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じゅ‐ごう【准后】🔗🔉

じゅ‐ごう准后】 (ジュンゴウとも)(→)准三宮じゅさんぐうに同じ。太平記1「―の御口入ごこうじゅ(おとりなし)とだに云ひてげれば」

じゅ‐さんぐう【准三宮】🔗🔉

じゅ‐さんぐう准三宮】 平安時代以降、皇族や上級公卿に、三宮(太皇太后宮・皇太后宮・皇后宮)に准じて、年官・年爵を給与した経済的優遇法。後には年官・年爵なく、名だけの優遇法となった。准三后じゅさんごう。准后じゅごう。大鏡良房「このおとどは…―の位にのぼらせ給ふ。年官・年爵の宣旨くだり」

じゅ‐さんごう【准三后】🔗🔉

じゅ‐さんごう准三后(→)准三宮じゅさんぐうに同じ。

じゅん【准】🔗🔉

じゅん】 (「準」の俗字)なぞらえること。そのものに次ぐこと。→準2

じゅん【準】🔗🔉

じゅん】 ①水ばかり。水盛みずもり。また、一般にめあて・よりどころとなるもの。 ②(「准」とも書く)その次に位すること。「―決勝」

じゅん‐い【准尉】‥ヰ🔗🔉

じゅん‐い准尉‥ヰ ①陸軍の准士官。特務曹長の改称。 ②自衛官の階級のうち准陸尉・准海尉・准空尉の通称。

じゅん‐か【准可】🔗🔉

じゅん‐か准可】 ゆるすこと。

じゅん‐かん【准看】🔗🔉

じゅん‐かん准看(→)准看護師の略。

じゅん‐かんごし【准看護師】🔗🔉

じゅん‐かんごし准看護師】 都道府県知事の免許を受け、医師や看護師の指示のもとに、患者の看護および診療の補助を業とする者。中学卒業後2年以上の教育を受け、知事の行う試験に合格した者に資格が与えられる。准看。

じゅん‐かんり【准官吏】‥クワン‥🔗🔉

じゅん‐かんり准官吏‥クワン‥ 旧制で、官吏に準じた待遇を受けた職員。巡査・看守など。

じゅん‐きょうじゅ【准教授】‥ケウ‥🔗🔉

じゅん‐きょうじゅ准教授‥ケウ‥ 大学や高等専門学校で、教授に准ずる地位にあり、研究および学生の教育に当たる教員。2007年助教授から改称。

じゅん‐くにもち【准国持】🔗🔉

じゅん‐くにもち准国持】 室町・江戸時代、領分・門地または席次が国持に次ぐ大名。准国持衆。

じゅん‐ごう【准后】🔗🔉

じゅん‐ごう准后⇒じゅごう

じゅん‐こくしゅ【准国主】🔗🔉

じゅん‐こくしゅ准国主】 江戸時代、国持大名に次ぐ家格の大名。国持並。准国持。宇和島の伊達氏、柳川の立花氏など。

じゅん‐さんぐう【准三宮】🔗🔉

じゅん‐さんぐう准三宮⇒じゅさんぐう

じゅん‐さんごう【准三后】🔗🔉

じゅん‐さんごう准三后⇒じゅさんごう

じゅん‐しかん【准士官】‥クワン🔗🔉

じゅん‐しかん准士官‥クワン 将校と下士官との間の位の武官。判任官。旧陸海軍で、准尉・兵曹長のこと。

じゅん‐しょう【准将】‥シヤウ🔗🔉

じゅん‐しょう准将‥シヤウ アメリカなどの軍制で、少将の下、大佐の上の地位の将官。代将。

じゅん・じる【準じる・准じる】🔗🔉

じゅん・じる準じる・准じる】 〔自上一〕 「準ずる」に同じ。

じゅん・ずる【準ずる・准ずる】🔗🔉

じゅん・ずる準ずる・准ずる】 〔自サ変〕[文]準ず(サ変) ①ある基準を標準として考える。のっとる。「先例に―・ずる」「先賢の教えに―・じて振る舞う」 ②ならう。なぞらえる。同等の扱いをする。「社員に―・ずる待遇」

じゅん‐せっしょう【准摂政】‥シヤウ🔗🔉

じゅん‐せっしょう准摂政‥シヤウ 平安・鎌倉時代、天皇の病気などの事情があるとき、宣旨を下し、関白などに政務・儀式の一部を摂政に准じて行わせること。

じゅん‐だいじん【准大臣】🔗🔉

じゅん‐だいじん准大臣】 平安時代以後、大臣に准ずる待遇、またそれを与えられた官。大臣の闕官けっかんのない時などに優待するため、大臣の下、大納言の上に列せしめた。儀同三司ぎどうさんし。栄華物語初花「―の御位にて、御封など得させ給ふ」

