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ばん‐し【万死】🔗⭐🔉
ばん‐し【万死】
①とても生命の助かる見込みのないこと。
②何度も死ぬこと。「罪―に値す」
⇒ばんし‐いっしょう【万死一生】
⇒万死の中に一生を得る
○万死の中に一生を得るばんしのうちにいっしょうをうる🔗⭐🔉
○万死の中に一生を得るばんしのうちにいっしょうをうる
生命の極めて危うかったところを辛うじて助かる。九死に一生を得る。万死を出でて一生に遇あう。万死一生。
⇒ばん‐し【万死】
ばんじ‐ばんざぶろう【磐次磐三郎】‥ラウ
伝説で、狩人の元祖といわれる兄弟。山の神の難を兄弟で助け、あるいは山の神の難産を一人は助けるのを拒み一人は助けたなどと伝える。万次万三郎まんじまんざぶろう。大汝小汝おおなんじこなんじ。大満小満おおまんこまん。
はんし‐はんしょう【半死半生】‥シヤウ
息もたえだえで今にも死にそうなこと。生死のさかいにあること。「―の目にあった」
はんじ‐ほ【判事補】
判事とともに地方裁判所・家庭裁判所を構成する裁判官。原則として一人で裁判することができず、また、裁判長となることもできない。
⇒はん‐じ【判事】
はんし‐ぼん【半紙本】
半紙二つ折りの大きさの本。判紙本。
⇒はん‐し【半紙】
はんじ‐もの【判じ物】
謎の一種。文字・絵などにある意義を寓して、それを判じさせるもの。
⇒はんじ【判じ】
はん‐しゃ【反射】
①〔理〕光などが物に当たってはねかえること。媒質中の波動が、他の媒質との境界面で方向を変え、もとの媒質中を進行する現象。
②〔生〕感覚器官に与えられた刺激が、大脳まで伝わらず、脊髄などの反射中枢を経て、意識と無関係に規則的に特定の筋肉や腺などの活動を起こす現象。転じて、無意識的な行動。
⇒はんしゃ‐うんどう【反射運動】
⇒はんしゃ‐かく【反射角】
⇒はんしゃ‐きゅう【反射弓】
⇒はんしゃ‐きょう【反射鏡】
⇒はんしゃ‐こうせん【反射光線】
⇒はんしゃ‐しょく【反射色】
⇒はんしゃ‐そっかく‐き【反射測角器】
⇒はんしゃ‐てき【反射的】
⇒はんしゃてき‐りえき【反射的利益】
⇒はんしゃ‐のう【反射能】
⇒はんしゃ‐ぼうえんきょう【反射望遠鏡】
⇒はんしゃぼうし‐まく【反射防止膜】
⇒はんしゃ‐りつ【反射律】
⇒はんしゃ‐りつ【反射率】
⇒はんしゃ‐ろ【反射炉】
はん‐じゃ【判者】
①物事の可否・優劣などを判定する人。
②特に、歌合せなどで作品の優劣を判定する人。はんざ。
ばん‐しゃ【万謝】
①深く感謝すること。厚く礼をいうこと。
②深くわびること。
ばん‐しゃ【挽車・輓車】
柩ひつぎをのせてひく車。
ばん‐しゃ【蕃社】
台湾先住民(高山族)の部落や集団に対する日本統治時代の呼称。
はんしゃ‐うんどう【反射運動】
〔生〕反射による生得的な無意識の運動。掻かき反射・屈筋反射・膝蓋しつがい反射の類。
⇒はん‐しゃ【反射】
はん‐しゃかいてき【反社会的】‥クワイ‥
社会の秩序に反するさま。
⇒はん‐しゃかいてき‐こうどう【反社会的行動】
はん‐しゃかいてき‐こうどう【反社会的行動】‥クワイ‥カウ‥
社会のルール(法律・規範・マナーなど)を侵して他人や社会に迷惑や損害を与える行動。青少年に見られる非行など。
⇒はん‐しゃかいてき【反社会的】
はんしゃ‐かく【反射角】
反射光線と入射点における媒質界面の法線とのなす角。その角度は入射角に等しい(反射の法則)。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐きゅう【反射弓】
