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ばく‐い【幕威】‥ヰ🔗⭐🔉
ばく‐い【幕威】‥ヰ
幕府の威光。
ばく‐えい【幕営】🔗⭐🔉
ばく‐えい【幕営】
①幕を張りまわした陣営。
②天幕を張って野営すること。
ばく‐ぎ【幕議】🔗⭐🔉
ばく‐ぎ【幕議】
幕府の評議。
ばく‐しゃ【幕舎】🔗⭐🔉
ばく‐しゃ【幕舎】
屋外に作ったテント張りの営舎。
ばく‐しん【幕臣】🔗⭐🔉
ばく‐しん【幕臣】
幕府の臣下。はたもと。ごけにん。
ばく‐せい【幕政】🔗⭐🔉
ばく‐せい【幕政】
幕府による政治。
ばくはん‐たいせい【幕藩体制】🔗⭐🔉
ばくはん‐たいせい【幕藩体制】
近世日本社会の仕組を、江戸幕府と藩という封建領主制の在り方からとらえた歴史学上の概念。小農民で構成される村を、最高の領主となった幕府と、幕府から領地を与えられて軍役に服する大名とが支配し、小農民から主として米年貢を徴収することで成り立っている封建社会の体制をいう。
ばく‐ふ【幕府】🔗⭐🔉
ばく‐ふ【幕府】
①(もと将軍が戦場にあって幕中で事を治めたからいう)将軍の居所または陣営。柳営りゅうえい。
②近衛府の唐名。転じて、近衛大将の居館の称。
③武家政治の政庁。また、武家政権そのものをいう。
ばく‐まつ【幕末】🔗⭐🔉
ばく‐まつ【幕末】
江戸幕府の末期。普通、1853年(嘉永6)ペリー来航後をいう。
⇒ばくまつ‐さんしゅう【幕末三舟】
ばくまつ‐さんしゅう【幕末三舟】‥シウ🔗⭐🔉
ばくまつ‐さんしゅう【幕末三舟】‥シウ
(→)三舟2に同じ。
⇒ばく‐まつ【幕末】
ばく‐めい【幕命】🔗⭐🔉
ばく‐めい【幕命】
幕府の命令。
ばく‐り【幕吏】🔗⭐🔉
ばく‐り【幕吏】
幕府の役人。
ばく‐りょう【幕僚】‥レウ🔗⭐🔉
ばく‐りょう【幕僚】‥レウ
①帷幕いばくの属僚。
②君主の帷幄いあくまたは軍の司令官・総督などに直属して、参謀事務または副官事務に従事するもの。「―会議」
⇒ばくりょう‐かんぶ【幕僚監部】
ばく‐りょう【幕領】‥リヤウ🔗⭐🔉
ばく‐りょう【幕領】‥リヤウ
江戸幕府直轄の領地。幕府の経済的基盤をなす。天領。
ばくりょう‐かんぶ【幕僚監部】‥レウ‥🔗⭐🔉
ばくりょう‐かんぶ【幕僚監部】‥レウ‥
自衛隊の隊務に関する、防衛大臣の幕僚機関。自衛隊の管理・運営の執行機関でもある。陸上・海上・航空の各自衛隊に置かれ、主として自衛官が職員として配され、防衛・警備・教育訓練・行動・編成等の計画立案・執行などにあたる。
⇒ばく‐りょう【幕僚】
ばく‐ろう【幕老】‥ラウ🔗⭐🔉
ばく‐ろう【幕老】‥ラウ
幕府の老臣。
ばっ‐か【幕下】バク‥🔗⭐🔉
ばっ‐か【幕下】バク‥
①張った幕の下。陣営。
②大将の唐名。
③将軍・大将軍の敬称。
④将軍の配下に属するもの。また、将軍のひざもと。
⑤家臣。家来。配下。
ばっ‐かく【幕閣】バク‥🔗⭐🔉
ばっ‐かく【幕閣】バク‥
幕府行政の首脳部。また、その構成員。
まく【幕】🔗⭐🔉
まく‐あい【幕間】‥アヒ🔗⭐🔉
まく‐あい【幕間】‥アヒ
劇場で一幕終わって、次の幕が開くまでの間。幕を引いてある間。芝居の休憩時間。まくま。
