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しゃば【娑婆】🔗⭐🔉
しゃば【娑婆】
①〔仏〕(梵語sahā 忍土・忍界と訳す)苦しみが多く、忍耐すべき世界の意。人間が現実に住んでいるこの世界。
②自由を束縛されている軍隊・牢獄・遊郭などに対して、その外の自由な世界。俗世間。
⇒しゃば‐いらい【娑婆以来】
⇒しゃば‐き【娑婆気】
⇒しゃば‐け【娑婆気】
⇒しゃば‐せかい【娑婆世界】
⇒しゃば‐っけ【娑婆っ気】
⇒しゃば‐ふさぎ【娑婆塞ぎ】
⇒しゃば‐ふさげ【娑婆塞げ】
⇒娑婆で見た弥三郎
しゃば‐いらい【娑婆以来】🔗⭐🔉
しゃば‐いらい【娑婆以来】
江戸時代、遊郭内で知人に会ったときの挨拶の言葉。遊郭以外でも、久しぶりに会ったときに用いる。誹風柳多留3「―これはこれはと反りかへり」
⇒しゃば【娑婆】
しゃば‐き【娑婆気】🔗⭐🔉
しゃば‐け【娑婆気】🔗⭐🔉
しゃば‐け【娑婆気】
俗世間の名誉や欲念を離れない心。しゃばっけ。「―が多い奴」
⇒しゃば【娑婆】
しゃば‐っけ【娑婆っ気】🔗⭐🔉
○娑婆で見た弥三郎しゃばでみたやさぶろう🔗⭐🔉
○娑婆で見た弥三郎しゃばでみたやさぶろう
知っている人でありながら、知らないふりをすること。弥次郎とも、弥十郎ともいう。好色一代男7「此世の人とも思はれず、―殿の御礼」
⇒しゃば【娑婆】
シャハト【H. G. Hjalmar Schacht】
ドイツの財政家。1923年の未曾有のインフレを収拾。33年、ナチスの政権掌握とともに中央銀行総裁。翌年、経済相を兼任。第二次大戦後、戦犯裁判で無罪。(1877〜1970)
じゃはな【謝花】
姓氏の一つ。
⇒じゃはな‐のぼる【謝花昇】
じゃはな‐のぼる【謝花昇】
沖縄の社会運動家。東大卒後、県庁技師。1898年(明治31)知事奈良原繁と対立して辞職、沖縄倶楽部を結成して県政刷新・参政権獲得運動に奔走。(1865〜1908)
⇒じゃはな【謝花】
ジャパニーズ【Japanese】
日本人。日本語。日本式の。
⇒ジャパニーズ‐イングリッシュ【Japanese English】
ジャパニーズ‐イングリッシュ【Japanese English】
日本語なまりの英語。また、和製英語。
⇒ジャパニーズ【Japanese】
ジャパネスク【Japanesque】
日本式。日本風。日本趣味。
しゃば‐ふさぎ【娑婆塞ぎ】
(→)「しゃばふさげ」に同じ。西鶴織留1「嫁御にあかるる身となり、一日も―」
⇒しゃば【娑婆】
しゃば‐ふさげ【娑婆塞げ】
生きていても何の役にも立たず、かえって他人の邪魔となること。また、その人。しゃばふさぎ。ごくつぶし。天草本伊曾保物語「かやうのいたづら者を―に生けておいて」
⇒しゃば【娑婆】
じゃ‐ばみ【蛇食み】
①山野で、円形に草木が生えない所。
②(出雲地方で)大蛇。うわばみ。(物類称呼)
ジャパ‐ゆき【ジャパ行き】
(「唐行き」をもじっていう。「ジャパン行き」の意)日本に出稼ぎに来る、主にアジア系の外国人女性。
じゃ‐ばら【蛇腹】
①蛇の腹のような形状・模様のもの。
②壁を囲繞して水平に取り付けた装飾的突出部。
③波の打込みを防ぐため和船の両舷側に高く組み上げた垣。蛇腹垣。
