複数辞典一括検索+

けじめケヂメ🔗🔉

けじめケヂメ ①区別。わかち。わけめ。伊勢物語「思ふをも思はぬをも―見せぬ心なむありける」。「公私の―」 ②道徳や慣習として守らなければならない区別。「長幼の―」「―を守る」 ③へだて。しきり。源氏物語若菜下「御障子を放ちて、こなたかなた御几帳ばかりを―にて」 ⇒けじめを食う ⇒けじめを付ける

○けじめを食うけじめをくう🔗🔉

○けじめを食うけじめをくう 人に疎外され卑しめられる。歌舞伎、三人吉三廓初買「汝等に―様な、そんな二才ぢやあねえぞ」 ⇒けじめ

○けじめを付けるけじめをつける🔗🔉

○けじめを付けるけじめをつける して良いこと悪いことの区別を、態度・行動ではっきりさせる。 ⇒けじめ けし‐めんけし麺】 キシメンの訛。狂言、文蔵「温飩うんどんか、鶏卵か、―か、饅頭か」 げ‐しゃ下車】 車からおりること。「途中―」↔乗車 けし‐やき芥子焼】 ①密教で、護摩ごまを焚く時、本尊に芥子を焚いて供養すること。蜻蛉日記「―のやうなるわざすれど」 ②紅梅焼のような方形の煎餅の面に芥子粒をつけたもの。 け‐しゃく挂錫】 僧が行脚あんぎゃの途中、他の寺に一時とどまること。かしゃく。 げ‐しゃく牙笏】 象牙で作った笏。五位以上の礼服・朝服の時に使用したもの。 げ‐しゃく外戚】 (ゲサクとも)母方の親戚。がいせき。宇津保物語初秋「内戚ないしゃくにも―にも」↔内戚。 ⇒げしゃく‐ばら【外戚腹・外借腹】 げ‐しゃく解釈】 〔仏〕経文の解釈。 げしゃく‐ばら外戚腹・外借腹】 本妻以外の女の腹から生まれること。また、その生まれた子。妾腹しょうふく。下借腹。 ⇒げ‐しゃく【外戚】 け‐しゅ化主】 〔仏〕 ①(化導の教主の意)仏の異称。阿弥陀を浄土の化主、釈尊を娑婆の化主という類。 ②高徳の僧。 ③(智積院など新義真言宗の)寺院の住職。 ④市街に出て衆生に施物を乞い、結縁けちえんして法を説いたり、寺院の費用を弁じたりする僧。街坊。 けし‐ゆ芥子油⇒けしあぶら げ‐しゅ下種】 ①仏・菩薩が衆生しゅじょうに成仏・得道の種子しゅうじをおろすこと。仏法の結縁をいう。 ②⇒げす げ‐しゅ夏衆】 〔仏〕夏安居げあんごに集まる会衆えしゅ。げしゅう。 げ‐じゅ下寿「上寿じょうじゅ参照。 げ‐じゅ偈頌】 〔仏〕(→)に同じ。 けしゅう異しうケシウ 形容詞ケシの連用形ケシクの音便。 ⇒けしゅう‐は‐あらず【異しうはあらず】 げしゅうゲシウ 〔副〕 (「怪シク」のウ音便から)変に。どうしても。浄瑠璃、傾城反魂香「―逢はせまいなれば、ここで腹を切らうかと」 けしゅう‐は‐あらず異しうはあらずケシウ‥ ⇒けし4 ⇒けしゅう【異しう】 げ‐しゅく下宿】 ①やどさがり。やぶいり。 ②やや長い期限を定めて他人の家に部屋住みすること。また、その家。「―人」 ③下等な旅館。また、そこに宿泊する客。したやど。 ⇒げしゅく‐や【下宿屋】 げしゅく‐や下宿屋】 下宿2をさせることを業とする家。国木田独歩、正直者「―のかみさんといふのは其ころ四十四五でしたらう」 ⇒げ‐しゅく【下宿】 け‐じゅす毛繻子】 経たてに綿糸、緯よこに毛糸を用いて織った斜文織または繻子の織物。滑らかで光沢があり、衣服の襟えりまたは袖口、洋傘生地などに用いる。 ゲシュタポGestapo ドイツ】 (Geheime Staatspolizei ドイツの略)反ナチス運動の取締りを目的としたナチス‐ドイツの秘密国家警察。1933年創設。 ゲシュタルトGestalt ドイツ】 〔心〕部分の寄せ集めではなく、それらの総和以上の体制化された構造のこと。形態。 ⇒ゲシュタルト‐しんりがく【ゲシュタルト心理学】 ゲシュタルト‐しんりがくゲシュタルト心理学】 心を、要素の集合とみなす要素構成的な考え方を否定して、ゲシュタルトとみる心理学。