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しら【白】🔗⭐🔉
しら【斯盧】🔗⭐🔉
しら【斯盧】
古代朝鮮の辰韓の国の一つ。現在の韓国慶州市付近に位置した。新羅の前身。しろ。
シラ【Scylla】🔗⭐🔉
シラ【Scylla】
〔神〕
⇒スキュラ
シラー【Friedrich von Schiller】🔗⭐🔉
シラー【Friedrich von Schiller】
ドイツの作家・劇作家。疾風怒濤期の戯曲「群盗」「たくらみと恋」などから出発し、のち古典主義に転じ、「ドン=カルロス」「ワレンシュタイン」「オルレアンの少女」「ウィルヘルム=テル」などの歴史劇を書く。ほかに歴史書「オランダ独立史」「三十年戦争史」、論文「人間の美的教育に関する書簡」「素朴文学と感傷文学」、詩「歓喜に寄す」など。(1759〜1805)
しら‐あい【白藍】‥アヰ🔗⭐🔉
しら‐あい【白藍】‥アヰ
藍の浅い色。
しら‐あえ【白和え・白韲え】‥アヘ🔗⭐🔉
しら‐あえ【白和え・白韲え】‥アヘ
白胡麻と豆腐をすりまぜて、砂糖・塩・白味噌などで調味し、下味をつけた材料を和えた料理。
しら‐あお【白青】‥アヲ🔗⭐🔉
しら‐あお【白青】‥アヲ
①襲かさねの色目。「色の千種ちぐさ」によれば、表裏とも薄縹うすはなだ。
②染色そめいろの名。薄青。
しら‐あお【白襖】‥アヲ🔗⭐🔉
しら‐あお【白襖】‥アヲ
⇒しろあお
しら‐あかげ【白赤毛】🔗⭐🔉
しら‐あかげ【白赤毛】
馬の毛色の名。栗毛の薄い色。
しら‐あしげ【白葦毛】🔗⭐🔉
しら‐あしげ【白葦毛】
馬の毛色の名。白毛の多くまじった葦毛。
しら‐あや【白綾】🔗⭐🔉
しら‐あや【白綾】
白地の綾絹。しろあや。
⇒しらあや‐おどし【白綾縅】
しらあや‐おどし【白綾縅】‥ヲドシ🔗⭐🔉
しらあや‐おどし【白綾縅】‥ヲドシ
白綾を細くたたんでおどした鎧よろいの縅毛。
⇒しら‐あや【白綾】
しら‐あわ【白泡】🔗⭐🔉
しら‐あわ【白泡】
白いあわ。
⇒白泡噛ます
○白泡噛ますしらあわかます
馬を勇み立たせ、口から白い泡を吹かせる。平家物語9「黄覆輪の鞍置いて、小総こぶさの鞦しりがいかけ、白泡噛ませ」
⇒しら‐あわ【白泡】
○白泡噛ますしらあわかます🔗⭐🔉
○白泡噛ますしらあわかます
馬を勇み立たせ、口から白い泡を吹かせる。平家物語9「黄覆輪の鞍置いて、小総こぶさの鞦しりがいかけ、白泡噛ませ」
⇒しら‐あわ【白泡】
しらい【白井】‥ヰ
姓氏の一つ。
⇒しらい‐きょうじ【白井喬二】
⇒しらい‐ごんぱち【白井権八】
⇒しらい‐そういん【白井宗因】
⇒しらい‐てつぞう【白井鉄造】
⇒しらい‐まつじろう【白井松次郎】
⇒しらい‐みつたろう【白井光太郎】
し‐らい【子来】
[詩経大雅、霊台]子が親を慕うように、招かなくても人民が喜んで集まって来ること。「庶民―」
じ‐らい【地雷】ヂ‥
地中に埋め、これに触れた兵や戦車を殺傷・破壊する爆薬。地雷火。
⇒じらい‐げん【地雷原】
じ‐らい【爾来】
〔副〕
それより後。その時以来。「―数年がたった」
しらい‐きょうじ【白井喬二】‥ヰケウ‥
小説家。本名、井上義道。横浜生れ。日大卒。構想雄大な「新撰組」「富士に立つ影」で大衆文学の旗手となる。(1889〜1980)
⇒しらい【白井】
じらい‐げん【地雷原】ヂ‥
地雷を多く埋設してある地帯。
⇒じ‐らい【地雷】
しらい‐ごんぱち【白井権八】‥ヰ‥
浄瑠璃・歌舞伎で平井権八に仮託した役名。遊女小紫となじみ、辻斬強盗を働いて処刑された事件を侠客幡随院長兵衛と結びつけ「鈴ヶ森」2などに脚色。→平井権八。
⇒しらい【白井】
しらい‐そういん【白井宗因】‥ヰ‥
江戸前期の和学者。1667年(寛文7)頃、神社研究書「神社啓蒙」を著す。生没年未詳。
⇒しらい【白井】
しら‐いた【白板】
イカ・タイ・エビなどを材料とした上等な板付蒲鉾かまぼこ。蒸したままで焼かないので、板が焦げないところからの称。東海道中膝栗毛初「ははあ、かまぼこも―だ」
しらい‐てつぞう【白井鉄造】‥ヰ‥ザウ
レビュー作家・演出家。本名、虎太郎。静岡県生れ。日本初のレビュー「モンパリ」や「パリゼット」がヒット。他に「花詩集」「トゥランドット姫」。(1900〜1983)