④襞ひだ状の伸縮するもの。特に、折畳式・組立式のカメラ・引伸機などで、レンズ取付部と本体とをつないでいる部分。遮光性の革・布などで作る。ベローズ。
蛇腹
⑤蛇腹糸の略。
⑥「蛇腹伏せ」の略。
⇒じゃばら‐いと【蛇腹糸】
⇒じゃばら‐ぎり【蛇腹切り】
⇒じゃばら‐ぶせ【蛇腹伏せ】
じゃばら‐いと【蛇腹糸】
蛇腹伏せに用いる、縒よりを強くかけた糸。→片蛇腹。
⇒じゃ‐ばら【蛇腹】
じゃばら‐ぎり【蛇腹切り】
(蛇腹に似た形になるから)キュウリなど細長い野菜の両面に、切り離さないよう細かく切れ目を入れて、小口切りにする切り方。
⇒じゃ‐ばら【蛇腹】
じゃばら‐ぶせ【蛇腹伏せ】
左縒よりの糸と右縒の糸とを合わせて伏せ縫いにした縫い方。蛇腹縫い。伏せ組。
⇒じゃ‐ばら【蛇腹】
しゃば‐りょう【車馬料】‥レウ
交通費。また、その名目でする謝礼。車馬代。車馬賃。くるまだい。
⇒しゃ‐ば【車馬】
しゃ‐はん【這般】
(「這」は「これ」の意)これら。かよう。また、このたび。今般。「―の情勢により」
しゃ‐ばん【社判】
会社の印鑑。会社印。
しゃ‐ばん【車盤】
①蒸気タービンなどの円板状の羽根車。
②(→)車地しゃちに同じ。
ジャパン【Japan】
英語で、日本を呼ぶ称。
⇒ジャパン‐アドバタイザー【Japan Advertiser】
⇒ジャパン‐クロニクル【Japan Chronicle】
⇒ジャパン‐タイムズ【Japan Times】
⇒ジャパン‐マネー
⇒ジャパン‐メール【Japan Mail】
ジャパン‐アドバタイザー【Japan Advertiser】
日刊英字新聞。1890年(明治23)横浜でアメリカ人ミークルジョン(R.Meiklejohn)が創刊。1913年東京に移転後、代表的英字新聞の一つとなる。40年(昭和15)「ジャパン‐タイムズ‐アンド‐メール」と合併。
⇒ジャパン【Japan】
ジャパン‐クロニクル【Japan Chronicle】
日刊英字新聞。1891年(明治24)神戸でイギリス人ヤング(Robert Young1857〜1922)が初め「神戸クロニクル」の題名で創刊。1905年改題。40年(昭和15)「ジャパン‐タイムズ」と合併。
⇒ジャパン【Japan】
ジャパン‐タイムズ【Japan Times】
①1865年9月(慶応元年7月)、イギリス人リッカビー(Charles Rickerby)らが横浜で発刊した週刊英字新聞。70年(明治3)「ジャパン‐メール」に買収された。
②1897年(明治30)日本の宣伝機関として創刊された日刊英字新聞。初代社長山田季治。1918年(大正7)「ジャパン‐メール」を合併、「ジャパン‐タイムズ‐アンド‐メール」と改題、40年(昭和15)「ジャパン‐アドバタイザー」を合併、「ジャパン‐タイムズ‐アンド‐アドバタイザー」と改題、43年「ニッポン‐タイムズ」と改題。戦後、56年再び「ジャパン‐タイムズ」となる。
⇒ジャパン【Japan】
ジャパン‐マネー
(和製語Japan money)日本の資金。海外に投資される日本の金。1980年代後半から用いられるようになった語。
⇒ジャパン【Japan】
ジャパン‐メール【Japan Mail】
