複数辞典一括検索+

せ【背・脊】🔗🔉

背・脊】 ①動物体で、地面に向いた面(胸腹部)の反対側。人体ではそれに対応した、頸部から臀部に至る間の面。せなか。枕草子95「ゆだけの片の身を縫ひつるが、…御―あはすれば、はやくたがひたりけり」。「―をのばす」 ②うしろ。うら側。孝徳紀「冠の―には漆羅うるしぬりのうすはたを張りて」。「椅子の―」 ③身体のたけ。身長。せたけ。せい。「―が高い」 ④山の尾根。「山の―」 ⑤書物の、綴じ込んである部分。また、その外側。「―革装」→装丁(図)。 ⑥⇒せ(兄・夫・背) ⇒背にする ⇒背に腹はかえられぬ ⇒背を向ける ⇒背を縒る

せ【畝】🔗🔉

】 土地面積の単位。段たんの10分の1。1畝は30歩で、約0.992アール。

せ【瀬・湍】🔗🔉

瀬・湍】 ①川などの浅くて徒歩で渡れるところ。あさせ。万葉集6「神名火かむなびの淵は浅あせにて―にかなるらむ」 ②水流の急なところ。はやせ。〈倭名類聚鈔1〉。「―を乗り切る」 ③(渡るための狭い所の意から) ㋐事に出あう時。折。場合。後撰和歌集「涙川嬉しき―にも流れあふやと」。「浮かぶ―がない」「又の逢う―」 ㋑その場所。立場。新古今和歌集「聞かずともここを―にせむ時鳥」。「立つ―がない」 ㋒点。ふし。源氏物語柏木「憂きにもうれしき―はまじり侍りけり」

せ【石蜐・尨蹄子・石花】🔗🔉

石蜐・尨蹄子・石花】 〔動〕カメノテの古称。せい。〈倭名類聚鈔19

せ【施】🔗🔉

】 めぐむこと。ほどこすこと。宝物集「諸の―を行じて仏に成るべし」

🔗🔉

(回想の助動詞キの未然形)接続助詞「ば」を伴った「せば」の形でのみ用いられ、過去の仮定を表す。多くは助動詞「まし」と呼応する。→き(助動)

広辞苑 ページ 10780