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うぶ‐め【産女・孕女】🔗🔉

うぶ‐め産女・孕女】 ①子を生んで産褥さんじょくにある女。産婦。 ②(「姑獲鳥」と書く)出産のために死んだ女がなるという想像上の鳥、または幽霊。その声は子供の泣き声に似、夜中に飛行して子供を害するという。うぶめどり。うぐめ。今昔物語集27「この―といふは…女の子産むとて死にたるが霊になりたるといふ人もあり」

クーニャン【姑娘】🔗🔉

クーニャン姑娘】 (中国語)むすめ。若い女。

こ‐せん【姑洗】🔗🔉

こ‐せん姑洗】 ①〔音〕中国の音名の一つ。中国の十二律の下から5番目の音。日本の十二律の下無しもむに相当。→十二律(表)。 ②陰暦3月の異称。

こぞう【姑臧】‥ザウ🔗🔉

こぞう姑臧‥ザウ 中国、漢代の県名。今の甘粛省武威市の地。五胡十六国の前涼・後涼・南涼・北涼の都。涼州。

こ‐そく【姑息】🔗🔉

こ‐そく姑息】 (「姑」はしばらくの意)一時のまにあわせ。その場のがれ。夏目漱石、彼岸過迄「其日其日を―に送つてゐる様な気がして」。「―な手段」「因循―」

こそ‐だい【姑蘇台】🔗🔉

こそ‐だい姑蘇台】 中国江蘇省呉県(現、蘇州市)の南西、姑蘇山上にあった離宮。呉王夫差が越を破って得た美人西施らを住まわせた。胥台しょだい

こや‐さん【姑射山・姑耶山】🔗🔉

こや‐さん姑射山・姑耶山】 ①中国で、仙人が住むという山。藐姑射はこやの山。 ②転じて、仙洞せんとう御所。

しいと‐め【姑】シヒトメ🔗🔉

しいと‐めシヒトメ しゅうとめ。〈類聚名義抄〉

しうと‐め【姑】🔗🔉

しうと‐め】 (シヒトメの音便) ⇒しゅうとめ ○時雨の化じうのか [孟子尽心上]仁君の教化を時雨が草木を潤すのにたとえていう語。 ⇒じ‐う【時雨】

しばら‐く【暫く・須臾】🔗🔉

しばら‐く暫く・須臾】 〔副〕 (シマラクの転) ①少しのあいだ。しばし。暫時。当分の間。大唐西域記長寛点「少シハラク此に留りたまへ」。「ここ―が山だろう」「―待ってくれ」「―してドアがあいた」 ②久しいさま。久しぶり。「―田舎に帰っていない」「やあ、―」 ③(「姑く」とも書く)かりに。かりそめ。一応。徒然草「匂ひなどは仮のものなるに、―衣裳に薫物すと知りながら」。〈類聚名義抄〉 ⇒しばらく‐ぶり【暫く振り】

しゅうと【舅・姑】シウト🔗🔉

しゅうと舅・姑シウト (シヒトの音便) ①(「舅」と書く)夫または妻の父。外舅がいきゅう。今昔物語集19「―の僧、姑の尼君より始めて」 ②(「姑」と書く)夫または妻の母。外姑がいこ。しゅうとめ。今昔物語集20「岡田の村主すぐりといふ者の―の家に宿し置く」 ⇒しゅうと‐いり【舅入】 ⇒しゅうと‐おや【舅親】 ⇒しゅうと‐ご【舅御・姑御】

しゅうと‐ご【舅御・姑御】シウト‥🔗🔉

しゅうと‐ご舅御・姑御シウト‥ 舅・姑の敬称。 ⇒しゅうと【舅・姑】

しゅうとめ‐ご【姑御】シウト‥🔗🔉

しゅうとめ‐ご姑御シウト‥ 姑の敬称。 ⇒しゅうと‐め【姑】

しゅうとめ‐ざり【姑去り】シウト‥🔗🔉

しゅうとめ‐ざり姑去りシウト‥ 姑の意見によって嫁を離縁すること。 ⇒しゅうと‐め【姑】 ○姑の涙汁しゅうとめのなみだじる 姑はとかく嫁に対する同情の涙の少ないことから、些細な物事、わずかなものにたとえていう。 ⇒しゅうと‐め【姑】 ○姑の場ふさがりしゅうとめのばふさがり 姑が意地悪くいばって、嫁に邪慳じゃけんなあつかいをすること。 ⇒しゅうと‐め【姑】 ○姑の前の見せ麻小笥しゅうとめのまえのみせおごけ 嫁の姑に対する見せかけの働き、また、人前で体裁を作って働くふりをするのにたとえる。麻小笥は績んだ麻を入れるまげもの。 ⇒しゅうと‐め【姑】