〔生〕反射において、感覚器官から中枢を経て筋肉・腺などの動作器官に至るまでの一連の伝導路。反射弧。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐きょう【反射鏡】‥キヤウ
(光学器械で用いる)鏡。平面・凸面・凹面の別がある。
⇒はん‐しゃ【反射】
ばん‐しゃく【晩酌】
家庭で晩の食事の時に酒をのむこと。また、その酒。
ばん‐じゃく【磐石・盤石】
(バンセキとも)
①大きな岩。いわお。「―の重み」
②極めて堅固なこと。「―の備え」
⇒ばんじゃく‐のり【磐石糊】
ばんじゃく‐のり【磐石糊】
ライ麦または小麦の粉で作った粘着力の強い糊。木細工・革細工用。
⇒ばん‐じゃく【磐石・盤石】
はんしゃ‐こうせん【反射光線】‥クワウ‥
異なる媒質の境界面に達した入射光線が反射して、もとの媒質内に向かって進む光線。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐しょく【反射色】
(→)表面色に同じ。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐そっかく‐き【反射測角器】‥ソク‥
結晶面の反射角度を利用して結晶の面角を計るのに用いる器具。1809年ウォラストン(W. H. Wollaston1766〜1828)が初めて製作。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐てき【反射的】
刺激に対して瞬間的に反応するさま。「―にブレーキを踏む」
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃてき‐りえき【反射的利益】
法令が特定の者に対して命令・制限・禁止などを定めることの反射として、第三者が受ける事実上の利益。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐のう【反射能】
天体で、入射光の強さに対する反射光の強さの比。主に太陽系内の天体にいう。アルベド。
⇒はん‐しゃ【反射】
ばんしゃ‐の‐ごく【蛮社の獄】
1839年(天保10)、江戸幕府が渡辺崋山・高野長英・小関三英らの蘭学者に加えた言論弾圧事件。蛮社は、渡辺らの海外事情研究仲間「蛮学社中」の略。→モリソン号事件
パンジャブ【Punjab】
(ヒンドスターニー語で、「五つの川」の意)インド半島北西部、インダス川流域の地方。地味肥沃、農業が盛ん。現在東部はインド、西部はパキスタンに入る。五河地方。
⇒パンジャブ‐ご【パンジャブ語】
パンジャブ‐ご【パンジャブ語】
パンジャブ地方を中心に用いられる言語。インド‐ヨーロッパ語族のインド‐アーリア語派に属する。特にシク教徒との関係が深い。
⇒パンジャブ【Punjab】
はんしゃ‐ぼうえんきょう【反射望遠鏡】‥バウヱンキヤウ
物体(天体)からの放射を凹面鏡で反射させて像を結ばせる天体望遠鏡。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃぼうし‐まく【反射防止膜】‥バウ‥
有害な反射光を減らし、透過光を増すために、レンズ・フィルターなどの表面につけたごく薄い膜。コーティング。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐りつ【反射律】
〔数〕ある集合の2元の間の関係〜について、任意のaに対してa〜aが成り立つとき、この関係〜は反射律を満たすという。推移律・対称律とともに同値の概念を規定する。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐りつ【反射率】
