕 ⇒あう お・う和ふ・韲ふアフ 〔他下二〕 ⇒あう お・う負うオフ 〔他五〕 身の背後いっぱいにものの重みをうける意。 ①せおう。しょう。万葉集5「若ければ道行き知らじ…黄泉したへの使―・ひて通らせ」。伊勢物語「弓やなぐひを―・ひてとぐちにおり」。「荷を―・う」 ②(「名を―・う」などの形で)名を持つ。その名を名乗る。万葉集6「名のみを名児山と―・ひて」。伊勢物語「名にし―・はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」 ③(傷害・報い・恨みなどを)身にこうむる。(責任などを)ひきうける。古事記「痛手―・はずは」。万葉集4「嘆く嘆きを―・はぬものかも」。源氏物語桐壺「うらみを―・ふつもりにやありけむ」。「重傷を―・った」「いさぎよく責任を―・う」「手に―・えない」 ④債務などを持つ。借金する。宇治拾遺物語8「己れが金千両を―・ひ給へり」。日葡辞書「ヒャクメヲヲウ」 ⑤お蔭をこうむる。恩義をうける。「あの先生に―・う所が多い」 ⑥(ものごとを)背景にする。後ろにする。「後ろに山を―・っている」 ⑦(自動詞的に)相応する。ふさわしい。古今和歌集「文屋康秀は、詞たくみにてそのさま身に―・はず」。大鏡道長「へつらひかざりたる小国には―・はぬ御相なり」 ⇒負うた子に教えられて浅瀬を渡る ⇒負うた子より抱いた子 ⇒負わず借らずに子三人 お・う追う・逐うオフ 〔他五〕 距離をおいた対象を目指して、それにとどこうと後から急ぐ意。 ①先に進むものに及ぼうとして急いで行く。おいかける。万葉集4「わがせこがあとふみ求め―・ひゆかば紀の関守い留めてむかも」。日葡辞書「ニグルテキヲヲウ」。「犯人を―・う」 ②場所や物などを目指して進む。おい求める。土佐日記「あかつきに舟を出して室津を―・ふ」。「涼風を―・って河原へ出る」「理想を―・う」 ③(事のすんだあとからおいかけて、しかるべき事をする意)昔にさかのぼる。天武紀「小紫の位を―・ひてたまふ」 ④(事の順序、時の流れ、先人の後などに)従って行く。古本説話集「年まかり老いぬ。身の不幸年を―・ひてまさる」。日葡辞書「ゼンニン(善人)ノアトヲヲウ」。「流行を―・う」「順を―・って言う」「日を―・って回復する」 ⑤ある場所や地位から退ける。追い払う。追放する。万葉集8「―・へど―・へどなほし来鳴きて」。日葡辞書「トリ・ケダモノヲヲウ」。「国を―・われた難民」「公職を―・われる」 ⑥行列の先払いをする。源氏物語夕顔「さきも―・はせ給はず」 ⑦かりたてる。せきたてる。徒然草「賽王丸御牛を―・ひたりければ」。日葡辞書「ウマヲヲウ」。「仕事に―・われる」 ⇒追いつ追われつ お・う終ふヲフ 〔他下二〕 ⇒おえる(下一) お・う敢ふアフ 〔自他下二〕 ⇒あう お・う覆ふオフ 〔他四〕 (→)「おおう」に同じ。古事記「上枝ほつえは天を―・へり」 お・う饗ふアフ 〔他下二〕 ⇒あう おうアフ 〔感〕 呼びかけの声。おい。蜻蛉日記「―、立ちのきて、など言ふめれば」 おう 〔感〕 ①感動し、驚き叫ぶ時の声。今昔物語集27「得たり、―、といひて」。「―、見事な桜だ」 ②答える声。史記抄「―、我もさうは心得たれども」。「―、承知したぞ」 ③思い当たった時に発する声。「―、そうだ」 おう‐あ欧亜】 欧羅巴ヨーロッパと亜細亜アジアおうあん応安】 [毛詩正義]南北朝時代の北朝、後光厳・後円融天皇朝の年号。貞治7年2月18日(1368年3月7日)改元、応安8年2月27日(1375年3月29日)永和に改元。 ⇒おうあん‐しんしき【応安新式】 おう‐あんおく王安憶ワウ‥ (Wang Anyi)中国の作家。南京生れ。上海を舞台にした作品が多い。作「小鮑荘」「桃之夭夭」。(1954〜) おうあん‐しんしき応安新式】 連歌式目。二条良基著。1巻。応安5年(1372)成立。良基が救済きゅうせいと謀って「建治式目」によって新たに制定した連歌作法上の方式。連歌新式。 ⇒おうあん【応安】 おう‐あんせき王安石ワウ‥ 北宋の政治家。字は介甫、号は半山、諡おくりなは文。撫州臨川(江西省撫州市)の人。神宗の信任を得て宰相となり、科挙改革・学制改革のほか青苗法・均輸法・市易法・募役法などの経済政策からなる新法を実施した。唐宋八大家の一人。著「周官新義」「臨川先生文集」など。(1021〜1086) おう‐い王位ワウヰ 王者のくらい。 おう‐い王威ワウヰ 王の威光。王者の威厳。 おう‐い王維ワウヰ 盛唐の詩人・画家。字は摩詰まきつ。山西太原の人。年少より多芸をもって知られ、官は尚書右丞に至る。詩は勇壮豪快な作もある一方、静謐な自然を詠じ、孟浩然と共に王孟と並称される。また、晩年は禅宗に帰依し詩仏と称された。書は草隷二体をよくし、画は南宗なんしゅうの祖。著「王右丞集」。(701頃〜761) おう‐い黄緯ワウヰ ⇒こうい おう‐い横位ワウヰ 〔医〕母体の子宮内で胎児の位置が子宮の縦軸に対して横になっていること。 おうい 〔感〕 ⇒おおい おう‐い・く奥行くアウ‥ 〔自四〕 奥へ行く。さらに遠くへ行く。枕草子99「人目も知らず走られつるを―・かむことこそ、いとすさまじけれ」 おう‐いつ横逸・横佚ワウ‥ 思うままに行うこと。勝手に行うこと。 おう‐いつ横溢・汪溢ワウ‥ ①水のみなぎりあふれること。 ②あふれるほど盛んなこと。「元気―」 オウィディウスPublius Ovidius Naso】 ローマの詩人。アウグストゥス帝時代の人。晩年には黒海沿岸のコンスタンツァに追放。官能的で優雅な形式美をもつ。主著「メタモルフォセス(変身物語)」のほか「恋愛術」「祭暦」「悲しみの歌」など。オーヴィッド。(前43〜後17頃) おう‐いん王胤ワウ‥ 王者の子孫。 おう‐いん王院ワウヰン 天皇。みかど。狂言、酢薑すはじかみ「其時―すきはりしやうじをするりとあけ」 おう‐いん押印アフ‥ 印判を押すこと。捺印なついんおう‐いん押韻アフヰン ①漢詩賦の一定の所に同韻の字を用いること。韻を踏むこと。 ②西洋詩で、語句の上に同一音や類似音が一定間隔をもって配置され、韻律的な効果を上げるもの。語頭にあるものをアリタレーション(頭韻)、語尾にあるものをライム(脚韻)という。 →韻 おう‐う奥羽アウ‥ 陸奥むつと出羽。現在の東北地方。福島・宮城・岩手・青森・秋田・山形の6県の総称。 ⇒おううえつ‐れっぱんどうめい【奥羽越列藩同盟】 ⇒おうう‐かいせん【奥羽廻船】 ⇒おうう‐さんみゃく【奥羽山脈】 ⇒おうう‐ほんせん【奥羽本線】 おううえつ‐れっぱんどうめい奥羽越列藩同盟アウ‥ヱツ‥ 戊辰戦争に際し新政府に対抗した東北・越後諸藩の同盟。慶応4年(1868)5月、仙台藩を中心に奥羽25藩、ついで越後6藩が参加して盟約、会津藩征討中止などを要求し、連合して薩長軍を討つとした。新政府軍に敗退する中で瓦解。 ⇒おう‐う【奥羽】 おうう‐かいせん奥羽廻船アウ‥クワイ‥ 江戸時代、陸奥および出羽と江戸・大坂とを結ぶ定期運送船。東廻り・西廻りの2航路があった。河村瑞賢の創始。→東廻り廻船→西廻り廻船⇒おう‐う【奥羽】 おうう‐さんみゃく奥羽山脈アウ‥ 東北日本の中央部を南北に走る山脈。陸奥湾から関東北部に至る。