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みじか【短】🔗🔉

みじか】 ①みじかいこと。枕草子151「にはとりのひなの、足高に、白うをかしげに、衣―なるさまして」 ②腰のあたりまでの長さの仕事着。腰切こしきり。こすっぴり。 ⇒みじか‐あみ【短編み】 ⇒みじか‐うた【短歌】 ⇒みじか‐がたな【短刀】 ⇒みじか‐で【短手】 ⇒みじか‐やか【短やか】 ⇒みじか‐よ【短夜】 ⇒みじか‐らか【短らか】

みじか‐あみ【短編み】🔗🔉

みじか‐あみ短編み(→)「細こま編み」に同じ。 ⇒みじか【短】

みじか・い【短い】🔗🔉

みじか・い短い】 〔形〕[文]みじか・し(ク) ①長さが少ない。万葉集5「―・き物を端きると言へるが如く」。源氏物語澪標「柄つか―・き筆」。「髪を―・く切る」 ②高さが少ない。低い。枕草子145「―・き灯台に火をともして」 ③時を経ることが少ない。久しくない。万葉集15「わぎもこに恋ふるにあればたまきはる―・き命も惜しけくもなし」。日葡辞書「イノチガミジカイ」。「―・い時間でできる」 ④位が低い。源氏物語帚木「元の品高く生れながら、身は沈み位―・くて」 ⑤考えが浅い。かしこくない。大堰川行幸和歌序「我ら―・き心の、このもかのもにまどひ」。伊勢物語「いかに―・き心なるらむ」 ⑥足りない。劣っている。十訓抄「人の―・きをそしり」 ⑦性急である。短慮だ。日葡辞書「キノミジカイヒト」。浄瑠璃、百日曾我「ああ、―・し忠常」

みじか‐うた【短歌】🔗🔉

みじか‐うた短歌⇒たんか。↔長歌ながうた⇒みじか【短】

みじか‐がたな【短刀】🔗🔉

みじか‐がたな短刀⇒たんとう⇒みじか【短】

みじか‐で【短手】🔗🔉

みじか‐で短手】 打つ音の低い拍手かしわで。すなわち軽く二つ打つ拍手。大神宮式「―を拍つ」 ⇒みじか【短】

みじか・める【短める】🔗🔉

みじか・める短める】 〔他下一〕[文]みじか・む(下二) 短くする。〈日葡辞書〉

みじか‐やか【短やか】🔗🔉

みじか‐やか短やか】 短いさま。みじからか。栄華物語鳥のまひ「御格子を―にし渡して」 ⇒みじか【短】

みじか‐よ【短夜】🔗🔉

みじか‐よ短夜】 夏の短い夜。〈[季]夏〉。万葉集10「ほととぎす来鳴くさつきの―も」 ⇒みじか【短】

みじか‐らか【短らか】🔗🔉

みじか‐らか短らか(→)「みじかやか」に同じ。平家物語2「素絹の衣の―なるに、白き大口ふみくくみ」 ⇒みじか【短】

みじ・く【拉く】🔗🔉

みじ・く拉く】 〔他四〕 細かく砕く。〈日葡辞書〉

み‐じく・る【身動る】🔗🔉

み‐じく・る身動る】 〔自四〕 身体を動かす。身じろぐ。能因本枕草子ねたきもの「同じ所にもねず、―・り出づるを」

み‐じたく【身支度・身仕度】🔗🔉

み‐じたく身支度・身仕度】 身なりをつくろい整えること。みごしらえ。「―に手間どる」

み‐じまい【身仕舞】‥ジマヒ🔗🔉

み‐じまい身仕舞‥ジマヒ 身なりをつくろい整えること。化粧し、着かざること。身仕度。

み‐じまり【身締り】🔗🔉

み‐じまり身締り】 ①身の回りの仕度。 ②身持。品行。

みじめ【惨め】🔗🔉

みじめ惨め】 (「見じ目」の意)見るに忍びないこと。目もあてられないほど、あわれでいたいたしいさま。悲惨。浮世風呂「子がきが出来ちやア―だゼ」。「―な姿」

み‐じゅく【未熟】🔗🔉

み‐じゅく未熟】 ①果実がまだ成熟しないこと。 ②学問・技芸などのまだ熟達しないこと。「―者」 ⇒みじゅく‐じ【未熟児】 ⇒みじゅくじ‐もうまくしょう【未熟児網膜症】

みじゅく‐じ【未熟児】🔗🔉

みじゅく‐じ未熟児】 身体の発育が未熟のまま出生した乳児。一般には出生時の体重が2.5キログラム未満の新生児をいう。 ⇒み‐じゅく【未熟】

みじゅくじ‐もうまくしょう【未熟児網膜症】‥マウ‥シヤウ🔗🔉

みじゅくじ‐もうまくしょう未熟児網膜症‥マウ‥シヤウ 保育器内で過度の酸素供給を受けた未熟児に発症する網膜疾患。未熟な網膜細動脈は高濃度酸素によって狭小となり、硝子体涸濁・網膜剥離・眼底線維化等を来す。重症のものは失明。 ⇒み‐じゅく【未熟】

