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はかり【計り・量り・測り】🔗🔉

はかり計り・量り・測り】 ①はかること。はからい。思量。万葉集4「こと―せよ」 ②めあて。あてど。伊勢物語「いづこを―とも覚えざりければ」 ③きり。かぎり。際限。源氏物語鈴虫「―もなくかしづき聞え給ふ」 ④尺・枡ます・秤はかりなどではかること。計量。「―があまい」 ⇒はかり‐うり【量り売り】 ⇒はかり‐きり【量り切り】 ⇒はかり‐ぎんみ【量吟味】 ⇒はかり‐たて【計立・斗立】 ⇒はかり‐べり【計り減り・量り耗り】 ⇒はかり‐むし【計り虫】

はかり【秤】🔗🔉

はかり】 物の重さをはかるのに用いる器具の総称。竿秤さおばかり・天秤てんびん・台秤・ばね秤などがある。衡器こうき⇒はかり‐ざ【秤座】 ⇒はかり‐ざお【秤竿・秤棹】 ⇒はかり‐ざら【秤皿】 ⇒はかり‐め【秤目】 ⇒秤に掛ける

はかり【蹤血】🔗🔉

はかり蹤血】 (猟に用いる語)手負いの動物の血のしたたり。〈倭名類聚鈔4

はかり‐うり【量り売り】🔗🔉

はかり‐うり量り売り】 枡ますや秤はかりを用い、客の求めるだけの量をはかって売ること。 ⇒はかり【計り・量り・測り】

はかり‐きり【量り切り】🔗🔉

はかり‐きり量り切り】 秤はかりではかっただけで、少しも添え加えないこと。 ⇒はかり【計り・量り・測り】

はかり‐ぎんみ【量吟味】🔗🔉

はかり‐ぎんみ量吟味】 度・量・衡の量目りょうめを調査すること。はかりのよしあしを吟味すること。 ⇒はかり【計り・量り・測り】

はかり‐ご・つ【謀つ】🔗🔉

はかり‐ご・つ謀つ】 〔他四〕 (「はかりごと」を動詞化した語。古くはハカリコツ) ①はかりごとをめぐらす。はかる。今昔物語集1「秘術を相競べむ事を―・つ」 ②だます。源氏物語橋姫「人を―・ちて西の海のはてまで取りもてまかりにしかば」

はかり‐ごと【謀】🔗🔉

はかり‐ごと】 (「計り事」の意。古くはハカリコト)はかり設けた方法。もくろみ。計略。大唐西域記長寛点「時政虞ハカリコト多し」。平家物語1「平家ほろぼさむずる―をぞ廻めぐらしける」 ⇒謀は密なるを以てよしとす ○謀は密なるを以てよしとすはかりごとはみつなるをもってよしとす 計略は秘密裡に行うのがよい。 ⇒はかり‐ごと【謀】

○謀は密なるを以てよしとすはかりごとはみつなるをもってよしとす🔗🔉

○謀は密なるを以てよしとすはかりごとはみつなるをもってよしとす 計略は秘密裡に行うのがよい。 ⇒はかり‐ごと【謀】 はかり‐こ・む量り込む】 〔他五〕 枡ますや秤はかりではかる際、所定の量目りょうめ以上の量を盛り込む。 はかり‐ざ秤座】 江戸幕府の特許を得て、江戸と京都で独占的に全国の秤の製造・頒布・検定に当たった町人。江戸秤座は守随しゅずい家で東国33カ国、京都秤座は神じん家で西国33カ国を支配した。 ⇒はかり【秤】 はかり‐ざお秤竿・秤棹‥ザヲ 竿秤の竿。その上に目盛をつける。衡。 ⇒はかり【秤】 はかり‐ざら秤皿】 秤で、重さをはかるべき品物を載せる皿状のもの。 秤皿 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒はかり【秤】 はかり‐しれ‐な・い計り知れない】 〔形〕 はかって知ることができないほどである。「御恩のほどは―・い」 はかり‐たて計立・斗立】 江戸時代、幕領で、年貢米公納の際の実際上の量。1俵の本石ほんごく3斗5升に、2升の出目米でめまいを加えて3斗7升にして納めた。 ⇒はかり【計り・量り・測り】 ばか‐りちぎ馬鹿律儀】 余りに律儀すぎること。 はかり‐な・し計り無し】 〔形ク〕 ①計りきれない。非常に多い。はかりもなし。源氏物語夢浮橋「一日の出家すけの功徳は―・きものなれば」 ②(「言ふはかりなし」「申すはかりなし」の形で)何とも言いようがない。言い尽くし得ない。平家物語3「廿余年のこのかたは、たのしみさかえ、申すはかりもなかりつるに」 ③あてがない。どうしようもない。宇津保物語祭使「父・母・従者・やから一度に亡びて、―・く便なし」 ④思慮がない。今鏡「隆方は―・き心ばへにて」