那須火山帯に属する多数の火山が脊梁部に噴出。 ⇒おう‐う【奥羽】 おうう‐ほんせん奥羽本線アウ‥ 東北地方を縦貫するJR線。福島・秋田・青森を結ぶ。全長484.5キロメートル。 ⇒おう‐う【奥羽】 おう‐うん桜雲アウ‥ 桜の花が咲きつづいて白雲のように見えるもの。花の雲。 お‐うえ御上‥ウヘ ①主婦の居所。また、主婦。 ②畳の敷いてある部屋。座敷。また、居間。浄瑠璃、曾根崎「走り出んと思へども、―には亭主夫婦」 ⇒おうえ‐さま【御上様】 おう‐え黄衣ワウ‥ 黄色の僧衣。特にチベット仏教の一派の僧の黄衣。 おうえい応永】 [会要]室町時代、後小松・称光天皇朝の年号。明徳5年7月5日(1394年8月2日)改元、応永35年4月27日(1428年6月10日)正長に改元。 ⇒おうえい‐の‐がいこう【応永の外寇】 ⇒おうえい‐の‐らん【応永の乱】 おうえい‐の‐がいこう応永の外寇‥グワイ‥ 応永26年(1419)朝鮮王朝の大軍が対馬を侵略した事件。日本の海賊集団倭寇に悩まされ、その根拠地とみて来襲したものとされる。 ⇒おうえい【応永】 おうえい‐の‐らん応永の乱】 応永6年(1399)大内義弘が室町幕府に抗した反乱。足利義満の挑発によって堺に挙兵したが、戦い利なく討死。 ⇒おうえい【応永】 おう‐えき応益】 それぞれの受ける利益の大きさに対応すること。「―負担」 おうえ‐さま御上様‥ウヘ‥ 主人の妻を敬っていう語。 ⇒お‐うえ【御上】 おう‐えん応援‥ヱン ①助け救うこと。加勢。「事業を―する」 ②競技などで、声援を送って、味方を元気づけること。「―グッズ」 ⇒おうえん‐か【応援歌】 ⇒おうえん‐だん【応援団】 おう‐えん黄鉛ワウ‥ (→)クロム酸鉛に同じ。 おうえん‐か応援歌‥ヱン‥ 競技などで、味方・ひいきのチームや選手を応援するための歌。 ⇒おう‐えん【応援】 おうえん‐だん応援団‥ヱン‥ その選手・チームを組織立って応援する人の集まり。 ⇒おう‐えん【応援】 おうお大魚オフヲ (オホウヲの約)大きな魚。 ⇒おうお‐よし【大魚よし】 おう‐おう汪汪ワウワウ 水の広く深いさま。転じて、度量の広いさま。 おう‐おう往往ワウワウ ①くり返し起こるさま。また、くり返し行うさま。時々。まま。「―にして間違う」 ②ところどころに物事があるさま。諸所方々。あちこち。 おう‐おう怏怏アウアウ 不平なさま。満足しないさま。「―として楽しまず」 おう‐おう嚶嚶アウアウ 鳥の鳴き合う声。朋友のはげまし合う声。 おう‐おう追う追うオフオフ 〔副〕 ①あとを追いながら。あとを追うように。為忠百首「―雪の降りも積むかな」 ②だんだんに。ようよう。おいおい。 おう‐おうヲウヲウ 〔感〕 わめく声。また、泣き叫ぶ声。今昔物語集20「阿弥陀仏、我を殺す人有りや、―」。宇治拾遺物語4「我が足をきれ。…―とをめきければ」 おうおうでん鶯鶯伝アウアウ‥ 唐代の小説。元稹げんしんの作。絶世の美人崔鶯鶯と書生張生との曲折に満ちた恋愛を描く。才子佳人小説の祖。一名、会真記。 おう‐おうりん王応麟ワウ‥ 南宋の学者。字は伯厚また厚斎。深寧と号。慶元府(浙江寧波)の人。博学で著述が多い。著「四明文献集」「漢書芸文志考証」「困学紀聞」「玉海」「小学紺珠」など。(1223〜1296) おうお‐よし大魚よしオフヲ‥ 〔枕〕 (ヨは間投の、シは強めの助詞)「しび(鮪)」にかかる。古事記「―鮪突く海人あまよ」 ⇒おうお【大魚】 おう‐か王化ワウクワ 王者の徳で世の中をよくすること。 おう‐か王家ワウ‥ 帝王の家。おうけ。 