波動が二つの媒質の境界面で反射するとき、反射波の強度と入射波の強度との比。百分率で表すことが多い。
⇒はん‐しゃ【反射】
はんしゃ‐ろ【反射炉】
金属を製錬・溶解するための炉の一種。燃焼室と加熱室とは別になっていて、炎は炉頂に沿って流れ、天井と側壁からの放射熱で鉱石や金属を製錬または溶融する。製錬の場合は大量生産に適し、溶融では成分を余り変えずに溶かす。
⇒はん‐しゃ【反射】
はん‐しゅ【播種】
⇒はしゅ
はん‐しゅ【藩主】
藩の領主。大名。藩侯。
はん‐じゅ【半寿】
(「半」の字を分解すると「八十一」になることから)八十一歳。八十一歳の祝い。
はん‐じゅ【判授】
律令制の叙位の方法の一つ。奏聞を経ないで太政官から叙位するもの。外八位・初位の叙位はこれによった。→勅授→奏授
はん‐じゅ【藩儒】
藩主に仕える儒者。
ばん‐しゅ【番衆】
⇒ばんしゅう。天草本平家物語「これを見てそのところの―どもがあやしめて言ふやうは」
ばん‐じゅ【万寿】
寿命の長いこと。まんじゅ。
⇒ばんじゅ‐せつ【万寿節】
ばん‐じゅ【盤寿】
(将棋盤の枡目が81であることから)81歳のこと。また、81歳の賀の祝い。
はん‐しゅう【半周】‥シウ
周囲の半分。一まわりの半分。周囲の半分をまわること。「湖を―する」
ばん‐しゅう【晩秋】‥シウ
①秋の末。「―の山野」
②陰暦9月の異称。〈[季]秋〉
ばん‐しゅう【番衆】
①番をする人。番人。番方。
②武家時代、番頭ばんがしらに率いられ、殿中・営中に宿直勤番して雑務・警衛をつかさどった者。番方。番士。
ばん‐しゅう【蛮習・蕃習】‥シフ
①野蛮な風習。
②蛮人の習慣。
ばん‐しゅう【播州】‥シウ
播磨はりま国の別称。
⇒ばんしゅう‐かぶき【播州歌舞伎】
ばん‐しゅう【磐州】‥シウ
磐城いわき国の別称。
パン‐じゅう‥ヂユウ
パンと饅頭まんじゅうとを折衷した菓子。大正末期に流行した。
ばんしゅう‐かぶき【播州歌舞伎】‥シウ‥
今の兵庫県加西市北条町東高室に元禄(1688〜1704)年間に起こったとされる地芝居。明治期には西日本の各地で興行した。高室芝居。
⇒ばん‐しゅう【播州】
はん‐しゅうきょうかいかく【反宗教改革】‥ケウ‥
(Counter Reformation)宗教改革運動の拡大に対抗して、16〜17世紀にカトリック教会が行なった運動や諸施策。トリエント公会議や、イエズス会による海外への宣教活動など。対抗宗教改革。
ばんしゅうさらやしき【播州皿屋敷】‥シウ‥
浄瑠璃。為永太郎兵衛ほか合作の時代物。1741年(寛保1)初演。皿屋敷の巷説に細川家のお家騒動をからませる。
はんじゅう‐しん【半獣神】‥ジウ‥
牧神ぼくしんの別称。パン。牧羊神。
バンジュール【Banjul】
アフリカ西岸、ガンビア共和国の首都。ガンビア川河口に位置する港湾都市。人口4万2千(1993)。旧称バサースト。
はん‐じゅく【半熟】
①なまにえ。なまやけ。
②果実が十分に熟さないこと。
③技芸などの、まだ十分熟達しないこと。未熟。
④半熟卵の略。
⇒はんじゅく‐たまご【半熟卵】
ばん‐じゅく【晩熟】
おくれて成熟すること。↔早熟
ばん‐じゅく【蕃熟】
しげりみのること。
はんじゅく‐たまご【半熟卵】
黄身や白身が固くなり過ぎない程度に煮またはゆでた鶏卵。
⇒はん‐じゅく【半熟】
はん‐しゅけんこく【半主権国】
主権を完全に保有していながら行使することのできない国。従属国・被保護国の類。一部主権国。
はん‐しゅご【半守護】
一国の半ばを領した守護。半国守護。
