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○九字を切るくじをきる🔗⭐🔉
○九字を切るくじをきる
九字のまじないをする。
⇒く‐じ【九字】
く‐しん【苦心】
物事をなしとげようとして、いろいろに心を使って苦労すること。「―して仕上げる」「―の作」
⇒くしん‐さんたん【苦心惨憺】
く‐しん【苦辛】
非常に辛い思いをすること。辛苦。
く‐じん【苦参】
クララの根を乾燥した生薬。健胃・消炎・止瀉ししゃ剤として内服するほか、民間で湿疹・皮膚病に外用。古く農業殺虫剤、便所の殺蛆剤にも用いた。
⇒くじん‐し【苦参紙】
ぐ‐しん【供進】
神に供物を奉ること。きょうしん。
⇒ぐしん‐し【供進使】
ぐ‐しん【具申】
上役や上級機関に対して、意見などを詳しく申し述べること。「対策を―する」
ぐ‐しん【愚心】
①愚かな心。
②自分の心の謙称。
ぐ‐しん【愚臣】
①おろかな臣下。
②臣下が主君に対していう自分の謙称。
ぐ‐しん【愚身】
自分の身または自分の謙称。
ぐ‐じん【愚人】
おろかな人。愚者。
くしん‐さんたん【苦心惨憺】
非常に苦労して心を砕き痛めること。
⇒く‐しん【苦心】
くじん‐し【苦参紙】
クララの茎皮を原料として漉すいた虫害に強い和紙。一説に、平安時代から江戸時代にかけて阿波の特産。
⇒く‐じん【苦参】
ぐしん‐し【供進使】
神に供物を奉る勅使。
⇒ぐ‐しん【供進】
ぐしんらいさん【愚神礼讃】
(Encomium moriae ラテン)エラスムスのラテン語の著書。1511年刊。教会の形式化、聖職者の腐敗、衒学げんがく者を諷刺。狂信を排撃し、ルネサンス時代の人間解放を謳歌する。痴愚神礼讃。
くす【樟】
〔植〕クスノキの別称。
くす【薬】
(→)「くすり」に同じ。複合語にのみ用いる。「―師」「―玉」
く・す
〔他四〕
よこす。おこす。狂言、縄綯なわない「此処へも汲んで―・せ」
く・す【屈す】
〔自サ変〕
(クッスの促音ツを表記しない形)気がふさぐ。めいる。源氏物語若紫「夕暮となれば、いみじく―・し給へば」
くず【屑】クヅ
①切れたり砕けたりして廃物となったもの。何の役にも立たないもの。「人間の―」
②よい部分を選びとった後に残ったつまらないもの。「―糸」
くず【葛】
(奈良県国栖くずの地名に因むという)
①マメ科の大形蔓性の多年草。山野に多く、蔓の長さは10メートル以上にも達する。葉は大きく、裏面は白っぽい。秋、葉腋に花穂をつけ、紫紅色の蝶形花を総状に咲かせ、花後、平たい莢さやを生ずる。根は肥大し、生薬の葛根かっこんとして漢方で解熱・発汗・鎮痙剤に用い、また、葛粉を採る。蔓の繊維をとって葛布くずふを織り、また蔓で行李などをつくる。秋の七草の一つ。アメリカなどで帰化植物となる。くずかずら。「葛」「葛の花」「葛の葉」は〈[季]秋〉。万葉集14「箱根の山に延ふ―の」
くず
クズ
提供:OPO
②(→)葛布に同じ。平家物語2「―に墨をぞつけたりける」
③葛粉の略。
④葛溜くずだまりの略。
⇒葛掘る
くず【国栖・国樔・国巣】
①古く大和国吉野郡の山奥にあったと伝える村落。また、その村民。在来の古俗を保持して、奈良・平安時代には宮中の節会に参加、贄にえを献じ、笛を奏し、口鼓を打って風俗歌ふぞくうたを奏することが例となっていた。→国栖奏くずのそう。
②常陸ひたち国茨城郡に土着の先住民。
③能。大海人皇子おおあまのおうじが大友皇子に追われて吉野に遁れ、吉野川の漁夫に助けられ、蔵王権現の祝福を受ける。
ぐずグヅ
(「愚図」は当て字)動作がにぶく決断の乏しいこと。はきはきしないこと。また、そういう人。
くず‐あん【葛餡】
