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ななめ【斜め・傾】🔗🔉

ななめ斜め・傾】 ①規準方向に対し垂直でも平行でもないこと。傾いていること。はす。はすかい。三蔵法師伝承徳点「虹のごとくに斜ナナメなり」。「広場を―に横切る」 ②日が中天を過ぎて西に近づくこと。時刻などが半ばを過ぎて終りに近いこと。海道記「申さるの―に湯井の浜に落ち着きぬ」 ③ひととおり。世の常。男色大鑑「―にかたほなるだに人の親の習ひいかが思ふめるに」 ④(→)「ななめならず」に同じ。幸若舞曲、和田酒盛「虎、―によろこうで」 ⑤(「ななめならず」を逆の意にして)機嫌の悪いこと。「御機嫌―」 ⇒ななめ‐よみ【斜め読み】 ⇒斜めならず

[漢]傾🔗🔉

 字形  筆順 〔人(亻・)部11画/13画/常用/2325・3739〕 〔音〕ケイ(漢) 〔訓〕かたむく・かたむける・かしげる [意味] ①かたむく。ななめになる。一方にかたよる。「傾斜・傾向・右傾・左傾」 ②かたむける。「傾注・傾聴」。くつがえす。「傾国・傾城けいせい」 [解字] 形声。「人」+音符「頃」(=頭をまげる。かたむく)。「頃」がもっぱら地積の単位に用いられるようになったので、「人」を加えて区別した。

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