はんじゅ‐ざんまい【般舟三昧】
〔仏〕(→)常行三昧に同じ。
⇒はんじゅざんまい‐きょう【般舟三昧経】
はんじゅざんまい‐きょう【般舟三昧経】‥キヤウ
般舟三昧を得ると仏が現前するという観想念仏を説く初期大乗経典の一つ。4訳が現存するが、後漢の支婁迦讖しるかせん訳3巻本が最も流布。
⇒はんじゅ‐ざんまい【般舟三昧】
ばんじゅ‐せつ【万寿節】
昔、中国における天子の誕生日の祝日。
⇒ばん‐じゅ【万寿】
はん‐しゅつ【搬出】
はこび出すこと。持ち出すこと。↔搬入
はんしゅつ‐いぶつ【伴出遺物】‥ヰ‥
(→)共存遺物に同じ。
はん‐じゅん【半旬】
1旬の半分、すなわち連続する5日間。気象統計でいう。
ばん‐しゅん【晩春】
①春の末。↔早春。
②陰暦3月の異称。〈[季]春〉
ばん‐じゅんざぶろう【伴淳三郎】‥ラウ
俳優。本名、鈴木寛定。山形県生れ。東北弁を活かした個性で活躍。映画「二等兵物語」シリーズなど。(1908〜1981)
⇒ばん【伴】
ばんしゅん‐らく【万春楽】
⇒ばんすらく
はん‐しょ【范雎】
(「范
はんすい」は誤)中国、戦国時代の秦の宰相。魏の人。はじめ魏の須賈に従って斉に使し異心ありと疑われ、逃れて秦に入り、昭襄王に遠交近攻の策を説いて丞相となった。
はん‐しょ【繙書】
書物をひもといて読むこと。
はん‐じょ【班女】‥ヂヨ
①班婕妤はんしょうよのこと。
②能。世阿弥作の狂女物。美濃国野上の宿の遊女は吉田の少将と契って扇を交換し、班女と呼ばれたが、物狂いとなり、さすらい、都で少将と再会する。
⇒班女が閨
ばん‐しょ【万庶】
多くの人民。万民。衆庶。万姓。
ばん‐しょ【板書】
黒板こくばんなどに字を書くこと。
ばん‐しょ【番所】
①番人の詰める所。見張り所。
②江戸時代、交通の要所に設けて通行人や船舶などを見張り、徴税などを行なった所。御番所。
③江戸町奉行所の称。
ばん‐しょ【蕃書】
江戸時代、外国、特にオランダの書物の称。
⇒ばんしょ‐しらべしょ【蕃書調所】
ばん‐しょ【蕃藷】
サツマイモの別称。
はん‐しょう【反掌】‥シヤウ
掌たなごころをかえすこと。きわめてたやすいことにいう。
はん‐しょう【反証】
①ある主張が偽であることを証明すること。「―を挙げる」
②訴訟上、挙証責任のない当事者が、相手方の申し立てた事実または証拠を否定する目的で、それと両立しえない事実を証明するために提出する証拠ないしその証明活動。↔本証。
⇒はんしょう‐かのうせい【反証可能性】
はん‐しょう【反照】‥セウ
①照りかえすこと。
②夕映え。夕日影。
③ある物事が影響を及ぼすこと。また、その結果。
⇒はんしょう‐だいめいし【反照代名詞】
はん‐しょう【半生】‥シヤウ
死生の間にあること。「半死―」
はん‐しょう【半宵】‥セウ
よなか。半夜。中宵。
はん‐しょう【半焼】‥セウ
家などの半分が焼けること。はんやけ。
はん‐しょう【半霄】‥セウ
なかぞら。中空。中霄。
はん‐しょう【半鐘】
小形の釣鐘。寺院または陣中火災の合図に打ち鳴らすのに用いたが、のち多く火災警鐘用。
⇒はんしょう‐どろぼう【半鐘泥棒】
はん‐しょう【帆檣】‥シヤウ
ほばしら。
はん‐しょう【汎称・泛称】
同類のものを、ひろくひっくるめていうこと。また、その名称。総称。
はん‐しょう【叛将】‥シヤウ
謀叛むほん人のかしら。叛徒の大将。
はん‐しょう【班昭】‥セウ
後漢の文学者。字は恵班。班固の妹。曹世叔の妻。扶風安陵(陝西咸陽)の人。和帝に招かれて皇后らの師となり、曹大家そうたいこと称された。兄班固の志を継いで「漢書」を完成。他に「女誡」7編など。(49?〜120?)
