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いま‐し【今し】🔗🔉

いま‐し今し】 (シは強意の助詞) ①たった今。今ちょうど。万葉集17「ほととぎす―来鳴かば」 ②今となって。万葉集12「言問こととはましを―悔しも」 ⇒いまし‐がた【今し方】 ⇒いまし‐は【今しは】 ⇒いまし‐も‐あれ【今しもあれ】

いまし【汝】🔗🔉

いまし】 〔代〕 (二人称)あなた。なんじ。万葉集11「―もわれも事なるべしや」

いま・し【今し】(形シク)🔗🔉

いま・し今し】 〔形シク〕 (イマ(今)を形容詞化した語という)ここしばらくのことである。万葉集7「―・しくは見めやと思ひし三芳野の大川淀を今日見つるかも」

いまし‐がた【今し方】🔗🔉

いまし‐がた今し方】 いますこし前。たったいま。浮世風呂2「―までおめへの来るのを待つて居たはな」。「―帰った所」 ⇒いま‐し【今し】

いま‐しき【今しき】🔗🔉

いま‐しき今しき】 (形容詞イマシの連体形か。一説に、シキは強意の助詞という)いま。続日本紀25「―の間は念ひ見定めむに」

いまし‐は【今しは】🔗🔉

いまし‐は今しは】 今となっては(もう)。古今和歌集「―とわびにしものを」 ⇒いま‐し【今し】

いまし・む【戒む】🔗🔉

いまし・む戒む】 〔他下二〕 ⇒いましめる(下一)

いましめ【戒め・誡め・縛め】🔗🔉

いましめ戒め・誡め・縛め】 ①《戒・誡》いましめること。またその言葉。さとし。「親の―を守る」 ②《縛》縛ること。また、しばった縄。「―を解く」 ⇒いましめ‐もの【戒め者】

いましめ‐もの【戒め者】🔗🔉

いましめ‐もの戒め者】 番人。枕草子278「人の御かたには、かかる―のあるこそ」 ⇒いましめ【戒め・誡め・縛め】

いまし・める【戒める・誡める・警める・縛める】🔗🔉

いまし・める戒める・誡める・警める・縛める】 〔他下一〕[文]いまし・む(下二) (「忌ましむ(忌み遠ざける)」が原義) ①《戒・誡》(禁じられていることを)教えさとして、慎ませる。宇津保物語藤原君「かく人の―・むる五月は去ぬ。今はかのこと成し給へ」。「遅刻した生徒を―・める」 ②《戒・誡》過ちのないように注意する。用心させる。源氏物語帚木「すきたわめらむ女に心おかせ給へ。…と―・む」。「将来を―・める」 ③《戒・警》(自動詞的に用いて)警戒する。用心する。徒然草「みづから―・めて、恐るべく慎むべきは、この惑ひなり」 ④《戒》行動を禁止する。とどめる。栄華物語花山「かかる人は世にありてはおほやけの御ために大事いでき侍りなん。かやうの事は―・めたるこそよけれ」。「金品の授受をかたく―・める」 ⑤《縛》縛る。平家物語2「根元こんげん与力よりきの者なりければ、殊につよう―・めて」 ⑥罰する。古本説話集「罪にまかせて重く軽く―・むることあり」

いま‐しも【今しも】🔗🔉

いま‐しも今しも】 (シ・モは強めの助詞)ちょうど今。たった今。落窪物語3「―見つくるやうにて」

いまし‐も‐あれ【今しもあれ】🔗🔉

いまし‐も‐あれ今しもあれ】 今という今。ちょうど今。 ⇒いま‐し【今し】

いましろづか‐こふん【今城塚古墳】🔗🔉

いましろづか‐こふん今城塚古墳】 大阪府高槻市にある6世紀前半の前方後円墳。長さ190メートル。継体天皇陵とする説がある。

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