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いち‐げん【一言】🔗🔉

いち‐げん一言】 ①ひとつのことば。一語。いちごん。「―一行いっこう」 ②簡単にのべること。 ⇒いちげん‐こじ【一言居士】 ⇒一言以てこれを蔽う

いちげん‐こじ【一言居士】🔗🔉

いちげん‐こじ一言居士】 何事にも自分の意見を一言しなければ気のすまぬ性質の人。 ⇒いち‐げん【一言】

○一言以てこれを蔽ういちげんもってこれをおおう🔗🔉

○一言以てこれを蔽ういちげんもってこれをおおう [論語為政]一言で全部の意味を言い尽くす。 ⇒いち‐げん【一言】 いちげん‐ろん一元論】 (monism) ①一つの原理だけで一切を説明しようとする考え方。 ②物質・精神またはそのどちらでもない第三の実体によって世界を統一的に説明する哲学上の立場。→二元論→多元論 ⇒いち‐げん【一元】 いちこ市古】 姓氏の一つ。 ⇒いちこ‐ていじ【市古貞次】 いち‐こ神巫・巫子・市子】 ①神前で神楽かぐらを奏する舞姫。 ②生霊いきりょう・死霊しりょうの意中を述べることを業とする女。くちよせ。梓巫あずさみこ。巫女みこ。いたこ。 ③(市子)町家の子供。古今著聞集5「もる山の―さかしくなりにけり」 いちご苺・莓】 バラ科の小低木または多年草で、黄・紅色の液果をつけるものの総称。オランダイチゴ・キイチゴ・ヘビイチゴなど。一般にはオランダイチゴを指す。春に5弁の白花をつけ、果実は春から夏に赤熟。温室栽培では年末出荷が主。ストロベリー。〈[季]夏〉。類聚名義抄「覆盆子、イチゴ」。正岡子規、くだもの「木の実といふ許りでは、広い意味に取つても覆盆子いちごや葡萄などは這入らぬ」 苺(1) 撮影:関戸 勇 苺(2) 撮影:関戸 勇 ⇒いちご‐に【苺煮】 いち‐ご一期】 ①一生。一生涯。生まれてから死ぬまで。閑吟集「―は夢よ、ただ狂へ」。「―の不覚」「―の浮沈」 ②臨終。「―の灌頂」 ⇒いちご‐いちえ【一期一会】 ⇒いちご‐しょう【一期生】 ⇒いちご‐の‐おとこ【一期の男】 ⇒いちご‐の‐はじめ【一期の始め】 ⇒いちご‐ぶん【一期分】 ⇒いちご‐まつだい【一期末代】 ⇒いちご‐やまい【一期病】 ⇒一期栄える ⇒一期と思う いちご‐いちえ一期一会‥ヱ (茶会の心得から。利休の弟子宗二(1544〜1590)の「山上宗二記」に「一期に一度の参会」と見える)生涯にただ一度まみえること。一生に一度限りであること。「―の縁」 ⇒いち‐ご【一期】 いちご‐いちじゅう一伍一什‥ジフ 一から十まで。一部始終いちぶしじゅういち‐ごう一毫‥ガウ (「1本の毛筋」の意)ほんの少し。ごくわずか。「―のゆるぎもない」 いちごう‐しょかん一業所感‥ゴフ‥ 〔仏〕多くの人が同一の善悪の業ごうによって同一の果を感ずること。共業共果ぐうごうぐうか。平家物語3「―の身なれば先世の芳縁も浅からず」 いちこく‐びより一石日和】 (「降ろう如ごと(5斗)、降るまい如ごと(5斗)、合わせて1石となる」から)降るか降らぬかわからぬ天気。(物類称呼)

いち‐ごん【一言】🔗🔉

いち‐ごん一言】 ひとこと。一語。いちげん。「―のもとに拒否する」「―あって然しかるべきだ」 ⇒いちごん‐いっく【一言一句】 ⇒いちごん‐だい【一言題】 ⇒いちごん‐はんく【一言半句】 ⇒いちごん‐ほうおん【一言芳恩】 ⇒一言も無い