はん‐しょう【斑晶】‥シヤウ
火成岩の緻密・細粒の石基の中に散在する大きな結晶。火山岩によく見られる。
はん‐じょう【反情】‥ジヤウ
①正しい性情にかえること。
②反対する心情。反感。嫌悪。
はん‐じょう【半畳】‥デフ
①1畳の半分の畳たたみ。「起きて―寝て一畳」
②江戸時代の歌舞伎劇場で、見物人の敷いた小さい畳または茣蓙ござ。
⇒半畳を入れる
⇒半畳を打つ
はん‐じょう【犯状】‥ジヤウ
犯罪のありさま。
はん‐じょう【犯情】‥ジヤウ
犯罪の事情。犯罪の情状。
はん‐じょう【叛状】‥ジヤウ
むほんの状態。
はん‐じょう【斑条】‥デウ
まだらなすじ。
はん‐じょう【煩冗】
わずらわしく、くだくだしいこと。
はん‐じょう【煩擾】‥ゼウ
わずらわしく、乱れること。ごたごたと乱れること。
はん‐じょう【繁冗】
無用の事が多くて、くだくだしいこと。
はん‐じょう【繁昌・繁盛】‥ジヤウ
にぎわいさかえること。「店が―する」「商売―」
ばん‐しょう【万象】‥シヤウ
天地に存在する、さまざまの形。あらゆる事物。「森羅―」
ばん‐しょう【万障】‥シヤウ
多くのさしさわり。さまざまの差支え。「―繰り合わせて出席する」
ばん‐しょう【晩照】‥セウ
夕日の影。夕日。
ばん‐しょう【晩餉】‥シヤウ
ばんめし。夕飯。
ばん‐しょう【晩鐘】
入相いりあいの鐘の音。くれのかね。暮鐘。「三井みいの―」
ばん‐しょう【番匠】‥シヤウ
⇒ばんじょう
ばん‐しょう【蕃椒】‥セウ
トウガラシの異称。また、その成熟した果実を乾燥したもの。
ばん‐じょう【万丈】‥ヂヤウ
非常に高いこと。「黄塵―」「―の気炎」
ばん‐じょう【万状】‥ジヤウ
いろいろのありさま。さまざまの形。「千態―」
ばん‐じょう【万乗】
(「乗」は車を数える語)
①1万台の車。
②(周代に天子はその直隷地内から兵車1万輛を出す制であったからいう)天子。天子の位。天位。太平記17「春宮に位を譲り奉りて―のまつりごとを任せまゐらすべし」。「一天―」
⇒ばんじょう‐の‐きみ【万乗の君】
ばん‐じょう【番上】‥ジヤウ
順番に交替して勤務すること。また、宿直すること。その方式で勤務する下級職員(雑任など)をもいう。分番。→長上
ばん‐じょう【番匠】‥ジヤウ
①(正しくはバンショウ。番上の工匠の意)古代、交替で都に上り、木工もく寮で労務に服した木工。
②(→)大工だいくに同じ。〈日葡辞書〉
⇒ばんじょう‐がさ【番匠笠】
⇒ばんじょう‐つち【番匠槌】
⇒ばんじょう‐ばこ【番匠箱】
⇒ばんじょう‐や【番匠屋】
ばん‐じょう【盤上】‥ジヤウ
①盤の上。
②囲碁・将棋・双六などの遊戯。
ばんじょう‐がさ【番匠笠】‥ジヤウ‥
(大工が用いたからいう)竹の皮でつくったやや大形の笠。ばっちょう笠。ばっち笠。たこらばっちょう。たころばち。
⇒ばん‐じょう【番匠】
はんしょう‐かのうせい【反証可能性】
(falsifiability)〔哲〕ポパーが科学と非科学との境界設定の基準としてあげた特性。科学理論は常に反証に対して開かれた暫定的仮説としての性格をもち、反証不可能な非科学(ドグマ)と区別されるというもの。
⇒はん‐しょう【反証】
はん‐しょうじ【半障子】‥シヤウ‥
