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こ‐ども【子供】🔗⭐🔉
こ‐ども【子供】
①自分の儲もうけた子。むすこ。むすめ。
②幼いもの。わらわ。わらべ。小児。まだ幼く世慣れていないことにもいう。枕草子28「あからさまにきたる―わらはべを見入れ」↔大人。
③(「子」の複数)数多の子。続日本紀22「この家の―」
④目下の者達を親しんでいう語。みんな。万葉集1「いざ―早く大和へ」
⑤歌舞伎役者の若衆。かげま。
⑥抱えの芸娼妓。江戸時代、特に深川で、遊女のこと。洒落本、辰巳之園「新地の播磨屋などはよくいたしますよ。―は揃うて居るなり、女共もよくいたします」
⑦遊里のかぶろ。傾城買四十八手「―をやつて見てくんなんし」
⇒こども‐あがり【子供上がり】
⇒こども‐あつかい【子供扱い】
⇒こども‐かい【子供会】
⇒こども‐がお【子供顔】
⇒こども‐ぎ【子供気】
⇒こども‐きょうげん【子供狂言】
⇒こども‐ぐみ【子供組】
⇒こども‐げいしゃ【子供芸者】
⇒こども‐ごころ【子供心】
⇒こども‐ざかり【子供盛り】
⇒こども‐しばい【子供芝居】
⇒こども‐じ・みる【子供染みる】
⇒こども‐しゅう【子供衆】
⇒こども‐ずき【子供好き】
⇒こども‐だまし【子供騙し】
⇒こども‐たらし【子供誑し】
⇒こども‐ぢゃや【子供茶屋】
⇒こども‐っぽ・い【子供っぽい】
⇒こども‐ともだち【子供友達】
⇒こどものけんり‐じょうやく【子どもの権利条約】
⇒こども‐の‐ひ【こどもの日】
⇒こども‐ほけん【子供保険】
⇒こども‐や【子供屋】
⇒こども‐やど【子供宿】
⇒こども‐らし・い【子供らしい】
⇒こども‐わざ【子供業】
⇒子供隠された鬼子母神のよう
⇒子供騒げば雨が降る
⇒子供の喧嘩に親が出る
⇒子供の使い
⇒子供の根問い
⇒子供は風の子
こども‐あがり【子供上がり】🔗⭐🔉
こども‐あがり【子供上がり】
子供からおとなになったばかりのこと。また、その時。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐あつかい【子供扱い】‥アツカヒ🔗⭐🔉
こども‐あつかい【子供扱い】‥アツカヒ
①子供の世話。源氏物語浮舟「あまたの―に、おのづから忘れ草摘みてむ」
②大人おとなを子供のようにみくびって扱うこと。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐かい【子供会】‥クワイ🔗⭐🔉
こども‐かい【子供会】‥クワイ
子供たちの集会または組織。多く、親睦・公民的態度の養成などの目的で行う。
⇒こ‐ども【子供】
○子供隠された鬼子母神のようこどもかくされたきしもじんのよう🔗⭐🔉
○子供隠された鬼子母神のようこどもかくされたきしもじんのよう
大切なものを見失って、うろたえさわぐさまのたとえ。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ぎ【子供気】
子供ごころ。おさなぎ。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐きょうげん【子供狂言】‥キヤウ‥
子供芝居。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ぐみ【子供組】
若衆わかしゅ組に加入する以前の子供たちによって構成する年齢集団組織。一定の規律のもとで村の年中行事などに公的な役割を果たす。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐げいしゃ【子供芸者】
子供の芸者。半玉。おしゃく。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ごころ【子供心】
子供の、わきまえのない心。がんぜない心。おさな心。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ざかり【子供盛り】
子供のいたずらざかり。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ぎ【子供気】🔗⭐🔉
こども‐ぎ【子供気】