ヴェルトハイマー・ケーラー・コフカ(K. Koffka1886〜1941)・レヴィンらベルリン学派によって提唱された。形態心理学。 ⇒ゲシュタルト【Gestalt ドイツ】 げ‐じゅつ外術・下術】 仏教から見て、怪しげな外道げどうの術。魔法。今昔物語集20「京に―と云ふ事を好みて役とする下衆法師ありけり…馬・牛の立てる尻より入りて口より出づなど」 げしゅ‐にん下手人】 (ゲシニンとも) ①自ら手を下して人を殺した者。「―を挙げる」 ②事件の張本人。 ③江戸時代、人を殺し、また、殺人の指揮などをしたものに適用する斬首刑。→げしにん げ‐じゅん下旬】 月の終りの10日間。月の第21日から末日までの間の称。下浣げかん→上旬→中旬 け‐じょ化女‥ヂヨ 姿を変じて現れた女。ばけた女。 げ‐しょ下書】 したがき。案文。草案。 げ‐じょ下女‥ヂヨ ①しもじもの女。下臈げろうの女。徒然草「あやしの―の見奉るも」 ②炊事や雑事に召し使われる女性。はしため。女中。下婢かひげ‐じょ解除‥ヂヨ ①喪忌もいみが解けて喪服をぬぐ儀式。 ②けがれをはらい浄めること。〈伊呂波字類抄〉 け‐しょう化生‥シヤウ ①〔仏〕 ㋐四生の一種。母胎または卵を通過せずに、超自然的に突然生まれでること。また、そのもの。仏・菩薩または天界の衆生しゅじょうの類。 ㋑弥陀の浄土に直ちに往生すること。 ②仏・菩薩が衆生を救済するため、人の姿をかりて現れること。化身。化人。今昔物語集11「是―の人なり」 ③ばけること。ばけもの。変化へんげ⇒けしょう‐の‐もの【化生の者】 け‐しょう化粧・仮粧‥シヤウ ①紅・白粉おしろいなどをつけて顔をよそおい飾ること。美しく見えるよう、表面を磨いたり飾ったりすること。おつくり。けそう。〈下学集〉。「美しく―する」 ②(名詞に冠して)美しく飾った、体裁をつくろった、形式的な、などの意を表す語。「―金具」 ③〔建〕外から見えるところ。外面にあらわれている部分。「―垂木だるき」↔野⇒けしょう‐いくさ【化粧軍】 ⇒けしょう‐いた【化粧板】 ⇒けしょう‐がね【化粧金】 ⇒けしょう‐がみ【化粧紙】 ⇒けしょう‐がわ【化粧革】 ⇒けしょう‐がわ【化粧側】 ⇒けしょう‐ギセル【化粧煙管】 ⇒けしょう‐くずれ【化粧崩れ】 ⇒けしょう‐ごうはん【化粧合板】 ⇒けしょう‐ごえ【化粧声】 ⇒けしょう‐こまい【化粧木舞】 ⇒けしょう‐じお【化粧塩】 ⇒けしょう‐した【化粧下】 ⇒けしょう‐しつ【化粧室】 ⇒けしょう‐すい【化粧水】 ⇒けしょう‐せっけん【化粧石鹸】 ⇒けしょう‐だ【化粧田】 ⇒けしょう‐だい【化粧台】 ⇒けしょう‐だち【化粧立ち】 ⇒けしょう‐だち【化粧裁ち】 ⇒けしょう‐だな【化粧棚】 ⇒けしょう‐だるき【化粧垂木】 ⇒けしょう‐だんす【化粧箪笥】 ⇒けしょう‐っけ【化粧っ気】 ⇒けしょう‐つち【化粧土】 ⇒けしょう‐づみ【化粧積み】 ⇒けしょう‐なおし【化粧直し】 ⇒けしょう‐なわ【化粧縄】 ⇒けしょう‐の‐いた【化粧の板】 ⇒けしょう‐ばえ【化粧映え】 ⇒けしょう‐ばこ【化粧箱】 ⇒けしょう‐ひん【化粧品】 ⇒けしょう‐まく【化粧幕】 ⇒けしょう‐まわし【化粧回し】 ⇒けしょう‐みず【化粧水】 ⇒けしょう‐めじ【化粧目地】 ⇒けしょう‐もとゆい【化粧元結】 ⇒けしょう‐やなぎ【化粧柳】 ⇒けしょう‐やねうら【化粧屋根裏】 ⇒けしょう‐ゆい【化粧結い】 ⇒けしょう‐りょう【化粧料】 ⇒けしょう‐わざ【化粧業】 け‐しょう顕証】 (ケンショウのンを表記しない形) ⇒けそう け‐しょう懸想‥シヤウ ⇒けそう⇒けしょう‐ぶみ【懸想文】 け‐じょう毛上‥ジヤウ 〔法〕地盤上の天産物を地盤と区別していう称。山林・原野における樹木・柴薪・牧草、田畑における作物の類。 