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○三日見ぬ間の桜みっかみぬまのさくら🔗⭐🔉
○三日見ぬ間の桜みっかみぬまのさくら
(桜の花がすぐに散ることから)世の中の転変常ないことのたとえ。→世の中は三日見ぬ間に桜かな
⇒みっ‐か【三日】
み‐つか・る【見付かる】
〔自五〕
①みつけられる。人の目にとまる。「―・らないようにそっと入る」
②探していたものを見つけることができる。「迷子が―・った」
み‐つき【見付き】
①みかけ。外観。外貌。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「与平が顔の…―はきつい服部育ち」
②すぐ正面に見えるところ。狂言、花盗人「いやいや、これは―の枝ぢや」
③〔建〕(→)「みつけ」3に同じ。
み‐つぎ【貢・御調・調】
(古くは清音)
①「つき(調)」の尊敬語。また、租税の総称。租庸調。崇神紀「調役みつきえだちを科おおす」
②属国などから時期を定めて君主に奉る財物。みつぎもの。万葉集20「四方よもの国より奉る―の船は」
③(「見継」とも書く)金銭・財物を供給すること。しおくり。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「国の父様とつさま母様かかさまが浪人でなければこなさまたちへ―のはず」
⇒みつぎ‐たから【貢宝】
⇒みつぎ‐ぶね【貢船】
⇒みつぎ‐もの【貢物・調物】
み‐つぎ【見継】
⇒みつぎ(貢)3
みつ‐ぎ【密儀】
特殊な資格を持つ者だけが参加するか、または特殊な資格を与えるために行う秘密の儀式。イニシエーション、古代ギリシアのディオニュソスやオルフィク教の儀式、密教の加持・灌頂かんじょうの類。秘儀。
みつ‐ぎ【密議】
秘密の評議。秘密の相談。「―をこらす」
み‐づき【見突き】
船中から水底の魚・貝を認めて突いて取ること。
ミッキー‐マウス【Mickey Mouse】
ディズニー製作の漫画の主人公である鼠の名。
ミツキェーヴィチ【Adam Mickiewicz】
ポーランド最大の国民詩人。ポーランド‐ロマン派の代表者、愛国の志士。ロシア官憲に捕らえられてロシアに追放され、のちパリに亡命。代表作は長編叙事詩「パン=タデウシュ」、戯曲「父祖たちの祭り」。(1798〜1855)
みつぎ‐たから【貢宝】
貢物の宝。
⇒み‐つぎ【貢・御調・調】
みつ‐きっこう【三亀甲】‥カフ
紋所の名。亀甲を三つ組み合わせたもの。三盛みつもり亀甲。
みつぎ‐ぶね【貢船】
貢物をはこぶ船。
⇒み‐つぎ【貢・御調・調】
み‐つきもの【御坏物・御膳】
朝夕の食物の尊敬語。みけ。みけつもの。おもの。おおみけ。雄略紀(一本)「朝夕の―盛るべき清き器を進たてまつらしめよ」
みつぎ‐もの【貢物・調物】
みつぎとして奉る物。
⇒み‐つぎ【貢・御調・調】
みっ‐きょう【密教】‥ケウ
仏教の流派の一つ。深遠で、凡夫にうかがいえない秘密の教え。インドで大乗仏教の発展の極に現れ、中国・日本のほかネパール・チベットなどにも広まった。日本では、真言宗系の東密と天台宗系の台密とがある。秘密教。秘密仏教。↔顕教けんぎょう。→真言宗。
⇒みっきょう‐びじゅつ【密教美術】
みっきょう‐びじゅつ【密教美術】‥ケウ‥
密教に基づく造形美術の総称。密教思想には造形美術が重要な役割を果たすため、諸尊の画像や曼荼羅など遺品が多い。
⇒みっ‐きょう【密教】
みつぎり‐ぼん【三つ切本】
大本おおほんまたは半紙本を横に三つに切った形の横本。
みっ‐く【密供】
密教の修法しゅほう。祈祷きとう。
み‐つ・く【見付く】
[一]〔自四〕
見なれる。なれつく。狭衣物語2「若宮はこよなく―・き給ひて」
[二]〔他下二〕
⇒みつける(下一)
みつ・ぐ【貢ぐ】
〔他五〕
①金品を献上する。みつぎものを贈る。
②(→)「見継ぐ」2に同じ。
③人に衣食の資などを与えて助ける。金品などを贈る。「愛人に―・ぐ」
み‐つ・ぐ【見継ぐ】
〔他四〕
①見つづける。見とどける。万葉集10「人さへや―・がずあらむ彦星の」
②(「貢ぐ」とも書く)力を添えて助ける。助勢する。合力する。平治物語(金刀比羅本)「朝長を捨て置きて下り候ふぞ。しばらく―・げよ」
み‐づ・く【水漬く】
〔自五〕
水につかる。水にひたる。みずつく。万葉集18「海行かば―・く屍かばね」
ミックス【mix】
①まぜること。混合。混和。ミクス。
②所定の材料などをまぜたもの。「ホットケーキ‐―」
③テニス・卓球などで、男女一人ずつの組。
み‐つく・す【見尽くす】
〔他五〕
十分に見る。全部見る。見終わる。
みつ‐ぐそく【三具足】
仏前に供える香炉・花瓶けびょう・燭台を一揃いとしていう語。