葛粉でとろみをつけた餡。出し汁を醤油・味醂みりんなどで調味し、葛粉を水で溶いたものを加えて、混ぜながら煮立てて透明にする。餡かけ料理に用いる。くずだまり。
く‐すい【鼓吹】
①鼓(打楽器)と吹(管楽器)とを主な楽器とする古代の軍用の音楽。つづみふえ。
②鼓を打ち笛を吹くこと。こすい。
⇒くすい‐こ【鼓吹戸】
⇒くすい‐し【鼓吹司】
く‐すい【駆水】
水を排除すること。排水。除水。
⇒くすい‐そうち【駆水装置】
くすい‐こ【鼓吹戸】
鼓吹司に属し、鼓吹を習った家。
⇒く‐すい【鼓吹】
く‐すいこ【公出挙】
国家が行う出挙。租税と共に財政上の大きな収入となった。→出挙
くすい‐し【鼓吹司】
律令制で、兵部省に属し、鉦鼓・大角はらのふえ・小角くだのふえなどの鼓吹を調習した役所。896年(寛平8)兵庫寮に併合。つづみふえのつかさ。
⇒く‐すい【鼓吹】
くすい‐そうち【駆水装置】‥サウ‥
艦船内に浸入した水を船外に排出する装置。通常、排水用ポンプを用いる。
⇒く‐すい【駆水】
くず‐いと【屑糸】クヅ‥
屑になった糸。使い残りの糸屑。
⇒くずいと‐おり【屑糸織】
くずいと‐おり【屑糸織】クヅ‥
織物工場で出る屑糸や残り糸で織った織物。また、絓糸しけいと織。
⇒くず‐いと【屑糸】
くず‐いれ【屑入れ】クヅ‥
紙屑・ごみなどを入れる物。屑籠。
ぐ‐ずう【弘通】‥ヅウ
(グツウとも)仏法がひろく広まること。〈易林本節用集〉
くず‐うこん【葛鬱金】
クズウコン科の多年草。カンナに似る。葉は長柄で2列に並び、基部で互いに抱く。太い根茎から良質の澱粉を製し食用。熱帯アメリカの原産。英語名アロールート(arrow root)。
くず‐うた【国栖歌】
古代、国栖の人が宮廷の儀式の際に宮中承明門外で奏した風俗歌ふぞくうた。→国栖1
くず‐お・れる【頽れる】クヅホレル
〔自下一〕[文]くづほ・る(下二)
①衰える。衰弱する。力をなくす。「心が―・れる」
②くずれるように倒れる、または、すわる。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「山吹御前は今さらにとどむる方も泣き―・れ」
くず‐がき【葛垣】
クズのつるで編んだ垣根。
くず‐かけ【葛掛け】
(→)「あんかけ(餡掛)」に同じ。
くず‐かご【屑籠】クヅ‥
紙屑など屑を入れる籠・箱。
くず‐かずら【葛蔓】‥カヅラ
〔植〕クズの別称。
くず‐かたびら【葛帷子】
葛布くずふのかたびら。
くず‐がつお【葛鰹】‥ガツヲ
精進料理の一種。葛粉に小豆あずきの煮汁をまぜて蒸し、銀箔で巻き、鰹かつおの刺身に似せたもの。芥子からし醤油・山葵わさび醤油などをつけて食べる。
くず‐かみ【屑紙】クヅ‥
紙屑。
くず‐がみ【国栖紙・葛紙】
和紙の名。奈良県吉野郡国栖地方から産出し、表具などに用いるもの。
くず‐きり【葛切り】
①水溶き葛粉を加熱して薄く流し固め、細く切ったもの。黒蜜を添えて食べる。〈[季]夏〉
②1に似せてでんぷんで作った乾物。ゆでて同様に食べるほか、鍋物などに使う。
ぐすく
(琉球語)沖縄本島南部を中心として南西諸島に分布する城・とりで。13世紀頃から造られ、14世紀末〜15世紀初めが完成期。その数は250を超える。中城なかぐすく・今帰仁なきじんのものなどが著名。沖縄本島の「琉球王国及び関連遺産群」は世界遺産。ぐしく。すく。
沖縄 今帰仁城跡
撮影:山梨勝弘
琉球王国のグスク
提供:NHK
琉球王国のグスク
提供:NHK
クスクス【couscous】
硬質小麦の粉に水を含ませ粒状に加工した食品。また、それを蒸して魚・肉・野菜の入ったスープをかけて食べる北アフリカの料理。
クスクス【cuscus】
