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うじ【宇治】ウヂ(地名)🔗⭐🔉
うじ【宇治】ウヂ
京都府南部の市。宇治川の谷口に位置し、茶の名産地。平安時代、貴人の別荘地・遊楽地。平等院・黄檗おうばく宗本山万福寺がある。人口19万。(歌枕)
うじ【宇治】ウヂ(姓氏)🔗⭐🔉
うじ【宇治】ウヂ
姓氏の一つ。
⇒うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】
⇒うじ‐かだゆう【宇治嘉太夫】
うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】ウヂ‥
江戸前期の京都の浄瑠璃太夫。前名、宇治嘉太夫(賀太夫とも)。和歌山の人。嘉太夫節の祖。古浄瑠璃界最後の大立者。1677年(延宝5)受領して加賀掾宇治好澄を名乗る。井上播磨掾の曲風に謡曲などの長所を取り入れ、繊細優美な語り口で近松門左衛門の作品を上演して好評を博した。(1635〜1711)
⇒うじ【宇治】
うじ‐かだゆう【宇治嘉太夫】ウヂ‥イフ🔗⭐🔉
うじ‐かだゆう【宇治嘉太夫】ウヂ‥イフ
宇治加賀掾かがのじょうの前名。
⇒うじ【宇治】
うじ‐がわ【宇治川】ウヂガハ🔗⭐🔉
うじ‐がわ【宇治川】ウヂガハ
京都府宇治市域を流れる川。琵琶湖に発し、上流を瀬田川、宇治に入って宇治川、京都市伏見区淀付近に至って木津川・桂川と合流し、淀川と称する。網代あじろで氷魚・鮎を捕った「宇治の網代」や宇治川の合戦で名高い。
⇒うじがわ‐の‐せんじん【宇治川の先陣】
うじがわ‐の‐せんじん【宇治川の先陣】ウヂガハ‥ヂン🔗⭐🔉
うじがわ‐の‐せんじん【宇治川の先陣】ウヂガハ‥ヂン
1184年(寿永3)木曾義仲が源義経を防いだ宇治川の合戦で、義経勢の佐々木高綱・梶原景季がそれぞれ源頼朝から与えられた名馬生唼いけずき・磨墨するすみに乗って先陣を争ったこと。「平家物語」などに描かれる。
⇒うじ‐がわ【宇治川】
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】ウヂシフヰ‥🔗⭐🔉
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】ウヂシフヰ‥
(宇治大納言物語の拾遺の意)説話集。2冊。編者未詳。成立は13世紀初めか。天竺・震旦・本朝にわたる説話197話。滑稽的要素も少なくないが、仏教的色彩が濃い。今昔物語などを承け、鎌倉時代説話文学を代表する。
→文献資料[宇治拾遺物語]
うじ‐じゅうじょう【宇治十帖】ウヂジフデフ🔗⭐🔉
うじ‐じゅうじょう【宇治十帖】ウヂジフデフ
源氏物語五十四帖のうちの最後の十帖で、八の宮が山城国宇治に住んでいたことから書き始めた橋姫・椎本しいがもと・総角あげまき・早蕨さわらび・宿木やどりぎ・東屋あずまや・浮舟うきふね・蜻蛉かげろう・手習・夢浮橋の巻をいう。
うじだいなごんものがたり【宇治大納言物語】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじだいなごんものがたり【宇治大納言物語】ウヂ‥
①「今昔こんじゃく物語集」の異名。または「宇治拾遺物語」のもととなったとされる散佚説話集。宇治大納言は源隆国。
②「苔の衣」の巻3(零本)の別名。
うじ‐ちゃ【宇治茶】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐ちゃ【宇治茶】ウヂ‥
京都府宇治地方から産出する茶。室町時代から茶道で賞美。
うじ‐にんぎょう【宇治人形】ウヂ‥ギヤウ🔗⭐🔉
うじ‐にんぎょう【宇治人形】ウヂ‥ギヤウ
江戸時代より宇治で作られる人形。茶の木を材料とし、刀法・彩色共に奈良人形に似、主に茶摘み女の形に作る。茶の木人形。
うじ‐の‐あじろ‐の‐しょうじ【宇治網代障子】ウヂ‥シヤウ‥🔗⭐🔉
うじ‐の‐あじろ‐の‐しょうじ【宇治網代障子】ウヂ‥シヤウ‥
清涼殿の東の広廂ひろびさしの北にあった衝立ついたて障子。その北面(裏)に、墨絵で宇治川の網代の絵を描いてあった。→荒海障子あらうみのそうじ
○牛の歩みうしのあゆみ
進みのおそいことのたとえ。牛歩。
⇒うし【牛】
○牛の一散うしのいっさん
(「一散」は一散走り)平生ぐずぐずしている人が調子に乗ってよくも考えずに決断をすることにいう。鷹筑波「よる夜中誰が乗り―ぞ」
⇒うし【牛】
うじ‐の‐おおいぎみ【宇治の大君】ウヂ‥オホイ‥🔗⭐🔉
うじ‐の‐おおいぎみ【宇治の大君】ウヂ‥オホイ‥
源氏物語宇治十帖の中の女性。宇治八の宮の長女で、薫大将に愛されたが従わないままに病没。総角あげまきの大君。
うじ‐の‐かんぱく【宇治関白】ウヂ‥クワン‥🔗⭐🔉
うじ‐の‐かんぱく【宇治関白】ウヂ‥クワン‥
藤原頼通の通称。宇治左大臣源融とおるの旧宅に居住したことによる。
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】ウヂ‥
①嵯峨天皇の代、嫉妬のために宇治川に身を沈めて鬼となり、京中の男女を食い殺したという女。
②橋を守るという女神。京都府宇治市宇治橋の橋姫神社の女神とされ、男神との恋愛説話がある。
うじ‐ばし【宇治橋】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐ばし【宇治橋】ウヂ‥
①三重県伊勢市宇治今在家町から皇大神宮の境内に架けた五十鈴川上の橋。
②京都府宇治市にある宇治川に架かる橋。
⇒うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋断碑】
うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋断碑】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋断碑】ウヂ‥
646年(大化2)僧道登が宇治川に架橋したのを記念し、その由来を記して橋畔に建てた碑。日本現存最古の碑。上部3分の1が1791年(寛政3)頃発見された原碑の断片、下部は江戸時代に補刻したもの。今、宇治市放生院(橋寺)にある。
⇒うじ‐ばし【宇治橋】
○牛は願いから鼻を通すうしはねがいからはなをとおす
自分から望んでわざわいを求めるたとえ。
⇒うし【牛】
うじ‐まる【宇治丸】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐まる【宇治丸】ウヂ‥
山城宇治の特産であった鰻うなぎの異名。また、それで作った鮨すし。うじのまる。犬筑波「―のすしにするほど人見えて」
うじ‐め【宇治目】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじ‐め【宇治目】ウヂ‥
江戸時代の量目の一種。山城宇治で茶をはかるのに用いた。200目を1斤とする。
うじめぐり【宇治巡り】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじめぐり【宇治巡り】ウヂ‥
地歌・箏曲。京風手事物。松浦検校作曲。八重崎検校箏手付。お茶の銘を綴って宇治周辺の季節の移り変りを歌う。
うじやまだ【宇治山田】ウヂ‥🔗⭐🔉
うじやまだ【宇治山田】ウヂ‥
三重県中部にあった市。伊勢神宮鳥居前町として古くから発展。1955年、伊勢市と改称。
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