○姑の涙汁しゅうとめのなみだじる🔗🔉

○姑の涙汁しゅうとめのなみだじる 姑はとかく嫁に対する同情の涙の少ないことから、些細な物事、わずかなものにたとえていう。 ⇒しゅうと‐め【姑】

○姑の場ふさがりしゅうとめのばふさがり🔗🔉

○姑の場ふさがりしゅうとめのばふさがり 姑が意地悪くいばって、嫁に邪慳じゃけんなあつかいをすること。 ⇒しゅうと‐め【姑】

○姑の前の見せ麻小笥しゅうとめのまえのみせおごけ🔗🔉

○姑の前の見せ麻小笥しゅうとめのまえのみせおごけ 嫁の姑に対する見せかけの働き、また、人前で体裁を作って働くふりをするのにたとえる。麻小笥は績んだ麻を入れるまげもの。 ⇒しゅうと‐め【姑】 シュードラśūdra 梵・首陀羅】 インドの四種姓(ヴァルナ)制で、最下位に置かれた隷属民。ヒンドゥー法典によれば、その義務は上位の三ヴァルナに奉仕することにある。農民や牧畜民などが含まれる。→ヴァルナ しゅう‐どり主取り】 あらたに主人を取ること。武士などが、召し抱えられて主人に仕えること。 しゅう‐とんい周敦頤シウ‥ 北宋の儒者。字は茂叔。濂渓れんけい先生と称。湖南道州の人。太極説を唱えて、宋学の宇宙論の確立に寄与した。朱熹により道学の開祖とされる。著「太極図説」「通書」「周子全集」など。(1017〜1073)→宋学 しゅうなん周南シウ‥ 山口県東南部、周防灘すおうなだに臨む市。徳山市・新南陽市などが合併。石油化学コンビナートを形成。人口15万2千。 じゅう‐なん柔軟ジウ‥ やわらかなこと。しなやかなこと。「―に対処する」 ⇒じゅうなん‐かこう【柔軟加工】 ⇒じゅうなん‐ざい【柔軟剤】 ⇒じゅうなん‐たいそう【柔軟体操】 じゅうなん‐かこう柔軟加工ジウ‥ 布をしなやかにする仕上げ法。柔軟剤などの薬品による方法と機械的に行う方法とがある。 ⇒じゅう‐なん【柔軟】 じゅうなん‐ざい柔軟剤ジウ‥ 糸・布に柔軟さを与えるための油剤。油性物質などの乳化剤や界面活性剤など。 ⇒じゅう‐なん【柔軟】 しゅうなん‐ざん終南山】 中国陝西省西安の南方、秦嶺山脈中にある一峰。古刹・名勝が多い。標高2604メートル。南山。周南山。秦嶺。 じゅうなん‐たいそう柔軟体操ジウ‥サウ 体操の一つ。徒手で行い、身体をやわらかにさせる目的で、四肢・胴体・頭部の諸関節を十分に屈伸して行うもの。 ⇒じゅう‐なん【柔軟】 じゅう‐に重二ヂユウ‥ 双六すごろくで、二つの采さいが共に2の数を出した場合の称。狂言、双六「四三を離れて―となりて修羅道におちにけり」→重三→重四 じゅうに‐イマーム‐は十二イマーム派ジフ‥ (Ithnā ‘Asharīya アラビア)イスラム教シーア派の最大宗派。アリーとその子孫の中から11人、計12人をイマーム(最高指導者)と認めることからの称。イランでは支配的。イラク・レバノン・バーレーンなどにも多い。 じゅうに‐いんねん十二因縁ジフ‥エン 〔仏〕生存の苦の原因を順に12段階を立てて説明したもの。無明むみょう・行・識・名色みょうしき・六処(六入)・触そく・受・愛・取・有・生・老死の12項。初期仏教の中心となる重要な教説。後に、前世から現世、現世から来世の三世にわたる輪廻りんねの因果関係を説くものと解されるようになった。十二縁起。十二縁門。十二牽連。 ⇒じゅうにいんねん‐えまき【十二因縁絵巻】 じゅうにいんねん‐えまき十二因縁絵巻ジフ‥エンヱ‥ 十二因縁を絵解きした絵巻。