⇒しらい【白井】
しら‐いと【白糸】
①染めていない白い糸。
②生糸の別称。
③滝の落水を白糸に見たてていう語。平家物語4「雲井より落ちくる滝の―に」
④(女房詞)索麺そうめん。
⑤「しらいともち」の略。
⑥江戸内藤新宿の宿場女郎の名。→鈴木主水すずきもんど。
⇒しらいと‐おどし【白糸縅】
⇒しらいと‐そう【白糸草】
⇒しらいと‐の【白糸の】
⇒しらいと‐もち【白糸餅】
⇒しらいと‐わっぷ【白糸割符】
しらいと‐おどし【白糸縅】‥ヲドシ
白い組糸でおどした鎧よろいの縅毛。
⇒しら‐いと【白糸】
しらいと‐そう【白糸草】‥サウ
ユリ科の多年草。山地の林内に生じ、根茎は太く、30センチメートル余の直立茎を出す。初夏、茎頂に白色6弁の細かい花を多数穂状につける。
しらいとそう
シライトソウ
提供:OPO
⇒しら‐いと【白糸】
しらいと‐の【白糸の】
〔枕〕
「たゆ(絶ゆ)」「くる」などにかかる。拾遺和歌集恋「うかりける節をば捨てて―いまくる人と思ひなさなん」
⇒しら‐いと【白糸】
しらいと‐もち【白糸餅】
白糸の束たばのようにねじったしんこ餅。
⇒しら‐いと【白糸】
しらいと‐わっぷ【白糸割符】
(→)糸割符いとわっぷに同じ。
⇒しら‐いと【白糸】
しらい‐まつじろう【白井松次郎】‥ヰ‥ラウ
実業家。京都生れ。実弟大谷竹次郎とともに松竹合名社を創立。初代中村鴈治郎と提携、東西の演劇界に進出。映画界にも事業を拡大。第二次大戦後も文楽座・歌舞伎座などの復興に努力。(1877〜1951)
⇒しらい【白井】
しらい‐みつたろう【白井光太郎】‥ヰ‥ラウ
植物学者。江戸の生れ。本草学の権威。また、日本の植物病理学を開拓。著「日本博物学年表」など。(1863〜1932)
⇒しらい【白井】
じらいや【自来也・児雷也】
我来也という怪盗が襲った家の門扉に「自来也」と記して引き上げるという筋の中国宋代の小説を翻案した、読本よみほん・草双紙などの登場人物。蟇がまの妖術を使う。歌舞伎にも脚色。
しら‐うお【白魚】‥ウヲ
シラウオ科の硬骨魚。体長約10センチメートル。体は瘠型で半透明。春先、河口をさかのぼって産卵。日本の各地に産し、食用。シロウオ(素魚)は外観も習性も本種に似るが別種。広義にはシラウオ科魚類の総称。鱠残魚。銀魚。〈[季]春〉。炭俵「―のしろき匂や杉の箸」。「―のような指」
しら‐うすよう【白薄様】‥ヤウ
⇒しろうすよう
しら‐うめ【白梅】
①白色の花の咲く梅。
②襲かさねの色目。山科流では、表は白で、裏は薄紅。11月から2月まで用いる。ひとえうめ。
しら‐え【白絵】‥ヱ
彩色してない絵。白描画。
しらお【白雄】‥ヲ
⇒かやしらお(加舎白雄)
しらおい【白老】‥ヲヒ
北海道南西部、太平洋岸の町。製紙業・アイヌ史跡・競走馬育成・和牛生産で知られる。
しら‐か【白香】
麻やコウゾの類を細かく裂いて白髪のようにしたもの。神事に用いる。万葉集19「四の船はや還り来と―つけわが裳の裾にいはひて待たむ」
しら‐が【白髪】
(カはケ(毛)の古形)
①色素がなくなって白くなった髪。万葉集4「―生ふる事は思はず」
②昔、子供の髪置きの祝いに、その長寿を祈って頭にかぶせたかぶりもの。すが糸・麻苧あさおで作った。また、綿帽子も用いる。
白髪
③婚姻の贈物に用いる麻。
④白い絹糸。〈日葡辞書〉
⇒しらが‐あたま【白髪頭】
⇒しらが‐いと【白髪糸】
⇒しらが‐かつら【白髪鬘】
⇒しらが‐ごけ【白髪苔】
⇒しらが‐こぶ【白髪昆布】
⇒しらが‐ぞめ【白髪染め】
⇒しらが‐たろう【白髪太郎】
⇒しらが‐つぶり【白髪頭】
⇒しらが‐ねぎ【白髪葱】
⇒しらが‐の‐やく【白髪の役】
⇒しらが‐ひげ【白髪髭】
⇒しらが‐まじり【白髪交り】
しらが‐あたま【白髪頭】
白髪の生えた頭。また、その人。白頭。
⇒しら‐が【白髪】
しらが‐いと【白髪糸】
すが糸。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐が・うシラガフ
〔自四〕
(他の動詞の連用形に付けて用いる)
①わざとそのようにふるまう。特に人目につくようにする。枕草子87「常に見え―・ひありく」
