複数辞典一括検索+

かみ‐こ【神子】🔗🔉

かみ‐こ神子】 かんなぎ。みこ。

かみ‐こ【紙子・紙衣】🔗🔉

かみ‐こ紙子・紙衣】 紙製の衣服。厚紙に柿渋を引き、乾かしたものを揉みやわらげ、露にさらして渋の臭みを去ってつくった保温用の衣服。もとは律宗の僧が用いたが、後には一般にも用い、元禄(1688〜1704)の頃には遊里などでも流行した。かみぎぬ。〈[季]冬〉。奥の細道「―一衣は夜の防ぎ」 紙子 ⇒かみこ‐がみ【紙子紙】 ⇒かみこ‐ずきん【紙子頭巾】 ⇒かみこ‐ぞめ【紙子染】 ⇒かみこ‐ばおり【紙子羽織】 ⇒かみこ‐ろうにん【紙子浪人】 ⇒紙子着て川へはまる ⇒紙子四十八枚

かみ‐こ【紙戸】🔗🔉

かみ‐こ紙戸】 律令制で、図書寮ずしょりょうに属し、製紙に従事した品部しなべ。かみへ。

かみ‐こうすい【紙香水】‥カウ‥🔗🔉

かみ‐こうすい紙香水‥カウ‥ 香水を紙にしみこませたもの。懐中などに入れて携帯する。

かみこうち【上高地】‥カウ‥🔗🔉

かみこうち上高地‥カウ‥ 長野県西部、飛騨山脈南部の梓川あずさがわ上流の景勝地。中部山岳国立公園の一部。標高約1500メートル。温泉や大正池があり、槍ヶ岳・穂高連峰・常念岳・焼岳などへの登山基地。神河内。上河内。 上高地 撮影:山梨勝弘

かみ‐こうぶり【神冠】‥カウブリ🔗🔉

かみ‐こうぶり神冠‥カウブリ 神に贈る位階。神位。神階。

かみ‐こうぶり【紙冠】‥カウブリ🔗🔉

かみ‐こうぶり紙冠‥カウブリ (→)「かみかぶり」に同じ。

かみこ‐がみ【紙子紙】🔗🔉

かみこ‐がみ紙子紙】 紙子を仕立てるのに用いる紙。柿渋を引き、揉んで柔らかにしたつぎあわせの厚紙。西鶴諸国ばなし「七人の客いづれも―の袖をつらね」 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】 ○紙子着て川へはまるかみこきてかわへはまる 無謀なことのたとえ。 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】

○紙子着て川へはまるかみこきてかわへはまる🔗🔉

○紙子着て川へはまるかみこきてかわへはまる 無謀なことのたとえ。 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】 かみ‐ごころ神心】 神のおぼし召し。神慮。