1軸。鎌倉中期、世尊寺有能の詞書ことばがき、藤原為継の絵と伝える。 ⇒じゅうに‐いんねん【十二因縁】 じゅうに‐うん十二運ジフ‥ 中国の九星で、人の運命の吉凶を判断するために暦に配当する12の名辞。すなわち、胎養・長生・沐浴・冠帯・臨官・帝・旺・衰・病・死・墓・絶。旺以上の七つに当たるのを有卦うけとし、衰以下の五つに当たるのを無卦むけとし、幸運の有卦が7年続き、次の5年は無卦に入るとする。 じゅうにおん‐おんがく十二音音楽ジフ‥ (dodecaphony)オクターブ中の12の音を平等に用いることを原則とした音楽。主音や調性を否定した無調音楽に新しい秩序を与えようとしたもの。1920年代初めにシェーンベルクが案出し、弟子のベルク・ウェーベルンらによって継承された。第二次大戦後は世界中に広まり、メシアン・ブーレーズらのセリー音楽に発展。ドデカフォニー。 じゅうに‐かい十二階ジフ‥ ①冠位十二階。 ②東京浅草にあった凌雲閣りょううんかくの俗称。 じゅうに‐かき十二書ジフ‥ (→)「にゅうぎ(新木)」に同じ。 じゅうに‐かく十二客ジフ‥ ①(画題)(→)名花十二客のこと。 ②(→)十二直に同じ。 じゅうに‐がつ十二月ジフ‥グワツ 一年の12番目の月。極月。季冬。臘月。しわす。 ⇒じゅうにがつ‐とう【十二月党】 じゅうにがつ‐とう十二月党ジフ‥グワツタウ デカブリストの訳語。 ⇒じゅうに‐がつ【十二月】 じゅうに‐から十二雀ジフ‥ 〔動〕(→)コガラの別称。 じゅうに‐きゅう十二宮ジフ‥ 〔天〕黄道帯こうどうたいを、春分点を起点として12等分し各区間につけた名称。古代より占星術に使われた。現在は歳差により西にずれている。図中に十二宮とその記号、現在の星座位置を示す。→黄道帯 十二宮 じゅう‐にく獣肉ジウ‥ けだものの肉。 じゅうに‐けい十二経ジフ‥ 鍼灸しんきゅう学で、手足の12経脈。手足おのおのに太陽・太陰・少陽・少陰・陽明・厥陰けっちんの6経脈があって、また、内臓に関係し、手の太陰は肺、陽明は大腸、少陰は心、太陽は小腸、厥陰は心包、少陽は三焦、足の太陽は膀胱、少陰は腎、少陽は胆、厥陰は肝、陽明は胃、太陰は脾に関係するという。→経絡けいらく じゅうにげつ‐けん十二月建ジフ‥ 十二支を1年12カ月に配当したもの。正月は寅、2月は卯、3月は辰、4月は巳、5月は午、6月は未、7月は申、8月は酉、9月は戌、10月は亥、11月は子、12月は丑。 じゅうに‐けんれん十二牽連ジフ‥ 〔仏〕(→)十二因縁に同じ。 じゅうに‐こう十二光ジフ‥クワウ 〔仏〕無量寿経に説く、阿弥陀如来の光明を12種に分けて讃えた名号みょうごう。無量光・無辺光・無碍光・無対光・焔王光・清浄光・歓喜光・智慧光・不断光・難思光・無称光・超日月光。十二光仏。 じゅうに‐さま十二様ジフ‥ 山の神のこと。1年に12人の子を生む女神とみる例が多い。 じゅうに‐し十二支ジフ‥ 暦法で、子・丑うし・寅とら・卯・辰たつ・巳・午うま・未ひつじ・申さる・酉とり・戌いぬ・亥の称。中国で十二宮のおのおのに獣をあてたのに基づくという。すなわち、子は鼠、丑は牛、寅は虎、卯は兎、辰は竜、巳は蛇、午は馬、未は羊、申は猿、酉は鶏、戌は犬、亥は猪。そのおのおのを時刻および方角の名とする。→十干じっかん→時とき(図)→方位(図) じゅうに‐し十二司ジフ‥ 後宮こうきゅう十二司のこと。 