み‐じょう【身性・身状】‥ジヤウ🔗🔉

み‐じょう身性・身状‥ジヤウ ①うまれつき。性分。 ②身の上。身分。 ③みもち。品行。人情本、娘太平記操早引「ムム、左様いふ―の人かねへ」

み‐じょう【未定】‥ヂヤウ🔗🔉

み‐じょう未定‥ヂヤウ まだ定まらないこと。みてい。〈日葡辞書〉

み‐じろぎ【身じろぎ】🔗🔉

み‐じろぎ身じろぎ】 (古くはミジロキ)身を動かすこと。みうごき。落窪物語2「いとせばくて―もせず」

み‐じろ・ぐ【身じろぐ】🔗🔉

み‐じろ・ぐ身じろぐ】 〔自五〕 (古くはミジロク)身を動かす。身動きする。源氏物語若紫「―・き臥し給へり」

み‐じん【微塵】‥ヂン🔗🔉

み‐じん微塵‥ヂン ①こまかい塵。日本霊異記「九間の大堂仆るること―の如く」 ②極めてこまかいこと。ごくわずかなこと。また、そのもの。「―の同情心もない」 ③微塵縞みじんじまの略。 ⇒みじん‐ぎり【微塵切り】 ⇒みじん‐こ【微塵子・水蚤】 ⇒みじん‐こ【微塵粉】 ⇒みじん‐こっぱい【微塵粉っ灰】 ⇒みじん‐じま【微塵縞】 ⇒みじん‐ぼう【微塵棒】 ⇒みじん‐も【微塵も】 ⇒みじん‐りゅう【微塵流】

みじん‐ぎり【微塵切り】‥ヂン‥🔗🔉

みじん‐ぎり微塵切り‥ヂン‥ 料理で、野菜などを細かく切りきざむこと。また、そのもの。 ⇒み‐じん【微塵】

みじん‐こ【微塵子・水蚤】‥ヂン‥🔗🔉

みじん‐こ微塵子・水蚤‥ヂン‥ ミジンコ亜綱(鰓脚類)ミジンコ目(枝角類)の甲殻類。体は二枚貝状の背中で折れ曲がった頭胸甲で包まれ、体長約2ミリメートル。長い二叉した第2触角で跳ねるように泳ぐ。沼や溜池などでほぼ一年中見られ、夏には単為生殖によって雌だけで繁殖。世界中に広く分布。淡水産魚類の餌として重要。また広くは、ミジンコ目・ケンミジンコ目・ソコミジンコ目の甲殻類の総称。 みじんこ ⇒み‐じん【微塵】

みじん‐こ【微塵粉】‥ヂン‥🔗🔉

みじん‐こ微塵粉‥ヂン‥ 糯米もちごめを蒸して乾燥させ、碾いて粉にしたもの。和菓子などの材料とする。 ⇒み‐じん【微塵】

みじん‐こっぱい【微塵粉っ灰】‥ヂン‥パヒ🔗🔉

みじん‐こっぱい微塵粉っ灰‥ヂン‥パヒ こなみじん。こなごな。日本永代蔵2「冬神鳴…おちかかりて、一跡いっせきに一つの鍋釜、―に砕かれ」 ⇒み‐じん【微塵】

みじん‐じま【微塵縞】‥ヂン‥🔗🔉

みじん‐じま微塵縞‥ヂン‥ 経緯たてよこともに万筋まんすじのように同色2本の糸で織った極めて細かな小格子。 ⇒み‐じん【微塵】

みじん‐ぼう【微塵棒】‥ヂンバウ🔗🔉

みじん‐ぼう微塵棒‥ヂンバウ 微塵粉に砂糖を加えて煮固め、細長く棒状にねじった駄菓子。 ⇒み‐じん【微塵】

み‐じんまく【身慎莫】🔗🔉

み‐じんまく身慎莫】 (ミジマヒ(身仕舞)とミジタク(身仕度)の混淆によるものか) ①身のまわりを引き締めととのえること。身じたく。身じまい。浮世風呂2「―をよくすれば、じじむさくもなく」 ②金銭などを隠して貯えること。へそくり。

みじん‐も【微塵も】‥ヂン‥🔗🔉

みじん‐も微塵も‥ヂン‥ 〔副〕 少しも。ちっとも。世間胸算用2「―心に如在も欲もなきお留守人」 ⇒み‐じん【微塵】

みじん‐りゅう【微塵流】‥ヂンリウ🔗🔉

みじん‐りゅう微塵流‥ヂンリウ 剣術の一派。天正(1573〜1592)年間、諸岡一羽の門人根岸角を流祖とすると伝える。 ⇒み‐じん【微塵】

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