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ちょう【丁】チヤウ🔗🔉

ちょうチヤウ (呉音) ①男の召使い。よほろ。 ②(正しくは「重」と書くか)2および2で整除される数。偶数。↔半。 ③市街の区分。「1―目」→町ちょう。 ④書籍の紙数を数える語。表裏2ページを1丁という。「落―」 ⑤豆腐を数える語。 ⑥銃や道具などを数える語。「トカレフ1―押収」 ⑦米相場の呼値単位の俗称。1銭を1丁、1円を百丁という。 ⑧料理・飲食物を数える語。「天丼1―」 ⑨ちょうど。まるまる。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「わしは戌で―六十」 →てい(丁)

ちょう【町】チヤウ🔗🔉

ちょうチヤウ ①土地の面積の単位。1町は10段。令制では3600歩、太閤検地以後は3000歩とされ、約99.17アール。 ②(「丁」とも書く)距離の単位。1町は60間。約109メートル強。 ③平城京・平安京における長さおよび面積の単位。400尺および400尺平方。1坊の16分の1。 ④行政区画上の市に次ぎ、村の上に位する地方公共団体。 ⑤市街の区切り。中世都市では商工業者が構成した地域的自治組織。まち。 ⑥江戸吉原のこと。おちょう。洒落本、辰巳之園「―に振るといふ事あれば」

ちょう【梃・挺】チヤウ🔗🔉

ちょう梃・挺チヤウ (チョウは慣用音。「丁」とも書く)鋤・鍬・墨・銃・蝋燭・艪・駕籠・人力車などを数える語。

ちょう‐あい【丁合】チヤウアヒ🔗🔉

ちょう‐あい丁合チヤウアヒ 製本で、折丁おりちょうをページ順に集める作業。手で行う手丁合と機械丁合とがある。

ちょう‐いし【町石・丁石】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐いし町石・丁石チヤウ‥ 路傍に立てて1町ごとに道程を記した石。仏名・仏像などを刻したものが多い。→町石ちょうせき卒塔婆

ちょう‐ぎん【丁銀】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐ぎん丁銀チヤウ‥ 江戸時代の銀貨の一種。秤量しょうりょうして流通した銀塊で海鼠なまこ形をし、目方43匁内外。銀座で鋳造・発行した。「大黒」「常是」「宝」の字および大黒像の極印がある。大黒常是だいこくじょうぜは銀座の世襲銀吹人の名。銀丁。銀錠ぎんじょう

ちょう‐こう【丁香】チヤウカウ🔗🔉

ちょう‐こう丁香チヤウカウ (古くチョウゴウとも)「丁子ちょうじ参照。 ⇒ちょうこう‐ゆ【丁香油】

ちょう‐ごじゅう【丁五十】チヤウ‥ジフ🔗🔉

ちょう‐ごじゅう丁五十チヤウ‥ジフ ①ちょうど50になること。 ②江戸時代、銭の勘定で、50文の銭を額面通り50文の価値に通用させたこと。→丁百ちょうびゃく

ちょう‐じ【丁子・丁字】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐じ丁子・丁字チヤウ‥ ①(clove)フトモモ科の熱帯常緑高木。原産はモルッカ諸島。18世紀以後、アフリカ・西インドなどで栽培。高さ数メートル、枝は三叉状、葉は対生で革質。花は白・淡紅色で筒状、集散花序をなし、香が高い。花後、長楕円状の液果を結ぶ。蕾つぼみを乾燥した丁香ちょうこう(クローブ)は古来有名な生薬・香辛料。果実からも油をとる。染料としても使われた。 ちょうじ ②㋐丁子油あぶらの略。 ㋑丁子頭がしらの略。 ㋒丁子香こうの略。 ㋓丁子染ぞめの略。 ㋔丁子引びきの略。 ③紋所の名。丁子の果実にかたどったもの。 ④刀の刃文はもんで、乱れの頭が丁子の蕾つぼみの形に似ているもの。 ⇒ちょうじ‐あぶら【丁子油】 ⇒ちょうじ‐いろ【丁子色】 ⇒ちょうじ‐がしら【丁子頭】 ⇒ちょうじ‐がみ【丁子紙】 ⇒ちょうじ‐ぎく【丁字菊】 ⇒ちょうじ‐こう【丁子香】 ⇒ちょうじ‐ざくら【丁字桜】 ⇒ちょうじ‐ぞめ【丁子染】 ⇒ちょうじ‐ちゃ【丁子茶】 ⇒ちょうじ‐びき【丁子引】 ⇒ちょうじ‐ぶくろ【丁子袋】 ⇒ちょうじ‐ぶろ【丁子風炉】 ⇒ちょうじ‐ゆ【丁子油】