⇒まくあい‐げき【幕間劇】
まくあい‐げき【幕間劇】‥アヒ‥🔗⭐🔉
まくあい‐げき【幕間劇】‥アヒ‥
(interlude)ヨーロッパの中世〜近世、宗教劇などの長い幕間に上演された短い喜劇。笑劇を起源とする。日本の能楽に対する狂言に類する。インテルメッツォ。
⇒まく‐あい【幕間】
まく‐あき【幕開き】🔗⭐🔉
まく‐あき【幕開き】
①芝居で演技の始まること。開幕。
②転じて、物事が始まること。また、その時。まくあけ。「ニュー‐メディア時代の―」
まく‐あけ【幕開け】🔗⭐🔉
まく‐あけ【幕開け】
(→)「まくあき」に同じ。
まく‐いた【幕板】🔗⭐🔉
まく‐いた【幕板】
机などの脚の間または板囲いその他の構造物で、横に長い板の称。
まく‐うち【幕内】🔗⭐🔉
○幕が上がるまくがあがる🔗⭐🔉
○幕が開くまくがあく🔗⭐🔉
○幕が開くまくがあく
幕が開いて芝居が始まる。転じて、事の始まるのにいう。開幕。「博覧会の―」
⇒まく【幕】
マグ‐カップ
(和製語mug cup)円筒形で把手とっての付いた大型の洋茶碗。マグ。
まく‐ぎり【幕切り】
(→)「まくぎれ」に同じ。滑稽本、妙竹林話七偏人「芝居でするとあのコツキリが―の拍子木だらう」
まく‐ぎれ【幕切れ】
①芝居の一段落がついて幕となること。まくぎり。
②転じて、事のおわり。「あの一件もあっけなく―となった」
まく‐ぎわ【幕際】‥ギハ
①能舞台で橋掛りの揚幕に接するところ。また、鏡の間まのうち揚幕に接するところ。
②芝居などで終演のまぎわ。
まく‐ぐし【幕串】
幕を張るために立てる細い棒。串。
まく‐こうぞう【膜構造】‥ザウ
屋根や外壁を天幕のような膜で覆った建築構造。鉄骨やケーブルの骨組に膜を張ったものと、空気圧で膜を膨らませて形を保つものとがある。
まく‐こつ【膜骨】
脊椎せきつい動物において、結合組織が骨化してできた骨。頭骨の一部に見られる。付加骨。被蓋骨。覆骨。結合組織骨。
まく‐ことば【幕詞】
武士が軍陣で用いた忌詞。幕を張ることを縁起からいろいろに言いわけて、味方のは「打つ」、敵のは「引く」、船には「走らかす」、座敷などには「囲う」という類。
ま‐くさ【真草】
草の美称。特に屋根を葺ふくのに用いる草。万葉集1「―刈る荒野にはあれど」
ま‐ぐさ【秣・馬草】
(古くはマクサとも)馬・牛などの飼料とする草。かいば。枯草。万葉集7「この岡に草刈る小子わらわ然な刈りそね在りつつも君が来まさば御―にせむ」。〈倭名類聚鈔15〉
⇒まぐさ‐おけ【秣桶】
⇒まぐさ‐きり【秣切り】
⇒まぐさ‐ば【秣場】
ま‐ぐさ【楣・目草】
門または出入口の扉の上に渡した横木。〈倭名類聚鈔15〉↔蹴放し。
⇒まぐさ‐いし【楣石】
⇒まぐさしき‐こうぞう【楣式構造】
マグサイサイ【Ramón Magsaysay】
フィリピンの政治家。1953〜57年大統領。(1907〜1957)
まぐさ‐いし【楣石】
窓または出入口の上に水平に渡した石。
⇒ま‐ぐさ【楣・目草】
まぐさ‐おけ【秣桶】‥ヲケ
まぐさを入れて牛馬などに与える桶。かいばおけ。
⇒ま‐ぐさ【秣・馬草】
まぐさ‐きり【秣切り】
