い‐ど【井戸】_ヰ‥ ①用水を得るために、地を掘って地下水を吸い上げ、または汲みとるようにしたもの。→井。 ②井戸茶碗の略。

いど‐がえ【井戸替え】_ヰ‥ガヘ 井戸の水をすっかり汲み上げて井戸を掃除すること。近世には、7月7日に行うことが多かった。いどさらえ。晒井_さらしい。〈[季]夏〉

いど‐がわ【井戸側】_ヰ‥ガハ 井戸の側壁の土石がくずれ落ちるのを防ぎ、また危険を防止するため、その周囲をかこったもの。

いど‐ぐるま【井戸車】_ヰ‥ 井戸の上の横木につるし、井戸縄をかけて釣瓶_つるべを上下させる滑車。 井戸車

いど‐さらえ【井戸浚え】_{ヰ‥サラヘ} ^（→）「井戸替え」に同じ。

いど‐ちゃわん【井戸茶碗】_ヰ‥ 朝鮮産の抹茶茶碗の一種。古来茶人に珍重され、最高のものとされる。名称の起源は地名説、将来者名説などがある。いど。

いど‐ながし【井戸流し】_ヰ‥ 井戸ばたに設けたながし。

いど‐の‐かみ【井戸の神】_ヰ‥ 井戸の守護神。生井_いくい・栄井_さくい・綱長井_つながいの類。

いど‐ばた【井戸端】_ヰ‥ 井戸のほとり。 ⇒いどばた‐かいぎ【井戸端会議】

いどばた‐かいぎ【井戸端会議】_{ヰ‥クワイ‥} 共同井戸のあたりで、水汲みや洗濯などをしながら、女たちが人のうわさや世間話をすること。 ⇒いど‐ばた【井戸端】

いど‐べい【井戸塀】_ヰ‥ 政界に乗り出して私財を失い、井戸と塀しか残らないということ。

いど‐ほり【井戸掘り】_ヰ‥ 井戸を掘ること。また、それを業とする人。いどや。

いど‐みず【井戸水】_ヰ‥ミヅ 井戸の水。井戸から汲み上げた水。

いど‐やかた【井戸屋形】_ヰ‥ 井戸の周囲に柱を立て、上に屋根を設けたもの。