○紙子四十八枚かみこしじゅうはちまい🔗🔉

○紙子四十八枚かみこしじゅうはちまい (紙子は、胴の前後に20枚、左右の袖に4枚、裏に24枚、計48枚の紙で作るからいう)紙子を着る貧しさをいう時の言葉。西鶴織留4「身上は―ばらばらとなつて」 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】 かみ‐ごしょ上御所】 将軍家または大臣家以上の公卿で、隠居したものが一家に同時に数人ある時、その最初のもの。 かみこ‐ずきん紙子頭巾‥ヅ‥ 紙子紙で作った頭巾。浪人などが用いた。世間胸算用2「―深々とかぶり」 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】 かみこ‐ぞめ紙子染】 紙子紙を染めること。また、その染めたもの。 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】 かみ‐ごと神言・神語】 (古くはカムコトとも) ①神のおつげ。託宣。万葉集19「住吉すみのえにいつく祝はふりが―と」 ②神または神事についての語りごと。続日本後紀19「古語ふるごとに流し来れる―に伝へ来れる」 かみ‐ごと神事】 (古くはカムコトとも) ①神を祭る行事。祭事。神事しんじ。 ②(「幽事」とも書く)神のしわざ。人知でははかり得ぬ神の所為。かみわざ。 ③(福島・茨城・栃木県などで)物忌みの日。部落が共同で農作業を休む日。 かみ‐こな・す噛み熟す】 〔他五〕 ①噛み砕いて消化する。 ②比喩的に、十分に会得する。「よく―・してから人に話す」 かみこ‐ばおり紙子羽織】 紙子紙で作った羽織。好色一代男6「世之介初雪の朝、―に了佐極の手鑑」 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】 かみ‐こま神駒(→)神馬じんめに同じ。 かみ‐こま紙駒】 三味線の音を小さくする忍び弾きに用いる紙製の駒。忍しのび駒。 かみ‐ごま上駒】 三味線の棹の上端につけ、二と三の糸をのせる駒。金属・竹・象牙などでつくる。「さわり」をつける装置がついている場合は3本の糸をのせる。→三味線(図) かみこ‐ろうにん紙子浪人‥ラウ‥ 紙子1枚の貧乏浪人。世間胸算用1「其隣はむつかしき―」 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】 かみ‐ころ・す噛み殺す】 〔他五〕 ①噛みついて殺す。くいころす。 ②無理に口を閉じて、あくび・笑いなどを抑える。「あくびを―・す」「笑いを―・す」 かみこん‐しき紙婚式】 (paper wedding)結婚1年目を祝う式。→結婚記念日(表) かみ‐ざ上座】 ①上位の人や客が着く席。日本間では、入口から遠く床の間に近い席をいう。上席。じょうざ。「客を―に据える」 ②芝居の舞台で、観客席から向かって右方。↔下座しもざ かみ‐ざ紙座】 中世、紙すき業者や紙商人の同業組合。摂津天王寺の門前などにあった。かみのざ。 かみ‐ざいく紙細工】 紙でつくった細工物。また、その職人。男色大鑑「北野なる―幾たりか」 かみ‐さかずき紙盃‥サカヅキ 紙製の盃。 かみ‐さかやき髪月代】 髪を結い、さかやきを剃ること。また、その結い方、剃りぐあい。剃梳ていそかみ‐さけ噛酒・醸酒】 古代、米を噛みくだいて造った酒。 かみさげ‐むし紙下げ虫】 便壺に生ずる蛆うじ。俗に、4月8日の朝、甘茶ですった墨汁で「今年より卯月八日は吉日よ尾長くそ虫成敗ぞする」などと書いた呪文の紙を貼っておくと、上ってこないという風習からこの名がある。 かみ‐さび神さび⇒かむさび かみ‐さ・びる神さびる】 〔自上一〕[文]かみさ・ぶ(上二) ①こうごうしく見える。いかめしく厳粛である。かむさぶ。万葉集20「―・ぶる生駒高嶺に雲そたなびく」 ②年功を積んでいる。源氏物語槿「―・びにける年月の労ろう」 ③古びる。平家物語2「朱の玉墻―・びて、しめなはのみや残るらん」 かみ‐さま上様】 ①身分ある人の妻の敬称。内室。奥方。義経記8「御館も―も、死出の山と申す道越えさせ給ひて」 ②江戸時代、町家で、主婦または主人の母の敬称。→かみさん かみ‐さま神様】 ①神を敬っていう語。 ②ある方面の権威を比喩的にいう語。「憲政の―」 かみ‐ざま上方・上様】 ①うえの方。 ②上流の人々。↔下方しもざま。 ③京都で、北の方。徒然草「四条より―の人」 かみ‐さ・む神さむ】 〔自上二〕 「かみさぶ」に同じ。蜻蛉日記「ふるの社の―・みにけむ」→かみさびる かみさり‐づき神去月(→)「かみなづき」に同じ。 かみ‐さ・る神去る】 〔自四〕 (古くはカムサルとも)高貴の人が死去する。 かみ‐さん上様】 ①近世大坂で、良家の隠居した老母のこと。 ②商人・職人などの主婦。気安い場合など、一般の家の主婦を呼ぶのにも用いる。洒落本、辰巳之園「今では中村秀松が女房になつて、子を持つて―かぶだ」。「お―」→かみさま かみ‐じ紙治‥ヂ ①紙屋治兵衛のこと。 ②浄瑠璃「心中天の網島」の改作「心中紙屋治兵衛」の通称。→河庄かわしょう かみしいば‐ダム上椎葉ダム‥シヒ‥ 宮崎県北西部、耳川上流の椎葉村にあるアーチ式発電用ダム。高さ110メートル。1955年完成。 かみ‐しお紙塩‥シホ 魚介類を水や酒でしめらせた和紙で包み、塩をふってごく薄く塩味をつけること。また、そのもの。かみじお。 かみ‐しだ・く噛みしだく】 〔他五〕 かみくだく。かみつぶす。 かみ‐じたく紙仕度】 紙の用意。涙をぬぐう準備。河東、隅田川舟の内「―して聞き給へ、涙がやがて出ませう」 かみ‐しで紙垂・紙四手】 紙で作ったしで。 かみ‐しばい紙芝居‥ヰ 物語の場面を連続的に描いた絵を、順次1枚ずつ出して劇的に説明するもの。携帯用の小舞台に切抜き絵の人形を立てて操るものもある。飴売りなどが客寄せに街頭で演じた。画劇。 紙芝居 提供:東京都 かみしほう‐がため上四方固め‥ハウ‥ 柔道の抑え込み技の一つ。相手を仰向けに倒し、頭部から身体の上に覆いかぶさり、両腕で上体を抱え込んで抑える。 かみ‐じま神島(→)蓬莱ほうらい1の別称。 かみ‐し・む神しむ】 「かみさぶ」に同じ。→かみさびる かみ‐し・める噛み締める】 〔他下一〕[文]かみし・む(下二) ①力を入れてかむ。くいしばる。「唇を―・める」 ②よく味わう。玩味する。事の趣を深く考える。「おふくろの味を―・める」「言外の意を―・める」 かみ‐しも⇒かみしも(上下)4㋒ かみ‐しも上下】 ①上と下。上の部分と下の部分。源氏物語末摘花「―ひとしく書いたまへり」 ②上位と下位。土佐日記「ありとある―、童まで酔ひしれて」 ③和歌の上の句と下の句。 ④上下ととのった衣服。 ㋐衣きぬと裳。上衣と袴。 ㋑平安時代、狩衣・水干・直垂ひたたれの類と袴との、材質・色・文様の同じもの。 ㋒(「裃」とも書く)江戸時代の武士の礼装。同じ染色の肩衣と袴とを小袖の上に着るもの。麻上下を正式とする。→継上下 ⇒上下を脱ぐ