秣をこまかくきざむ器具。台上の刃物の上に押木を具え、秣を押木と刃物との間に入れて押し切るもの。おしきり。
⇒ま‐ぐさ【秣・馬草】
まぐさしき‐こうぞう【楣式構造】‥ザウ
窓・出入口などの開口部の上部に水平の横材を置く構造。これに対して同じ部分をアーチで受けるものを拱式きょうしき構造という。
⇒ま‐ぐさ【楣・目草】
まぐさ‐ば【秣場】
秣を集める場所。転じて、一定地域の住民が共同で使用する山林原野。萱場かやば。肥草山。立野たての。
⇒ま‐ぐさ【秣・馬草】
ま‐くし【真櫛】
「くし」の美称。万葉集16「か黒し髪を―持ちここにかき垂れ」
ま‐ぐし【馬櫛】
⇒うまぐし1。〈日葡辞書〉
まくし‐あ・げる【捲し上げる】
〔他下一〕
上の方へ引きあげる。まくりあげる。「袖を―・げる」
まくし‐かか・る【捲し掛る】
〔自四〕
勢いはげしく進みかかる。
まくし‐か・ける【捲し掛ける】
〔自下一〕
①勢いはげしくかかっていく。
②勢いはげしく言いかかる。歌舞伎、東海道四谷怪談「そんならお岩はうぬが殺した殺したと―・けて言ふ」
まく‐した【幕下】
相撲の番付で、幕内より下の力士。現在は、特に番付の二段目のうち十両を除いたものをいう。
まくし‐だ・す【捲し出す】
〔他四〕
追いだす。浄瑠璃、心中重井筒「又喰らひ酔うたか、春は早々―・しや」
まくし‐た・てる【捲し立てる】
〔他下一〕
たてつづけに勢いよく言い立てる。「一方的に―・てる」
まく‐しつ【膜質】
膜のような性質。
マクシマム【maximum】
⇒マキシマム
マクシミアヌス【Maximianus】
ローマ皇帝。286年ディオクレティアヌス帝により正帝に挙げられ、帝国の西半を支配、305年に退位。後に帝位争いにまきこまれ、敗れて自殺。(240頃〜310)
マクシミリアン【Maximilian】
(1世)神聖ローマ皇帝(在位1493〜1519)。太子時代、婚姻を通じてブルゴーニュ公国とその属領ネーデルラントを獲得し、広大なハプスブルク家領を形成。皇帝としては永久国内平和令などの帝国国制改革を行う。(1459〜1519)
まく‐じょう【膜状】‥ジヤウ
膜のような形状。
まく‐じり【幕尻】
相撲の番付で、幕内の最下位をいう。
まくし‐るい【膜翅類】
昆虫綱のハチ目のこと。翅はねは膜質。
ま‐くず【真葛】
葛くずの美称。〈[季]秋〉。万葉集10「―延はふ夏野の繁く」
⇒まくず‐はら【真葛原】
マクスウェル【James Clerk Maxwell】
イギリスの物理学者。電磁気の理論を大成しマクスウェルの方程式を導き、光が電磁波であることを唱えた。また、気体分子運動論や熱学に業績を残した。(1831〜1879)
⇒マクスウェル‐の‐でんじりろん【マクスウェルの電磁理論】
⇒マクスウェル‐の‐ほうていしき【マクスウェルの方程式】
⇒マクスウェル‐の‐まもの【マクスウェルの魔物】
マクスウェル‐の‐でんじりろん【マクスウェルの電磁理論】
ファラデーの電磁場の概念を数学的に定式化した理論。マクスウェルの方程式に要約される。変位電流を導入して電磁波の存在を予言し、光の本質が電磁波であることを結論した。
⇒マクスウェル【James Clerk Maxwell】
