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おもて【表】🔗🔉

おもて】 (「面おもて」と同源) ➊人の目に立つ方の面(にあるもの)。↔裏。 ①表面。正面。前面。人目に立つ面。源氏物語須磨「海の―、うらうらとなぎわたりて」。狂言、子盗人「―からはひられまい、うらへまはらう」。大石寺本曾我「十郎を―に立て」。「紙の―」 ②そと。外面。外部。山家集「立つ霧の―に雁のかけるたまづさ」。「―に出て遊ぶ」 ③うわべ。みえ。日葡辞書「ヲモテウラノアルヒト」。「―を飾る」 ④客をもてなす座敷。表座敷。狂言、墨塗「―へ通らせられい」 ⑤和船の船首に近い所。表の間。また、一番前にある櫓を漕ぐ役。 ⑥畳表のこと。「備後―」 ➋向いている方向。その面。 ①むき。源氏物語帚木「西―の格子」 ②日光がよくあたる側。「山の―」 ③(地名などと合して)そちらのほう。もと。「国―」「江戸―」 ➌はっきりと人前に示すに足る、正式・公式のもの。 ①おおやけ。 ②正式の方。しるしとするもの。狂言、かくすい聟「それがしが芸を―に…聟入りを致さうと存ずる」。浄瑠璃、大原問答青葉笛「悪を制し妄を破るをもつて安心の―とし」 ③江戸幕府や大名の屋敷内で、政治を行う所。また商家で、店。↔奥。 ➍1対のものの1番目のもの。↔裏。 ①連歌・俳諧の懐紙を二つ折にした第1面。「―八句」 ②野球の試合の各回で、先攻チームが攻撃に当たる番。 ③表千家おもてせんけの略。 ⇒おもて‐あみ【表編み】 ⇒おもて‐あるき【表歩き】 ⇒おもて‐えし【表絵師】 ⇒おもて‐がえ【表替え】 ⇒おもて‐がかり【表懸り・表掛り】 ⇒おもて‐がき【表書き】 ⇒おもて‐かた【表方】 ⇒おもて‐がまえ【表構え】 ⇒おもて‐がろう【表家老】 ⇒おもて‐かわ【表革・表皮】 ⇒おもて‐がわ【表側】 ⇒おもて‐かんばん【表看板】 ⇒おもて‐ぐち【表口】 ⇒おもて‐ぐみ【表組】 ⇒おもて‐けい【表罫】 ⇒おもて‐げい【表芸】 ⇒おもて‐げんかん【表玄関】 ⇒おもて‐こうけ【表高家】 ⇒おもて‐ござしょ【表御座所】 ⇒おもて‐ごしょう【表小姓】 ⇒おもて‐ごてん【表御殿】 ⇒おもて‐さく【表作】 ⇒おもて‐ざし【表差】 ⇒おもて‐ざしき【表座敷】 ⇒おもて‐ざた【表沙汰】 ⇒おもて‐し【表仕】 ⇒おもて‐じ【表地】 ⇒おもて‐しお【表潮】 ⇒おもて‐じき【表敷】 ⇒おもて‐しょいん【表書院】 ⇒おもて‐せんけ【表千家】 ⇒おもて‐だいみょう【表大名】 ⇒おもて‐だか【表高】 ⇒おもて‐だな【表店】 ⇒おもて‐づかい【表使】 ⇒おもて‐つき【表付】 ⇒おもて‐どおり【表通り】 ⇒おもて‐ながや【表長屋】 ⇒おもて‐にほん【表日本】 ⇒おもて‐の‐かね【表印】 ⇒おもて‐はっく【表八句】 ⇒おもて‐はんじょう【表半畳】 ⇒おもて‐ぶたい【表舞台】 ⇒おもて‐ぼうず【表坊主】 ⇒おもて‐むき【表向き】 ⇒おもて‐めい【表銘】 ⇒おもて‐もん【表門】 ⇒おもて‐もん【表紋】 ⇒おもて‐やま【表山】 ⇒おもて‐ゆうひつ【表右筆】 ⇒おもて‐りゅう【表流】 ⇒表を張る

ひょう【表】ヘウ🔗🔉

ひょうヘウ ①臣下から天子に奉る文書。主君や役所に差し出す文書。「出師すいしの―」 ②こみいった事柄を、見やすいように配列して書きあらわしたもの。「―で示す」 ③古く中国で、地上に立てて時刻をはかった木。ひかげばしら。

[漢]表🔗🔉

 〔十部6画〕 ⇒衣部

[漢]表🔗🔉

 字形  筆順 〔衣(衤)部3画/8画/教育/4129・493D〕 〔音〕ヒョウ〈ヘウ〉(呉)(漢) 〔訓〕おもてあらわす・あらわれる [意味] ①物の外側にあらわれている面。おもて。(対)裏。「表面・表紙・地表」 ②おもてに出してはっきりさせる。あらわす。「謝意を表する」「表明・表現・発表」 ③目立ってあらわれたもの。てほん。「師表・儀表」 ④天子または役所にたてまつる文書。「出師すいしの表」「上表・辞表」 ⑤こみいった事柄を一目でわかるように整理して書きあらわしたもの。「図表・年表・時刻表・正誤表」 [解字] 会意。「衣」+「毛」(=毛皮のおもて)。上に着る衣の意。転じて、おもての意。 [下ツキ 意表・雲表・華表・儀表・月表・公表・師表・辞表・上表・図表・旌表・製表・阡表・体表・代表・地表・徴表・年表・発表・譜表・別表

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