ちょうじ‐あぶら【丁子油】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐あぶら丁子油チヤウ‥ 丁子の花枝を水蒸気蒸留して採取する精油。主成分はオイゲノール。香粧料・薬料・香味料。丁香油ちょうこうゆ。ちょうじゆ。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐いろ【丁子色】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐いろ丁子色チヤウ‥ やや黒い香染こうぞめの色。 Munsell color system: 7.5YR6/6.5 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐がしら【丁子頭】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐がしら丁子頭チヤウ‥ 灯心のもえさしの頭にできた塊。形が丁子の果実に似ているからいう。俗にこれを油の中に入れれば貨財を得るという。灯花。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐がみ【丁子紙】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐がみ丁子紙チヤウ‥ 書に用いる装飾料紙で、蘇芳すおう・臙脂えんじ・紅花べにばななどの色料を用い、淡紅色または紅褐色の霞や雲形を表したもの。丁子染の色彩に似るからいう。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ぎく【丁字菊】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ぎく丁字菊チヤウ‥ キク科の多年草。特に日本海側高地の草原に生じ、細い紫黒色の柄についた頭花が筒状で丁字の花に似る。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐こう【丁子香】チヤウ‥カウ🔗🔉

ちょうじ‐こう丁子香チヤウ‥カウ 丁子のつぼみから作った香料。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ざくら【丁字桜】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ざくら丁字桜チヤウ‥ 深山に自生するサクラの一種で小高木。葉の両面や柄に軟毛が密生。花は淡紅色で小形、下垂して咲き、長い筒状の丁字形で先端がわずかに平開する。花弁は非常に小さい。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ぞめ【丁子染】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ぞめ丁子染チヤウ‥ 丁子の蕾つぼみを煎じた染液で薄茶色に染めること。また、その色。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ちゃ【丁子茶】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ちゃ丁子茶チヤウ‥ 丁子色。丁子染。 Munsell color system: 5YR5/4.5 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐びき【丁子引】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐びき丁子引チヤウ‥ 本の表紙や唐紙からかみの地紙などに茶色の平行線を引いたもの。もと丁字香を染料としたが、後に紅花べにばな・楊梅皮ももかわ・煤灰などで染めた。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ぶくろ【丁子袋】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ぶくろ丁子袋チヤウ‥ 着物の裏にさし入れる丁子入りの小袋。におい袋。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょうじ‐ぶろ【丁子風炉】チヤウ‥🔗🔉

ちょうじ‐ぶろ丁子風炉チヤウ‥ 金属または陶製の、香炉に似た形の風炉。これに釜をかけ、丁子を煎じて香気を出させ、防臭・防湿に用いる。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】

ちょう‐せん【丁銭】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐せん丁銭チヤウ‥ (→)丁百銭ちょうびゃくせんに同じ。調銭。

ちょう‐ちょう【打打・丁丁】チヤウチヤウ🔗🔉

ちょう‐ちょう打打・丁丁チヤウチヤウ 物をつづけて打つ音。 ⇒ちょうちょう‐はっし【打打発止・丁丁発止】

ちょうちょう‐はっし【打打発止・丁丁発止】チヤウチヤウ‥🔗🔉

ちょうちょう‐はっし打打発止・丁丁発止チヤウチヤウ‥ (ハッシも擬音)刀などで互いに打ちあう音。また、激しく打ちあう様子。「―の議論」 ⇒ちょう‐ちょう【打打・丁丁】

ちょう‐づけ【丁付】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐づけ丁付チヤウ‥ 書籍の紙数すなわち丁、またはページ数の順を記入すること。ページ付け。