1870年1月(明治2年12月)に、イギリス人のレイ(H. N. Lay)・ハウェル(W. G. Howell)らが(→)「ジャパン‐タイムズ」1を買収して横浜で改題発行した英字新聞。81年、イギリス人ブリンクリーが経営にあたって以降発展し、一時、最有力の欧文新聞となる。1918年(大正7)(→)「ジャパン‐タイムズ」2と合併。
⇒ジャパン【Japan】
しゃ‐ひ【社費】
①社団または会社の費用。
②神社の費用。
しゃ‐ひ【舎費】
寄宿舎などを維持するため、割り当てて徴収する費用。
しゃ‐び【奢靡】
(「靡」も奢侈の意)身分に過ぎたおごり。奢侈華靡。
じゃ‐ひ【邪飛】
野球で、ファウルのフライのこと。
じゃ‐び【蛇皮】
蛇の表皮。
⇒じゃび‐せん【蛇皮線】
シャビエル【Francisco de Xavier】
⇒ザビエル
じゃび‐せん【蛇皮線】
(胴に蛇の皮を張ることからいう)沖縄・奄美の三線さんしんの本土での俗称。→三線→三味線
⇒じゃ‐び【蛇皮】
しゃ‐びょう【瀉瓶・写瓶】‥ビヤウ
(瓶の水を他の瓶に移し入れるのにたとえる)仏法の奥義を遺漏なく師から弟子に皆伝すること。写瓶相承そうじょう。
しゃ‐ひょうしん【謝冰心】
(Xie Bingxin)中国の女性作家。本名、謝婉瑩しゃえんえい。燕京大学在学中に創作を始め、アメリカ留学中故国に送った「小さき読者に」のほか、小説「超人」、詩集「春水」などがある。(1900〜1999)
しゃ‐ふ【写譜】
楽譜や棋譜を書き写すこと。また、書き写された楽譜・棋譜。
しゃ‐ふ【車夫】
人力車をひく男。車引き。車屋。樋口一葉、別れ霜「―風情ふぜいにまで落魄おちぶれずともの事」
しゃぶ
覚醒剤の隠語。
ジャブ【jab】
ボクシングで、腕だけで小きざみに相手の顔などを打つこと。
しゃ‐ふう【社風】
その会社特有の気風・雰囲気。
じゃ‐ふう【邪風】
わるい風習。
しゃ‐ふく【車幅】
自動車などの車両の幅。しゃはば。
⇒しゃふく‐とう【車幅灯】
しゃふく‐とう【車幅灯】
夜間、車幅を示すため、自動車の前面の左右につける電灯。
⇒しゃ‐ふく【車幅】
しゃぶ‐しゃぶ
鍋料理の一種。ごく薄切りの牛肉・野菜などを熱湯の中でゆすぐようにさっと煮て、たれ汁・薬味などで食べる。中国の「
羊肉」に由来するという。
じゃぶ‐じゃぶ
水をかきまわす音。水の中を歩く音。「川を―と渡る」
しゃ‐ふつ【煮沸】
(ショフツの慣用読み)煮えたたせること。よくわかすこと。「―消毒」
シャフツベリー【Earl of Shaftesbury】
イギリスの倫理学者・美学者。啓蒙期を代表。直覚的美的倫理観に立って善は美と一致することを主張し、人間には直覚的な正邪の感覚(モラルセンス)があるとした。(1671〜1713)
シャフト【shaft】
動力伝達を主な目的とする、回転する棒状の部材。軸。
しゃぶり
①おしゃぶり。
②カツオ釣りで、カツオの存否をさぐるために餌をつけて海中に引き回す糸。
シャブリ【Chablis】
①フランスのブルゴーニュ地方の村。
②1で産する辛口の白ワイン。
シャプリー【Harlow Shapley】
アメリカの天文学者。ハーヴァード大学天文台長を30年余つとめる。食連星・球状星団を研究。銀河系の大きさと太陽の位置を明らかにした。(1885〜1972)