②争ってする。今昔物語集5「有る限り追ひ―・ひて」
しらが‐かつら【白髪鬘】
芝居に用いる白髪の鬘。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐かげ【白鹿毛】
馬の毛色の名。白毛のまじった鹿毛。しろかげ。
しらが‐ごけ【白髪苔】
蘚類シラガゴケ科のコケの総称。葉の大部分は葉緑細胞とそれを挟む透明細胞からなる。名は植物体全体が白っぽく見えることによる。ホソバオキナゴケなど。
⇒しら‐が【白髪】
しらが‐こぶ【白髪昆布】
とろろ昆布をさらに細く削ったもの。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐がさね【白重ね・白襲】
①白地の衣を重ねて着ること。
②襲かさねの色目。表裏ともに色の白いもの。4月朔日ついたちからの更衣に用いる。
しら‐かし【白樫・白橿】
ブナ科の常緑高木。各地の山地に自生。幹の高さ約9メートル、直径60センチメートルに達する。葉は長楕円形、上面は緑色で下面は白色を帯びる。雄花は黄褐色で長い尾状花序をなして下がり、雌花は数花を上向きにつける。10月頃堅果(どんぐり)を結ぶ。材質は固くて重く、弾力に富み、器具・薪材用。防風・防火樹、生垣用。樹皮は染色用。
しら‐かす【酵・白糟】
白い酒かす。特に、これで作った甘酒。また、饅頭の皮を製するもとに用いる。〈倭名類聚鈔16〉
しら‐か・す【白かす】
〔他四〕
人の気持をそこなう。興をさます。十訓抄「人を―・し、その座の興をさますなり」
しらが‐ぞめ【白髪染め】
白髪を黒色に染めること。また、その薬剤。
⇒しら‐が【白髪】
しらが‐たろう【白髪太郎】‥ラウ
クスサンの幼虫。毛の白い大きな毛虫で、体長約10センチメートル。クリ・クス・イチョウなど多くの木の葉を食害。幼虫の絹糸腺を取り出して「てぐす」を作る。繭を透俵すかしだわらという。しらがだゆう。くりけむし。信濃太郎。→くすさん。
しらがたろう
撮影:海野和男
⇒しら‐が【白髪】
しらが‐つぶり【白髪頭】
しらがあたま。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐がなもの【白金物】
⇒しろがなもの
しらが‐ねぎ【白髪葱】
ねぎの白い部分を縦に細く千切りにしたもの。薬味に用いる。
⇒しら‐が【白髪】
しらが‐の‐やく【白髪の役】
子供の髪置きの祝いに、白髪をかぶらせる人。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐かば【白樺】
カバノキ科の落葉高木。やや高い山地の陽地に自生。高さ約30メートルに達し、樹皮は蝋質の白粉を帯び、紙状に剥げる。葉は三角形。春、新葉に先立って黄褐色の尾状花序を下垂する。雌雄同株。小形の堅果は狭楕円形、左右に翼をもつ。材は皮付のまま細工物とし、また蝋分に富むので薪材となる。しらかんば。かんば。樺の木。
しらかば
シラカバ
提供:ネイチャー・プロダクション
⇒しらかば‐ゆ【白樺油】
しらかば【白樺】
文芸雑誌。武者小路実篤さねあつ・志賀直哉なおや・里見弴とん・有島武郎たけお・有島生馬・長与善郎らを同人とし、1910年(明治43)創刊、23年(大正12)廃刊。
⇒しらかば‐は【白樺派】
しらかば‐こ【白樺湖】
長野県中部、茅野ちの市の蓼科たてしな山西麓にある人工湖。避暑地・スケート場。
白樺湖と蓼科山
撮影:佐藤 尚
しらかば‐は【白樺派】
明治末から大正にかけての近代文学の一派。雑誌「白樺」により、人道主義・理想主義を標榜。自然主義文学退潮後、大正文壇の基軸となる。美術にも関心をよせ、印象派の紹介などに寄与。
⇒しらかば【白樺】
しらかば‐ゆ【白樺油】
白樺の皮からとった油。褐色で、冷却すれば結晶を析出して混濁する。一種の芳香を持ち、化粧品の製造に用いる。樺皮油。
⇒しら‐かば【白樺】
しらが‐ひげ【白髪髭】
白い口ひげ。しらひげ。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐かべ【白壁】
①白い漆喰しっくいで上塗りした壁。「土蔵の―」
②(女房詞)豆腐。
⇒しらかべ‐づくり【白壁造り】
