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げん【弦】🔗🔉

げん】 ①弓のつる。つる。ゆづる。 ②弦楽器に張りわたす線条。絹糸・鋼線・ガット・化学繊維などで作る。また、その楽器。→絃げん。 ③枡ますの上部に対角線上に張りわたす鉄線。 ④月相が半円形に見えるもの。弦月。月齢7〜8日頃のを上弦、22〜23日頃のを下弦という。 ⑤〔数〕円または曲線の弧の両端を結ぶ線分。また、直角三角形の斜辺。→勾股弦こうこげん

つら【弦】🔗🔉

つら】 (上代語)弓のつる。万葉集7「陸奥のあだたら真弓―はけて」

つる【弦・絃】🔗🔉

つる弦・絃】 ①弓に張る糸。ゆみづる。三蔵法師伝嘉応点「舟を刳り木に絃ツルはげて」。「―を離れた矢」 ②琴などの糸。 ③枡ますの上面に、対角線上に張り渡した鉄線。平らにならすためのもの。 ④(「鉉」とも書く)鍋・土瓶どびんなどにつけてある弓形または半円形の取手とって。「―が外れる」

[漢]弦🔗🔉

 字形  筆順 〔弓部5画/8画/常用/2425・3839〕 〔音〕ゲン(呉) 〔訓〕つる [意味] ①弓に張った糸。弓のつる。「鳴弦」 ②琴などの楽器に張ってかきならす糸。(同)絃。「弦歌・管弦楽・三弦」▶夫婦の縁を琴瑟きんしつの弦にたとえ、妻に死なれることを「断弦」、後妻を迎えることを「続弦」という。 ③「弦月」の略。半円形の月。ゆみはりづき。「弦影・上弦・下弦」 ④〔数〕 ㋐円周など曲線上の二点を結ぶ線分。 ㋑直角三角形の斜辺。「鉤股弦こうこげん・正弦・余弦」 [解字] 形声。「弓」+音符「玄」(=細い糸)。弓のつるの意。②は「絃」とも書くが、現代表記では「弦」。

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