マクスウェル‐の‐ほうていしき【マクスウェルの方程式】‥ハウ‥
電磁場の運動法則を規定する方程式。電場の強さと磁場の強さに対する4個の偏微分方程式として表現。電荷密度と電流密度および境界条件を与えれば、この方程式から電磁場が決定される。
⇒マクスウェル【James Clerk Maxwell】
マクスウェル‐の‐まもの【マクスウェルの魔物】
(Maxwell's demon)マクスウェルが1871年の「熱の理論」に登場させた魔物。気体を入れた容器内の隔壁に設けた小さい扉を開閉して速度の大きい分子を一方向へだけ通過させ、熱力学の第2法則に反して隔壁の両側に温度差を生じさせることのできる仮想の生物。
⇒マクスウェル【James Clerk Maxwell】
まくず‐が‐はら【真葛原】
京都市東山区東山の麓、円山公園の一部の称。昔は墓地。一説に、もと比叡山麓の坂本の地名。
まくず‐はら【真葛原】
葛が生えている原。天智紀「赤駒のい行きはばかる―」
⇒ま‐くず【真葛】
まくず‐やき【真葛焼】
明治の初め、京都清水真葛原まくずがはらの陶工宮川香山(長造の子)が、横浜の商人鈴木保兵衛らに招かれ太田村(現、横浜市南区)で始めた陶磁器。精巧優美な作品で知られる。1945年、戦災で廃窯。太田焼。
ま‐くそ【目屎】
めやに。めくそ。〈新撰字鏡2〉
ま‐ぐそ【馬糞】
馬のくそ。ばふん。
⇒まぐそ‐たか【馬糞鷹】
まぐそ‐たか【馬糞鷹】
〔動〕
①ノスリの異称。
②チョウゲンボウの異称。
⇒ま‐ぐそ【馬糞】
まく‐そと【幕外】
歌舞伎演出用語。幕が引かれた後、その外でさらに演技が続けられる場合の称。
まく‐だまり【幕溜り】
劇場で、引幕を引きためて置く場所。上手かみてと下手しもてとにある。
マグダラ‐の‐マリア
(Mary Magdalene)
⇒マリア2
ま‐くだり【真下り】
(マックダリとも)
①高い所からまっすぐに下ること。義経記3「長刀打振り、―に喚おめいて懸かる」
②京で御所と反対の南の方にまっすぐに行くこと。保元物語「敵の追かけんもあしかりなんと思ひて、―に逃げたりけるが」
まく‐たんぱくしつ【膜蛋白質】
細胞膜に結合して存在する蛋白質。細胞膜を貫通しているもの、それと非共有結合しているもの、細胞膜の脂質分子と共有結合しているものなどがある。細胞膜を介した細胞の機能発現に関わる。
ま‐ぐち【間口】
①土地・家屋などの前面の幅。表口。「―の狭い店」↔奥行おくゆき。
②事業・研究などでの領域の広さ。「―の広い学者」
⇒間口を広げる
まく‐ぎり【幕切り】🔗⭐🔉
まく‐ぎり【幕切り】
(→)「まくぎれ」に同じ。滑稽本、妙竹林話七偏人「芝居でするとあのコツキリが―の拍子木だらう」
まく‐ぎれ【幕切れ】🔗⭐🔉
まく‐ぎれ【幕切れ】
①芝居の一段落がついて幕となること。まくぎり。
②転じて、事のおわり。「あの一件もあっけなく―となった」
まく‐ぎわ【幕際】‥ギハ🔗⭐🔉
まく‐ぎわ【幕際】‥ギハ
①能舞台で橋掛りの揚幕に接するところ。また、鏡の間まのうち揚幕に接するところ。
②芝居などで終演のまぎわ。
まく‐ぐし【幕串】🔗⭐🔉
まく‐ぐし【幕串】
幕を張るために立てる細い棒。串。
