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こま【狛】🔗🔉

こま】 ①⇒こま(高麗)。 ②狛犬こまいぬの略。

こま【狛】(姓氏)🔗🔉

こま】 姓氏の一つ。 ⇒こま‐ちかざね【狛近真】

こま【駒】🔗🔉

こま】 ①馬の子。小さい馬。倭名類聚鈔11「駒、和名、古万、馬子也」 ②転じて、馬。特に乗用の馬。馬と同義になってからは、歌語として使われることが多い。万葉集14「足の音せずゆかむ―もが」 ③双六に用いる具。象牙・水牛角で円形に造り盤上に運行させるもの。 ④将棋に用いる山形に尖らせた五角形の小木片。「飛車」「金将」などと書いてある。転じて、戦力となるもの。「―が足りない」 ⑤三味線・バイオリンなどの胴と弦との間に挟んで弦をささえるもの。ブリッジ。→三味線(図)。 ⑥刺繍用の糸を巻くのに用いる工字形のもの。 ⑦物の間に挟み入れる小さい木。「―をかう」 ⑧紋所の名。将棋の駒や三味線の駒を描いたもの。 ⇒駒の足掻 ⇒駒を進める

こま【齣】🔗🔉

こま】 (「小間こま」の意か。「齣せき」は中国で演劇・語り物などの一区切り・一場面を指す) ①(写真用語)ロール‐フィルム・映画フィルムの一画面。無声映画は1秒間に16齣、現在は24齣回転する。 ②転じて、ある場面・局面。「日常生活のひと―」 ③授業・講義などの時間割の一区画。

こ‐ま【小間】🔗🔉

こ‐ま小間】 [一]〔名〕 ①少しのあいだ。あいま。ひま。新撰六帖5「世の中に稀なる色のこま錦いかなる―に妹をあひ見む」 ②小さい室。茶道で四畳半以下の茶室。 ③和船で舳へさきに最も近い間所まどころ。 ④建築で棰たるきと棰、根太と根太の間。また、瓦の屋根面にあらわれた幅。 ⑤⇒くやくこま(公役小間)。 ⑥明治初年、東京府内で土地を貸して1カ月に1円の貸料を得ることのできた区域。 [二]〔接頭〕 (細こまの意)「こまかな」「些細な」「手軽な」の意を表す。「―ぎれ」「―使」

こ‐ま【木間】🔗🔉

こ‐ま木間】 木と木との間。このま。万葉集20「鶯はうゑ木の―を鳴きわたらなむ」

こま【古満】🔗🔉

こま古満】 江戸時代の蒔絵まきえ師の家名。 ⇒こま‐きゅうい【古満休意】

こま【独楽】🔗🔉

こま独楽】 (「こまつぶり」の略) ①子供の玩具。円い木製の胴に心棒(軸)を貫き、これを中心として回転させるもの。種類が多い。多く、正月の遊びの具とする。〈[季]新年〉。「―を回す」 大山ごま(神奈川) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 江戸ごま(東京) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 無精ごま(沖縄石垣島) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 皿ずぐり(青森) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 相川ごま(新潟) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 神代ごま(宮崎) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 雷ごま(熊本) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 鳴りごま(宮城)(1) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 鳴りごま(宮城)(2) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 麦わらごま(兵庫) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ②〔理〕1点が固定され、この点すなわち支点の周りに自由に回転する剛体。独楽1はこの一種。 ③紋所の名。独楽1をかたどったもの。

こま【高麗・狛】🔗🔉

こま高麗・狛】 ①高句麗こうくりの称。また、高句麗からの渡来人の氏称。〈倭名類聚鈔5〉 ②高麗こうらいの称。また、高麗から伝来したもの、舶来のものの意を表す語。「―錦にしき

コマ【coma】🔗🔉

コマcoma】 (もとギリシア語で髪の毛の意) ①〔天〕彗星の髪。彗星の核のまわりに拡がって見えるガス状物質。 ②〔理〕レンズの球面収差の一つ。レンズの光軸上にない点から出た光が1点に像を結ばず、彗星状の像を結ぶもの。

コマーシャリズム【commercialism】🔗🔉

コマーシャリズムcommercialism】 営利を第一の目的とする立場。営利主義。商業主義。

コマーシャル‐ソング🔗🔉

コマーシャル‐ソング (和製語commercial song)宣伝用の歌。商業放送のCMで使われる場合にいうことが多い。 ⇒コマーシャル【commercial】

コマーシャル‐フィルム【commercial film】🔗🔉

コマーシャル‐フィルムcommercial film】 テレビ番組の合間などに放送する宣伝用の映像。 ⇒コマーシャル【commercial】

コマーシャル‐ベース【commercial base】🔗🔉

コマーシャル‐ベースcommercial base】 商売上の採算。「―にのる」「―で考える」 ⇒コマーシャル【commercial】

コマーシャル‐ペーパー【commercial paper】🔗🔉

コマーシャル‐ペーパーcommercial paper】 (CPと略す) ①商業手形。 ②信用度の高い大企業が資金調達のために振り出す無担保の約束手形。期間は通常3〜4カ月、金利は銀行貸出金利よりやや低い。 ⇒コマーシャル【commercial】