はかり‐こ・む【量り込む】🔗🔉

はかり‐こ・む量り込む】 〔他五〕 枡ますや秤はかりではかる際、所定の量目りょうめ以上の量を盛り込む。

はかり‐ざ【秤座】🔗🔉

はかり‐ざ秤座】 江戸幕府の特許を得て、江戸と京都で独占的に全国の秤の製造・頒布・検定に当たった町人。江戸秤座は守随しゅずい家で東国33カ国、京都秤座は神じん家で西国33カ国を支配した。 ⇒はかり【秤】

はかり‐ざお【秤竿・秤棹】‥ザヲ🔗🔉

はかり‐ざお秤竿・秤棹‥ザヲ 竿秤の竿。その上に目盛をつける。衡。 ⇒はかり【秤】

はかり‐ざら【秤皿】🔗🔉

はかり‐ざら秤皿】 秤で、重さをはかるべき品物を載せる皿状のもの。 秤皿 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒はかり【秤】

はかり‐しれ‐な・い【計り知れない】🔗🔉

はかり‐しれ‐な・い計り知れない】 〔形〕 はかって知ることができないほどである。「御恩のほどは―・い」

はかり‐たて【計立・斗立】🔗🔉

はかり‐たて計立・斗立】 江戸時代、幕領で、年貢米公納の際の実際上の量。1俵の本石ほんごく3斗5升に、2升の出目米でめまいを加えて3斗7升にして納めた。 ⇒はかり【計り・量り・測り】

はかり‐な・し【計り無し】🔗🔉

はかり‐な・し計り無し】 〔形ク〕 ①計りきれない。非常に多い。はかりもなし。源氏物語夢浮橋「一日の出家すけの功徳は―・きものなれば」 ②(「言ふはかりなし」「申すはかりなし」の形で)何とも言いようがない。言い尽くし得ない。平家物語3「廿余年のこのかたは、たのしみさかえ、申すはかりもなかりつるに」 ③あてがない。どうしようもない。宇津保物語祭使「父・母・従者・やから一度に亡びて、―・く便なし」 ④思慮がない。今鏡「隆方は―・き心ばへにて」 ○秤に掛けるはかりにかける ①はかりで重さを調べる。 ②物事の選択にあたって、両方の優劣・損得を比較し判断する。「義理と人情とを―」 ⇒はかり【秤】