じゅうにし‐ちょう十二指腸ジフ‥チヤウ 小腸の始部。胃の幽門部に連なり、後腹壁に密着し、前面だけ腹膜を被る。蹄鉄形で、凸側を右方に向け、凹部に膵臓すいぞうの頭部を抱擁する。長さ約25センチメートル、握り拳三つ(十二指幅)を並べた程の長さの腸の意。胆管および膵管がここに開口し、胆汁および膵液が注入される。→内臓(図)⇒じゅうにしちょう‐かいよう【十二指腸潰瘍】 ⇒じゅうにしちょう‐ちゅう【十二指腸虫】 じゅうにしちょう‐かいよう十二指腸潰瘍ジフ‥チヤウクワイヤウ 十二指腸、特にその上方水平部の幽門に近接した部分に生じる潰瘍。食後3〜4時間(空腹時)または夜間に現れる上腹部の疼痛、胸やけ・血便などを呈する。 ⇒じゅうにし‐ちょう【十二指腸】 じゅうにしちょう‐ちゅう十二指腸虫ジフ‥チヤウ‥ コウチュウ(鉤虫)科の寄生虫の総称。体は半透明・淡肉色で、体長約1センチメートル。雌雄異体。人の小腸上部に寄生し、十二指腸にはむしろ少ない。貧血の原因となる。経皮または経口感染する。ズビニコウチュウ・アメリカコウチュウなど。 ⇒じゅうにし‐ちょう【十二指腸】 じゅうに‐しと十二使徒ジフ‥ (→)使徒1に同じ。 じゅうに‐しゃ十二社ジフ‥ 応和3年(963)7月(一説、1370年)の制で、祈雨・止雨のため奉幣の対象となった神社、すなわち竜穴・火雷ほのいかずち・水主みぬし・木嶋このしま・乙訓おとくに・平岡・恩智おんじ・広田・生田・長田・坐摩いかすり・垂水をいう。 じゅうに‐しょ十二処ジフ‥ 〔仏〕(「処」は梵語āyatanaの訳。領域・場所の意)人間の感覚器官である六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)とその対象である六境(色・声・香・味・触・法)との総称。 じゅうにしょ‐ごんげん十二所権現ジフ‥ 熊野の三社に祀る12の権現。すなわち証誠殿(本地は阿弥陀)・結宮(千手観音)・速玉宮(薬師)・一万十万宮(文殊・普賢)・勧請十五所宮(釈迦牟尼)・飛行夜叉宮(不動)・米持宮(毘沙門天)・子守宮(聖観音)・児宮(如意輪観音)・聖宮(竜樹)・禅師宮(地蔵)・若一王子宮(十一面観音)。十二伽藍。 じゅうに‐しんしょう十二神将ジフ‥シヤウ 薬師如来の眷属けんぞくで、薬師如来の名号を受持し衆生しゅじょうを守護する12の夜叉大将。諸仏を本地とし、また昼夜十二時の護法神として十二支が配されることもある。十二支との結びつきは必ずしも一様ではなく、毘羯羅びからを子神として逆向きに配することもある。十二神明。十二神明王。 十二神将(表) じゅうにしん‐ほう十二進法ジフ‥ハフ 12ごとにひとまとめにして、位くらいをあげる記数法。時間・貨幣などに見られる。 じゅうに‐そく十二束ジフ‥ 矢の長さをいう語。握った手の指4本の長さの12倍。 ⇒じゅうにそく‐みつぶせ【十二束三伏】 じゅうにそく‐みつぶせ十二束三伏ジフ‥ 矢の長さをいう語。12束と手の指3本を伏せた長さ。普通の矢の長さ。 ⇒じゅうに‐そく【十二束】 じゅうに‐だいがん十二大願ジフ‥グワン 〔仏〕薬師如来の12の誓願。光明普照・随意成弁・施無尽物・安立大乗・具戒清浄・諸根具足・除病安楽・転女得仏・安立正見・苦悩解脱・飽食安楽・美衣満足。十二上願。 じゅうに‐たけ十二竹ジフ‥ (→)「竹なんご」に同じ。 じゅうにだん十二段ジフ‥ ①浄瑠璃。近松門左衛門作の時代物。