まく‐ことば【幕詞】🔗⭐🔉
まく‐ことば【幕詞】
武士が軍陣で用いた忌詞。幕を張ることを縁起からいろいろに言いわけて、味方のは「打つ」、敵のは「引く」、船には「走らかす」、座敷などには「囲う」という類。
まく‐した【幕下】🔗⭐🔉
まく‐した【幕下】
相撲の番付で、幕内より下の力士。現在は、特に番付の二段目のうち十両を除いたものをいう。
まく‐じり【幕尻】🔗⭐🔉
まく‐じり【幕尻】
相撲の番付で、幕内の最下位をいう。
まく‐そと【幕外】🔗⭐🔉
まく‐そと【幕外】
歌舞伎演出用語。幕が引かれた後、その外でさらに演技が続けられる場合の称。
まく‐だまり【幕溜り】🔗⭐🔉
まく‐だまり【幕溜り】
劇場で、引幕を引きためて置く場所。上手かみてと下手しもてとにある。
まく‐づかえ【幕支え】‥ヅカヘ🔗⭐🔉
まく‐づかえ【幕支え】‥ヅカヘ
芝居で、開幕の時間になっても幕があかないこと。浮世床2「―と見える」
まく‐でん【幕電】🔗⭐🔉
まく‐でん【幕電】
電光の一種。樹枝状の火花が見えず、遠方の空一帯が遠雷とともに明るくなるもの。火花が雲に隠れて光の反射だけが見える現象。
まく‐なし【幕無し】🔗⭐🔉
まく‐なし【幕無し】
絶え間の無いこと。ひっきりなし。花暦八笑人「そう―に地口続けでどうして本読みが始められるものか」。「のべつ―」
まく‐の‐うち【幕の内】🔗⭐🔉
まく‐の‐うち【幕の内】
①昔、将軍の相撲上覧の際に、幔幕まんまくの内に伺候しこうし、円座御免えんざごめんの待遇を受けた最もすぐれた数人の力士。まくうち。
②転じて、相撲の番付で、第一段の欄内に名を記される上級の力士。前頭まえがしら以上のもの。まくうち。
③(芝居の幕間に食べたことから)胡麻をかけた小さな握り飯とおかずを詰め合わせた弁当。幕の内弁当。
まく‐ひき【幕引き】🔗⭐🔉
まく‐ひき【幕引き】
幕を引いて芝居を終えること。転じて、事を終りにすること。終わること。「事件の―」
まく‐み【幕見】🔗⭐🔉
まく‐み【幕見】
(→)一幕見ひとまくみに同じ。
まく‐や【幕屋】🔗⭐🔉
まく‐や【幕屋】
①幕を張りめぐらした小屋。
②幕を張ってしつらえた能楽・芝居などの楽屋。
まく‐ゆ【幕湯】🔗⭐🔉
まく‐ゆ【幕湯】
温泉などで、貴賤の人の混浴を避けるために一部分を幕でへだてたもの。
○幕を下ろすまくをおろす🔗⭐🔉
○幕を下ろすまくをおろす
(→)「幕を閉じる」に同じ。
⇒まく【幕】
○幕を切って落とすまくをきっておとす🔗⭐🔉
○幕を切って落とすまくをきっておとす
(→)「幕を切る」1に同じ。
⇒まく【幕】
○幕を切るまくをきる🔗⭐🔉
○幕を切るまくをきる
①(切り幕を切って芝居を始めることから)事を始める。また、初めて公開する。「幕を切って落とす」とも。
②幕を閉じる。終りにする。また、席をはずす。
⇒まく【幕】
○幕を通すまくをとおす🔗⭐🔉
○幕を通すまくをとおす
両者の間に意思を疎通させる。
⇒まく【幕】
○幕を閉じるまくをとじる🔗⭐🔉
○幕を閉じるまくをとじる
引幕ひきまくを閉じて芝居が終わる。転じて、事が終りになる。
⇒まく【幕】
○幕を引くまくをひく🔗⭐🔉
○幕を引くまくをひく
(→)「幕を閉じる」に同じ。
