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わだ‐とうげ【和田峠】‥タウゲ🔗🔉

わだ‐とうげ和田峠‥タウゲ 長野県小県ちいさがた郡と諏訪郡との境にある峠。中山道なかせんどうが通る。標高1531メートル。付近に黒曜石を産し、先史時代にはその石器が広範囲に流通した。

わた‐どき【綿時】🔗🔉

わた‐どき綿時】 綿の収穫時。陰暦8月頃。綿秋。好色一代女3「麦秋・―を恋のさかりと」

わた‐どの【渡殿】🔗🔉

わた‐どの渡殿】 寝殿造の二つの建物をつなぐ廊下。ほそどの。わたりどの。渡り廊下。源氏物語桐壺「打橋、―のここかしこの道に」→寝殿造(図)

わた‐とり【綿取り】🔗🔉

わた‐とり綿取り】 綿をつみとること。また、その人。わたつみ。〈[季]秋〉

わた‐なか【海中】🔗🔉

わた‐なか海中】 (ワダナカとも)海のなか。海上。万葉集1「対馬の渡り―に幣ぬさ取り向けてはや帰り来ね」

わたなべ【渡辺】🔗🔉

わたなべ渡辺】 古代・中世、摂津の淀川河口辺の地名。今の大阪市北区南部・中央区北部の辺り。渡し・港・橋(今の天満橋・天神橋の間)があり、交通の要所。中世武士団の渡辺党の本拠となり、また南北朝時代しばしば戦場となった。国府の渡し。渡辺の渡し。渡部。

わたなべ‐かざん【渡辺崋山】‥クワ‥🔗🔉

わたなべ‐かざん渡辺崋山‥クワ‥ 幕末の文人画家・洋学者。名は定静。通称、登。別号、全楽堂。三河田原藩の家老。儒学を佐藤一斎に学び、蘭学にも通じた。谷文晁の門下に学び、西洋画法を取り入れて独自の様式を完成。鋭い筆致で写実的な肖像画に優れた作品を遺す。高野長英・小関三英らと尚歯会を結成。幕府の攘夷策を責めた「慎機論」を著し、蛮社の獄に連座、郷国に蟄居中に自刃。作「鷹見泉石像」「千山万水図」など。(1793〜1841) →著作:『慎機論』 ⇒わたなべ【渡辺】

広辞苑 ページ 21185