子供ごころ。おさなぎ。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐きょうげん【子供狂言】‥キヤウ‥🔗⭐🔉
こども‐きょうげん【子供狂言】‥キヤウ‥
子供芝居。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ぐみ【子供組】🔗⭐🔉
こども‐ぐみ【子供組】
若衆わかしゅ組に加入する以前の子供たちによって構成する年齢集団組織。一定の規律のもとで村の年中行事などに公的な役割を果たす。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐げいしゃ【子供芸者】🔗⭐🔉
こども‐げいしゃ【子供芸者】
子供の芸者。半玉。おしゃく。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ごころ【子供心】🔗⭐🔉
こども‐ごころ【子供心】
子供の、わきまえのない心。がんぜない心。おさな心。
⇒こ‐ども【子供】
○子供騒げば雨が降るこどもさわげばあめがふる🔗⭐🔉
○子供騒げば雨が降るこどもさわげばあめがふる
子供が大勢戸外に出て騒ぐ日には近く雨が降るという俗説。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐しばい【子供芝居】‥ヰ
子供役者が演ずる芝居。また、子供が演ずる芝居。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐じ・みる【子供染みる】
〔自上一〕
子供らしく見える。子供っぽく見える。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐しゅう【子供衆】
①子供たち。また、他人の子供の尊敬語。お子さんがた。
②歌舞伎役者の若衆。かげま。
③抱えの芸娼妓。特に、江戸深川で遊女のこと。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ずき【子供好き】
子供を好むこと。また、その人。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐だまし【子供騙し】
①子供をすかしだますこと。
②子供をだますような見えすいたつくりごと。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐たらし【子供誑し】
こどもだまし。狂言、清水「それは―などに言ふ言ぢや」
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ぢゃや【子供茶屋】
かげま茶屋の異称。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐っぽ・い【子供っぽい】
〔形〕
(子供でないのに)子供じみている。幼稚である。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ともだち【子供友達】
子供の時からのともだち。おさなともだち。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐しばい【子供芝居】‥ヰ🔗⭐🔉
こども‐しばい【子供芝居】‥ヰ
子供役者が演ずる芝居。また、子供が演ずる芝居。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐じ・みる【子供染みる】🔗⭐🔉
こども‐じ・みる【子供染みる】
〔自上一〕
子供らしく見える。子供っぽく見える。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐しゅう【子供衆】🔗⭐🔉
こども‐しゅう【子供衆】
①子供たち。また、他人の子供の尊敬語。お子さんがた。
②歌舞伎役者の若衆。かげま。
③抱えの芸娼妓。特に、江戸深川で遊女のこと。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ずき【子供好き】🔗⭐🔉
こども‐ずき【子供好き】