しらかべ‐づくり【白壁造り】
建物の外側を白壁で造ること。また、その建物。
⇒しら‐かべ【白壁】
しらが‐まじり【白髪交り】
黒髪に白髪のまじって生えていること。斑白はんぱく。ごましお。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐かみ【白紙】
①色の白い紙。
②何も書いてない紙。はくし。
⇒しらかみ‐てがた【白紙手形】
しら‐かみ【白髪】
しらが。はくはつ。新拾遺和歌集雑「老いらくの―までに仕へきて」
しらかみ‐さんち【白神山地】
青森・秋田県境を東西に延びる、白神岳(標高1235メートル)を中心とする山地。世界最大級のブナの原生林があり、世界遺産に指定。
白神山地
提供:NHK
白神山地
提供:NHK
しらかみ‐てがた【白紙手形】
借用証書を取る時、白紙に借主の捺印なついんだけをおさせておき、後日、金額などを記入する、貸主にきわめて有利な証文。江戸時代に厳禁されたが、ひそかに行われた。
⇒しら‐かみ【白紙】
しらかみ‐みさき【白神岬】
北海道の渡島おしま半島の南端をなす岬。津軽海峡に臨み、付近を青函トンネルが通る。
しら‐かゆ【白粥】
白米だけのかゆ。しらかい。
しらかわ【白川・白河】‥カハ
京都市左京区を流れる川。また、京都の北部鴨川以東、東山との間の地域。昔、白河殿・六勝寺があった。
白川
撮影:的場 啓
⇒しらかわ‐いし【白川石】
⇒しらかわ‐ごえ【白川越え】
⇒しらかわ‐どの【白河殿】
⇒しらかわ‐よふね【白川夜船・白河夜船】
しらかわ【白川】‥カハ
姓氏の一つ。
⇒しらかわ‐しずか【白川静】
しらかわ【白河】‥カハ
①磐城国南部、今の福島県南部一帯の地名。
②福島県南部の市。もと、阿部氏10万石の城下町。古来、関東から奥州に入る一門戸。人口6万6千。
⇒しらかわ‐いし【白河石】
⇒しらかわ‐の‐せき【白河関】
⇒しらかわ‐らくおう【白河楽翁】
しら‐かわ【白革】‥カハ
白い揉もみ革。なめした鹿皮で、いぶしてないもの。〈日葡辞書〉→しろかわ
しらかわ‐いし【白川石】‥カハ‥
京都市左京区北白川付近産の花崗岩。白色緻密で、京都の歴史的建造物の石の大半がこれである。石灯籠・手水鉢などにも使用。これが風化した白川砂は、敷砂として珍重。
⇒しらかわ【白川・白河】
しらかわ‐いし【白河石】‥カハ‥
福島県白河市産の白色の角閃かくせん石安山岩。一般に淡灰色を呈する。主に土木用材。
⇒しらかわ【白河】
しらかわ‐ごう【白川郷】‥カハガウ
岐阜県北西部、大野郡の庄川上流域にある山村。白川・荘川村の古名。古くは大家族が切妻合掌造りの大家屋で共同生活を営んでいたことで名高く、隣接する富山県五箇山とともに世界遺産。
白川郷(1)
撮影:新海良夫
白川郷(2)
提供:NHK
白川郷・五箇山
提供:NHK
しらかわ‐ごえ【白川越え】‥カハ‥
(→)「しがのやまごえ」に同じ。
⇒しらかわ【白川・白河】
しらかわ‐しずか【白川静】‥カハシヅカ
中国文学者。福井市生れ。立命館大学教授。甲骨文字・金文の解読をはじめ、漢字研究を進展させた。著「字統」「字訓」「字通」など。文化勲章。(1910〜2006)
白川静(2001年)
提供:毎日新聞社
⇒しらかわ【白川】
しらかわ‐てんのう【白河天皇】‥カハ‥ワウ
平安中期の天皇。後三条天皇の第1皇子。名は貞仁さだひと。六条帝とも。1086年(応徳3)譲位、上皇となり、初めて院政を開き、堀河・鳥羽・崇徳の3代43年にわたって実権をにぎった。96年(永長1)出家して法皇となる。(在位1072〜1086)(1053〜1129)→天皇(表)
しらかわ‐どの【白河殿】‥カハ‥
京都白河にあった藤原氏の別邸。藤原師実が白河法皇に献上し、その御所となり、ここに法勝寺ほっしょうじが造られた。後に保元の乱の戦場となった白河北殿は、その北にあった。
⇒しらかわ【白川・白河】
しらかわ‐の‐せき【白河関】‥カハ‥
古代の奥羽三関の一つ。遺称地は福島県白河市の旗宿にある。能因法師の「都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関」の歌で有名。
⇒しらかわ【白河】
しらかわ‐よふね【白川夜船・白河夜船】‥カハ‥