おう‐か応化‥クワ 時世や環境の変化に応じて変わること。→おうげ おう‐か欧化‥クワ 欧羅巴ヨーロッパふうにすること。 ⇒おうか‐しゅぎ【欧化主義】 おう‐か殃禍アウクワ わざわい。災難。 おう‐か桜花アウクワ 桜の花。「―爛漫」 ⇒おうか‐しょう【桜花賞】 おう‐か秧歌アウ‥ ⇒ヤンコ おう‐か黄化ワウクワ 緑色植物が、光や微量養素の欠乏や萎黄いおう病などにより葉緑素が形成されず、カロチノイドの生成だけが進行して黄白色になる現象。→軟白 おう‐か横禍ワウクワ 不慮の災難。 おう‐か謳歌】 声をそろえてほめたたえること。「青春を―する」 おう‐が枉駕ワウ‥ [三国志蜀志、諸葛亮伝「将軍宜しく駕を枉げて之これを顧みるべし」](乗物の行き先を変えて)わざわざ訪ねて来ること。相手の来訪を敬っていう語。枉車。枉顧。 ⇒おうが‐らいりん【枉駕来臨】 おう‐が横臥ワウグワ 体を横にして寝ること。 ⇒おうが‐しゅうきょく【横臥褶曲】 おうがい鴎外‥グワイ ⇒もりおうがい(森鴎外) おう‐かいうん王闓運ワウ‥ 清末の学者。湖南湘潭の人。1853年挙人。官職につかず、各地の書院で講学、公羊くよう学者として盛名をはせた。(1832〜1916) おう‐かく凹角アフ‥ 角度が180度より大きく360度より小さい角。 おう‐がく王学ワウ‥ 王陽明の唱えた学説。陽明学。 おう‐かくまく横隔膜ワウ‥ 哺乳類の腹腔と胸腔とを境する筋肉性の膜。上面は心臓・肺に、下面は胃・脾臓・肝臓などに接する。横隔神経に支配されて収縮・弛緩し、肺の呼吸運動を行う。 ⇒おうかくまく‐ヘルニア【横隔膜ヘルニア】 おうかくまく‐ヘルニア横隔膜ヘルニアワウ‥ 横隔膜の欠損部や筋肉の弱った所を通って腹部内臓が腹腔へ逸脱する現象。先天的には横隔膜形成不全による後側方の欠損によるもの(胸腹膜裂孔ヘルニア)が多いが、後天的原因によっても起こる。 ⇒おう‐かくまく【横隔膜】 おうか‐ざい横架材ワウ‥ (→)よこに同じ。 おうが‐しゅうきょく横臥褶曲ワウグワシフ‥ (→)「押し被せ褶曲」に同じ。 ⇒おう‐が【横臥】 おうか‐しゅぎ欧化主義‥クワ‥ 明治20年代前後、ヨーロッパ文化の移植を目的とした外交政策および社会風潮。特に外務卿井上馨の欧化政策により、生活の洋式化が叫ばれ、いわゆる鹿鳴館時代を現出した。 ⇒おう‐か【欧化】 おうか‐しょう桜花賞アウクワシヤウ 競馬の3歳牝馬ひんばクラシック‐レースの一つ。1939年創設。毎年4月に行われ、距離は1600メートル。 ⇒おう‐か【桜花】 おう‐かっしょく黄褐色ワウ‥ 黄色がかった茶色。 おうが‐らいりん枉駕来臨ワウ‥ 他人がわざわざ自分を訪ねて来ることを敬っていう語。 ⇒おう‐が【枉駕】 おう‐かん王冠ワウクワン ①君王のかぶる冠。 ②ヨーロッパで、古来尊厳さや高貴さを表すため頭にかぶるもの。 ③(形が似るのでいう)びんの口がね。 おう‐かん王鑑ワウ‥ 明末清初の画家。四王の一人。字は玄照、のち円照と改める。号は湘碧。王世貞の曾孫。江蘇太倉の人。画学に精通し、古名画の模写に努力し、格調ある画風をつくった。(1598〜1677) おう‐かん往還ワウクワン (古くはオウゲンとも) ①ゆきかえり。往来。往復。 ②ゆききする道。街道。「脇―」 おう‐かん横貫ワウクワン 横に貫くこと。「―鉄道」↔縦貫 おう‐がん皇侃ワウ‥ ⇒こうかん おうかん‐しゃくじく黄巻赤軸ワウクワン‥ヂク (コウカンセキジクとも。黄色の紙と赤色の巻軸とを用いたからいう)仏教経巻の異名。黄紙朱軸。黄巻朱軸。 おうき小右記ヲ‥ ⇒しょうゆうき おう‐き王圻ワウ‥ 明の学者。