高さ1メートル前後の、普通よりも丈の低い障子。
ばんじょう‐せつり【板状節理】‥ジヤウ‥
火山岩などに見られる板状の規則的な割れ目。鉄平石てっぺいせき・根府川ねぶかわ石などに著しい。
はんしょうぞく‐の‐じゅず【半装束の数珠】‥シヤウ‥
水晶と琥珀こはくとでつくった数珠。珠がすべて水晶から成る数珠を「本装束の数珠」という。義経記5「老僧の―を持ちて立ちしが」
はんしょう‐だいめいし【反照代名詞】‥セウ‥
話者自身をさす代名詞。「自分」「おのれ」など。反射代名詞。
⇒はん‐しょう【反照】
ばんじょう‐つち【番匠槌】‥ジヤウ‥
「さいづち」のこと。(物類称呼)
⇒ばん‐じょう【番匠】
はん‐しょうでん【半昇殿】
①主上が殿上てんじょうの間へ出御の時、侍医などが臨時に小板敷まで昇ることを許されたこと。また、その人。寛平御遺誡「―者近始於貞観代」
②侍医の異称。
はんしょう‐どろぼう【半鐘泥棒】‥バウ
(火見櫓ひのみやぐらの半鐘を盗む者の意)背の高い人をあざけっていう語。
⇒はん‐しょう【半鐘】
ばんじょう‐の‐きみ【万乗の君】
天下を治める天子。
⇒ばん‐じょう【万乗】
ばんじょう‐ばこ【番匠箱】‥ジヤウ‥
大工の道具箱。
⇒ばん‐じょう【番匠】
はんじょう‐はんげ【半上半下】‥ジヤウ‥
態度のどちらともつかず、あいまいなこと。
ばんじょう‐や【番匠屋】‥ジヤウ‥
(→)大工に同じ。
⇒ばん‐じょう【番匠】
ばん‐じょうゆ【番醤油】‥ジヤウ‥
醤油粕に食塩水または水を加えて浸出させ、これに食塩を加えて製した下等の醤油。赤黒色で塩味が強い。ばん。番水。
はん‐しょうよ【班婕妤】‥セフ‥
漢の宮女。班況の女むすめ。班固の大叔母に当たる。成帝の時選ばれて婕妤(女官)となったが、趙飛燕姉妹に嫉まれ長信宮に退き、太后に仕えた。「怨歌行」はその時の作といわれる。班女。
はんすい」は誤)中国、戦国時代の秦の宰相。魏の人。はじめ魏の須賈に従って斉に使し異心ありと疑われ、逃れて秦に入り、昭襄王に遠交近攻の策を説いて丞相となった。
はん‐しょ【繙書】
書物をひもといて読むこと。
はん‐じょ【班女】‥ヂヨ
①班婕妤はんしょうよのこと。
②能。世阿弥作の狂女物。美濃国野上の宿の遊女は吉田の少将と契って扇を交換し、班女と呼ばれたが、物狂いとなり、さすらい、都で少将と再会する。
⇒班女が閨
ばん‐しょ【万庶】
多くの人民。万民。衆庶。万姓。
ばん‐しょ【板書】
黒板こくばんなどに字を書くこと。
ばん‐しょ【番所】
①番人の詰める所。見張り所。
②江戸時代、交通の要所に設けて通行人や船舶などを見張り、徴税などを行なった所。御番所。
③江戸町奉行所の称。
ばん‐しょ【蕃書】
江戸時代、外国、特にオランダの書物の称。
⇒ばんしょ‐しらべしょ【蕃書調所】
ばん‐しょ【蕃藷】
サツマイモの別称。
はん‐しょう【反掌】‥シヤウ
掌たなごころをかえすこと。きわめてたやすいことにいう。
はん‐しょう【反証】
①ある主張が偽であることを証明すること。「―を挙げる」
②訴訟上、挙証責任のない当事者が、相手方の申し立てた事実または証拠を否定する目的で、それと両立しえない事実を証明するために提出する証拠ないしその証明活動。↔本証。