フクロネズミ目(有袋類)クスクス属の哺乳類の総称。10種ほどがある。大きさはネコ大からキツネ大。スラウェシ(セレベス)・ニューギニア・オーストラリアなどの森林に生息、樹上性で、植物食。尾が長く、枝に巻きつく。ゆびむすび。
ブチクスクス
撮影:小宮輝之
くす‐くす
こらえきれずに声をひそめて笑うさま。また、その声。
ぐす‐ぐす
①紙・布などが物にふれて音をたてるさま。ごそごそ。
②かぜをひいたり、泣いたりして、鼻がつまった時の音。ぐずぐず。「鼻を―させる」
ぐず‐ぐずグヅグヅ
(「愚図愚図」は当て字)
①きちんとしているべきものが崩れてしまりがなくなっているさま。「積荷が―になる」
②行動や決断に不必要に手間取るさま。のろまなさま。「返事を―と引き延ばす」「―するな」
③幼児が力なく泣きむずかるさま。また、不平・不満などを不明瞭に言い続けるさま。「―文句を言う」
④息を吸うたびにつまった鼻水が鼻腔を移動する音。「鼻が―する」
くすぐった・い【擽ったい】
〔形〕
①くすぐられてむずむずした感じである。
②きまりがわるい。てれくさい。「あまりほめられると、―・い」
くすぐり【擽り】
①くすぐること。
②話術や演芸などで客を笑わせようとこころみること。「―を入れる」
くすぐ・る【擽る】
〔他五〕
①わきの下などを刺激して、むずむずする笑い出したいような感じを起こさせる。こそぐる。
②滑稽な言葉やしぐさで人を笑わせようとする。「冗談で観客を―・る」
③相手の心に働きかけていい気にさせる。「虚栄心を―・る」
くす‐こ【薬子】
⇒くすりこ
クスコ【Cuzco】
南米西部、ペルーのアンデス山中にある標高3500メートルの都市。インカ帝国の首都。市内や近郊にはインカ時代遺跡や植民地期の建造物が多く、世界遺産の観光都市。人口30万5千(2003)。
クスコ インカの遺跡
撮影:小松義夫
クスコ(1)
提供:NHK
クスコ(2)
提供:JTBフォト
クスコ
提供:NHK
くず‐こ【葛粉】
クズの根をたたいて水に浸し、汁をしぼって晒さらして製した粉。色白く、澱粉質に富み、食用。奈良県吉野産の吉野葛は有名。
くすこ‐の‐へん【薬子の変】
810年(弘仁1)、平城上皇に寵愛されていた藤原薬子が兄仲成らと共に平城遷都および上皇の重祚ちょうそを謀った事件。嵯峨天皇派のために仲成は処刑され、薬子は自殺。
くず‐ざくら【葛桜】
葛まんじゅうを桜の葉で包んだ菓子。暑中、冷やして食べる。〈[季]夏〉
葛桜
撮影:関戸 勇
くす‐さん【樟蚕】
ヤママユガ科の大形のガ。開張10〜12センチメートルで、黄褐ないし紫褐色、各翅に一つずつの眼状紋と数本の波状線がある。→しらがたろう
クスサン
撮影:海野和男
しらがたろう
撮影:海野和男
くす‐し【薬師・医】
医者。允恭紀「良き―を新羅に求む」
⇒くすし‐の‐かみ【薬師の神】
⇒くすし‐ぶみ【薬師書】
⇒くすし‐ゆび【薬師指】
くす・し【奇し】
〔形シク〕
①人知ではかり知れない。不可思議である。霊妙である。人間離れしている。万葉集18「ここをしもあやにくすしみ」。源氏物語帚木「吉祥天女を思ひかけむとすれば、法気づき―・しからむこそ」
②奇特である。神妙である。枕草子292「物忌み―・しう」
くずし【崩し】クヅシ
①くずすこと。また、くずしたもの。
②字画や模様などを簡略な形にすること。また、そのもの。「銀杏いちょう―」
③本来の調子をかえて謡い、または弾くこと。「木遣きやり―」
⇒くずし‐うり【崩し売り】
⇒くずし‐がき【崩し書き】
⇒くずし‐じ【崩し字】
⇒くずし‐もん【崩し紋】
くずし‐い・ず【崩し出づ】クヅシイヅ
〔他下二〕
端から少しずつ話し出す。源氏物語明石「世のふることども―・でて聞ゆ」