いちごん‐いっく【一言一句】🔗🔉

いちごん‐いっく一言一句】 ひとことひとこと。 ⇒いち‐ごん【一言】

いちごん‐だい【一言題】🔗🔉

いちごん‐だい一言題】 (雑俳用語)仮名3〜4字の簡単な題句の心を酌んで17字句を詠むこと。「どこも」に対して「仲人に聞けば姑しゅうとは皆仏」と詠む類。 ⇒いち‐ごん【一言】

いちごん‐はんく【一言半句】🔗🔉

いちごん‐はんく一言半句】 わずかの言葉。ちょっとした言葉。片言隻句へんげんせっく⇒いち‐ごん【一言】

いちごん‐ほうおん【一言芳恩】‥ハウ‥🔗🔉

いちごん‐ほうおん一言芳恩‥ハウ‥ 一言を賜った恩に感じて主と仰ぐこと。太平記10「譜代奉公の郎従、―の軍勢ども」 ⇒いち‐ごん【一言】

いちごんほうだん【一言芳談】‥ハウ‥🔗🔉

いちごんほうだん一言芳談‥ハウ‥ 法語。2巻。編者未詳。鎌倉末期成る。法然の専修念仏義の影響を受けた念仏者たちの言行を中心にした聞書ききがき集。 →文献資料[一言芳談] ○一言も無いいちごんもない 相手の発言が完全で、弁解や反論が全くできない。「そう言われると―」 ⇒いち‐ごん【一言】