⇒はんしょう‐かのうせい【反証可能性】
はん‐しょう【反照】‥セウ
①照りかえすこと。
②夕映え。夕日影。
③ある物事が影響を及ぼすこと。また、その結果。
⇒はんしょう‐だいめいし【反照代名詞】
はん‐しょう【半生】‥シヤウ
死生の間にあること。「半死―」
はん‐しょう【半宵】‥セウ
よなか。半夜。中宵。
はん‐しょう【半焼】‥セウ
家などの半分が焼けること。はんやけ。
はん‐しょう【半霄】‥セウ
なかぞら。中空。中霄。
はん‐しょう【半鐘】
小形の釣鐘。寺院または陣中火災の合図に打ち鳴らすのに用いたが、のち多く火災警鐘用。
⇒はんしょう‐どろぼう【半鐘泥棒】
はん‐しょう【帆檣】‥シヤウ
ほばしら。
はん‐しょう【汎称・泛称】
同類のものを、ひろくひっくるめていうこと。また、その名称。総称。
はん‐しょう【叛将】‥シヤウ
謀叛むほん人のかしら。叛徒の大将。
はん‐しょう【班昭】‥セウ
後漢の文学者。字は恵班。班固の妹。曹世叔の妻。扶風安陵(陝西咸陽)の人。和帝に招かれて皇后らの師となり、曹大家そうたいこと称された。兄班固の志を継いで「漢書」を完成。他に「女誡」7編など。(49?〜120?)
はん‐しょう【斑晶】‥シヤウ
火成岩の緻密・細粒の石基の中に散在する大きな結晶。火山岩によく見られる。
はん‐じょう【反情】‥ジヤウ
①正しい性情にかえること。
②反対する心情。反感。嫌悪。
はん‐じょう【半畳】‥デフ
①1畳の半分の畳たたみ。「起きて―寝て一畳」
②江戸時代の歌舞伎劇場で、見物人の敷いた小さい畳または茣蓙ござ。
⇒半畳を入れる
⇒半畳を打つ
はん‐じょう【犯状】‥ジヤウ
犯罪のありさま。
はん‐じょう【犯情】‥ジヤウ
犯罪の事情。犯罪の情状。
はん‐じょう【叛状】‥ジヤウ
むほんの状態。
はん‐じょう【斑条】‥デウ
まだらなすじ。
はん‐じょう【煩冗】
わずらわしく、くだくだしいこと。
はん‐じょう【煩擾】‥ゼウ
わずらわしく、乱れること。ごたごたと乱れること。
はん‐じょう【繁冗】
無用の事が多くて、くだくだしいこと。
はん‐じょう【繁昌・繁盛】‥ジヤウ
にぎわいさかえること。「店が―する」「商売―」
ばん‐しょう【万象】‥シヤウ
天地に存在する、さまざまの形。あらゆる事物。「森羅―」
ばん‐しょう【万障】‥シヤウ
多くのさしさわり。さまざまの差支え。「―繰り合わせて出席する」
ばん‐しょう【晩照】‥セウ
夕日の影。夕日。
ばん‐しょう【晩餉】‥シヤウ
ばんめし。夕飯。
ばん‐しょう【晩鐘】
入相いりあいの鐘の音。くれのかね。暮鐘。「三井みいの―」
ばん‐しょう【番匠】‥シヤウ
⇒ばんじょう
ばん‐しょう【蕃椒】‥セウ
トウガラシの異称。また、その成熟した果実を乾燥したもの。
ばん‐じょう【万丈】‥ヂヤウ
非常に高いこと。「黄塵―」「―の気炎」
ばん‐じょう【万状】‥ジヤウ
いろいろのありさま。さまざまの形。「千態―」
ばん‐じょう【万乗】
(「乗」は車を数える語)
①1万台の車。
②(周代に天子はその直隷地内から兵車1万輛を出す制であったからいう)天子。天子の位。天位。太平記17「春宮に位を譲り奉りて―のまつりごとを任せまゐらすべし」。「一天―」