ちょう‐と【丁と】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐と丁とチヤウ‥ (チョウドとも)〔副〕 ①激しく物に当たって音をたてるさま。また、強く打ったり切ったりするさま。保元物語「冑の鉢を―打つ」 ②きちんと。ちゃんと。天草本平家物語「殿上の小庭に―畏まつてゐた」 ③しっかりと。がっちりと。ぴしゃりと。平治物語(金刀比羅本)「大内には南西北をば―さし、東面の陽明・待賢・郁芳門をば開れたり」 ④目かどを立てて見つめるさま。はた。はったと。平家物語5「入道相国ちつとも騒がず、―睨まへておはしければ」

ちょう‐ど【丁度】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐ど丁度チヤウ‥ 〔副〕 (擬音語チャウに助詞トの添った語か。→丁ちょう) ①時間・分量などの余分もなく不足もないさま。きっかり。ぴったり。浮世風呂「―三年になります」。「―間に合った」「―百人」 ②あたかも。さながら。まるで。まさしく。狂言、布施無経ふせないきょう「―貧僧の重ね斎どきと申すがこれでござる」。「―盆のような月だ」 ③たっぷり。なみなみと。狂言、悪太郎「とても飲むなら―お飲みやれ」

ちょう‐ば【町場・丁場・帳場】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐ば町場・丁場・帳場チヤウ‥ ①ある宿駅と次の宿駅との距離。ある区間の距離。また、ある事をなすのにかかる時間。「長なが―」 ②夫役ぶやくに当たって運送・道普請などをすべき受持ちの区域。一般に、仕事の受持区域。 ③馬子まご・駕籠舁かごかきなどの溜り場。

ちょう‐はん【丁半】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐はん丁半チヤウ‥ (正しくは「重半」か) ①双六すごろくの采の目の偶数(丁)と奇数(半)。 ②采を振ってその丁か半かをあてて勝負を決する賭博。

ちょう‐び【丁日】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐び丁日チヤウ‥ 丁の数にあたる日。偶数日。2・4・6・8の日など。ちょうのひ。↔半日はんび

ちょう‐びゃく【丁百】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐びゃく丁百チヤウ‥ (「調百」とも書く)江戸時代、銭96文を100文と扱った習わしに対して、銭100文を額面通りに100文の価値に用いたこと。 ⇒ちょうびゃく‐せん【丁百銭】

ちょうびゃく‐せん【丁百銭】チヤウ‥🔗🔉

ちょうびゃく‐せん丁百銭チヤウ‥ 丁百の銭。丁銭。調百銭。↔九六銭くろくぜに ⇒ちょう‐びゃく【丁百】

ちょう‐め【丁目】チヤウ‥🔗🔉

ちょう‐め丁目チヤウ‥ 町を、番地より大きく区分したもの。番号を冠して呼ぶ。

ちょん‐まげ【丁髷】🔗🔉

ちょん‐まげ丁髷】 (チョンは髷が「ゝ」の形に似ているところからという)男の髪の結い方。江戸中期以降、額髪を広く剃りあげ、髻もとどりを前面に向けてまげた小さい髷。のち男髷の汎称。「―あたま」→半髪はんぱつ。 丁髷 ⇒ちょんまげ‐もの【丁髷物】

ちょんまげ‐もの【丁髷物】🔗🔉

ちょんまげ‐もの丁髷物】 江戸時代の人物・事件などを取り扱った小説・読物・劇・映画などをいう。髷物。時代物。 ⇒ちょん‐まげ【丁髷】

チンキ【丁幾】🔗🔉

チンキ丁幾】 (tinctuur オランダに基づく)生薬をアルコールで浸出した液。また、化学薬品のアルコール溶液。

てい【丁】🔗🔉

てい】 ①十干じっかんの第4。ひのと。 ②壮年の男子。 ③律令制で、課役を負担すべき成年男子。正丁・次丁・少丁など。よほろ。課丁。 ④めしつかいの男。 ⑤(「叮」「鄭」の通用字)ねんごろ。 →ちょう(丁)

