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イー【一】🔗🔉

イー】 中国語の一いち。ひとつ。浮世床2「両人、―、六りゅう、七ちぇえ、三さん」。「―‐ファン(翻)」

いち【一・壱】🔗🔉

いち一・壱】 (呉音) [一]〔名〕 ①自然数の最初の数。ひとつ。ひと。いつ。「壱」は「一」の大字。 ②幾つかの中の一つ。ある一つ。「―部分」 ③同一。また、一つのものの全体。「―門」 ④最もすぐれたこと。また、そのもの。第一。首位。最上。最善。「―のおとど」「世界―」 ⑤物事の最初。「―からやり直す」 ⑥もっぱら。ただ一つ。 ⑦わずか。 ⑧三味線のいちのいと。 ⑨髷まげの元結もとゆいで結んだ所から後方に出た部分。 [二]〔副〕 最も。一番。いっち。狂言、文相撲「何を―得てゐるぞ」→いつ(一・壱) ⇒一押二金三男 ⇒一が栄える ⇒一金二男 ⇒一か八か ⇒一から十まで ⇒一工面二働 ⇒一と言って二とない ⇒一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪引く ⇒一にも二にも ⇒一の裏は六 ⇒一姫二太郎 ⇒一富士二鷹三茄子 ⇒一も二も無く ⇒一を聞いて十を知る ⇒一を以て万を知る

いつ【一・壱】🔗🔉

いつ一・壱】 (呉音はイチ) ①数の名。いち。ひとつ。 ②同じこと。同一。「心を―にして」 ③そのものだけ。まじりけのないこと。ひとえに。「成否は―にここにかかる」 ④壱岐国いきのくにの略。 →いち(一・壱)

いっち【一・逸】🔗🔉

いっち一・逸】 〔副〕 (イチの促音化)いちばん。最も。誹風柳多留「堪忍の―しまいに肌を入れ」

ひ【一】🔗🔉

】 (声に出して数える時などに使う)ひとつ。ひい。

ひい【一】🔗🔉

ひい】 (ヒの長音化)ひとつ。「―、ふう、みい」

ひと【一】🔗🔉

ひと】 ①ひとつ。いち。 ②「或る」の意。平家物語7「―とせ東国へ向かひ候ひし時」。「―ころ」 ③一度だけのこと。少し。ちょっと。「―ねむり」 ④一つと数え上げるに値すること。かなりのこと。「―仕事終える」「―騒動ある」 ⑤一方。 ⑥ひとつのものの全体に満ちている意。すっかり。全部。源氏物語明石「昼は日―日、寝をのみ寝暮し」