⇒ばんじょう‐の‐きみ【万乗の君】
ばん‐じょう【番上】‥ジヤウ
順番に交替して勤務すること。また、宿直すること。その方式で勤務する下級職員(雑任など)をもいう。分番。→長上
ばん‐じょう【番匠】‥ジヤウ
①(正しくはバンショウ。番上の工匠の意)古代、交替で都に上り、木工もく寮で労務に服した木工。
②(→)大工だいくに同じ。〈日葡辞書〉
⇒ばんじょう‐がさ【番匠笠】
⇒ばんじょう‐つち【番匠槌】
⇒ばんじょう‐ばこ【番匠箱】
⇒ばんじょう‐や【番匠屋】
ばん‐じょう【盤上】‥ジヤウ
①盤の上。
②囲碁・将棋・双六などの遊戯。
ばんじょう‐がさ【番匠笠】‥ジヤウ‥
(大工が用いたからいう)竹の皮でつくったやや大形の笠。ばっちょう笠。ばっち笠。たこらばっちょう。たころばち。
⇒ばん‐じょう【番匠】
はんしょう‐かのうせい【反証可能性】
(falsifiability)〔哲〕ポパーが科学と非科学との境界設定の基準としてあげた特性。科学理論は常に反証に対して開かれた暫定的仮説としての性格をもち、反証不可能な非科学(ドグマ)と区別されるというもの。
⇒はん‐しょう【反証】
はん‐しょうじ【半障子】‥シヤウ‥
高さ1メートル前後の、普通よりも丈の低い障子。
ばんじょう‐せつり【板状節理】‥ジヤウ‥
火山岩などに見られる板状の規則的な割れ目。鉄平石てっぺいせき・根府川ねぶかわ石などに著しい。
はんしょうぞく‐の‐じゅず【半装束の数珠】‥シヤウ‥
水晶と琥珀こはくとでつくった数珠。珠がすべて水晶から成る数珠を「本装束の数珠」という。義経記5「老僧の―を持ちて立ちしが」
はんしょう‐だいめいし【反照代名詞】‥セウ‥
話者自身をさす代名詞。「自分」「おのれ」など。反射代名詞。
⇒はん‐しょう【反照】
ばんじょう‐つち【番匠槌】‥ジヤウ‥
「さいづち」のこと。(物類称呼)
⇒ばん‐じょう【番匠】
はん‐しょうでん【半昇殿】
①主上が殿上てんじょうの間へ出御の時、侍医などが臨時に小板敷まで昇ることを許されたこと。また、その人。寛平御遺誡「―者近始於貞観代」
②侍医の異称。
はんしょう‐どろぼう【半鐘泥棒】‥バウ
(火見櫓ひのみやぐらの半鐘を盗む者の意)背の高い人をあざけっていう語。
⇒はん‐しょう【半鐘】
ばんじょう‐の‐きみ【万乗の君】
天下を治める天子。
⇒ばん‐じょう【万乗】
ばんじょう‐ばこ【番匠箱】‥ジヤウ‥
大工の道具箱。
⇒ばん‐じょう【番匠】
はんじょう‐はんげ【半上半下】‥ジヤウ‥
態度のどちらともつかず、あいまいなこと。
ばんじょう‐や【番匠屋】‥ジヤウ‥
(→)大工に同じ。
⇒ばん‐じょう【番匠】
ばん‐じょうゆ【番醤油】‥ジヤウ‥
醤油粕に食塩水または水を加えて浸出させ、これに食塩を加えて製した下等の醤油。赤黒色で塩味が強い。ばん。番水。
はん‐しょうよ【班婕妤】‥セフ‥
漢の宮女。班況の女むすめ。班固の大叔母に当たる。成帝の時選ばれて婕妤(女官)となったが、趙飛燕姉妹に嫉まれ長信宮に退き、太后に仕えた。「怨歌行」はその時の作といわれる。班女。
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