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あ【案】🔗🔉

】 (アンのンを表記しない形)考え。思案。源氏物語「げに、―のごと、御心にしみにけり」

あん【案】🔗🔉

あん】 ①物を置く台。机。 ②したがき。伊勢物語「かのあるじなる人―を書きて」 ③計画。着想。推量。古今著聞集20「―にたがはずくちなはいでて」。「―を出す」「―のほか」「第3―」 ④調べること。考えること。思慮。御伽草子、一寸法師「いかにもして―をめぐらし」 ⇒案に落つ ⇒案に相違する ⇒案に違う ⇒案の如く

つくえ【机・案】🔗🔉

つくえ机・案】 (もと歴史的仮名遣ツクヱとされたが、平安初期にツクエの例があり、ヤ行のエが古形と認められる) ①飲食の器物をのせる台。食卓。万葉集16「高坏たかつきに盛り―に立てて母に奉まつりつや」。願経四分律古点平安初期点「銅盤、若は案ツクエ、若は机たかつくえを用ゐて」 ②書を読み、字を書くのに用いる台。ふづくえ。「―を並べた仲」 ⇒つくえ‐しろ【机代】 ⇒つくえしろ‐の‐もの【机代の物】 ⇒つくえ‐つ‐もの【机つ物】

[漢]案🔗🔉

 〔宀部7画〕 ⇒木部

[漢]案🔗🔉

 字形  筆順 〔木部6画/10画/教育/1638・3046〕 〔音〕アン(呉)(漢) [意味] ①つくえ。台。「案下・机案」 ②考えをめぐらす。 ㋐工夫して考える。念をおして調べる。(同)按。「つらつら案ずるに」「案出・思案・勘案」 ㋑気づかう。「案ずるより産むが易やすし」「彼の健康を案じて」 ㋒予想。「案の定じょう」「案に相違して」「案外」 ③あれこれ考えた計画。「案をねる」「立案・妙案・腹案」 ④文書の下書き。草稿。「案文・草案・図案・答案・改正案」 [解字] 形声。音符「安」(=おちつける)+「木」。物をのせる台、つくえの意。 [下ツキ 該案・学案・勘案・几案・机案・起案・議案・教案・玉案・具案・愚案・懸案・検案・原案・公案・考案・思案・私案・試案・事案・新案・図案・成案・素案・創案・草案・対案・代案・断案・提案・檔案・答案・廃案・発案・腹案・文案・法案・翻案・妙案・名案・立案・良案 [難読] 案山子かかし・かがし

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