てい‐えき【丁役】🔗🔉

てい‐えき丁役】 律令制で、課丁としての徭役労働。

ていじ‐けい【丁字形】🔗🔉

ていじ‐けい丁字形】 「丁」の字の形。しゅもくがた。 ⇒てい‐じ【丁字】

ていじ‐たい【丁字帯】🔗🔉

ていじ‐たい丁字帯】 丁字形に結ぶようにした包帯。股間などに用いる。 ⇒てい‐じ【丁字】

てい‐じょ【丁女】‥ヂヨ🔗🔉

てい‐じょ丁女‥ヂヨ ①丁年の女。一人前の女。 ②律令制で、正丁せいていと同年齢の女。正女せいじょ

てい‐じょうぎ【丁定規】‥ヂヤウ‥🔗🔉

てい‐じょうぎ丁定規‥ヂヤウ‥ (→)ティー定規に同じ。

てい‐じょしょう【丁汝昌】‥シヤウ🔗🔉

てい‐じょしょう丁汝昌‥シヤウ 清末の軍人。字は禹廷。安徽廬江の人。北洋海軍の水師提督。黄海の海戦で大敗、威海衛に封鎖され日本海軍に降伏。服毒自決。(1836〜1895) ○貞女は二夫をならべずていじょはにふをならべず [史記田単伝「忠臣は二君に事つかえず、貞女は二夫を更えず」]貞操堅固な女性は、再婚して別の夫を持つことをしない。御文章「忠臣は二君につかへず―といへり」 ⇒てい‐じょ【貞女】 ○貞女両夫に見えずていじょりょうふにまみえず (→)「貞女は二夫にふをならべず」に同じ。「貞女は二夫に見えず」とも。狂言、鈍太郎「―といふが」 ⇒てい‐じょ【貞女】

ていじ‐ろ【丁字路】🔗🔉

ていじ‐ろ丁字路】 丁字形に交わった道路。 ⇒てい‐じ【丁字】

てい‐そう【丁壮】‥サウ🔗🔉

てい‐そう丁壮‥サウ 壮年の男子。

てい‐だん【丁男】🔗🔉

てい‐だん丁男】 丁年に達した男子。成人男子。壮丁。

てい‐ちょう【鄭重・丁重】🔗🔉

てい‐ちょう鄭重・丁重】 (「鄭」も重い意) ①礼儀正しく、てあついこと。ねんごろ。「―なもてなし」「―に断る」 ②ていねいなこと。大事に扱うこと。「―に棚にもどす」

てい‐ねい【丁寧・叮嚀】🔗🔉

てい‐ねい丁寧・叮嚀】 注意深く心がゆきとどくこと。また、てあつく礼儀正しいこと。古今著聞集16「其後は、げにも―にぞ下行しける」。「―な説明」「―に書く」「―にお辞儀する」 ⇒ていねい‐ご【丁寧語】

ていねい‐ご【丁寧語】🔗🔉

ていねい‐ご丁寧語】 敬語の一つ。相手に対する話し手の直接の敬意を表現するもの。「ます」「です」「侍り」「候ふ」の類。 ⇒てい‐ねい【丁寧・叮嚀】

てい‐ねん【丁年】🔗🔉

てい‐ねん丁年】 (強壮の時に丁あたる意) ①一人前の年齢。満20歳をいう。 ②一人前の男。満20歳以上の男子。成年。 ③丁の終りの年齢。60歳。

てい‐ふ【丁賦】🔗🔉

てい‐ふ丁賦】 中国で丁男に賦課した人頭税。

てい‐や【丁夜】🔗🔉

てい‐や丁夜】 五夜の一つ。今のおよそ午前1時から午前3時。丑うしの刻に当たる。四更。

ていれい【丁玲】🔗🔉

ていれい丁玲】 (Ding Ling)中国の作家。本名、蒋氷之。湖南の人。夫胡也頻こやひんの刑死後、1932年中国共産党に入党。解放区で八路軍の文化宣伝工作を担当。57年反右派闘争で失脚、79年名誉回復。作「霞村にいた時」「太陽は桑乾河を照らす」など。(1904〜1986)