しゃぶり‐つ・く
〔自五〕
口の中に入れて離さずにしゃぶる。取りついて離れない。
しゃぶ・る
〔他五〕
口の中に入れて、なめる。ねぶる。滑稽本、妙竹林話七偏人「寄てたかつて骨を―・つてゐやアがる」。「飴を―・る」
しゃ‐へい【遮蔽】
おおいをして、他から見えなくすること。「―幕」
しゃ‐へい‐かく‐ほう【捨閉閣抛】‥ハウ
〔仏〕法然の主張を簡略にまとめた語。聖道門・雑行ぞうぎょうを捨て、閉じ、閣さしおき、抛なげうって、称名念仏一門に帰すること。傾城禁短気「衆道の有り難き道を、―と捨つるはいかに」
じゃ‐へき【邪僻】
よこしまでひがんだ心。
しゃべ‐く・る【喋くる】
〔自五〕
しゃべる。浮世風呂2「若わけへもんなみに―・るからのことさ」
しゃ‐べつ【差別】
(シャは呉音)
①〔仏〕万物の本性が平等であるのに対し、それぞれの個物が具体的な差異をもっていること。
②相違。区別。さべつ。天草本伊曾保物語「人と万物の―を置かずは、鳥類畜類に同前ぢや」
③分別。好色一代男1「まだ―有るべきとも思はず」
⇒しゃべつ‐かい【差別界】
しゃべつ‐かい【差別界】
〔仏〕万物が差別のすがたをとっている現象世界。↔平等界
⇒しゃ‐べつ【差別】
しゃべり【喋り】
よくしゃべること。また、その人。おしゃべり。
⇒しゃべり‐て【喋り手】
しゃべり‐て【喋り手】
よくしゃべる人。
⇒しゃべり【喋り】
しゃべり‐まく・る【喋り捲る】
〔他五〕
休みなく、べらべらしゃべる。「初めから終りまで―・る」
ジャベリン【javelin】
競技用具の一種。槍投用の木製の槍で、金属製の穂先を有する。
シャベル【shovel】
砂・砂利・粘土など軟らかい土質を掘削し、すくうのに用いる道具。匙さじ型鉄製で、木柄をつけたもの。シャブル。ショベル。スコップ。
⇒シャベル‐カー
しゃべ・る【喋る】
〔自五〕
話す。言う。特に、口数多くぺらぺらと話す。また、他人にもらす。〈日葡辞書〉。「よく―・る奴だ」「うっかり―・ってしまった」
シャベル‐カー
(和製語shovel car)(→)パワー‐シャベルに同じ。
⇒シャベル【shovel】
しゃ‐へん【斜辺】
①傾斜した辺。
②直角三角形の直角に対する辺。
しゃ‐ほ【社保】
社会保険の略。
ジャボ【jabot フランス】
婦人服の胸や襟にレースや薄い布でつけた飾り。ひだ胸飾り。
しゃ‐ほう【射法】‥ハフ
弓を射る術。銃で射撃する技術。
しゃ‐ほう【斜方】‥ハウ
(ななめの方向の意)
⇒しゃほう‐きせき【斜方輝石】
⇒しゃほう‐けい【斜方形】
⇒しゃほう‐しょうけい【斜方晶系】
じゃ‐ほう【邪法】‥ハフ
①正道にそむいた道。邪道。
②魔法。
じゃ‐ぼう【邪謀】
よこしまのはかりごと。わるだくみ。
しゃほう‐きせき【斜方輝石】‥ハウ‥
斜方晶系に属する輝石。主としてマグネシウム・鉄を含む。頑火輝石・鉄珪輝石などがある。
⇒しゃ‐ほう【斜方】
しゃほう‐けい【斜方形】‥ハウ‥
(→)菱形ひしがたに同じ。
⇒しゃ‐ほう【斜方】
しゃほう‐しょうけい【斜方晶系】‥ハウシヤウ‥
結晶系の一種。3結晶軸が互いに直角に交わって、おのおのがその長さを異にするもの。