け‐じょう勧賞‥ジヤウ ケンジョウのンが表記されない形。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「勲功・―望みに任せらるべし」 げ‐しょう下生‥シヤウ ①〔仏〕極楽往生の階級の上品じょうぼん・中品・下品のそれぞれの最下位。今昔物語集12「上品―に生れむと願ふに」→上生→中生。 ②神仏がこの世に出現すること。今昔物語集1「閻浮提えんぶだいに―しなむと思しける時に」 げ‐しょう下姓‥シヤウうじ素姓すじょうのいやしいもの。いやしい生れ。↔上姓 げ‐しょう下性‥シヤウ 〔仏〕(→)下根げこんに同じ。 げ‐じょう下乗】 ①乗物からおりること。 ②社寺などの境内へ車馬を乗り入れるのを禁ずること。下馬。 ③貴人に対する礼として馬から下りること。 げ‐じょう下城‥ジヤウ ①城から退出すること。退城。↔登城。 ②城を立ち退き、敵の手に渡すこと。 げ‐じょう牙象‥ジヤウ 机や台の脚の内側につける、牙の形をした装飾的な曲線。格狭間こうざま。眼象げじょう・げんじょう。牙床。外定。 げ‐じょう解状‥ジヤウ(→)2に同じ。 ②(1が次第に個人を差出人とするものに拡張して)鎌倉・室町時代、原告から差し出した訴状。 ③犯人召捕りの書状。浄瑠璃、大経師昔暦「京のお役所からここの代官所へ―が着いて」 けしょう‐いくさ化粧軍‥シヤウ‥ 形式的ないくさ。みせかけのいくさ。〈日葡辞書〉 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐いた化粧板‥シヤウ‥ ①見える部分に用いられる、きれいに仕上げた板。 ②鉋かんなで削った板。 ③(→)「けしょうのいた」に同じ。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐がね化粧金‥シヤウ‥ 器具の装飾とし、かつ器具を堅牢にするために取り付けた金具。化粧金具。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐がみ化粧紙‥シヤウ‥ ①相撲で、力士が身体を拭い清めるのに用いる切紙。力紙。 ②おしろいのむらを落とすのに用いる紙。「おしろいがみ」の類。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐がわ化粧革‥シヤウガハ ①美しい絵や模様を施した革。 ②靴の踵かかとの下部に用いる良質の厚革。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐がわ化粧側‥シヤウガハ 地上にあらわれた井戸側。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐ギセル化粧煙管‥シヤウ‥ 美しい絵模様を施した陶製のキセル。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐くずれ化粧崩れ‥シヤウクヅレ 汗などのため顔のおしろいのはげてきたなくなること。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐ごうはん化粧合板‥シヤウガフ‥ 表面に高級木材または合成樹脂などを用い、そのまま仕上げに使えるようにした合板。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐ごえ化粧声‥シヤウゴヱ 歌舞伎で、荒事の主役の動作を飾るために、舞台上の端役大勢が揃って言う「あーりゃ、こーりゃ」「でっけえ」などの掛け声。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐こまい化粧木舞‥シヤウコマヒ 軒下にあらわれた木舞。