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かわら【骨】カハラ🔗🔉

かわらカハラ ①ほね、特に頭蓋骨・膝蓋骨。転じて、骸骨。倭名類聚鈔3「顱、和名加之良乃加波良」 ②(「」「航」と書く)和船の船首から船尾まで通す船底材。和船構造の基本材。敷しき。平家物語2「二つ―の三つ棟に造つたる舟に乗り」 ③古代、船を数えるのに用いた語。 ④亀の甲。

こつ【骨】🔗🔉

こつ】 ①火葬にした死者のほね。「お―を拾う」 ②芸道などを会得する才能。徒然草「天性その―なけれども」 ③骨法の略。礼儀・故実などの作法。平家物語5「御前の―ない様をば知らず」 ④(多く「こつ」または「コツ」と書く)物事をなす、かんどころ。要領。急所。呼吸。こつあい。「―を呑み込む」

ほね【骨】🔗🔉

ほね】 ①脊椎動物の骨格を構成する個々の部分。結合組織の一種で、細胞間物質はカルシウム塩を含み、硬い。中心には腔があり、骨髄がみたす。骨髄は血液を作る。人体には200個余ある。〈倭名類聚鈔3〉。「魚の―を取る」 ②火葬などにした死者の骨。こつ。宇津保物語俊蔭「―舎利の中よりも」 ③家屋・器具などの芯となって全体を支える材料。源氏物語蓬生「はかなき板葺なりしなどは―のみわづかに残りて」。「障子の―」 ④中心。核心。「論文の―」 ⑤物事の中心となって、それを支える人または物。「チームの―になる選手」 ⑥事に堪える力。気概。気骨きこつ。平治物語「北面の侍平左衛門尉泰頼は―ある者なれば」。「―のある人物」 ⑦ほねのおれること。労苦。困難。「この仕事はなかなか―だ」 ⇒骨が折れる ⇒骨が舎利になっても ⇒骨が太い ⇒骨と皮 ⇒骨に刻む ⇒骨に沁みる ⇒骨に徹する ⇒骨の髄まで ⇒骨までしゃぶる ⇒骨を埋める ⇒骨を惜しむ ⇒骨を折る ⇒骨を砕く ⇒骨を刺す ⇒骨を抜く ⇒骨を盗む ⇒骨を拾う

[漢]骨🔗🔉

 字形  筆順 〔骨部0画/10画/教育/2592・397C〕 〔音〕コツ(漢) 〔訓〕ほね [意味] ①人や動物の、ほね。「骨肉・骨折・骨盤・軟骨・頭蓋骨ずがいこつ・老骨・遺骨・彫心鏤骨るこつ」 ②物事を組み立てる支えとなるもの。ほねぐみ。「骨子・鉄骨」 ③人がら。気だて。風格。「天性その骨なけれども」〔徒然草〕「気骨・奇骨・反骨・人品骨柄じんぴんこつがら」 ④物を作ったり事を行ったりする要領。「骨をのみこむ」「骨法」 [解字] 形声。「月」(=肉)+音符「」(=関節の上下のほねの形)。 [下ツキ 遺骨・骸骨・顎骨・顴骨・換骨奪胎・奇骨・気骨・俠骨・胸骨・筋骨・脛骨・頸骨・肩胛骨・拳骨・硬骨・鯁骨・甲骨文・枯骨・鎖骨・座骨・挫骨・山骨・死骨・膝蓋骨・整骨・接骨・仙骨・薦骨・俗骨・恥骨・椎骨・鉄骨・天骨・頭骨・軟骨・納骨・白骨・反骨・万骨・蛮骨・腓骨・尾骨・鼻骨・尾骶骨・風骨・武骨・無骨・分骨・粉骨砕身・凡骨・埋骨・木骨・没骨・竜骨・鏤骨・老骨・露骨・肋骨・腕骨 [難読] 骨牌カルタ

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