(京を見たふりをした者が、京の白川のことを問われ、川の名と思って、夜船で通ったから知らないと答えたことからという)
①実際には見ないのに、見たふりをすること。毛吹草2「―見ぬ京物がたり」
②熟睡して前後を知らないこと。しらかわよぶね。浄瑠璃、鎌倉三代記「こなたは何にも―」
⇒しらかわ【白川・白河】
しらかわ‐らくおう【白河楽翁】‥カハ‥ヲウ
松平定信まつだいらさだのぶのこと。
⇒しらかわ【白河】
しら‐かわらげ【白川原毛】‥カハラ‥
馬の毛色の名。白色のまさった川原毛。
しら‐かんば【白樺】
シラカバの別称。
しら‐き【白木】
①あら皮を除き、白く削ったままで、何も塗ってない木。日葡辞書「シラキノユミ」
②トウダイグサ科の落葉高木。材は白く、枝・葉柄に白乳を含む。葉は大形楕円形で先がとがり、薄く、葉柄は紅紫色。6月頃、長い花穂の上部に多くの雄花を、下部に少数の雌花をつける。果実は球形。種子の油を灯用・塗料・髪油とした。
③ホルトノキの別称。
⇒しらき‐ごし【白木輿】
⇒しらき‐づくり【白木造り】
⇒しらき‐の‐ねんぶつ【白木の念仏】
⇒しらき‐ゆみ【白木弓】
しらぎ【新羅】
(古くはシラキ)古代朝鮮の国名。三国の一つ。前57年頃、慶州の地に赫居世が建てた斯盧しら国に始まり、4世紀、辰韓諸部を統一して新羅と号した。6世紀以降伽倻(加羅)諸国を滅ぼし、また唐と結んで百済・高句麗を征服、668年朝鮮全土を統一。さらに唐の勢力を半島より駆逐。935年、56代で高麗の王建に滅ぼされた。中国から取り入れた儒教・仏教・律令制などを独自に発展させ、日本への文化的・社会的影響大。しんら。(356〜935)→辰韓。
⇒しらぎ‐がく【新羅楽】
⇒しらぎ‐ごと【新羅琴】
しらぎ‐がく【新羅楽】
三韓楽の一つ。新羅起源の楽舞。新羅琴しらぎごとの使用が特徴的。それ以外の実態は不詳。→三韓楽。
⇒しらぎ【新羅】
しら‐ぎく【白菊】
①白い花の咲く菊。
②襲かさねの色目。表は白、裏は青または蘇芳すおう。
しらき‐ごし【白木輿】
①親王・摂家・清華・大臣以上の乗った白木製の輿。白輿。
②葬儀用の白木造りの輿。
⇒しら‐き【白木】
しらぎ‐ごと【新羅琴】
新羅で用いられた伽倻琴かやきんの日本での呼び名。正倉院に伝存。長さ1.5メートル、12弦。伽倻琴。〈倭名類聚鈔4〉
新羅琴
⇒しらぎ【新羅】
しら‐きちょうめん【白几帳面】‥チヤウ‥
ひどく几帳面なこと。きまじめ。東海道中膝栗毛5「しらきてうめんの旅人だ」
しらき‐づくり【白木造り】
塗料を塗らない、木地のままの材でつくること。また、その物。
⇒しら‐き【白木】
しら‐ぎぬ【白絹】
染めてない白地のままの絹。
しらきぬ‐びょう【白絹病】‥ビヤウ
植物の病害。菌類の白絹病菌の感染による。根や地ぎわの茎が腐敗し、その表面を灰白色の病原菌の菌糸が網状におおう。ナスの白絹病など。
しらき‐の‐ねんぶつ【白木の念仏】
雑念をまじえない他力の念仏。
⇒しら‐き【白木】
しらき‐ゆみ【白木弓】
漆を塗らない白木のままの弓。しらき。太平記17「白木の弓のほこ短かには見えけれども」
⇒しら‐き【白木】
しら‐き・る【白きる】
〔自四〕
白っぽくなる。源氏物語行幸「紫の―・り見ゆるあられ地の御こうちぎと」
し‐らく【刺絡・刺胳】
①漢方で、三稜鍼さんりょうしんで鬱血した細静脈を刺して悪血を瀉出しゃしゅつさせること。瀉血。蘭学事始「これ、江戸にて―せしの始なり」
②(saignée フランス)近代以前のヨーロッパで、疾病を癒すために静脈を刺して悪血を瀉出させること。沐浴療法と併用。
シラク【Jacques Chirac】
フランスの政治家。首相・パリ市長を歴任。1995年大統領。フランスの自主外交とヨーロッパ連合の強化を推進。(1932〜)
しら・く【白く】
〔自下二〕
⇒しらける(下一)
しら・ぐ
〔他下二〕
むちうつ。うちたたく。平家物語1「かの聖ひじりがうなじを―・げ」
しら・ぐ【精ぐ】
〔他下二〕
⇒しらげる(下一)
シラクサ【Siracusa】
イタリア南端、シチリア島南東部の港湾都市。前8世紀に建設された古代ギリシアの都市国家。前5世紀に繁栄をきわめたが、前212年ローマに降伏。古代の遺跡に富む。人口12万3千(2004)。