○一言も無いいちごんもない🔗🔉

○一言も無いいちごんもない 相手の発言が完全で、弁解や反論が全くできない。「そう言われると―」 ⇒いち‐ごん【一言】 いち‐ざ市座】 中世、市場で領主の保護の下に特定の商品の販売座席を独占していた座。→楽市楽座 いち‐ざ一座】 ①第1の上席。上座。宇治拾遺物語13「さて諸僧、―より次第に鉢を飛ばせて物をうく」 ②同じ座にすわること。同座。同席。「―の人々」 ③その座席全体の人。満座。 ④(説法・連歌・講演・講談などの)一回。一席。狂言、泣尼「―の法談をも執行ひたう存じますれども」 ⑤能役者・俳優・芸人などの一団体。「―の花形」 ⇒いちざ‐あそび【一座遊び】 ⇒いちざ‐いっく‐もの【一座一句物】 ⇒いちざ‐かかり【一座掛】 ⇒いちざ‐こんりゅう【一座建立】 ⇒いちざ‐ながれ【一座流れ】 ⇒いちざ‐の‐せんじ【一座の宣旨】 いちざ‐あそび一座遊び】 遊客達が、各自のあい方とともに一座に集まって遊興すること。浄瑠璃、女殺油地獄「扇で忍ぶ茶屋の客、―は如法めく」 ⇒いち‐ざ【一座】 いちざ‐いっく‐もの一座一句物】 連歌・俳諧の1巻の中で1句しか用いてはならない言葉。「わかな」「つつじ」などの類。一座二句物・一座三句物などの定めもある。 ⇒いち‐ざ【一座】 いちざ‐かかり一座掛】 江戸時代、寺社・町・勘定の三奉行の全員が評定所に参集して行なった出入筋の裁判。主に刑事事件の重大なものについて行われた。 ⇒いち‐ざ【一座】 いち‐さかき】 ヒサカキの異称。「多い」の序詞に用いる。神武紀「斎賢木いちさかき実の多けくを」 いち‐さがり一下り】 三味線の調弦法の一つ。本調子ほんちょうしに比べて一の糸が2律(長2度)低い。 いちざ‐こんりゅう一座建立‥リフ 能などで、一回の興行を立ち行かせること。茶道では、亭主と客とが心を通い合わせて茶席を作り上げることをいう。 ⇒いち‐ざ【一座】 いちざ‐ながれ一座流れ】 遊客と遊女との当座かぎりの関係。一度同座しただけの仲。浄瑠璃、心中天の網島「さすが―の勤めの者」 ⇒いち‐ざ【一座】 いちざ‐の‐せんじ一座の宣旨】 宮中で首席につくことを許す宣旨。摂政・関白は位の順序にかかわらずこの宣旨を蒙る。職原鈔「執柄必ず―を蒙る」 ⇒いち‐ざ【一座】 いちし壱師】 タデ科の多年草ギシギシの古名。また、エゴノキ、クサイチゴなどとも。万葉集11「路のべの―の花のいちしろく」 いち‐じ市路‥ヂいちに通う路。市にある道路。万葉集3「駿河なる阿倍の―にあひし子らはも」 いち‐じ一字】 ①一つの文字。特に、阿字や主君から賜る諱いみなの一部など、重要な意味を持つ一つの文字。性霊集1「男女もし能く―をたもてば」 ②(一文銭の表に文字が四つあるところから)1文の4分の1。2分5厘。〈合類節用集〉 ③「一字半銭」「一文一字」などと、銭一文をわずかな額であると強調していう語。浄瑠璃、冥途飛脚「一銭―損かけまじ」 ⇒いちじ‐いっく【一字一句】 ⇒いちじ‐いっせき‐きょう【一字一石経】 ⇒いちじ‐いってん【一字一点】 ⇒いちじ‐がき【一字書】 ⇒いちじ‐きんりん【一字金輪】 ⇒いちじ‐ごめん【一字御免】 ⇒いちじ‐さんらい【一字三礼】 ⇒いちじ‐じょう【一字状】 ⇒いちじ‐せんきん【一字千金】 ⇒いちじ‐たい【一字体】 ⇒いちじ‐だい【一字題】 ⇒いちじ‐の‐し【一字の師】 ⇒いちじ‐はいりょう【一字拝領】 ⇒いちじ‐ばん【一字版】 ⇒いちじ‐ふせつ【一字不説】 ⇒いちじ‐ほうへん【一字褒貶】 いち‐じ一次】 ①第1回。1度目。「―試験」 ②代数式で、2乗以上の項を含まないこと。ある変数に関してax+bの形の式は1次であるという。一般に、変数x,x,…,xに関する1次の式はax+ax+…+ax+bと書ける。→次数⇒いちじ‐エネルギー【一次エネルギー】 ⇒いちじ‐かんすう【一次関数】 ⇒いちじ‐さんぎょう【一次産業】 ⇒いちじ‐さんぴん【一次産品】 ⇒いちじ‐じょうほう【一次情報】 ⇒いちじ‐せいちょう【一次成長】 ⇒いちじ‐そしき【一次組織】 ⇒いちじ‐でんち【一次電池】 ⇒いちじ‐へんかん【一次変換】 ⇒いちじ‐ほうていしき【一次方程式】 ⇒いちじ‐れいきゃくすい【一次冷却水】 いち‐じ一事】 一つの事柄・事件。 ⇒いちじ‐ふさいぎ【一事不再議】 ⇒いちじ‐ふさいり【一事不再理】 ⇒いちじ‐りょうよう【一事両様】 ⇒一事が万事 いち‐じ一時】 ①あるとき。特に、過去のあるとき。「―はどうなることかと思った」「―の勢いがない」 ②午前または午後零時より1時間後の時刻。 ③すこしの時間。しばらく。いっとき。徒然草「一日の中、―の中にも」。「―停車」「―預け」「―見合わせる」 ▷天気予報では、その現象の発現が予報期間の4分の1未満であることをいう。「曇り―雨」 ④その時かぎり。臨時。当座。「―のできごころ」 ⑤同時。「禍福が―に来る」 ⑥1回。1度。 ⇒いちじ‐かいこ【一時解雇】 ⇒いちじ‐かりいれきん【一時借入金】 ⇒いちじ‐ききゅう‐せい【一時帰休制】 ⇒いちじ‐きん【一時金】 ⇒いちじ‐こうすい【一時硬水】 ⇒いちじ‐しのぎ【一時凌ぎ】 ⇒いちじ‐てき【一時的】 ⇒いちじ‐のがれ【一時逃れ】 ⇒いちじ‐ばたらき【一時働き】 ⇒いちじ‐ばらい【一時払い】 ⇒いちじ‐ぶげん【一時分限】 ⇒いちじ‐ほご【一時保護】 いちじ‐いっく一字一句】 一つの字と一つの句。言葉のはしばし。「―もゆるがせにしない」 ⇒いち‐じ【一字】 いちじ‐いっせき‐きょう一字一石経‥キヤウ 「経石きょういし参照。 ⇒いち‐じ【一字】 いちじ‐いってん一字一点】 きわめて少しのこと。一点一画。 ⇒いち‐じ【一字】 いちじ‐エネルギー一次エネルギー】 自然界に存在し、人間が変換・加工して利用するエネルギー源。石炭・石油・天然ガス・水力・風力・太陽熱・原子力エネルギーなど。 ⇒いち‐じ【一次】 いちじ‐かいこ一時解雇(→)レイオフに同じ。 ⇒いち‐じ【一時】 いちじ‐がき一字書】 ①墨つぎをしないで一筆に書き下ろすこと。 ②1枚の紙に1字ずつ書くこと。 ⇒いち‐じ【一字】