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐じお化粧塩‥シヤウジホ 魚を姿焼きにするとき、焼き上がりを美しくしたり、焦げないようにしたりするのに尾や鰭ひれなどにまぶす塩。貝類の殻にまぶすこともある。飾り塩。鰭塩。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐した化粧下‥シヤウ‥ (→)「おしろいした」に同じ。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐しつ化粧室‥シヤウ‥ ①化粧に使う部屋。 ②洗面所。便所。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐すい化粧水‥シヤウ‥ 主として皮膚をなめらかにするために用いる液状の化粧品。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐せっけん化粧石鹸‥シヤウセキ‥ 顔やからだを洗うのに用いる石鹸。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐だ化粧田‥シヤウ‥ 嫁入りの際に持参する田畑。中世から一期分いちごぶんとして、死後は実家へ戻すことも行われた。けしょうでん。けわいでん。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐だい化粧台‥シヤウ‥ ①化粧道具をのせる台。 ②室の装飾としておく台。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐だち化粧立ち‥シヤウ‥ ①相撲の立合いで、呼吸があわず仕切り直すとき、清めの塩をとりに立つこと。 ②相撲の立合いで、実際は立つ気がないのに立ち上がるようなふりをすること。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐だち化粧裁ち‥シヤウ‥ 書籍・雑誌などの折丁の、綴じていない三方を、製本の過程できれいに裁ちそろえること。仕上げ裁ち。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐だな化粧棚‥シヤウ‥ 床などの脇に設けて化粧品などを置く飾り棚。多くは棚板4枚で、袋戸をつける。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐だるき化粧垂木‥シヤウ‥ 軒下や室内にあらわれているたるき。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐だんす化粧箪笥‥シヤウ‥ 寝室などに備えて衣服・装身具などをいれる鏡付の箪笥。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐っけ化粧っ気‥シヤウ‥ 化粧をしてある様子。「―がない顔」 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐つち化粧土‥シヤウ‥ 陶磁器で、素地きじの表面に薄く掛けたり塗ったりする別種の陶土。普通は白土を用いて素地を白く見せる。けしょうど。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐づみ化粧積み‥シヤウ‥ 外側にあらわれた煉瓦積。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐なおし化粧直し‥シヤウナホシ ①くずれた化粧を改めて整えること。 ②建物を改装すること。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐なわ化粧縄‥シヤウナハ 酒樽などの装飾にかけた縄。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐の‐いた化粧の板‥シヤウ‥よろいの札頭さねがしらと金具廻かなぐまわりとをつなぎ、その間に入れる細い横板。染革で包み、金物を打つ。けしょういた。→大鎧おおよろい(図)⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐の‐もの化生の者‥シヤウ‥ ①へんげ。ばけもの。謡曲、河水「いかさま汝は―か」 ②美しく飾りまたは巧みにこびて人を迷わす女。妖婦。 ⇒け‐しょう【化生】 けしょう‐ばえ化粧映え‥シヤウ‥ 化粧によって顔立ちが引き立って見えること。「―がする顔」 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐ばこ化粧箱‥シヤウ‥ ①化粧道具を入れる箱。 ②進物用などのために、外部を装飾した箱。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐ひん化粧品‥シヤウ‥ 化粧に用いる品。クリーム・白粉・紅・洗顔剤の類。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐ぶみ懸想文‥シヤウ‥ ⇒けそうぶみ。易林本節用集「艶書、ケシャウブミ」 ⇒け‐しょう【懸想】 けしょう‐まく化粧幕‥シヤウ‥ ①小紋を染めた幕。雑幕ぞうまく。 ②歌舞伎で、俳優が次の扮装に変わるのに時間がかかる場合、そのつなぎに設ける書き加えられた一場面。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐まわし化粧回し‥シヤウマハシ 相撲で、十両以上の力士の土俵入などに用いるまわし。前面に前垂れ様のものがあり、刺繍などで美しい絵模様を施す。多く緞子で仕立てるので「どんす」ともいう。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐みず化粧水‥シヤウミヅ ①化粧に用いる水。 ②相撲の力水ちからみずのこと。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐めじ化粧目地‥シヤウ‥ヂ 「目地」参照。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐もとゆい化粧元結‥シヤウ‥ユヒ (→)「入れ元結」に同じ。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐やなぎ化粧柳‥シヤウ‥ 大形の落葉高木。ヤナギ科だがヤナギ属とは別属。高さ10〜15メートル。葉は有柄で互生、質やや厚く粉白色。初夏、新葉とともに長い花穂を垂下する。本州北部の水辺に生じ、長野県上高地の群落は有名。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐やねうら化粧屋根裏‥シヤウ‥ 天井を張らないで、小屋組こやぐみを見せた屋根裏。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けじょう‐ゆ化城喩‥ジヤウ‥ 〔仏〕法華七喩の一つ。「化城」は神通力によって化作した城市。悪路を進む隊商の指導者が、途中で幻の城市を化作して隊員を励ますように、仏が大乗の悟りへと衆生しゅじょうを導く過程で、小乗の悟りを説いて方便としたことのたとえ。