しら‐くし【白櫛】
木地のままで漆などを塗らない櫛。
しら‐くじ【白籤】
(→)「からくじ」に同じ。
しらくち【獼猴桃】
〔植〕サルナシの古名。しらくちづる。〈本草和名〉
しら‐くび【白首】
⇒しろくび
しら‐くぼ【白癬】
(→)「しらくも」に同じ。〈日葡辞書〉
しら‐くも【白雲】
白い雲。はくうん。
⇒しらくも‐の【白雲の】
しら‐くも【白癬・白禿瘡】
たむしに類する皮膚病の一種。ある種の白癬菌、小胞子菌の寄生によって起き、小児の頭髪部に硬貨大の円形斑が漸次拡大、患部は灰白色の粉末状の鱗屑りんせつで覆われ、毛髪が脱落。頭部白癬。〈文明本節用集〉
しらくも‐の【白雲の】
〔枕〕
「たゆ(絶ゆ)」「たつ」などにかかる。
⇒しら‐くも【白雲】
しら‐くら【白黒】
(シロクロの訛)とやかくいう理由。浮世床初「そこにかけちやあ―なし」
しら‐くりげ【白栗毛】
馬の毛色の名。薄く黄ばんだ栗毛。しろくりげ。
しらけ【白け】
何事にも無感動・無関心であること。「―の世代」
しらげ【精げ】
①しらげること。精製すること。
②よりぬきのもの。すぐれてよいこと。
③(「しらげよね」の略)白米。宇津保物語藤原君「―に麦のおもの混ぜたり」
⇒しらげ‐かんな【精げ鉋】
⇒しらげ‐ごめ【精げ米】
⇒しらげ‐しろ【精げ代】
⇒しらげ‐つわもの【精兵】
⇒しらげ‐よね【精げ米】
しら‐げいしゃ【白芸者】
客に色を売らない芸者。
しらげ‐うた【後挙歌・志良宜歌】
(シリアゲウタ(尻上歌)の約という。一説、シラギ(新羅)ウタの転)上代の歌謡で、末節を高く挙げて歌う歌。古事記下「此は―なり」
しらげ‐かんな【精げ鉋】
仕上げに用いる刃の薄い鉋。
⇒しらげ【精げ】
しらげ‐ごめ【精げ米】
(→)「しらげよね」に同じ。〈日葡辞書〉
⇒しらげ【精げ】
しらげ‐しろ【精げ代】
玄米を搗ついて白くする代金。
⇒しらげ【精げ】
しらげ‐つわもの【精兵】‥ツハモノ
よりぬきの兵士。せいへい。崇神紀「―を率ゐて」
⇒しらげ【精げ】
しらげ‐よね【精げ米】
搗いて白くした米。白米。しらげごめ。〈倭名類聚鈔17〉
⇒しらげ【精げ】
しら・ける【白ける】
[一]〔自下一〕[文]しら・く(下二)
①白くなる。「壁紙が―・ける」
②負色まけいろになる。ぐあいが悪くなる。間が悪くなる。十訓抄「実方は―・けて逃げにけり」
③興がさめる。気まずくなる。「座が―・ける」
[二]〔他下一〕
明らかにする。隠さずうちあける。好色一代女2「よろづ―・けて物を語りけるに」
しら・げる【精げる・白げる】
〔他下一〕[文]しら・ぐ(下二)
①玄米を搗ついて白くする。精白する。宇津保物語吹上上「よね―・げたり」
②磨いて仕上げをする。精製する。浄瑠璃、出世景清「天の川原の橋柱―・げ立つるや突き鉋」
しら‐こ【白子】
①魚類の精巣の俗称。
②⇒しろこ。
⇒しらこ‐ばと【白子鳩】
しら‐ごえ【白声・素声】‥ゴヱ
①普通でない、うわずった声。かなきりごえ。男色大鑑「風吹けば沖津―にて諷ひ出して」
②(シラコエ)平家3(平曲)で節を付けずに朗読調に言い流す部分。
③(シラコエ)謡曲で節のない詞の部分の古称。申楽談儀「ただこと、―とも言ふ」
④能の乱拍子らんびょうしの小鼓や懺法せんぼうの太鼓に用いるつぶやくような掛声。
しら‐ごかし
しらじらしく人をおだててだますこと。浄瑠璃、心中二枚絵草紙「ねぢて出世し鼻紙の―こそ笑止なれ」
しら‐ごし【白輿】
木地のままで漆などを塗らない輿。
しら‐ごしらえ【白拵え】‥ゴシラヘ
矢の白箆しらのに白羽をつけたこしらえ。
しらこ‐ばと【白子鳩】
ハトの一種。小形で、頭・頸及び下面は紫がかった灰白色、後頸に黒色の頸輪のような紋があり、背面は灰褐色。尾羽は割に長い。南アジアからヨーロッパに分布。日本には江戸時代に鷹狩用として持ち込まれ、現在では少数が埼玉県越谷市周辺に生息。天然記念物。ジュズカケバト。
しらこばと
シラコバト
提供:OPO
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
⇒しら‐こ【白子】
しら‐さぎ【白鷺】
