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さらしめ【晒女】🔗🔉

さらしめ晒女】 歌舞伎舞踊。長唄。近江八景になぞらえた八変化の「閏玆姿八景またここにすがたはっけい」の一部。通称「近江のお兼」。2世桜田治助作詞。4世杵屋六三郎作曲。1813年(文化10)初演。大力の女お兼が布さらしの所作などを見せる。

さらし‐もの【晒し物】🔗🔉

さらし‐もの晒し物】 さらして白くした物。 ⇒さらし【晒し・曝し】

さらし‐もの【晒し者】🔗🔉

さらし‐もの晒し者】 ①晒しの刑に処せられた罪人。 ②人前で恥をかかされる人。「―にする」 ⇒さらし【晒し・曝し】

さらし‐もめん【晒木綿】🔗🔉

さらし‐もめん晒木綿】 さらして白くした綿布。さらし。 ⇒さらし【晒し・曝し】

さらし‐や【晒屋】🔗🔉

さらし‐や晒屋】 綿布・麻布をさらすことを業とする家。また、その業の人。 ⇒さらし【晒し・曝し】

さらし‐やね【晒屋根・曝屋根】🔗🔉

さらし‐やね晒屋根・曝屋根】 天井を設けないで、下から屋根裏が見える屋根。 ⇒さらし【晒し・曝し】

さら‐じゅ【娑羅樹・沙羅樹】🔗🔉

さら‐じゅ娑羅樹・沙羅樹】 (梵語sāla シャラジュとも)インド原産の常緑高木。フタバガキ科の植物で、幹高30メートルにも達する。葉は大形で長楕円形。花は小形の淡黄色で芳香がある。材は淡褐色で堅実、建築用または器具用。いわゆるラワン材の一種。樹脂はピッチ1の代用。種子から油を搾る。日本でいう娑羅はナツツバキのこと。→娑羅双樹

さらし‐ろう【晒し蝋】‥ラフ🔗🔉

さらし‐ろう晒し蝋‥ラフ 漂白・脱色した木蝋。白蝋。 ⇒さらし【晒し・曝し】

さら・す🔗🔉

さら・す 〔他四〕 (関西地方などで) ①「する」をののしっていう語。しやがる。歌舞伎、韓人漢文手管始「そりや何―・すのぢや」 ②(動詞の連用形に付いて)その動作をののしっていう語。歌舞伎、韓人漢文手管始「おいらに無い名を付け―・して其尻もゑふ捌かず、逃吠へにする爰な犬め」

さら・す【晒す・曝す】🔗🔉

さら・す晒す・曝す】 〔他五〕 ①日光や雨風のあたるままにしておく。「雨風に―・される」 ②日光にあててほす。「本を日に―・す」 ③布などを水で洗い、日にあてて白くする。また、料理で、材料を水などにつけて、あくを抜く。万葉集7「橘の島にし居れば川遠み―・さず縫ひしわが下衣」。「―・して白くする」 ④広く人々の目に触れるようにする。また、晒しの刑に処する。平家物語11「生きながらとらはれて…恥を―・すだに口惜しきに」。「人目に―・す」 ⑤危険な状態に置く。「敵の砲弾に身を―・す」 ⑥(「目を―・す」の形で)くまなく見る。「書類に目を―・す」

広辞苑 ページ 8094