ひと‐つ【一・一つ】🔗🔉

ひと‐つ一・一つ】 (ツは数詞の下に添える接尾語) ➊数としての1。いち。 ①1個。土佐日記「ただ―ある鏡をたいまつる」。狂言、柑子「―はほぞぬけ、―は潰れ、―は残る」 ②1歳。「―違いの弟」 ③そのものだけであること。単一。唯一。古今和歌集「わが身―の秋にはあらねど」。「やるもやめるも心―だ」「祖母の手―に育てられた」 ④(物を列挙する場合に)1項。また、第1。筆頭。古今和歌集「そもそもうたのさまむつなり。…そのむくさの―には、そへうた」。枕草子23「―には御手をならひ給へ。次にはきんの御琴を」。「―、金壱万円也」 ⑤1杯。また器物に一杯になること。狂言、樋の酒「『何と酒が行くか』『なかなか、はや―有るは』」 ⑥昔の時刻の数え方。一刻を四分した第1。伊勢物語「子―より丑うし三つまであるに」 ⑦(「―は」「―には」の形で)一方。一面。狂言、丼礑どぶかっちり「あたりに人もなし、―は路次の御慰みにもなりませうず」。「―には運も悪かった」 ⑧(あとに打消の語を伴って)上の事を強調して示す語。さえ。「挨拶―できない」 ➋物事を一体としてとらえていることを表す。 ①二つ以上のものが一緒になって区別できないこと。古今和歌集「緑なる―草とぞ春は見し」。枕草子122「袍うえのきぬも下襲したがさねも―になりたる」。「空と海とが―になる」 ②すべて。全体。万葉集11「わが身―は君がまにまに」 ③同じであること。更級日記「生れしより―にて」。「―屋根の下で暮らす」 ④共にすること。「―寝」 ➌(副詞的に用いて) ①こころみに。ちょっと。「―飲んでみよう」 ②どうか。「―よろしく」 ⇒ひとつ‐いんろう【一つ印籠】 ⇒ひとつ‐えり【一つ選り】 ⇒ひとつ‐えり【一つ襟】 ⇒ひとつ‐おき【一つ置き】 ⇒ひとつ‐おぼえ【一つ覚え】 ⇒ひとつおも‐はらから【一母同胞】 ⇒ひとつ‐がい【一つ買い】 ⇒ひとつ‐がき【一つ書】 ⇒ひとつ‐かま【一つ釜】 ⇒ひとつ‐かまど【一つ竈】 ⇒ひとつ‐きるもの【一つ着物】 ⇒ひとつ‐くち【一つ口】 ⇒ひとつ‐こ【一つ子】 ⇒ひとつ‐こと【一つ事】 ⇒ひとつ‐ざし【一つ差し】 ⇒ひとつ‐なべ【一つ鍋】 ⇒ひとつなる‐くち【一つなる口】 ⇒ひとつ‐ね【一つ寝】 ⇒ひとつ‐の‐もの【一つの物】 ⇒ひとつ‐ば【一つ葉】 ⇒ひとつ‐ばし【一つ橋】 ⇒ひとつ‐はちす【一つ蓮】 ⇒ひとつ‐ばなし【一つ話】 ⇒ひとつ‐び【一つ火】 ⇒ひとつ‐ひきりょう【一つ引両】 ⇒ひとつ‐びとつ【一つ一つ】 ⇒ひとつ‐べっつい【一つ竈】 ⇒ひとつ‐ぼし【一つ星】 ⇒ひとつ‐まえ【一つ前】 ⇒ひとつ‐まつ【一つ松】 ⇒ひとつ‐まなぐ【一つ眼】 ⇒ひとつ‐み【一つ身】 ⇒ひとつ‐むすめ【一つ娘】 ⇒ひとつめ‐こぞう【一つ目小僧】 ⇒ひとつ‐も【一つも】 ⇒ひとつ‐もの【一つ物】 ⇒ひとつ‐もん【一つ紋】 ⇒ひとつ‐や【一つ家】 ⇒一つ穴の貉 ⇒一つまさりの女房は金の草鞋で探しても持て ⇒一つ間違えば ○一つ穴の貉ひとつあなのむじな 共謀して悪事をたくらむ者をいう語。また、別のように見えながら実は同じ悪者の仲間であるという意。「一つ穴の狐」ともいう。同じ穴の貉。 ⇒ひと‐つ【一・一つ】

[漢]一🔗🔉

 字形  筆順 〔一部0画/1画/教育/1676・306C〕 〔音〕イチ(呉) イツ(漢) 〔訓〕ひとつ・ひと=・ひ (名)かず・はじめ [意味] ①数の名。ひとつ。「一を聞いて十を知る」「日本三景の一いつ」「一日一善・一億・万一・唯一ゆいいつ」▶金銭証書などでは「壱」とも書く。 ②ひとたび。「一考・一別以来・一再いっさい」 ③順序の最初。 ㋐物事のはじめ。「一から始める」「一にも二にも」「一の膳ぜん」「一年生・一姫ひめ二太郎」 ㋑最上。最高。「一の人(=摂政・関白または太政大臣)」「天下一品・世界一」 ④独自のすぐれた。ひとかどの。「一人物・一見識」 ⑤同じ(くする)。ひとしい。「心を一いつにする」「一揆いっき・一様・一概・統一とういつ」 ⑥全体をおしなべて。すべて。「一家・一新・一任」 ⑦まじりけがない。もっぱら。ひたすら。「成否は一いつに諸君の双肩にかかっている」「純一じゅんいつ・一向いっこう・専一せんいつ」 ⑧あるひとつ(の)。他(の)。「一いつにいわく」「一説・一朝・一方」。あるいは…あるいは…。…したり…したり。「一喜一憂・一得一失・一進一退」 ⑨すこし。わずか。「一助・一瞥いちべつ」 [解字] 一本の横線でひとつという数を示す指事文字。数のもと、最初を意味し、転じて、ひとつにまとめる、まじりけがない、もっぱら、の意味にも用いられる。また、一が最小の正の整数であるところから、わずか、ちょっと、の意味にも用いられる。[弌]は異体字。 [下ツキ 画一・帰一・均一・合一・混一・渾一・什一・純一・随一・斉一・全一・専一・第一・単一・逐一・統一・同一・二者択一・不一・万一・唯一 [難読] 一昨日おととい・一昨年おととし・一寸ちょっと・一日ついたち・一向ひたすら・一廉ひとかど・いつかど・一入ひとしお・一節切ひとよぎり・一人ひとり

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