かみこ‐ずきん【紙子頭巾】‥ヅ‥🔗🔉

かみこ‐ずきん紙子頭巾‥ヅ‥ 紙子紙で作った頭巾。浪人などが用いた。世間胸算用2「―深々とかぶり」 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】

かみこ‐ぞめ【紙子染】🔗🔉

かみこ‐ぞめ紙子染】 紙子紙を染めること。また、その染めたもの。 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】

かみ‐こな・す【噛み熟す】🔗🔉

かみ‐こな・す噛み熟す】 〔他五〕 ①噛み砕いて消化する。 ②比喩的に、十分に会得する。「よく―・してから人に話す」

かみこ‐ばおり【紙子羽織】🔗🔉

かみこ‐ばおり紙子羽織】 紙子紙で作った羽織。好色一代男6「世之介初雪の朝、―に了佐極の手鑑」 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】

かみ‐こま【神駒】🔗🔉

かみ‐こま神駒(→)神馬じんめに同じ。

かみ‐こま【紙駒】🔗🔉

かみ‐こま紙駒】 三味線の音を小さくする忍び弾きに用いる紙製の駒。忍しのび駒。

かみこ‐ろうにん【紙子浪人】‥ラウ‥🔗🔉

かみこ‐ろうにん紙子浪人‥ラウ‥ 紙子1枚の貧乏浪人。世間胸算用1「其隣はむつかしき―」 ⇒かみ‐こ【紙子・紙衣】

かみ‐ころ・す【噛み殺す】🔗🔉

かみ‐ころ・す噛み殺す】 〔他五〕 ①噛みついて殺す。くいころす。 ②無理に口を閉じて、あくび・笑いなどを抑える。「あくびを―・す」「笑いを―・す」

かみこん‐しき【紙婚式】🔗🔉

かみこん‐しき紙婚式】 (paper wedding)結婚1年目を祝う式。→結婚記念日(表)

広辞苑かみこで始まるの検索結果 1-19