字は元翰。上海の人。著「続文献通考」「三才図会」「東呉水利考」など。16世紀の人。85歳で没。 おう‐きワウ‥ 清初の学者・政治家。河北宛平(現、北京市)の人。字は子撰・子雍、官は礼部尚書・太子太傅。「大清会典」「明史」の編纂に従事。著「王文靖公集」。(1628〜1703) おう‐き王畿ワウ‥ (もと「周礼しゅらい」で、王城から四方へ各5百里、すなわち方千里(1里は日本の6町)の地を称した)王城の付近の地。畿内。国畿。邦畿。「―千里」 おう‐き王翬ワウ‥ 清初の画家。四王の一人。字は石谷。号は耕烟散人・烏目山人など。江蘇の人。唐・宋・元・明の諸名家の画法を総合大成した。(1632〜1717) おう‐き応器】 (梵語pātra)僧侶が托鉢の時に用いる鉄鉢。応量器。 応器 おう‐き嘔気】 はきけ。 おうぎアフギ ①あおいで風を起こし涼をとる具。また、礼用や舞踊の具とする。中国の団扇うちわに対し、平安前期日本で作り始める。桧扇ひおうぎと蝙蝠かわほり扇とがあり、それぞれ冬扇・夏扇ともいう。後者は幾本かの竹・木・鉄などを骨とし、その元を要かなめで綴り合わせて軸とし、広げて紙を張り、折畳みのできるようにしたもの。すえひろ。せんす。〈[季]夏〉。万葉集9「―放たず山に住む人」。「―をかざす」 ②紋所の名。扇を図案化したもの。 扇 ⇒おうぎ‐あみ【扇網】 ⇒おうぎ‐あわせ【扇合】 ⇒おうぎ‐いか【扇紙鳶】 ⇒おうぎ‐うり【扇売】 ⇒おうぎ‐おとし【扇落し】 ⇒おうぎ‐おり【扇折り】 ⇒おうぎ‐がい【扇貝】 ⇒おうぎ‐がき【扇垣】 ⇒おうぎ‐かけ【扇掛け】 ⇒おうぎ‐がた【扇形】 ⇒おうぎがた‐はぐるま【扇形歯車】 ⇒おうぎ‐がに【扇蟹】 ⇒おうぎ‐がみ【扇紙】 ⇒おうぎ‐きり【扇切り】 ⇒おうぎ‐ぐるま【扇車】 ⇒おうぎ‐ざん【扇算】 ⇒おうぎ‐ずもう【扇相撲】 ⇒おうぎ‐ぞめ【扇染】 ⇒おうぎ‐だけ【扇丈】 ⇒おうぎ‐だな【扇棚】 ⇒おうぎ‐だるき【扇垂木】 ⇒おうぎ‐づくし【扇尽し】 ⇒おうぎ‐どもえ【扇巴】 ⇒おうぎ‐とり【扇取り】 ⇒おうぎ‐ながし【扇流し】 ⇒おうぎ‐なり【扇形】 ⇒おうぎ‐の‐が【扇の賀】 ⇒おうぎ‐の‐しま【扇の島】 ⇒おうぎ‐の‐はい【扇の拝】 ⇒おうぎ‐の‐まと【扇の的】 ⇒おうぎ‐の‐わかれ【扇の別れ】 ⇒おうぎ‐ばこ【扇箱】 ⇒おうぎ‐ばしょう【扇芭蕉】 ⇒おうぎ‐ばら【扇腹】 ⇒おうぎ‐びき【扇引】 ⇒おうぎ‐びょうし【扇拍子】 ⇒おうぎ‐ほぞ【扇枘】 ⇒おうぎ‐ぼね【扇骨】 ⇒おうぎ‐まち【扇襠】 ⇒おうぎや‐ぞめ【扇屋染】 ⇒扇置く ⇒扇忌々し ⇒扇を請く ⇒扇を鳴らす おう‐ぎ黄耆ワウ‥ 漢方生薬の一つ。マメ科キバナオウギやその同属植物の根を乾燥したもの。気を補い、汗を止め、利水の効がある。 おう‐ぎ奥義・奥儀アウ‥ 学芸・武術などの奥深い肝要な事柄。極意。おくぎ。「―をきわめる」 おう‐ぎ横議ワウ‥ 勝手に論議すること。 おうぎ‐あみ扇網アフギ‥ 扇形に開く網。四手網よつであみの類。 ⇒おうぎ【扇】 おうぎ‐あわせ扇合アフギアハセ 物合ものあわせの一種。扇を出しあって、記した詩歌・書風また趣向の良否に関し、判者がその優劣をきめる遊戯。 ⇒おうぎ【扇】 おうぎ‐いか扇紙鳶アフギ‥ 扇形の紙鳶たこ。おうぎだこ。 ⇒おうぎ【扇】 おうぎ‐うり扇売アフギ‥ ①若衆姿で扇の地紙を売り歩き、呼びこまれると、その場で折って扇に作って売った商人。地紙売。 ②年始に配る扇を元旦から売り歩いた商人。 ⇒おうぎ【扇】

広辞苑 ページ 2432 での○老いを養う単語。