1690年(元禄3)初演。「十二段草子」を基礎に、能の「鞍馬天狗」「張良」「熊坂」などの趣向を織り込んで脚色。 ②歌舞伎舞踊。富本(後に清元)。本名題「十二段君が色音いろね」。1780年(安永9)名見崎徳治作曲。義経から初音の鼓をもらう小女郎狐に佐藤忠信がからむ。「碁盤忠信」「女忠信」とも。 ③河東・一中(掛合)。「源氏十二段浄瑠璃供養」の略称。1807年(文化4)7世十寸見河東・5世都一中ほか初演。「十二段草子」から義経と浄瑠璃姫の出会いを描く。幕末期、4世杵屋六三郎が長唄に移曲。「浄瑠璃供養」とも。 ⇒じゅうにだん‐ぞうし【十二段草子】 じゅうにだん‐ぞうし十二段草子ジフ‥ザウ‥ 古浄瑠璃・御伽草子。作者不明(俗説では小野お通の作)。牛若丸と浄瑠璃姫との恋物語を脚色したもの。もと読物として書かれたが、曲節を付して語り物として流行。室町中期以後の作と思われる。浄瑠璃姫物語。浄瑠璃御前物語。 ⇒じゅうにだん【十二段】 じゅう‐にち重日ヂユウ‥ 暦注で、陽に陽が重なるという巳の日と、陰に陰が重なるという亥の日。善悪ともに重畳するとして、忌事いみごと・婚姻に用いることを忌む。 じゅうに‐ちょうし十二調子ジフ‥テウ‥ 十二律の俗称。 じゅうに‐ちょく十二直ジフ‥ 暦注で、「暦の中段」とも称し、日々の吉凶、生活の指針を示した12の語。建たつ・除のぞく・満みつ・平たいら・定さだん・執とる・破やぶる・危あやう・成なる・収おさん・開ひらく・閉とず。建除けんじょ。十二客かくじゅうに‐つがい十二番ジフ‥ツガヒ 秘戯の画。枕絵。春画。 じゅうに‐てん十二天ジフ‥ 〔仏〕上下・日月・四方・四維を守護する12の天部。バラモン教の神々が仏教に入り、密教では曼荼羅に配される。帝釈天(東)・焔摩天(南)・水天(西)・毘沙門天(北)・火天(南東)・羅刹天(南西)・風天(北西)・伊舎那天(北東)・梵天(上)・地天(下)・日天(日)・月天(月)の総称。 ⇒じゅうにてん‐ぐ【十二天供】 じゅうにてん‐ぐ十二天供ジフ‥ 密教で、十二天を供養する修法。大法を修するときに併せて修するのを常とする。 ⇒じゅうに‐てん【十二天】 じゅうに‐とう十二灯ジフ‥ 江戸時代、神仏へのお供えや灯明代、僧尼・山伏への礼などに、12文(閏年は13文)を紙に包んで出したもの。転じて、心付け・祝儀にもいう。十二銅。好色五人女3「十七夜代待の通りしに、―を包みて」 じゅうに‐どう十二銅ジフ‥ (→)十二灯じゅうにとうに同じ。 じゅうに‐どうばん‐ほう十二銅板法ジフ‥ハフ (→)十二表法に同じ。 じゅうに‐とき十二時ジフ‥ 一昼夜。昼の卯・辰・巳・午・未・申と夜の酉・戌・亥・子・丑・寅とをいう。 じゅうに‐の‐おんぞ十二の御衣ジフ‥ (→)「じゅうにひとえ」1に同じ。 じゅうに‐の‐てばこ十二の手匣ジフ‥ 婦人用の手箱で、片側に六つずつ小抽斗こひきだしのついているもの。

[漢]姑🔗🔉

 字形 〔女部5画/8画/2440・3848〕 〔音〕コ(漢) 〔訓〕しゅうと(め)・しばらく [意味] ①夫の母。しゅうと(め)。(対)舅(きゅう=夫の父)。▶現在は、妻の母にも用いる。 ②父の姉妹。おば。(対)姨(=母の姉妹)。「姑母」 ③しばらく。一時。とりあえず。「姑且こしょ・姑息」 [難読] 姑獲鳥うぶめ

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