子供を好むこと。また、その人。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐だまし【子供騙し】🔗⭐🔉
こども‐だまし【子供騙し】
①子供をすかしだますこと。
②子供をだますような見えすいたつくりごと。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐たらし【子供誑し】🔗⭐🔉
こども‐たらし【子供誑し】
こどもだまし。狂言、清水「それは―などに言ふ言ぢや」
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ぢゃや【子供茶屋】🔗⭐🔉
こども‐ぢゃや【子供茶屋】
かげま茶屋の異称。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐っぽ・い【子供っぽい】🔗⭐🔉
こども‐っぽ・い【子供っぽい】
〔形〕
(子供でないのに)子供じみている。幼稚である。
⇒こ‐ども【子供】
○子供の喧嘩に親が出るこどものけんかにおやがでる🔗⭐🔉
○子供の喧嘩に親が出るこどものけんかにおやがでる
子供どうしの喧嘩にその親が干渉する。小事に干渉することのたとえ。また、大人げないことのたとえ。
⇒こ‐ども【子供】
こどものけんり‐じょうやく【子どもの権利条約】‥デウ‥
子どもの最善の利益の確保と基本的な諸権利を定めた条約。子どもが保護の対象としてだけでなく、権利の主体として、その行使に参加すべきであるという考えを明確にし、18歳未満のすべての者を対象に国が適切な立法・行政措置を講ずることを義務づけている。日本政府の正式名は「児童の権利に関する条約」。1989年の国連総会で採択され、日本は94年に承認、発効。
→文献資料[子どもの権利条約]
⇒こ‐ども【子供】
○子供の使いこどものつかい🔗⭐🔉
○子供の使いこどものつかい
要領を得ず役に立たない使い。「―ではあるまいし」
⇒こ‐ども【子供】
○子供は風の子こどもはかぜのこ🔗⭐🔉
○子供は風の子こどもはかぜのこ
子供は寒い風をいとわず、活発に外で遊ぶことからいう。「―大人は火の子」
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ほけん【子供保険】
生存保険の一種。親が契約者、子供が被保険者となるもの。教育資金の準備などを目的とし、貯蓄性が高い。→資金保険。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐や【子供屋】
①かげま茶屋の異称。洒落本、辰巳之園「根津にも店があり、芳町よしちょうでは―なり」
②特に、江戸深川で、女郎屋。遊女屋。洒落本、客者評判記「女でこそあれ二、三人も抱へ、一方の―とならんといはるる所」
⇒こ‐ども【子供】
こども‐やど【子供宿】
(→)子供屋1に同じ。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐らし・い【子供らしい】
〔形〕
①いかにも子供のようである。あどけない。
②子供のようなしかたである。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐わざ【子供業】
①子供のしわざ。
②子供のようなしわざ。幼稚なしわざ。浄瑠璃、傾城島原蛙合戦「麦飯で鯉を釣るは―」
⇒こ‐ども【子供】
こと‐やぶり【事破り】
きまりや約束をやぶること。栄華物語若枝「ただ六つと定め申したるを…この宮こそ―におはしませ」
ことやまと‐の‐うじ【別倭種】‥ウヂ
日本人が他国人との間に生んだ子。
こと‐や・む【言止む】
[一]〔自下二〕
①言うことを止める。拾遺和歌集神楽歌「草のかき葉も―・めて聞け」
②音楽を奏するのを止める。源氏物語橋姫「皆―・め給ひては、いと本意なからむ」
[二]〔他下二〕
言うことを止めさせる。だまらせる。祝詞、大殿祭「事問ひし磐ね木この立ち、草の片葉かきはをも―・めて」
こと‐ゆえ【事故】‥ユヱ
①(下に「無し」を伴うことが多い)さしさわり。古今著聞集8「母子共に―なく侍りけり」
②…の理由で。…であるため。源氏物語若紫「何か浅う思ひ給へむ―、かうすきずきしきさまを見えたてまつらむ」
こと‐ゆ・く【事行く】
〔自四〕