コウノトリ目サギ科の鳥のうち、全身純白色、背に蓑毛みのげがある種類の総称。ダイサギ・チュウサギ・コサギなど。はくろ。
チュウサギ
撮影:小宮輝之
⇒しらさぎ‐じょう【白鷺城】
しらさぎ‐じょう【白鷺城】‥ジヤウ
姫路城の異称。
⇒しら‐さぎ【白鷺】
しら‐さ‐ぐも【白さ雲】
白く見える雲。しらくも。夫木和歌抄19「天の原横ぎりわたる―」
しら‐さめ【白佐目・白鮫】
(サメは両眼の縁が白い牛馬。中世にはシラザメとも)全身の毛が白いさめ馬。太平記31「白葦毛・白瓦毛・―・鵇毛つきげなる馬に乗つて」
しら‐さや【白鞘】
白木で造った刀の鞘。また、その刀。〈日葡辞書〉
















しらい【白井】‥ヰ🔗⭐🔉
し‐らい【子来】🔗⭐🔉
し‐らい【子来】
[詩経大雅、霊台]子が親を慕うように、招かなくても人民が喜んで集まって来ること。「庶民―」
しらい‐きょうじ【白井喬二】‥ヰケウ‥🔗⭐🔉
しらい‐きょうじ【白井喬二】‥ヰケウ‥
小説家。本名、井上義道。横浜生れ。日大卒。構想雄大な「新撰組」「富士に立つ影」で大衆文学の旗手となる。(1889〜1980)
⇒しらい【白井】
しらい‐そういん【白井宗因】‥ヰ‥🔗⭐🔉
しらい‐そういん【白井宗因】‥ヰ‥
江戸前期の和学者。1667年(寛文7)頃、神社研究書「神社啓蒙」を著す。生没年未詳。
⇒しらい【白井】
しら‐いた【白板】🔗⭐🔉
しら‐いた【白板】
イカ・タイ・エビなどを材料とした上等な板付蒲鉾かまぼこ。蒸したままで焼かないので、板が焦げないところからの称。東海道中膝栗毛初「ははあ、かまぼこも―だ」
しらい‐てつぞう【白井鉄造】‥ヰ‥ザウ🔗⭐🔉
しらい‐てつぞう【白井鉄造】‥ヰ‥ザウ
レビュー作家・演出家。本名、虎太郎。静岡県生れ。日本初のレビュー「モンパリ」や「パリゼット」がヒット。他に「花詩集」「トゥランドット姫」。(1900〜1983)
⇒しらい【白井】
しら‐いと【白糸】🔗⭐🔉
しら‐いと【白糸】
①染めていない白い糸。
②生糸の別称。
③滝の落水を白糸に見たてていう語。平家物語4「雲井より落ちくる滝の―に」
④(女房詞)索麺そうめん。
⑤「しらいともち」の略。
⑥江戸内藤新宿の宿場女郎の名。→鈴木主水すずきもんど。
⇒しらいと‐おどし【白糸縅】
⇒しらいと‐そう【白糸草】
⇒しらいと‐の【白糸の】
⇒しらいと‐もち【白糸餅】
⇒しらいと‐わっぷ【白糸割符】
しらいと‐おどし【白糸縅】‥ヲドシ🔗⭐🔉
しらいと‐おどし【白糸縅】‥ヲドシ
白い組糸でおどした鎧よろいの縅毛。
⇒しら‐いと【白糸】
しらいと‐そう【白糸草】‥サウ🔗⭐🔉
しらいと‐そう【白糸草】‥サウ
ユリ科の多年草。山地の林内に生じ、根茎は太く、30センチメートル余の直立茎を出す。初夏、茎頂に白色6弁の細かい花を多数穂状につける。
しらいとそう
シライトソウ
提供:OPO
⇒しら‐いと【白糸】


しらいと‐の【白糸の】🔗⭐🔉
しらいと‐の【白糸の】
〔枕〕
「たゆ(絶ゆ)」「くる」などにかかる。拾遺和歌集恋「うかりける節をば捨てて―いまくる人と思ひなさなん」
⇒しら‐いと【白糸】
しらいと‐もち【白糸餅】🔗⭐🔉
しらいと‐もち【白糸餅】
白糸の束たばのようにねじったしんこ餅。
⇒しら‐いと【白糸】
しらいと‐わっぷ【白糸割符】🔗⭐🔉
しらいと‐わっぷ【白糸割符】
(→)糸割符いとわっぷに同じ。
⇒しら‐いと【白糸】
しらい‐まつじろう【白井松次郎】‥ヰ‥ラウ🔗⭐🔉
しらい‐まつじろう【白井松次郎】‥ヰ‥ラウ
実業家。京都生れ。実弟大谷竹次郎とともに松竹合名社を創立。初代中村鴈治郎と提携、東西の演劇界に進出。映画界にも事業を拡大。第二次大戦後も文楽座・歌舞伎座などの復興に努力。(1877〜1951)
⇒しらい【白井】
しらい‐みつたろう【白井光太郎】‥ヰ‥ラウ🔗⭐🔉
しらい‐みつたろう【白井光太郎】‥ヰ‥ラウ
植物学者。江戸の生れ。本草学の権威。また、日本の植物病理学を開拓。著「日本博物学年表」など。(1863〜1932)
⇒しらい【白井】
しら‐うお【白魚】‥ウヲ🔗⭐🔉
しら‐うお【白魚】‥ウヲ
