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ちゅうろくてん【中六天】🔗🔉

ちゅうろくてん中六天】 (宙チウ六天とも) ①そらで覚えていること。 ②うわついているさま。うわのそら。 ③大まかにすること。西鶴置土産「諸分―にくくり、あまり先繰をかけしに」

ちゅうろん【中論】🔗🔉

ちゅうろん中論】 (Madhyamaka-kārikā 梵 中ちゅうについての頌じゅの意)仏書。竜樹の主著。縁起・空性くうしょう・仮(認識上の仮説けせつ)の在りかを明らかにし、中道(中の実践)を課題とする論書。大乗仏教の空思想を理論的に基礎づける。青目しょうもくの注釈の鳩摩羅什くまらじゅうによる漢訳がある。中観ちゅうがん論。→中道→中観ちゅうがん

ちゅう‐わ【中和】🔗🔉

ちゅう‐わ中和】 ①中正で程よく調和していること。 ②酸とアルカリの溶液を当量ずつ混ぜる時、そのおのおのの特性を失うこと。また、等量の陰陽両電気がある時、電気現象を呈さないようになること。 ③異なる性質のものが融合して、おのおのその特徴もしくは作用を失うこと。 ⇒ちゅうわ‐しじやく【中和指示薬】 ⇒ちゅうわ‐てきてい【中和滴定】 ⇒ちゅうわ‐ねつ【中和熱】

ちゅうわ‐いん【中和院】‥ヰン🔗🔉

ちゅうわ‐いん中和院‥ヰン (チュウカインとも)平安京大内裏の殿舎の一つ。内裏の西、真言院の東に位置し、新嘗にいなめ祭・神今食じんごんじきの式など、天神・地祇の親祭が行われた。正殿を神嘉殿という。→大内裏(図)

ちゅう‐わきざし【中脇差】🔗🔉

ちゅう‐わきざし中脇差】 中くらいの長さの脇差。

ちゅうわ‐しじやく【中和指示薬】🔗🔉

ちゅうわ‐しじやく中和指示薬(→)酸塩基指示薬に同じ。 ⇒ちゅう‐わ【中和】

ちゅうわ‐てきてい【中和滴定】🔗🔉

ちゅうわ‐てきてい中和滴定】 中和反応を利用する滴定。酸または塩基の濃度を知るために行う。一定体積の未知濃度の酸(または塩基)の溶液に、既知濃度の塩基(または酸)の標準液を滴下し、中和の終点に達するまでの体積を測定する。終点の検出は加えた酸塩基指示薬の変色、電気伝導度の急変などによる。酸塩基滴定ともいう。 ⇒ちゅう‐わ【中和】

広辞苑 ページ 12804