事がうまく進行する。竹取物語「―・かぬものゆゑ、大納言をそしりあひたり」
こと‐ゆる・す【言許す】
〔他四〕
聞き入れる。承知する。万葉集7「―・せやも打橋渡す」
こと‐よう【異用】
ほかの用事。別の用途。徒然草「また―にも用ふることなくて」
こと‐よう【異様】‥ヤウ
変わっている状態。普通とはちがう様子。徒然草「八重桜は―の物なり」
こと‐ようか【事八日】‥ヤウカ
(東日本で)旧暦2月8日(お事始め)と12月8日(お事納め)とを併せていう称。
こと‐よ‐がり【言好がり】
うまいことを言うこと。相手の気に入るようなことを言うこと。源氏物語総角「憎き賢しらも言ひまぜて―などもすめるを」
こと‐よ‐が・る【言好がる】
〔自四〕
うまいことを言う。相手の気に入りそうなことを言う。源氏物語蓬生「―・るを更にうけひき給はねば」
こと‐よげ‐さ【事善げさ】
事をよくしおおせたと思うさま。得意なさま。大石寺本曾我「われらをすかしおほせたりと思ひし顔の―よ」
こと‐よさ【異夜さ】
他日の夜。為忠百首「―はきらきらしくて」
こと‐よさ・す【言寄さす・事寄さす】
〔他四〕
(古く四段に活用した「ことよす」に敬意を表す「す」の付いた形)御命令になる。御委任になる。祝詞、大祓詞「安国やすくにと平けくしろしめせと―・しまつりき」
こと‐よ・し【言好し】
〔形ク〕
口先が上手である。言葉巧みである。源氏物語蓬生「よももてなし聞えじなど、いと―・く言へば」
こと‐よ・す【言寄す・事寄す】
〔他下二〕
(古く四段に活用)
⇒ことよせる(下一)
ことよせ‐づま【言縁妻】
自分との仲がうわさに立っている女。また、言い寄った女ともいう。万葉集11「里人の―を」
こと‐よ・せる【言寄せる・事寄せる】
〔他下一〕[文]ことよ・す(下二)
①言葉で助力する。加護する。万葉集18「天地あめつちの神―・せて」
②事をゆだねる。まかせる。命ずる。→ことよさす。
③うわさを立てる。言い立てる。万葉集7「瀬を早み君が手取らば―・せむかも」
④かこつける。言いわけにする。後拾遺和歌集恋「わが宿の軒のしのぶに―・せてやがても茂る忘れ草かな」。「仕事に―・せて外出する」
⑤ことづける。新古今和歌集恋「忍びあまり天の河瀬に―・せむ」
こと‐よ・る【事寄る】
〔自四〕
同じ方向にばかりかたよる。その方にばかり寄る。源氏物語若菜上「やむごとなく思したるは限りありて、一方なめれば、それに―・りて」
ゴトランド‐き【ゴトランド紀】
〔地〕(Gotlandian Period)狭義のシルル紀のこと。→シルル紀
ことり
小さい堅いものの触れあたる音。
こ‐とり【子捕り・子取り】
①子供の遊戯の一つ。一人は鬼、一人は親、他はすべて子となって順々に親の後ろにつかまり、鬼が最尾の子を捕らえれば、代わって鬼となる。子をとろ子とろ。
②産児を母体から取り出すこと。
⇒ことり‐ばば【子取婆】
こ‐とり【小鳥】
小形の鳥。スズメ・ヒバリ・ウグイスの類。俳諧では、ツグミ・アトリなど小形の渡り鳥をいう。〈[季]秋〉。宇津保物語国譲下「―ども生きたるは犬宮に奉り給へば」
⇒ことり‐あみ【小鳥網】
⇒ことり‐あわせ【小鳥合せ】
⇒ことり‐やき【小鳥焼】
こ‐とり【部領】
(コトトリ(事執)の約)
①一部属の長。推古紀「粟田細目臣あわたのほそめのおみを前さきの―とす」
②(→)木鳥もくちょうに同じ。
③傀儡くぐつの長。遊女を率いる者。能因本枕草子とりもたるもの「くぐつの―」
⇒ことり‐づかい【部領使】
ごとり
大きいものの動き出す時などの音。「電車が―と動き出す」
ことり‐あみ【小鳥網】
小鳥を捕獲するのに用いる網。〈[季]秋〉。→霞かすみ網。
⇒こ‐とり【小鳥】
ことり‐あわせ【小鳥合せ】‥アハセ
小鳥を持ち寄って、鳴き声・羽色などの優劣を判ずる遊戯。
⇒こ‐とり【小鳥】
こ‐とりそ【古鳥蘇】
雅楽の高麗楽こまがく、高麗壱越調こまいちこつちょうの舞楽曲。新鳥蘇に対し、伝来の古いもの。元来は渤海楽の曲とされる。
ことり‐づかい【部領使】‥ヅカヒ
①東国の防人さきもりが筑紫の守備に交替の時、国司の官人が命ぜられてこれを引率した使。万葉集20「相模国の防人の―の守かみ」
②古代、7月の相撲すまいの節会に、国々の力士を召し出すために、朝廷から諸国に遣わされた使者。夕顔の花をかざしにしたという。万葉集5「相撲の―に因りて」