法華経化城喩品に説く。 けしょう‐ゆい化粧結い‥シヤウユヒ 江戸時代の奥女中が、ながかもじのもとを平元結で結び、その上に飾りとして入れ元結をかけたこと。また、そのかけかた。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐りょう化粧料‥シヤウレウ ①化粧の費用。婦人の小遣費。嫁入りの持参金。 ②化粧用の品。 ③舞台化粧の顔料。 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 けしょう‐わざ化粧業‥シヤウ‥ 外観を飾るばかりで、真実味のない行為。浄瑠璃、薩摩歌「いらぬ―」 ⇒け‐しょう【化粧・仮粧】 げ‐しょく下職】 ①下等な職業。また、その職業の人。〈日葡辞書〉 ②いろいろな職業で、主となる者の下について働く者。したじょく。 け‐じらみ毛虱】 ヒトジラミ科のシラミ。灰黄色で、形はカニに似て円く小さい。体長1.5ミリメートル弱。陰部に寄生し、陰毛に産卵。時に腋毛・鬚ひげ・眉毛などに移ることもある。カニジラミ。 け‐しん化身】 ①〔仏〕衆生しゅじょう済度のため神仏が形をかえて人間としてこの世に現れること。また、そのもの。生れ変り。 ②神仏・異類・鬼畜などが人間の姿をとって現れたもの。また、歌舞伎で、これに扮するときの隈取くまどり⇒けしん‐ごと【化身事】 げ‐しん下心】 心がけ。また、内心。したごころ。 げ‐しん解信】 仏教の教理を学び、よく理解して信ずること。 げ‐じん外陣‥ヂン 社寺の内陣の外側で、人々が拝礼する所。がいじん。義経記5「内陣・―の貴賤なかなか数知らず」↔内陣 げ‐じん外塵‥ヂン 〔仏〕色・声・香・味・触・法の六境。外界の対象物。六塵。外界。 げ‐じん解陣‥ヂン 宮中で、臨時の警固の陣などを解くこと。今鏡「廿日ぞ―とかいひてよろづ例ざまにて」 けしん‐ごと化身事】 歌舞伎で、神仏・鬼畜などの化身が現れて奇瑞や通力を示す演技・演出。また、その狂言。 ⇒け‐しん【化身】 げじんみっ‐きょう解深密経‥キヤウ インドの唯識思想の代表的経典。唐僧、玄奘げんじょうの訳。5巻。西暦300年ころ成立。梵語の書は現存しない。 けしん‐めっち灰身滅智】 〔仏〕(身を灰にし、智を滅する意)煩悩を断じ尽くして心身ともに無に帰した境地。大乗仏教から批判するいわゆる小乗仏教の、悟りを指すことば。無余涅槃。灰身。灰断けだんけ・す消す】 〔他五〕 (古くは「消つ」) ①火の燃えるのをとめる。曾我物語5「まづ灯火を―・せ」。天草本伊曾保物語「少しの火を―・さねば猛火みょうかの禍が出来」 ②なくならせる。除く。去る。西大寺本最勝王経平安初期点「諸の毒害を消ケサむ」。曠野「宵闇の稲妻―・すや月の顔」(長虹)。「においを―・す」「証拠を―・す」 ③(塗ったり削ったりして)形跡が見えないようにする。日葡辞書「ジヲケス」。「姿を―・す」 ④(多く「肝を―・す」の形で)驚き・悲しみなどのために心の平静を失う。平家物語12「駒をはやむる武士あれば、我が頸討たんずるかと肝を―・し」。御伽草子、梵天国「雷一つ二つ鳴りまはる。それさへ肝を―・しつるに」 ⑤くさす。けなす。甲陽軍鑑5「そしるも―・すも無案内なる者ども」 ⑥たやす。ほろぼす。殺す。「うわさを―・す」「邪魔者を―・す」 ⑦スイッチを切って器具の使用をやめる。「電灯を―・す」「テレビを―・す」 け・す化す】 〔自サ変〕 (→)「化する」(自サ変)に同じ。今昔物語集6「―・して僧となり給ひぬ」 け・す着す】 〔他四〕 (「着る」の尊敬語)お召しになる。万葉集4「吾がせこが―・せる衣」 げ‐す下司⇒げし げ‐す下種・下衆・下司】 ①身分の低い者。使用人。源氏物語玉鬘「筑紫の国に二十年ばかり経にける―の身を」↔上種じょうず。 ②心のいやしいこと。また、その者。「―な根性」 ⇒下種と鷹とに餌を飼え ⇒下種のあと知恵 ⇒下種の一寸、のろまの三寸 ⇒下種の勘繰り ⇒下種の逆恨み ⇒下種の謗り食い ⇒下種の知恵は後から ⇒下種は槌で使え ⇒下種も三食、上臈も三食 げ・す解す】 [一]〔他サ変〕 ①解状げじょうをたてまつる。 ②毒などを除く。消す。 ③束縛から解き放す。 ④職をやめさせる。 ⑤理解する。会得えとくする。 [二]〔他四〕 理解する。納得する。浮世床「そのやうに事を―・さねへぢやあ」。「本意を―・しかねる」「―・しがたい話」→解せる げす 〔助動〕 (江戸語)「ございます」に当たる語。「…でげす」は「…です」に当たる。滑稽本、妙竹林話七偏人「大人御在庵かな。石町の変物でげす」 げ‐すい下水】 よごれた雨水または家庭や工場などから流れる使用済みのよごれた水。また、その汚水を流す溝。↔上水。 ⇒げすい‐いた【下水板】 ⇒げすい‐かん【下水管】 ⇒げすい‐かんきょ【下水管渠】 ⇒げすい‐しょり【下水処理】 ⇒げすい‐どう【下水道】 げすい‐いた下水板】 ①硯箱の底に敷く板。硯水板。 ②五右衛門風呂で底に入れる板。 ③どぶ板。 ⇒げ‐すい【下水】 げすい‐かん下水管‥クワン 下水を流すために地下に敷設した管。 ⇒げ‐すい【下水】 げすい‐かんきょ下水管渠‥クワン‥ 下水管や下水路のこと。 ⇒げ‐すい【下水】 げすい‐しょり下水処理】 下水を浄化する操作。散水濾床法・活性汚泥法などがある。 ⇒げ‐すい【下水】 げすい‐どう下水道‥ダウ 下水や雨水を流す排水路、またはそれら全体の処理施設。 ⇒げ‐すい【下水】 け‐すいのう毛水嚢‥ナウ 馬の尾の毛で細かに編んだ網を底に張った篩ふるい。誹風柳多留拾遺「けすいので二遍通した春の雨」 げす‐おとこ下種男‥ヲトコ 身分の低い男。下男。枕草子25「宵よりさむがりわななきをりける―」 げす‐おんな下種女‥ヲンナ 身分の低い女。下女。源氏物語玉鬘「古き―二人ばかりぞある」 げす‐がめ下種瓶】 厠かわやに埋めて、大小便をためるかめ。 け‐ずきん毛頭巾‥ヅ‥ 毛皮製の頭巾。古風な、老人のかぶりもの。浄瑠璃、心中天の網島「―取つて入るを見れば」 げす‐げす・し下種下種し】 〔形シク〕 甚だげすな感じがする。ひどくいやしい。源氏物語蜻蛉「―・しく、あへなくてせられぬる事かな」 げす‐こんじょう下種根性‥ジヤウ 非常にいやしい根性。 け‐すさ毛寸莎】 古い絨毯じゅうたんなどを細かに断って製したすさ。南京ナンキンすさ。 け‐すさま・じ気凄じ】 〔形シク〕 興ざめである。感じからしておもしろくない。枕草子49「―・じなどそしる」 け‐すじ毛筋‥スヂ ①髪の毛。ごく些細なことのたとえ。「―ほども疑わない」 ②髪をくしけずったあとの筋目。 ③毛筋立ての略。 ⇒けすじ‐たて【毛筋立て】 げす・し下種し】 〔形シク〕 身分または品性がいやしく感じられる。げすである。いやしい。賀茂保憲女集「―・しき身と定めける」 けすじ‐たて毛筋立て‥スヂ‥ 髪の毛筋を正すのに用いる櫛くし。柄は細長く末端の鋭くとがったもの。毛筋棒。 ⇒け‐すじ【毛筋】 ケスタcuesta スペイン】 ゆるやかに傾斜した地層の傾きを反映して、一方が緩斜し、他方が急斜面となった丘陵や山稜の列。例えばパリ盆地周縁。 げす‐ぢか下種近】 下種の中に入りこんだ感じがするさま。蜻蛉日記「―なる心地して」 ゲストguest】 ①客。賓客。 ②ゲスト‐メンバーの略。正規の成員でなく、臨時に出席する人。客員。↔レギュラー。 ⇒ゲスト‐ハウス【guest house】 げす‐とくにん下種徳人】 素姓すじょうのいやしい資産家。宇治拾遺物語8「いみじき―ありけり」

広辞苑けじめで始まるの検索結果 1-3