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きわまり【極まり・窮まり】キハマリ🔗🔉

きわまり極まり・窮まりキハマリ きわまること。また、そのところ。はて。極点。極致。法華義疏長保点「崖キハマリに望みて即ち信ぜしめむとなり」 ⇒きわまり‐づき【極月】

きわまり‐づき【極月】キハマリ‥🔗🔉

きわまり‐づき極月キハマリ‥ 終りの月。12月。師走しわす。極月ごくげつ⇒きわまり【極まり・窮まり】

きわまり‐て【極まりて】キハマリ‥🔗🔉

きわまり‐て極まりてキハマリ‥ 〔副〕 この上なく。きわめて。万葉集3「―貴きものは酒にしあるらし」

きわまり‐な・い【極まり無い】キハマリ‥🔗🔉

きわまり‐な・い極まり無いキハマリ‥ 〔形〕[文]きはまりな・し(ク) この上ない。はなはだしい。「無礼―・い」

きわま・る【極まる・窮まる】キハマル🔗🔉

きわま・る極まる・窮まるキハマル 〔自五〕 (自然と際に至る意) ①ぎりぎりの限度に達する。極限の状態に至る。竹取物語「きたなげなる所に年月を経て物し給ふ事、―・りたるかしこまり」。宇津保物語俊蔭「禍―・る身ならば」。「懇切―・る指導」「感―・って泣き出す」 ②果てまで来る。終りとなる。つきる。平家物語11「末代澆季なりとも帝運の―・る程の御事はあらじかし」。「道ついに―・る」 ③(「谷まる」とも書く)動きのとれない状態に陥る。行き詰まって苦しむ。窮する。方丈記「日を経つつ―・りゆくさま、少水の魚のたとへにかなへり」。徒然草「人、恒の産なき時は恒の心なし。人―・りてぬすみす」。日葡辞書「ワガシンダイ(進退)ココニキワマル」 ④そういう結論に到達する。決定する。きまる。

きわみ【極み】キハミ🔗🔉

きわみ極みキハミ きわまるところ。限り。はて。万葉集3「わが黒髪のま白髪に成りなむ―」。「感激の―」

きわ・む【極む・窮む】キハム🔗🔉

きわ・む極む・窮むキハム [一]〔自下二〕 極限に達する。きわまる。新撰六帖1「数ふるもみ冬の後の冬なればいとど寒さの―・めゆくかな」。徒然草「―・むる官・位に至りぬれば」 [二]〔他下二〕 ⇒きわめる(下一)

きわめ【極め】キハメ🔗🔉

きわめ極めキハメ ①きわめること。また、そのところ。はて。限り。極限。 ②まぎわ。折。源氏物語手習「やうやう身の憂さをも慰めつべき―に」 ③さかい。分れ目。 ④定めたしかめること。契約。決定。 ⑤書画・刀剣の作者・品質・伝来などを見きわめること。めきき。鑑定。 ⇒きわめ‐いん【極印】 ⇒きわめ‐がき【極書】 ⇒きわめ‐つき【極め付き】 ⇒きわめ‐ふだ【極札】

広辞苑 ページ 5367