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なな‐つ【七つ】🔗⭐🔉
なな‐つ【七つ】
①数の名。なな。しち。また、7歳。
②昔の時刻の呼び方。寅の刻(今の午前4時頃)および申の刻(今の午後4時頃)。ななつどき。→時とき(図)。
⇒ななつ‐いろは【七つ以呂波】
⇒ななつ‐お【七つ緒】
⇒ななつ‐がさね【七つ襲】
⇒ななつ‐がしら【七つ頭】
⇒ななつ‐ぐち【七つ口】
⇒ななつ‐げ【七つ毛】
⇒ななつこ‐の‐かがみ【七子の鏡】
⇒ななつ‐さがり【七つ下がり】
⇒ななつさや‐の‐たち【七枝刀】
⇒ななつ‐すぎ【七つ過ぎ】
⇒ななつ‐だち【七つ立ち】
⇒ななつ‐どうぐ【七つ道具】
⇒ななつ‐どき【七つ時】
⇒ななつ‐の‐うみ【七つの海】
⇒ななつ‐の‐ほし【七つの星】
⇒ななつ‐の‐みち【七つの道】
⇒ななつ‐ばち【七つ鉢】
⇒ななつ‐はん【七つ半】
⇒ななつ‐ぶとん【七つ蒲団】
⇒ななつ‐ぼうず【七つ坊主】
⇒ななつ‐ぼし【七つ星】
⇒ななつ‐もん【七つ紋】
⇒ななつ‐や【七つ屋】
ななつ‐いろは【七つ以呂波】🔗⭐🔉
ななつ‐いろは【七つ以呂波】
習字の手本として、いろは文字を片仮名・平仮名・万葉仮名など7体に書き分けたもの。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐お【七つ緒】‥ヲ🔗⭐🔉
ななつ‐お【七つ緒】‥ヲ
①七つの緒。多くのひも。
②輿こし・牛車ぎっしゃなどの簾すだれに付ける7条の緒。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐がさね【七つ襲】🔗⭐🔉
ななつ‐がさね【七つ襲】
女房の衣服または帖紙などで、上を白にして、その下に、濃紅・淡紅・濃青・淡青および薄色の濃いもの淡いものの6枚を重ねたもの。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐がしら【七つ頭】🔗⭐🔉
ななつ‐がしら【七つ頭】
時刻の七つの少し前。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「時は夜明けの―」
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐ぐち【七つ口】🔗⭐🔉
ななつ‐ぐち【七つ口】
江戸城大奥、長局ながつぼねへの出入口の一つ。長局の廊下に通じ、夕暮の七つ時で閉鎖する。これから奥は男子禁制。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐げ【七つ毛】🔗⭐🔉
ななつ‐げ【七つ毛】
①手足の指に生える毛。
②子供の時から生えている毛。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐さがり【七つ下がり】🔗⭐🔉
ななつ‐さがり【七つ下がり】
①夕暮の七つ時を過ぎた頃、すなわち今の午後4時すぎ。ななつすぎ。「―の雨」
②(暮の意から転じて)盛りを過ぎたこと。欠乏・空腹、また、古くなって衣服などの色のさめた意。七つ半。浄瑠璃、浦島年代記「我が腹は―」
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐すぎ【七つ過ぎ】🔗⭐🔉
ななつ‐すぎ【七つ過ぎ】
(→)「七つ下がり」に同じ。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐だち【七つ立ち】🔗⭐🔉
ななつ‐だち【七つ立ち】
七つ時(今の午前4時頃)に宿所を出発すること。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐どうぐ【七つ道具】‥ダウ‥🔗⭐🔉
ななつ‐どうぐ【七つ道具】‥ダウ‥
①7種の道具。また、一組にして携える種々の小道具。「盗人の―」
㋐弁慶が背負ったという鎌・鋸・槌・斧・熊手などの7種の武器。
㋑武士が戦陣に携えたという七つの道具、具足・刀・太刀・弓・矢・母衣ほろ・兜の称。流派により小異がある。
㋒大名行列に用いた槍・長刀なぎなた・台笠・立傘・馬印・挟箱・大鳥毛の7種の用具。
㋓女性が携帯する鋏はさみ・ナイフ・針・耳かき・毛ぬき・糸巻・爪切りなどを一まとめにしたものの称。
②立花りっかの形式の役枝やくえだ中の心・正心・副そえ・請うけ・流枝ながし・見越・前置の総称。
③質種しちぐさの異称。俚言集覧「質物を―と云ふ、質を七と云ふに因て云ふ也」
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐どき【七つ時】🔗⭐🔉
ななつ‐どき【七つ時】
「七つ」2の時刻。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐の‐うみ【七つの海】🔗⭐🔉
ななつ‐の‐うみ【七つの海】
(The Seven Seas)世界の七大洋。中世の帆船航海時代、アラビア人がその支配する全海洋を指した語。すなわち、南シナ海・ベンガル湾・アラビア海・ペルシア湾・紅海・地中海・大西洋の七海洋。イギリスの詩人キプリングの同名の詩で有名となる。現在は、太平洋・大西洋を南北に分け、それにインド洋・北極海・南極海を加えた七海洋を指す。世界の海。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐の‐ほし【七つの星】🔗⭐🔉
ななつ‐の‐ほし【七つの星】
①北斗七星。
②日・月と、火・水・木・金・土の五星。七曜。七つの光。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐ばち【七つ鉢】🔗⭐🔉
ななつ‐ばち【七つ鉢】
7個の鉢を入れ子にしたもの。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐はん【七つ半】🔗⭐🔉
ななつ‐はん【七つ半】
①昔の時刻の呼び方。今の午前または午後5時頃。
②(→)「七つ下がり」2に同じ。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐ぶとん【七つ蒲団】🔗⭐🔉
ななつ‐ぶとん【七つ蒲団】
道中、馬などに7枚重ね敷いて乗る蒲団。贅沢を尽くしたことにいう。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐ぼうず【七つ坊主】‥バウ‥🔗⭐🔉
ななつ‐ぼうず【七つ坊主】‥バウ‥
江戸末期に、寺の僧たちが毎日七つ(午後4時)頃から拍子木ひょうしぎをたたき、念仏を唱えて、江戸の町を托鉢たくはつして歩いたもの。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐ぼし【七つ星】🔗⭐🔉
ななつ‐ぼし【七つ星】
①北斗七星。
②紋所の名。
③〔動〕マイワシの異称。体側にならぶ斑点から出た称。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつめん【七つ面】🔗⭐🔉
ななつめん【七つ面】
歌舞伎十八番の一つ。津打治兵衛・藤本斗文ら合作。1740年(元文5)市村座の「姿観すがたみ隅田川」の2番目に、2代市川団十郎が初演。面打赤右衛門がいろいろの面を付けて早替りし、悪人を幻惑する筋。
ななつ‐もん【七つ紋】🔗⭐🔉
ななつ‐もん【七つ紋】
羽織や着物の背に一つ、両袖の前後に一つずつ、胸の前の両傍に一つずつ、合わせて七つの家紋があること。
⇒なな‐つ【七つ】
ななつ‐や【七つ屋】🔗⭐🔉
ななつ‐や【七つ屋】
(「七」と「質」との音が相通ずるところから)質屋しちやのこと。
⇒なな‐つ【七つ】
広辞苑に「七つ」で始まるの検索結果 1-23。