コマーシャル‐メッセージ【commercial message】🔗🔉

コマーシャル‐メッセージcommercial message】 宣伝文句。商業放送で番組の合間に行う広告。CM ⇒コマーシャル【commercial】

こま‐あそび【駒遊び】🔗🔉

こま‐あそび駒遊び】 馬に乗って遊ぶこと。宇津保物語吹上上「―しつつ出でて」

こま‐あみ【細編み】🔗🔉

こま‐あみ細編み】 鉤針かぎばり編みの基礎編みの一種。鉤針を鎖目に入れ、糸をかけてすくい出し、また糸をかけて鉤針にかかっている目を一度に引き抜く。鎖1目に相当する長さで編目が細かい。短編み。↔長編み

こま‐あめ【細雨】🔗🔉

こま‐あめ細雨】 こまかい雨。こさめ。久安百首「見れども見えぬ春の―」

こまい【氷下魚】🔗🔉

こまい氷下魚】 タラ科の海産の硬骨魚。タラに似るが、小形で全長30センチメートル以下。日本海と北太平洋に分布。北海道東部では冬季氷面下に網を入れて漁をする。〈[季]冬〉

こ‐まい【小舞】‥マヒ(狂言・歌舞伎)🔗🔉

こ‐まい小舞‥マヒ ①狂言方が舞う短い舞。狂言の酒宴の場などで、筋とは無関係な独立の小曲や能の一部を用いて舞う。また、狂言の中ではなく、紋付に袴または裃かみしも姿で舞うこともある。狂言小舞。 ②初期の歌舞伎で、舞の手ほどきの曲とされた16番の舞。 ⇒こまい‐うたい【小舞謡】

こ‐まい【木舞・小舞】‥マヒ(建築)🔗🔉

こ‐まい木舞・小舞‥マヒ ①檐のきの棰たるきにわたす細長い材。正倉院文書「古麻比」 ②屋根や壁の下地に組みわたす竹または木。 ⇒こまい‐かき【木舞掻】 ⇒こまい‐ぬき【木舞貫】

こ‐まい【古米】🔗🔉

こ‐まい古米】 前年に収穫した米。ふるごめ。↔新米

こま・い【細い】🔗🔉

こま・い細い】 〔形〕 こまかい。ちいさい。〈日葡辞書〉

こまい【駒井】‥ヰ🔗🔉

こまい駒井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒こまい‐てつろう【駒井哲郎】

こまい‐うたい【小舞謡】‥マヒウタヒ🔗🔉

こまい‐うたい小舞謡‥マヒウタヒ 小舞1に用いる謡。 ⇒こ‐まい【小舞】

こまい‐かき【木舞掻】‥マヒ‥🔗🔉

こまい‐かき木舞掻‥マヒ‥ 壁の下地の木舞を作ること。また、その職人。 ⇒こ‐まい【木舞・小舞】

こまい‐てつろう【駒井哲郎】‥ヰ‥ラウ🔗🔉

こまい‐てつろう駒井哲郎‥ヰ‥ラウ 銅版画家。東京生れ。浜口陽三らと日本銅版画家協会を設立。詩的幻想に充ちた作風で知られる。作「束の間の幻影」。(1920〜1976) ⇒こまい【駒井】

こま‐いぬ【狛犬】🔗🔉

こま‐いぬ狛犬】 (高麗犬の意)神社の社頭や社殿の前に据え置かれる一対の獅子に似た獣の像。魔よけのためといい、昔は宮中の門扉・几帳きちょう・屏風などの動揺するのをとめるためにも用いた。こま。 狛犬

こまい‐ぬき【木舞貫】‥マヒ‥🔗🔉

こまい‐ぬき木舞貫‥マヒ‥ 木舞に用いる貫ぬき⇒こ‐まい【木舞・小舞】

こま‐いれ【駒入れ】🔗🔉

こま‐いれ駒入れ】 将棋・三味線などの駒を入れる箱。

こま‐うど【高麗人】🔗🔉

こま‐うど高麗人】 (コマビトの音便)高麗の人。高麗からの渡来人。源氏物語桐壺「その頃―の参れるが中に、賢き相人ありけるを聞し召して」

こ‐まえ【小前】‥マヘ🔗🔉

こ‐まえ小前‥マヘ ①規模が小さいこと。こぢんまりしていること。胆大小心録「村瀬は智者で―な故、風流のない人ぢや」 ②商売や家業が小規模であること。また、つましい暮し向き。日本永代蔵1「かはし(為替)銀に詰りて難儀、…自から―になりぬ」 ③小百姓の意。乙名おとな百姓のように一段高い身分や権利を持たない平百姓ひらびゃくしょう、または水呑みずのみ百姓をいう。小前百姓。 ⇒こまえ‐びゃくしょう【小前百姓】