○秤に掛けるはかりにかける🔗🔉

○秤に掛けるはかりにかける ①はかりで重さを調べる。 ②物事の選択にあたって、両方の優劣・損得を比較し判断する。「義理と人情とを―」 ⇒はかり【秤】 ばかり‐ばかり しまりのないさま。浮世風呂3「―むだ口を叩いて」 はかり‐べり計り減り・量り耗り】 枡ますや秤はかりで小分けにしてはかるうちに、全体として量目が不足となること。斗耗ますべり⇒はかり【計り・量り・測り】 はかり‐むし計り虫(→)シャクトリムシの別称。 ⇒はかり【計り・量り・測り】 はかり‐め秤目】 ①秤竿の目盛。 ②はかる量。量目。 ⇒はかり【秤】 はか・る別る】 〔自下二〕 (上代東国方言)「わかる」に同じ。万葉集20「からまる君を―・れか行かむ」 はか・る計る・測る・量る・図る・謀る・諮る】 〔他五〕 仕上げようと予定した作業の進捗状態を数量・重さ・長さなどについて見当をつける意。 ➊《計・測・量》数量を調べて知る。 ①数える。計算する。斉明紀「羆しくまの皮一枚ひらを持ちて、其価あたいはかりて曰はく」。新後拾遺和歌集「―・らざる八十ぢのそとの年の暮積るとだにも今は覚えず」。「損失は―・りがたい」 ②はかり・ます・ものさしで、重さ・量・長さを知ろうと試みる。見つもる。東大寺諷誦文稿「外道は丈尺を以て計ハカリしかども、知ること能はず」。平家物語7「譬へば嬰児の貝を以て巨海を―・り」。猿蓑「年に一斗の地子―・るなり」(去来)。「目方を―・る」 ➋《図・計・測・量》物事を推し考える。 ①考える。分別する。考慮する。神功紀「皇后天下が為に宗廟社稷くにいえを安みせむ所以を―・ります」。徒然草「ただし病をうけ、子うみ、死ぬる事のみ機嫌を―・らず」 ②物事の内容・程度を推しはかる。源氏物語初音「待ち取り給へる、はたなまけやけしと思すべかめる心の内―・られ給ひて」。「人の気持は―・りがたい」 ③予測する。土佐日記「しかれども、ひねもすに浪かぜたたず。このかぢとりは日もえ―・らぬかたゐなりけり」。天草本伊曾保物語「鶏を飼うて時を―・られたを」。「―・らざる結果となった」「あに―・らんや、事ここに至るとは」 ➌《諮・計》よいわるいなど見当をつける。 ①相談する。宇津保物語忠乞「いささかなること―・り聞えむとてぞや。人にはのたまはじとてなむ」。「役員会に―・る」 ②機会をうかがう。見はからう。徒然草「館の内に人も無かりけるひまを―・りて」。「ころあいを―・る」 ➍《謀・計・図》企てる。もくろむ。工夫する。続日本紀25「仲麻呂と心をかはして、ひそかに朕あれを掃はむと―・りけり」。「利益を―・る」 ➎《謀》欺く。だます。源氏物語夕顔「げにいづれか狐なるらむな。ただ―・られ給へかし」。大鏡為光「我に向かひてあるまじき由を―・りけるぞと思すに悪心をおこして」。「まんまと―・られた」 ◇➊で、測定器などを用いる場合は「測」、はかり・ますの場合は「量」を使うことが多い。➌1は、多く「諮」を使う。➍で「謀」は、ふつう悪事の場合に使う。 はがれ‐びょう葉枯病‥ビヤウ 植物の病害。葉に灰白色・黄色・赤褐色などの斑点を生じ、それが次第に拡大してやがて葉全体が枯死する。通常、菌類の葉枯病菌によって起きるものをいう。イネ・トウモロコシのごま葉枯病など。 はが・れる剥がれる】 〔自下一〕[文]はが・る(下二) はげて落ちる。はげて離れる。「めっきが―・れる」 ばか‐ろうそく馬鹿蝋燭‥ラフ‥ (→)松脂まつやに蝋燭に同じ。 バカロレアbaccalauréat フランス】 フランスの中等教育の終了を証明する国家試験。合格者に大学入学資格が与えられる。→国際バカロレア はか‐わら墓原‥ハラ 墓場。墓所。墓地。はかはら。〈日葡辞書〉 ばか‐わらい馬鹿笑い‥ワラヒ みだりに大声で笑うこと。

はかり‐べり【計り減り・量り耗り】🔗🔉

はかり‐べり計り減り・量り耗り】 枡ますや秤はかりで小分けにしてはかるうちに、全体として量目が不足となること。斗耗ますべり⇒はかり【計り・量り・測り】

はかり‐め【秤目】🔗🔉

はかり‐め秤目】 ①秤竿の目盛。 ②はかる量。量目。 ⇒はかり【秤】

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