びょう【廟】_ベウ 祖先の霊を祭る所。霊屋。おたまや。やしろ。

びょう‐う【廟宇】_ベウ‥ ①おたまや。廟。 ②社殿。

びょう‐ぎ【廟議】_ベウ‥ 廟堂すなわち朝廷の評議。朝議。

びょう‐ごう【廟号】_ベウガウ 宗廟の称号。中国などで、天子の霊を宗廟にまつる際につける尊号。高祖・太宗など。日本で将軍の御霊屋・神社などにも贈る。

びょう‐さく【廟策】_ベウ‥ 廟堂すなわち朝廷のはかりごと。廟謨_びょうぼ。廟算。

びょう‐さん【廟算】_ベウ‥ ^（→）廟策_{びょうさく}に同じ。

びょう‐し【廟祀】_ベウ‥ 御霊屋_おたまやや社_やしろにまつること。

びょう‐しゃ【廟社】_ベウ‥ ①宗廟と社稷_{しゃしょく}。 ②おたまや。やしろ。

びょう‐しゅく【廟祝】_ベウ‥ 神官。神主。

びょう‐しょ【廟所】_ベウ‥ ①貴人の霊を祭ってある所。おたまや。 ②はかば。墓所。

びょう‐しょく【廟食】_ベウ‥ 廟にまつられること。椿説弓張月前編「八郎―す東海の嶼」

びょう‐とう【廟塔】_ベウタフ 仏像を安置するたまやの塔。

びょう‐どう【廟堂】_ベウダウ ①おたまや。霊廟。 ②［荘子在宥］(古代中国で、天子が政治を宗廟に告げ明堂で群臣に相談したことから)天下の大政をつかさどる所。朝廷。

びょう‐はい【廟拝】_ベウ‥ 釈奠_せきてんで、孔子の廟を拝すること。

びょう‐ぼ【廟謨】_ベウ‥ (「謨」は、はかりごとの意)廟堂すなわち朝廷のはかりごと。朝廷の政治の方針。

廟　字形 〔广部12画／15画／4132・4940〕 〔音〕ビョウ〈ベウ〉(漢) [意味] ①祖先の霊をまつる建物。みたまや。「廟宇・宗廟・霊廟・孔子廟」 ②王宮の正殿。政治を行う所。朝廷。「廟堂・廟議」▶昔、天子がまつりごとを①で祖先の霊に報告したところから。 ▷［］［］は異体字。 [下ﾂｷ 聖廟・宗廟・祖廟・帝廟・霊廟