三具足
撮影:関戸 勇
みつ‐くち【三つ口】
①上唇の中程が先天的に縦に裂けているもの。いぐち。→兎唇としん。
②古来の伐木法。鋸を用いず大木の根元を斧で三方より切り込み、最後に残りの部分を斧で切断して倒す方法。絃掛つるかけに似た手法。
みつ‐ぐま【三つ熊】
熊は1回にふつう2仔を産み、2〜3年間連れ歩く。この期間の3匹連れの熊をいう。
みつ‐ぐみ【三つ組】
三つが一組になったもの。「―の盃」
みつ‐くら【三つ蔵】
⇒さんぞう1
みつくり【箕作】
姓氏の一つ。
⇒みつくり‐かきち【箕作佳吉】
⇒みつくり‐げんぱち【箕作元八】
⇒みつくり‐げんぽ【箕作阮甫】
⇒みつくり‐りんしょう【箕作麟祥】
みつ‐ぐり【三栗】
一つの毬いがの中に実が三つ入った栗。
⇒みつぐり‐の【三栗の】
みつくり‐かきち【箕作佳吉】
動物学者。江戸の生れ。阮甫の孫。イェール大学で動物学を学び、東京大学で日本人最初の動物学教授。三浦三崎における日本最初の臨海実験所の建設に尽力。カメ類・ナマコなどの研究、真珠・カキの養殖にも貢献した。(1857〜1909)
⇒みつくり【箕作】
みつくり‐げんぱち【箕作元八】
西洋史学者。津山藩士の子。佳吉の弟。ドイツに留学、動物学を学び、後に史学に転じた。東大教授。著「西洋史講話」「仏蘭西大革命史」など。(1862〜1919)
⇒みつくり【箕作】
みつくり‐げんぽ【箕作阮甫】
幕末の蘭学者。津山藩医。江戸に出て宇田川榛斎に師事。幕府天文方の翻訳掛(蕃書和解御用)。蕃書調所教授。安政五カ国条約締結に尽力。著訳「和蘭文典」「外科必読」「八紘通誌」「水蒸船説略」など。(1799〜1863)
⇒みつくり【箕作】
みつぐり‐の【三栗の】
〔枕〕
「なか(中・那賀)」にかかる。
⇒みつ‐ぐり【三栗】
みつくり‐りんしょう【箕作麟祥】‥シヤウ
法学者。津山の人。阮甫の孫。蘭学を修めて幕臣に列し、明治政府では、司法次官・行政裁判所長官などを歴任。民法・会社法・破産法・商法の起草に尽力。(1846〜1897)
⇒みつくり【箕作】
み‐づくろい【身繕い】‥ヅクロヒ
身なりを整えること。みごしらえ。みじたく。「手早く―する」
み‐つくろ・う【見繕う】‥ツクロフ
〔他五〕
①みはからう。みさだめる。日葡辞書「ジブン(時分)ヲミツクロウテヨボウズ」
②適当に選んで整える。「酒のさかなを―・う」
みつ‐くわがた【三鍬形】‥クハ‥
①兜かぶとの前立まえだてが「山」の字形になっているもの。太平記32「伏縄目の鎧に―打つたる甲を猪頸いくびに着なし」
②紋所の名。鍬形を三つ組み合わせたもの。
み‐つけ【見付】
①すぐ向いに見える所。みつき。狂言、富士松「あの―の松でござる」
②枡形を有する城門の、外方に面する部分。番兵の見張る所。江戸城は世に三十六見付と称するが、現存するものは四谷見付・赤坂見付・牛込見付など。→江戸城門(図)。
③〔建〕部材の正面の幅。主に枠・框かまちなどの仕上材・化粧材などに対していう。みつき。↔見込みこみ。
⇒みつけ‐ばしら【見付柱】
みつけ【見附】
新潟県中部の市。銘仙・化繊織物・メリヤスなどを産する。見附油田がある。人口4万3千。
みっ‐けい【密契】
秘密に結んだ約束。密約。
みっ‐けい【密計】
秘密にめぐらすはかりごと。密謀。
みつけ‐だ・す【見付け出す】
〔他五〕
入りまじっているものの中からある物を見わける。発見する。見出す。「人ごみの中から友人を―・す」
みつ‐げつ【蜜月】
(honeymoonの訳語)
①結婚した当月。ハネムーン。
②両者が親密な関係を保っていること。「労使の―時代」
みつけ‐ばしら【見付柱】
(→)目付柱めつけばしらに同じ。
⇒み‐つけ【見付】
み‐つ・ける【見付ける】
〔他下一〕[文]みつ・く(下二)
①見いだす。発見する。「金山を―・ける」
②(自動詞的に)見なれる。「―・けているので驚かない」
みつげん‐しょくぶつ【蜜源植物】
ミツバチに蜜をとらせるのに適した植物。日本では、アブラナ・レンゲソウ・ニセアカシア・ミカン・トチノキなど。
みつ‐ご【三つ子・三つ児】
①一度の出産で三人いっしょに生まれた児。品胎ひんたい。
②3歳の幼児。
⇒三つ子の魂百まで
みつ‐ご【密語】
①ひそかにささやくこと。ひそひそばなし。
②〔仏〕
㋐密意で説く語。秘密語。
㋑密教の真言陀羅尼しんごんだらにの称。
みつ‐ご【蜜語】
甘い言葉。男女のむつごと。
みっ‐こう【密行】‥カウ
①しのびあるき。微行。
②ひそかに目的地へ行くこと。
みっ‐こう【密航】‥カウ
法を犯してひそかに船や飛行機で外国へ行くこと。
みっ‐こく【密告】
ひそかに告げ知らせること。内密に告発すること。「犯人を―する」

広辞苑 ページ 18885。