○一と言って二とないいちといってにとない🔗🔉

○一と言って二とないいちといってにとない 特にとび抜けていて、後に続くものがない。「―俊馬」 ⇒いち【一・壱】 いち‐どう一同】 ①同じであること。同一。また、同じになること。狂言、伊勢物語「体も心も―する様にしておくりやれ」 ②そこにいる人々、または仲間全体。みなみな。「発起人―」 ⇒いちどう‐に【一同に】 いち‐どう一堂‥ダウ ①一つの堂。 ②同じ堂。同じ会場。同じ場所。「―に会する」 いち‐どう一道‥ダウ ①一つの道。一芸。徒然草「―に携はる人、あらぬ道のむしろにのぞみて」 ②(光や煙などの)ひとすじ。 ③〔仏〕 ㋐仏道。 ㋑菩提・仏果にいたる唯一の道。一乗。 いち‐どうおん一同音(→)一口いっく同音に同じ。〈日葡辞書〉 いちどう‐に一同に】 口をそろえて。異口いく同音に。平家物語10「おのおの―申されければ」 ⇒いち‐どう【一同】 いちどき‐に一時に】 いちじに。一度に。いっしょに。「―散る」 いち‐どく一読】 一度読むこと。ひととおり読むこと。「―三嘆」「―の価値がある」 いちど‐ならず一度ならず】 一度だけでなく。何度も。たびたび。「―ミスをおかす」 ⇒いち‐ど【一度】 いちど‐に一度に】 〔副〕 いっしょに。一時に。こぞって。「―殺到する」 ⇒いち‐ど【一度】 いち‐どの一殿(→)神巫いちこ1のこと。狂言、祝祷神楽のっとうかぐら「又―もよび出し、みかぐらをも参らせらるるやうに」 いちど‐ふたたび一度再度】 「一度」を強めていう語。狂言、貰聟「―呉れた女房をばもどすまいといふか」 ⇒いち‐ど【一度】

ひと‐こと【一言】🔗🔉

ひと‐こと一言】 ①一つの言葉。いちごん。「―も聞きもらさない」 ②わずかの言葉。また、ちょっと言うこと。古事記「善事よごとも―、言ひ離つ神、葛城の一言主の大神ぞ」。「いつも―多い」 ⇒ひとことぬし‐の‐かみ【一言主神】

ひとことぬし‐の‐かみ【一言主神】🔗🔉

ひとことぬし‐の‐かみ一言主神】 葛城山に住み、吉事も凶事も一言で表現するという神。 ⇒ひと‐こと【一言】

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