くずし‐うり【崩し売り】クヅシ‥
少しずつ分けて売ること。分売。浄瑠璃、博多小女郎波枕「屋財・家財の―」
⇒くずし【崩し】
くずし‐がき【崩し書き】クヅシ‥
①字画を略して書くこと。また、その略した文字。略字。
②草書または行書で書くこと。また、その文字。
⇒くずし【崩し】
くすし‐が・る【奇しがる】
〔自四〕
神妙なふうをする。枕草子129「中納言の君の忌日きにちとて―・り行ひ給ひしを」
くずし‐じ【崩し字】クヅシ‥
くずし書きにした文字。
⇒くずし【崩し】
くずし‐た・つ【崩し立つ】クヅシ‥
〔他下二〕
(→)「崩し出づ」に同じ。源平盛衰記48「怨めしく思し召しける御事どもを―・てて申させ給ひけるは」
くすし‐の‐かみ【薬師の神】
神代に、医療・禁厭まじないの法を定めたという少彦名神すくなびこなのかみ・大己貴神おおなむちのかみ。
⇒くす‐し【薬師・医】
くすし‐ぶみ【薬師書】
医術に関する書物。医書。
⇒くす‐し【薬師・医】
くずし‐もん【崩し紋】クヅシ‥
ある部分を略してえがいた紋。
⇒くずし【崩し】
くすし‐ゆび【薬師指】
(→)「くすりゆび」に同じ。
⇒くす‐し【薬師・医】
くず‐じょうゆ【葛醤油】‥ジヤウ‥
煮たてた醤油の中に、溶いた葛粉をまぜて煮たもの。浄瑠璃、心中宵庚申「―の出し塩梅あんばい」
くす・す【薬す・医す】
〔他四〕
(「薬師くすし」を活用させた語)薬を飲ませて病気をなおす。いやす。蒙求抄3「父を―・さん為にくすしを習ふぞ」
くず・す【崩す】クヅス
〔他五〕
①物をくだきこわす。源氏物語藤裏葉「中の廊の壁を―・し、中門を開きて」。「山を―・す」
②整っていた状態を乱す。「敵のそなえを―・す」「ひざを―・す」「体調を―・す」
③正しいものを悪くする。みだす。「風儀を―・す」
④正式の字画を簡略にする。くずし書きにする。草書または行書で書く。「漢字を―・して書く」
⑤端から少しずつ話す。源氏物語花散里「昔がたりもかき―・すべき人少なうなりゆくを」
⑥小銭にかえる。両替する。「1万円札を―・す」
くず‐そうめん【葛素麺】‥サウ‥
葛粉でつくった素麺。
クスターナ【瞿薩旦那】
(梵語Kustāna)〔史〕西域の于闐うてんの古名。ゴスターナ。
グスタフ【Gustaf】
スウェーデン王。
①(1世)(Gustaf Vasa)デンマークの支配から祖国を救って即位、ヴァーサ王朝を開いた。(1496〜1560)
②(2世)(Gustaf Adolf)1世の孫。絶対王政の確立に尽力。バルト地域で勢力を拡張。三十年戦争に介入してドイツ新教徒勢力を支援、ワレンシュタインの軍としばしば対決したが、陣没。(1594〜1632)
③(5世)(Gustaf Adolf)1907年即位。在位43年。両次の世界大戦に中立を守った。(1858〜1950)
くす‐だま【薬玉】
①5月5日の端午に、不浄を払い邪気を避ける具として簾すだれや柱に掛け、また身に帯びたもの。麝香じゃこう・沈香じんこう・丁子ちょうじなど種々の香料を玉にして錦の袋に入れ、糸で飾り、造花に菖蒲しょうぶや蓬よもぎなどを添えて結びつけ、五色の糸を長く垂れる。中国から伝わり、平安時代に盛んに贈答に用いた。続命縷しょくめいる。長命縷。〈[季]夏〉
薬玉
②式典・運動会などの際に用いる、薬玉1と同形の飾りもの。造花などで作る。玉が二つに割れて、中から五色の紙片などが散るものもある。
くず‐だまり【葛溜り】
(→)「くずあん(葛餡)」に同じ。
くず‐だんご【葛団子】
葛粉でつくった団子。
くず‐ちまき【葛粽】
粽の一種。葛粉に砂糖を加えてこね、笹の葉などに包んで蒸したもの。
ぐず‐つ・くグヅ‥