シラウオ科の硬骨魚。体長約10センチメートル。体は瘠型で半透明。春先、河口をさかのぼって産卵。日本の各地に産し、食用。シロウオ(素魚)は外観も習性も本種に似るが別種。広義にはシラウオ科魚類の総称。鱠残魚。銀魚。〈[季]春〉。炭俵「―のしろき匂や杉の箸」。「―のような指」
しら‐うすよう【白薄様】‥ヤウ🔗⭐🔉
しら‐うすよう【白薄様】‥ヤウ
⇒しろうすよう
しら‐うめ【白梅】🔗⭐🔉
しら‐うめ【白梅】
①白色の花の咲く梅。
②襲かさねの色目。山科流では、表は白で、裏は薄紅。11月から2月まで用いる。ひとえうめ。
しら‐え【白絵】‥ヱ🔗⭐🔉
しら‐え【白絵】‥ヱ
彩色してない絵。白描画。
しらお【白雄】‥ヲ🔗⭐🔉
しらお【白雄】‥ヲ
⇒かやしらお(加舎白雄)
しらおい【白老】‥ヲヒ🔗⭐🔉
しらおい【白老】‥ヲヒ
北海道南西部、太平洋岸の町。製紙業・アイヌ史跡・競走馬育成・和牛生産で知られる。
しら‐か【白香】🔗⭐🔉
しら‐か【白香】
麻やコウゾの類を細かく裂いて白髪のようにしたもの。神事に用いる。万葉集19「四の船はや還り来と―つけわが裳の裾にいはひて待たむ」
しら‐が【白髪】🔗⭐🔉
しら‐が【白髪】
(カはケ(毛)の古形)
①色素がなくなって白くなった髪。万葉集4「―生ふる事は思はず」
②昔、子供の髪置きの祝いに、その長寿を祈って頭にかぶせたかぶりもの。すが糸・麻苧あさおで作った。また、綿帽子も用いる。
白髪
③婚姻の贈物に用いる麻。
④白い絹糸。〈日葡辞書〉
⇒しらが‐あたま【白髪頭】
⇒しらが‐いと【白髪糸】
⇒しらが‐かつら【白髪鬘】
⇒しらが‐ごけ【白髪苔】
⇒しらが‐こぶ【白髪昆布】
⇒しらが‐ぞめ【白髪染め】
⇒しらが‐たろう【白髪太郎】
⇒しらが‐つぶり【白髪頭】
⇒しらが‐ねぎ【白髪葱】
⇒しらが‐の‐やく【白髪の役】
⇒しらが‐ひげ【白髪髭】
⇒しらが‐まじり【白髪交り】

しらが‐あたま【白髪頭】🔗⭐🔉
しらが‐あたま【白髪頭】
白髪の生えた頭。また、その人。白頭。
⇒しら‐が【白髪】
しらが‐いと【白髪糸】🔗⭐🔉
しらが‐いと【白髪糸】
すが糸。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐が・うシラガフ🔗⭐🔉
しら‐が・うシラガフ
〔自四〕
(他の動詞の連用形に付けて用いる)
①わざとそのようにふるまう。特に人目につくようにする。枕草子87「常に見え―・ひありく」
②争ってする。今昔物語集5「有る限り追ひ―・ひて」
しらが‐かつら【白髪鬘】🔗⭐🔉
しらが‐かつら【白髪鬘】
芝居に用いる白髪の鬘。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐かげ【白鹿毛】🔗⭐🔉
しら‐かげ【白鹿毛】
馬の毛色の名。白毛のまじった鹿毛。しろかげ。
しらが‐ごけ【白髪苔】🔗⭐🔉
しらが‐ごけ【白髪苔】
蘚類シラガゴケ科のコケの総称。葉の大部分は葉緑細胞とそれを挟む透明細胞からなる。名は植物体全体が白っぽく見えることによる。ホソバオキナゴケなど。
⇒しら‐が【白髪】
しらが‐こぶ【白髪昆布】🔗⭐🔉
しらが‐こぶ【白髪昆布】
とろろ昆布をさらに細く削ったもの。
⇒しら‐が【白髪】
しら‐がさね【白重ね・白襲】🔗⭐🔉
しら‐がさね【白重ね・白襲】
①白地の衣を重ねて着ること。
②襲かさねの色目。表裏ともに色の白いもの。4月朔日ついたちからの更衣に用いる。
しら‐かし【白樫・白橿】🔗⭐🔉
しら‐かし【白樫・白橿】
ブナ科の常緑高木。各地の山地に自生。幹の高さ約9メートル、直径60センチメートルに達する。葉は長楕円形、上面は緑色で下面は白色を帯びる。雄花は黄褐色で長い尾状花序をなして下がり、雌花は数花を上向きにつける。10月頃堅果(どんぐり)を結ぶ。材質は固くて重く、弾力に富み、器具・薪材用。防風・防火樹、生垣用。樹皮は染色用。
しら‐かす【酵・白糟】🔗⭐🔉
しら‐かす【酵・白糟】
白い酒かす。特に、これで作った甘酒。また、饅頭の皮を製するもとに用いる。〈倭名類聚鈔16〉
しら‐か・す【白かす】🔗⭐🔉
しら‐か・す【白かす】
〔他四〕
人の気持をそこなう。興をさます。十訓抄「人を―・し、その座の興をさますなり」
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