⇒しゃ‐ほう【斜方】
しゃ‐ぼうとく【謝枋得】‥バウ‥
南宋末の忠臣。文人。字は君直。号は畳山。江西弋陽よくようの人。元軍と戦って敗れ、姓名を変えて隠れるが捕らえられ元都に連行、節を屈せず餓死。著「畳山集」。編「文章軌範」。(1226〜1289)
シャポー【chapeau フランス】
⇒シャッポ
シャボ‐てん【仙人掌】
⇒サボてん
ジャポニカ【Japonica】
①欧米人の間の日本趣味。
②(japonica)米の二大種別(変種)の一つ。粒が短く炊くと粘りがある。温帯に適し、日本で栽培する米の大部分がこの変種に属する。ジャポニカ米。→インディカ
ジャポニスム【japonisme フランス】
日本趣味。特に、19世紀後半のフランスで、浮世絵の移入やパリ万国博覧会の出品物により流行したもの。印象派の画家などに影響を与える。
しゃ‐ほん【写本】
(「写」は書く意)手書きした本。書き記した書物。抄本。また、書物を手書きによって写すこと。その写した書物。↔版本↔刊本
シャボン【sabão ポルトガル・jabón スペイン】
石鹸せっけん。多識編(林羅山)「志也保牟」
⇒シャボン‐だま【シャボン玉】
じゃぼん
物が水中に落ち入って水のはねる音。「鯉が―とはねる」
ジャボン【zamboa ポルトガル】
〔植〕
⇒ザボン
シャボン‐だま【シャボン玉】
石鹸せっけんを水に溶かし、その水滴を細い管の一方の口につけ、これを他方の口から吹いて生じさせる気泡。日光に映じて美しい色彩を呈する。1677年(延宝5)頃、初めて江戸でシャボン玉屋が行商して流行。〈[季]春〉。「―を飛ばす」
⇒シャボン【sabão ポルトガル・jabón スペイン】
じゃ‐ま【邪魔】
①〔仏〕仏道修行をさまたげるよこしまな悪魔。
②さまたげ。障害。「―が入る」「勉強を―する」
③(「お―(を)する」の形で)他家を訪問すること。
⇒じゃま‐くさ・い【邪魔臭い】
⇒じゃま‐だて【邪魔立て】
⇒じゃま‐っけ【邪魔っ気】
⇒じゃま‐もの【邪魔者・邪魔物】
じ‐やま【地山】ヂ‥
①陸地の山。船乗りなどが、島山ではないという意味で用いる。
②(盛土などに対して)自然の丘陵。その土地本来の山。
③特定の岩石・鉱物または石炭層の周囲にあるそれ以外の岩石。
ジャマールザーデ【Moḥammad ‘Alī Jamālzādeh】
イランの作家。エスファハン生れ。ヨーロッパで活動。短編集「昔々」、長編「精神病院」など。(1892〜1997)
ジャマイカ【Jamaica】
カリブ海、大アンティル諸島の国。1494年コロンブスが来航。1962年イギリスから独立。住民の大半はアフリカ系。面積1万1000平方キロメートル。人口262万(2004)。首都キングストン。→中央アメリカ(図)
しゃ‐まく【紗幕】
演劇の舞台などで用いる、薄い生地の幕。寒冷紗などを用いる。照明により、幕の内側の人物などが見えたり消えたりする。
じゃま‐くさ・い【邪魔臭い】
〔形〕
邪魔になると感じられる。
⇒じゃ‐ま【邪魔】
しゃます
〔助動〕
(尊敬の助動詞シャルに丁寧の助動詞マスの付いたシャリマスの約)…されます。…なさいます。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「団七がよいやうにしませうぞ、気遣いをさしやますな」