ていれい【丁零・丁令・丁霊】🔗🔉

ていれい丁零・丁令・丁霊】 漢・魏時代の史書に見える北方トルコ系遊牧民の一つ。後の鉄勒てつろく。エニセイ川の上流ないしバイカル湖地方に遊牧した。

でっ‐ち【丁稚】🔗🔉

でっ‐ち丁稚】 (デシ(弟子)の転。一説に、双六の重一でっちからともいう) ①職人または商人の家に年季奉公をする年少者。雑役に従事した。日本永代蔵1「惣領残して、すゑずゑを―奉公につかはしおき」 ②年少者を卑しめていう語。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「やあら―めが味をやるよ」 ⇒でっち‐あがり【丁稚上り】 ⇒でっち‐ぼうこう【丁稚奉公】

でっち‐あがり【丁稚上り】🔗🔉

でっち‐あがり丁稚上り】 丁稚から成りあがること。また、その人。 ⇒でっ‐ち【丁稚】

でっち‐ぼうこう【丁稚奉公】🔗🔉

でっち‐ぼうこう丁稚奉公】 商家などに丁稚として奉公すること。嵯峨の屋お室、文学者としての前半生「最初は種々いろいろな事情からして、商家に―をして居りました」 ⇒でっ‐ち【丁稚】

テレメン‐ゆ【丁列綿油】🔗🔉

テレメン‐ゆ丁列綿油】 (テレメンティナから)(→)テレビン油に同じ。

デンマーク【Denmark・丁抹】🔗🔉

デンマークDenmark・丁抹】 北ヨーロッパの立憲王国。ユトランド半島とその東方の島々から成る。面積4万3000平方キロメートル(グリーンランド等を除く)。人口540万1千(2004)。住民はデーン人。9世紀から14世紀にかけ、海洋に進出して勢力を伸ばし、一時は北欧全域を併合。国民のほとんどは新教徒(ルター派)。首都コペンハーゲン。→ヨーロッパ(図)。 コペンハーゲン 撮影:田沼武能 ⇒デンマーク‐ご【デンマーク語】 ⇒デンマーク‐たいそう【デンマーク体操】

とう‐とう【丁丁】タウタウ🔗🔉

とう‐とう丁丁タウタウ ①斧おので木を伐る音。 ②碁を打つ音。また、琴の声。

ひ‐の‐と【丁】🔗🔉

ひ‐の‐と】 (「火の弟おと」の意)十干じっかんの第4。

よほろ【丁】🔗🔉

よほろ】 (もと脚のひかがみの意。脚力を要することから)古代の課役を負担した成年男子。特に、朝廷の土木工事に使役された者。貢納物の運搬夫は「脚」と記す。夫。武烈紀「信濃国の男丁よほろを発おこして」

[漢]丁🔗🔉

 字形  筆順 〔一部1画/2画/教育/3590・437A〕 〔音〕テイ(漢) チョウ〈チャウ〉(呉) 〔訓〕ひのと・あたる・よほろ [意味] [一]テイ・チョウ ①十干じっかんの第四。ひのと。「丁夜・丁亥ていがい」 ②ぴったり当たる。「丁憂・丁艱ていかん」 ③成年に達した男子。働きざかりの男。「丁年・成丁・壮丁」▶令制で、公役に徴発される(二十一歳から六十歳までの)男子をいう。よほろ。「正丁せいてい・しょうちょう・仕丁してい・しちょう」 ④したばたらきの男。召し使われる男。「使丁・馬丁・園丁」 [二]チョウ ①偶数。(対)半。「丁か半か」 ②書物の紙数を数える語。一丁は表裏二ページ分。「乱丁・落丁・丁数」 ③町の通路で区切られた区画。「一丁目一番地」▶距離の単位として「町」(=六十間)の代わりにも用いる。「二三丁ばかり先」 ④飲食物などを数える語。「豆腐一丁」「天丼てんどん三丁」「一丁あがり」▶「挺ちょう」の代わりにも用いる。「二丁拳銃けんじゅう」 ⑤激しくぶつかり合う音。「丁丁発止」「かぶとの鉢を丁と打つ」〔保元〕 [解字] くぎの形の象形文字。「釘」の原字。直角にあたる意から、一点にちょうどあたる意。 [下ツキ 園丁・駕輿丁・仕丁・使丁・沈丁花・壮丁・装丁・廷丁・白丁・馬丁・符丁・包丁・庖丁・輿丁・落丁・乱丁・老丁 [難読] 丁髷ちょんまげ・丁幾チンキ・丁抹デンマーク

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