〔自五〕
(「愚図つく」は当て字)
①態度や状態がはっきりしない。ぐずぐずする。「―・いた天気」
②だだをこねる。ぐずる。「子供が―・く」
くず‐てつ【屑鉄】クヅ‥
鉄の屑。銑鉄と共に主要な製鋼原料で、主として平炉・電気炉で処理。スクラップ。
⇒くずてつ‐ほう【屑鉄法】
くずてつ‐ほう【屑鉄法】クヅ‥ハフ
①平炉製鋼法の一つ。主原料のうち屑鉄の銑鉄に対する配合比を50パーセント以上とする方法。↔鉱石法。
②(→)単独平炉法に同じ。
⇒くず‐てつ【屑鉄】
ぐす‐と
〔副〕
するりと。すっぽりと。鹿の子餅「―ぬぎかへ」
クストー【Jacques-Yves Cousteau】
フランスの海洋探検家。1943年、アクアラングを共同開発。深海潜水艇の製造、海底居住計画の推進、海洋ドキュメント映画の製作などで知られる。(1910〜1997)
くす‐どの【薬殿】
内裏の安福殿にあり、侍医などの控えている所。「くすりどの」とも。〈拾芥抄〉
くず‐に【葛煮】
溶いた葛粉を加えて煮汁にとろみをつけた料理。
くず‐ぬの【葛布】
⇒くずふ
くす‐ね【薬煉・天鼠子】
(クスネリの転)松脂まつやにと油をまぜ合わせ、煮てねったもの。粘着力が強いので糸・弓弦などに塗って強くする。狂言、松脂「此の目出度い松脂を、何と―に煉りますまいか」
⇒くすね‐いと【薬煉糸】
くすね‐いと【薬煉糸】
薬煉を塗って強くした糸。
⇒くす‐ね【薬煉・天鼠子】
くすね‐ぐい【くすね食い】‥グヒ
盗み食い。つまみ食い。浮世風呂3「うまい物の―をするからいいが」
くすね‐ぜに【くすね銭】
こっそり盗んだり、ごまかしたりして得た金。歌舞伎、青砥稿花紅彩画「百が二百と賽銭さいせんの―せえだんだんに」
クズネッツ【Simon Smith Kuznets】
アメリカの経済学者。ロシア生れ。貯蓄率の長期的安定性を立証するなど、長期の経済成長・産業発展を実証的に研究。著「近代経済成長の分析」など。ノーベル賞。(1901〜1985)
⇒クズネッツ‐じゅんかん【クズネッツ循環】
クズネッツ‐じゅんかん【クズネッツ循環】‥クワン
〔経〕(発見者クズネッツの名に因む)20年前後の周期を持つ景気の循環。住宅・事務所・工場などの建築活動で見られることから、建築循環ともいう。クズネッツの波。
⇒クズネッツ【Simon Smith Kuznets】
くず‐ねり【葛煉り】
葛粉を水で溶き砂糖を加え、火にかけてやや固めにねった食品。〈[季]夏〉
くす・ねる
〔他下一〕
人の物をごまかしてこっそり自分のものにする。ひそかに物をぬすむ。浄瑠璃、桂川連理柵「為替の百両は、兄貴が宙で―・ねたに極つた」
くず‐の‐うらかぜ【葛の裏風】
クズの白い葉裏を返して吹く風。赤染衛門集「かへりもぞする―」
くす‐の‐き【樟・楠】
(クスは「臭し」と同源か。「楠」は南国から渡来した木の意)クスノキ科の常緑高木。関東以南の暖地、特に海岸に多い。高さ20メートル以上に達し、全体に芳香がある。5月頃、黄白色の小花をつけ、果実は球形で黒熟。材は堅く、樟脳および樟脳油を作る。街路樹に植栽し、建築材・船材としても有用。くす。樟脳の木。
くすのき
クスノキ(花)
撮影:関戸 勇
⇒くすのき‐か【樟科】
⇒くすのき‐がくもん【楠学問】
⇒くすのき‐ぶんげん【楠分限】
⇒樟石に成る
くすのき【楠木・楠】
姓氏の一つ。橘諸兄の後裔と称。河内・和泉の豪族。正成に至ってあらわれる。
⇒くすのき‐まさしげ【楠木正成】
⇒くすのき‐まさつら【楠木正行】
⇒くすのき‐まさのり【楠木正儀】
⇒くすのき‐りゅう【楠木流】














広辞苑 ページ 5602 での【○九字を切る】単語。