じゃま‐だて【邪魔立て】
わざと邪魔をすること。「―するな」
⇒じゃ‐ま【邪魔】
しゃ‐まだる・い
〔形〕
(シャは接頭語)てぬるい。まだるい。もどかしい。浄瑠璃、薩摩歌「やああ、―・い男ども、おまんを引き立て連れて来い」
じゃま‐っけ【邪魔っ気】
迷惑に感ずること。「―な奴やつだな」
⇒じゃ‐ま【邪魔】
じゃ‐までヂヤ‥
(助動詞ジャに終助詞マデの付いたもの)感動をこめて断定したり、相手の意志を確かめたり、念を押したり、詠嘆したりするのに使う。…だね。…だよ。…だなあ。好色五人女2「二人づれで下向した事―」
シャマニズム【shamanism】
シャマンを媒介とした霊的存在との交渉を中心とする宗教様式。極北・シベリア・中央アジア、北米の先住民に一般的で、類似の現象は南アジア・東南アジア・オセアニアなどにも見られる。中国・朝鮮・日本では巫術ふじゅつ・巫俗ふぞく等の名で知られる。シャーマニズム。
じゃま‐もの【邪魔者・邪魔物】
さまたげになる人や物。「―は消せ」
⇒じゃ‐ま【邪魔】
シャマン【shaman】
自らをトランス状態(忘我・恍惚)に導き、神・精霊・死者の霊などと直接に交渉し、その力を借りて託宣・予言・治病などを行う宗教的職能者。シベリアのツングース系諸族の例が早くから注目された。シャーマン。→巫覡ふげき→巫女みこ
じゃ‐まん【邪慢】
心がよこしまでおごっていること。
しゃみ【三味】
「しゃみせん」の略。「―の音ね」
しゃみ【沙弥】
〔仏〕(梵語śrāmaṇera)
①出家して十戒を受けた少年僧。日本では、少年に限らず、一般に、出家して未だ具足戒を受けず正式の僧になっていない男子。
②日本で、剃髪しても妻子があり、在家の生活をする者。
⇒しゃみ‐かっしき【沙弥喝食】
⇒しゃみ‐じっかい【沙弥十戒】
⇒しゃみ‐に【沙弥尼】
⇒沙弥から長老にはなれぬ
しゃみ【舎密】
⇒セイミ
じゃみ
(動詞ジャミルの名詞化)
①物事が途中で駄目になること。おじゃん。
②小さいもの。若いもの。
③くず。粗悪品。
④釣りで、外道げどうの雑魚ざこをいう。
⑤あばた。じゃも。
ジャミ
「ジャム」の訛。
しゃみ‐かっしき【沙弥喝食】
禅宗寺院で、食堂じきどうで僧たちに食事の案内をする童子。沙喝。
⇒しゃみ【沙弥】


しゃば‐ふさぎ【娑婆塞ぎ】🔗⭐🔉
しゃば‐ふさぎ【娑婆塞ぎ】
(→)「しゃばふさげ」に同じ。西鶴織留1「嫁御にあかるる身となり、一日も―」
⇒しゃば【娑婆】
しゃば‐ふさげ【娑婆塞げ】🔗⭐🔉
しゃば‐ふさげ【娑婆塞げ】
生きていても何の役にも立たず、かえって他人の邪魔となること。また、その人。しゃばふさぎ。ごくつぶし。天草本伊曾保物語「かやうのいたづら者を―に生けておいて」
⇒しゃば【娑婆】
そわか【蘇婆訶・娑婆訶】ソハカ🔗⭐🔉
そわか【蘇婆訶・娑婆訶】ソハカ
〔仏〕(梵語svāhā 円満・成就などと訳す)真言陀羅尼だらにの終りにつける語。功徳あれ、成就あれなどの意。「唵おん阿毘羅吽欠あびらうんけん―」
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