⇒こ‐とり【部領】
ことり‐ばば【子取婆】
産婆。とりあげ婆。
⇒こ‐とり【子捕り・子取り】
こ‐とりまし【小取回】
(→)「ことりまわし」に同じ。
こ‐とりまわし【小取回し】‥マハシ
機転のきくこと。きびきびしていること。西鶴織留6「下女―に働きければ」
ことり‐やき【小鳥焼】
小鳥を背開きにし、たれをつけて焼いたもの。やきとり。
⇒こ‐とり【小鳥】
こと‐わき【辞別き・言別き】
(→)「ことわけ」に同じ。
こと‐わ・く【辞別く・言別く】
〔自四〕
(祝詞のりとにいう語)特にことばを改めていう。別段に申す。祝詞、祈年祭「―・きて伊勢にます天照大御神の大前に白まおさく」
こと‐わけ【事訳】
①事柄のわけ。事柄の理由。
②いいわけ。弁解。
こと‐わけ【辞別け・言別け】
ことわくこと。また、そのことば。
こと‐わざ【諺】
古くから人々に言いならわされたことば。教訓・諷刺などの意を寓した短句や秀句。「蒔かぬ種ははえぬ」の類。古事記上「今に―に、雉きぎしの頓使ひたつかいと曰ふ本もと是なり」
こと‐わざ【言事】
言葉と出来事。履中紀「諸国に国史ふみひとを置く。―を記して四方の志ふみを達いたす」
こと‐わざ【事業】
しわざ。しごと。古今和歌集序「世の中にある人―しげきものなれば」
こと‐わざ【異業】
異なるわざ。他のしごと。宇津保物語国譲下「琴をこそ教へざらめ、―も彼の侍従のすることはえならぬをや」
こと‐わり【断り】
(「事割り」の意。→理ことわり)
①物事の理非をわかち定めること。判断。判定。源氏物語帚木「中将はこの―を聞きはてんと」
②申しわけ。言いわけ。源氏物語宿木「いみじう―して聞ゆとも、いとしるかるべいわざぞ」。「一言くらい―があってもよさそうだ」
③前もって理由を告げること。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「きつう酔うて御座んす故、―いうて内からお駕籠に召させます」。「何の―もなしに休む」
④(理由をのべて)相手の意志に添わない態度をとること。謝罪・辞退・拒絶など。栄華物語駒くらべ「年ごろの風病―(辞退)申して」。日本永代蔵3「又は昔の売り掛けに―(請求)申す分別か」。「―の手紙」
⇒ことわり‐がき【断り書き】
⇒ことわり‐じょう【断り状】
こと‐わり【理】
(物事の理非を分かち定める意から。→断り)
①道理。条理。万葉集5「世間よのなかはかくぞ―」。平家物語1「盛者必衰の―をあらはす」
②格式・礼儀にかなっていること。欽明紀「新羅―無し」
③理由。わけ。源氏物語須磨「その―をあらはにえ承り給はねば」
④当然のこと。もっともなこと。源氏物語桐壺「人の御心を尽し給ふも、げに―と見えたり」
⑤(副詞的に用いて)もちろん。無論。枕草子262「わが得たらむは―、人の許なるさへ憎くこそあれ」
⇒ことわり‐の‐いくさ【理の兵】
⇒ことわり‐の‐よそい【理の装い】
⇒理過ぎて
⇒理迫めて
⇒理無し
ことわり‐がき【断り書き】
本文についての説明・補足・例外などを書き記した文章。ただし書き。
⇒こと‐わり【断り】
ことわり‐じょう【断り状】‥ジヤウ
①理由を告げる書状。予告の書状。
②不承諾のてがみ。
③謝罪状。怠状。
⇒こと‐わり【断り】
こども‐や【子供屋】🔗⭐🔉
こども‐や【子供屋】
①かげま茶屋の異称。洒落本、辰巳之園「根津にも店があり、芳町よしちょうでは―なり」
②特に、江戸深川で、女郎屋。遊女屋。洒落本、客者評判記「女でこそあれ二、三人も抱へ、一方の―とならんといはるる所」
⇒こ‐ども【子供】
こども‐やど【子供宿】🔗⭐🔉
こども‐らし・い【子供らしい】🔗⭐🔉
こども‐らし・い【子供らしい】
〔形〕
①いかにも子供のようである。あどけない。
②子供のようなしかたである。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐わざ【子供業】🔗⭐🔉
こども‐わざ【子供業】
①子供のしわざ。
②子供のようなしわざ。幼稚なしわざ。浄瑠璃、傾城島原蛙合戦「麦飯で鯉を釣るは―」
⇒こ‐ども【子供】
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