⇒まく【幕】
ま‐ぐん【魔軍】
①悪魔の軍。
②〔仏〕仏道を妨げる一切の悪事のたとえ。
まけ
(女房詞)月経。
まけ
一族。血統。まき。すじ。「一―」
まけ【任け】
(下二段動詞「任まく」の連用形から)官職に任ずること。地方官に任じて差し遣わすこと。→まけのまにまに
まけ【負け】
①負けること。敗北。「―が込む」↔勝ち。
②値段を安くすること。また、その代りの景品。おまけ。
まけ【眚・
】
(目気の意)眼病の一種。そこひ。日葡辞書「マケヲワヅラウ」。醒睡笑「一度させばかすみはるる、二度させば―も切る」
まけ【設け】
あらかじめ用意すること。また、用意したもの。
ま‐け【真木】
(上代東国方言)(→)「まき」に同じ。万葉集20「―柱ほめて造れる殿のごと」
まげ
(青森県南部地方で)馬小屋の2階を物置または若者の居室などにあてたもの。
まげ【曲げ】
①まげること。
②曲物まげものの略。
まげ【髷】
髪を頂につかね、髻もとどりを結った上部を後方へ折り曲げ、さらに前へ折った所の名。転じて一般に、髪をつかねて結ったもの。わげ。→日本髪(図)
まげ‐いお【曲庵】‥イホ
曲がって倒れかけた粗末な家。万葉集5「伏庵ふせいおの―の内に」
まけ‐いくさ【負戦・負軍】
戦いに負けること。敗けたたたかい。敗軍。敗戦。源平盛衰記29「平家―に成りければ」。「初めから―だった」
まけいしゅら【摩醯首羅】
(梵語Maheśvara)大自在天だいじざいてんのこと。
まけ‐いぬ【負け犬】
けんかに負けて、しっぽを巻いて逃げる犬。競争に敗れてすごすごと引き下がる人にたとえる。「―の遠吠え」
まけ‐いろ【負け色】
負けそうなきざし。敗色はいしょく。保元物語「寄せ方―になりければ」
まげ‐おうりょく【曲げ応力】
棒状物体に曲げモーメントが加わったとき、内部に生じる内力。
まけ‐おしみ【負け惜しみ】‥ヲシミ
負けたのをくやしがってことさらに強情を張り、負けないと言い張ったり弁解したりすること。「―が強い」
⇒負け惜しみの減らず口

[漢]幕🔗⭐🔉
幕 字形
筆順
〔巾部10画/13画/教育/4375・4B6B〕
〔音〕マク(呉) バク(漢)
[意味]
[一]マク
①物をおおいかくすように張った布。おおい。とばり。「紅白の幕を張る」「幔幕まんまく・天幕・暗幕・煙幕・除幕式」
②①の開閉によって区切られる芝居の段落。「幕になる」(終わる)「開幕・序幕・一幕物もの」。転じて一般に、場面。場合。「お前の出る幕じゃない」
③相撲すもうで「幕の内」の略。「幕に上がる」「入幕」
[二]バク
①(とばりを張りめぐらした)将軍の陣営。作戦を練る所。「幕下・幕営・幕僚」
②「幕府」の略。「幕末・幕閣・佐幕・討幕」
[解字]
形声。「巾」(=ぬの)+音符「莫」(=かくして見えなくする)。おおいかくして見えなくする布きれの意。[
]は異体字。
[下ツキ
暗幕・帷幕・煙幕・開幕・旧幕・銀幕・剣幕・権幕・見幕・佐幕・字幕・終幕・序幕・除幕・弾幕・段幕・天幕・倒幕・討幕・入幕・閉幕・幔幕



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