こま‐え【小間絵・駒絵】‥ヱ🔗🔉

こま‐え小間絵・駒絵‥ヱ 印刷物の小形のさし絵。また、雑誌の本文と無関係な木版・凸版の絵。カット。

こまえ【狛江】🔗🔉

こまえ狛江】 東京都南部、多摩川北岸の市。近年住宅地として発展。人口7万8千。

こまえ‐びゃくしょう【小前百姓】‥マヘ‥シヤウ🔗🔉

こまえ‐びゃくしょう小前百姓‥マヘ‥シヤウ (→)小前3に同じ。 ⇒こ‐まえ【小前】

こま‐おくり【齣送り】🔗🔉

こま‐おくり齣送り】 映画フィルム・ビデオテープなどを、1齣ずつ区切って映写・再生すること。

こま‐おち【駒落ち】🔗🔉

こま‐おち駒落ち】 将棋で、対局者間に力量の差がある時、上手うわてが駒を外して指すこと。段差によりどの駒を落とすか規定がある。↔平手

こま‐おとし【齣落し・駒落し】🔗🔉

こま‐おとし齣落し・駒落し】 映画で、標準速度(35ミリ映画の場合は1秒間24齣)以下の速度で撮影すること。これを標準速度で映写すると、画面の動きが速くなる。トリックや科学映画などに応用。

こま‐おどり【駒踊】‥ヲドリ🔗🔉

こま‐おどり駒踊‥ヲドリ 東北地方の民俗芸能。さなぶりや秋祭に馬をかたどった作り物をつけて踊る。

こまか【細か】🔗🔉

こまか細か】 ①はなはだ小さいさま。源氏物語真木柱「―なる灰の」。「―な砂」 ②くわしいさま。詳細。落窪物語1「事―に知らぬことも」。「―に調べる」 ③綿密。入念。精巧。源氏物語鈴虫「かの宮をも、いと―に清らに作らせ給ひ」。「―な心づかい」 ④親切。ねんごろ。源氏物語野分「―にしもあるまじうこそ」

こまか・い【細かい】🔗🔉

こまか・い細かい】 〔形〕 ①形や単位がきわめて小さい。「―・い文字を刻みつける」「―・く刻む」「―・い金」 ②取るに足りないほど小さい。些細である。瑣末である。「―・いことを気にする」 ③小さいところまでゆきとどいている。綿密である。「―・い注意を与える」「芸が―・い」「―・い心づかい」 ④勘定高い。浄瑠璃、日本武尊吾妻鑑「賃仕事がなさせられう、―・い奥様でないかいな」。「彼は金に―・い」

こま‐がえし【駒返し】‥ガヘシ🔗🔉

こま‐がえし駒返し‥ガヘシ 山などがけわしくて、それ以上は乗馬で進めない所。馬返し。

こま‐がえ・る‥ガヘル🔗🔉

こま‐がえ・る‥ガヘル 〔自四〕 老いて再び若返る。源氏物語玉鬘「例ならず、やもめ人の引違へ―・るやうもありかし」

こま‐がき【細書き】🔗🔉

こま‐がき細書き】 ①文字をこまかく書くこと。また、その細字。 ②細字用の筆。

こま‐がく【高麗楽】🔗🔉

こま‐がく高麗楽】 ①三韓楽さんかんがくの一つ。高句麗起源の楽舞。臥箜篌がくごの使用が特徴的。→箜篌くご。 ②雅楽の外来楽舞の2様式の一つ。三韓楽と渤海楽ぼっかいがくとを併せて平安時代に様式統一されたもので、日本で新作された曲目をも含む。演奏は舞楽形式のみで行う。楽器編成は高麗笛こまぶえ・篳篥ひちりき・三ノ鼓さんのつづみ・鉦鼓しょうこ・太鼓たいこの5種。右方うほう高麗楽。右方の楽。右楽うがく→唐楽

こまか・し【細かし】🔗🔉

こまか・し細かし】 〔形シク〕 (わずらわしいくらい)細かい。勘定高い。傾城禁短気「本粋といふは…―・しき事には一向目もやるものでなし」→こまかい

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