じゅんでい‐かんのん【准胝観音】‥クワンオン🔗🔉

じゅんでい‐かんのん准胝観音‥クワンオン 六観音・七観音の一つ。像容は三目十八臂が多い。密教の女性尊で、七倶胝仏母しちぐていぶつも・准胝仏母ともいう。

じゅんでい‐ほう【准胝法】‥ホフ🔗🔉

じゅんでい‐ほう准胝法‥ホフ 密教で、准胝観音を本尊として除災・延命・子宝・除病などを祈願する修法しゅほう

じゅんにょ【准如】🔗🔉

じゅんにょ准如】 浄土真宗本願寺派本願寺12世。諱いみなは光昭。顕如の第4子。1592年(文禄1)顕如が没して長子教如が本願寺を継いだが、翌年豊臣秀吉の命で准如がこれに代わった。教如の東本願寺分立後は紛争鎮静と西本願寺教団の充実に努めた。(1577〜1630)

じゅん‐ぷ【准布】🔗🔉

じゅん‐ぷ准布】 古代・中世に、物価を交換手段である布の数量で表示すること。また、その布。

じゅん‐ぼ【准母】🔗🔉

じゅん‐ぼ准母】 (天皇の母に准ずる意)多く内親王に皇后または院号を賜る時の称。

じゅん‐もんぜき【准門跡】🔗🔉

じゅん‐もんぜき准門跡】 江戸時代、門跡に准ぜられた寺院の称。本願寺の類。脇門跡。

なずらい【準い・准い・擬い】ナズラヒ🔗🔉

なずらい準い・准い・擬いナズラヒ 類すること。また、そのもの。たぐい。似たもの。源氏物語桐壺「―におぼさるるだにいとかたき世かな」

なずら・う【準ふ・准ふ・擬ふ】ナズラフ🔗🔉

なずら・う準ふ・准ふ・擬ふナズラフ [一]〔自四〕 肩を並べる。類する。なぞらう。源氏物語薄雲「ただ人は―・ふべき事にもあらず」 [二]〔他下二〕 ⇒なずらえる(下一)

なずらえ【準え・准え・擬え】ナズラヘ🔗🔉

なずらえ準え・准え・擬えナズラヘ なずらえること。また、そのもの。なずらい。たぐい。狭衣物語1「しばしはさりとも―なる人ありなむと」 ⇒なずらえ‐うた【準え歌】

なずら・える【準える・准える・擬える】ナズラヘル🔗🔉

なずら・える準える・准える・擬えるナズラヘル 〔他下一〕[文]なずら・ふ(下二) 同類と見なす。擬する。似せる。なぞらえる。源氏物語桐壺「今はなほ昔のかたみに―・へて」

なぞ・う【準ふ・准ふ・擬ふ】ナゾフ🔗🔉

なぞ・う準ふ・准ふ・擬ふナゾフ 〔他下二〕 (古くはナソフ)同等のものと見なす。なぞらえる。万葉集11「何に―・へて妹を偲はむ」

なぞえ【準え・准え・擬え】ナゾヘ🔗🔉

なぞえ準え・准え・擬えナゾヘ 同等のものと見なすこと。なずらえ。伊勢物語「―なく高きいやしき苦しかりけり」

なぞら・う【準ふ・准ふ・擬ふ】ナゾラフ🔗🔉

なぞら・う準ふ・准ふ・擬ふナゾラフ [一]〔自四〕 ほぼ同じ資格・価値などを持つ。準ずる。たぐう。なずらう。後撰和歌集「身に―・へる花にしあらば」 [二]〔他下二〕 ⇒なぞらえる(下一)

なぞら・える【準える・准える・擬える】ナゾラヘル🔗🔉

なぞら・える準える・准える・擬えるナゾラヘル 〔他下一〕[文]なぞら・ふ(下二) ①仮にそうだと考える。同類とみなす。擬する。見立てる。なずらえる。源氏物語「かの監げんがゆゆしさをおぼし―・へ給ふ」。「人生を旅に―・える」 ②まねる。似せる。

[漢]准🔗🔉

 字形  筆順 〔冫部8画/10画/常用/2958・3D5A〕 〔音〕ジュン・ジュ(慣) シュン(呉)(漢) 〔訓〕なぞらえる [意味] ①ゆるす。承認する。「批准」 ②なぞらえる。そのものに次ぐ。「待遇は職員に准ずる」「准将・准尉・准看護婦・准三宮じゅさんぐう」 [解字] 形声。「冫」+音符「隹」。「準」の異体字で、みずもり、法則の意。②の意味では、特定の役職名などのほかは、多く「準」を用いる。

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