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いとこ‐あわせ【従兄弟合せ】‥アハセ🔗🔉

いとこ‐あわせ従兄弟合せ‥アハセ いとこ同士を夫婦にすること。 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐おおおじ【従兄弟大小父】‥オホヲヂ🔗🔉

いとこ‐おおおじ従兄弟大小父‥オホヲヂ 祖父母のいとこ。「族伯祖父」とも書く。 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐おおおば【従兄弟大小母】‥オホヲバ🔗🔉

いとこ‐おおおば従兄弟大小母‥オホヲバ 祖父母のいとこめ。「族伯祖母」とも書く。 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐おじ【従兄弟小父】‥ヲヂ🔗🔉

いとこ‐おじ従兄弟小父‥ヲヂ 父母のいとこ。いとこちがい。「従祖父」とも書く。 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐おば【従兄弟小母】‥ヲバ🔗🔉

いとこ‐おば従兄弟小母‥ヲバ 父母のいとこめ。いとこちがい。「従祖母」とも書く。 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐がたり【従兄弟語り】🔗🔉

いとこ‐がたり従兄弟語り】 いとこ同士の結婚。いとこづれ。 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐ちがい【従兄弟違い】‥チガヒ🔗🔉

いとこ‐ちがい従兄弟違い‥チガヒ 自分と父母のいとこ(自分といとこの子)との間柄。 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐どち【従兄弟どち】🔗🔉

いとこ‐どち従兄弟どち】 いとこどうし。宇津保物語楼上上「かの御方の侍従の君、対の御方の少将の君とは―なれば」 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐なのり【従兄弟名乗り】🔗🔉

いとこ‐なのり従兄弟名乗り】 誕生した子の命名の祝い。なづけいわい。 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐に【従兄弟煮】🔗🔉

いとこ‐に従兄弟煮】 小豆・牛蒡ごぼう・大根・芋・豆腐・クワイ・焼栗などを堅いものから追い追い入れて煮込んだ料理。(「追い追い」と「甥甥」をかけたものという)〈伊京集〉〈日葡辞書〉 ⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

いとこ‐め【従兄弟女】🔗🔉

いとこ‐め従兄弟女】 いとこに当たる女。父母の姪めい⇒いと‐こ【従兄弟・従姉妹】

おお‐おじ【従祖父・大伯父・大叔父】オホヲヂ🔗🔉

おお‐おじ従祖父・大伯父・大叔父オホヲヂ 祖父母の兄弟。両親のおじ。〈倭名類聚鈔2

おお‐おば【従祖母・大伯母・大叔母】オホヲバ🔗🔉

おお‐おば従祖母・大伯母・大叔母オホヲバ 祖父母の姉妹。両親のおば。〈倭名類聚鈔2

したが・う【従う・随う・順う】シタガフ🔗🔉

したが・う従う・随う・順うシタガフ [一]〔自五〕 自分より強大なもの、不動・不変なものの権威や存在を認め、自分の行動をそれに合わせる意。 ①後について行く。随行する。源氏物語玉鬘「―・ひ来たりし者どもも類にふれて逃げ去り、もとの国に帰り散りぬ」。「夫に―・って海外に赴く」 ②さからわない。意のままになる。 ㋐相手の言うなりになる。命ぜられた通りに行動する。源氏物語帚木「かうあながちに―・ひおぢたる人なめり。…かばかり我に―・ふ心ならば」。「忠告に―・う」「老いては子に―・え」 ㋑降参する。屈服する。源氏物語「いみじき験者どもにも―・はず執念しゅうねき気色」 ㋒動かされるままに動く。まかせる。拾遺和歌集「秋の世に雨と聞えて降るものは風に―・ふもみぢなりけり」。「風にまかせ浪に―・ってただよう」 ㋓(川・道などに)沿う。その進む通りに行く。西大寺本最勝王経平安初期点「崖に循シタガひて行く」。「道に―・って進む」 ㋔(「遵う」とも書く)(慣例・法規などに)ならう。よる。違反しないようにする。平家物語1「生死のおきてに―・ふならひ」。「定説に―・う」「多数決に―・う」 ㋕応ずる。順応する。源氏物語夕顔「なほもて来や。所に―・ひてこそ」。「実力に―・って問題を与える」「時のたつに―・って記憶は薄れてきた」 ③従事する。その事にたずさわる。問はず語り「あけはてぬれば、さてしもあらねば参りて御前の役に―・ふに」。「業務に―・う」 [二]〔他下二〕 ⇒したがえる(下一)

したが・える【従える・随える】シタガヘル🔗🔉

したが・える従える・随えるシタガヘル 〔他下一〕[文]したが・ふ(下二) ①意のままに指図して使う。服従させる。宇津保物語藤原君「山がつらを―・へて田畑を作らむ」。平家物語5「はやはや謀反おこして、日本国―・へ給へ」。「敵を―・える」 ②供につれる。率いる。太平記5「三千余騎を―・へてたてごもらせ給ひけるとぞ聞えし」。「随員を―・えて会議に臨む」 ③(通例「身に―・う」の形で用いる)所持する。たずさえる。海道記「猛豪の三兵(弓・剣・槍)は手に―・へて互に雄称す」。「三尺の剣を身に―・う」 ▷口語では、やや古風な言い方。 ④相応するようにする。対応させる。今昔物語集1「もし願ひ思ふ事のあるか、われ願ひに―・へむ」

したがっ‐て【従って】🔗🔉

したがっ‐て従って】 〔接続〕 (シタガヒテの音便)前に述べた事柄の順当な結果として後の事柄につなぐ語。それゆえに。それだから。「講師が休み。―本日は休講」 ○舌が長いしたがながい 多弁である。おしゃべりである。 ⇒した【舌】

じゅ【従】🔗🔉

じゅ】 (呉音)位階で、同等級において正の下に位することを表す語。「―三位」→従ひろい

じゅう【従】🔗🔉

じゅう】 (呉音。漢音はショウ) ①したがう人。とも。 ②付随的なこと。中心とはならないもの。「―とする」 ③三親等より遠い親族関係を示す語。 ④起点・経過点を表す。より。 ⑤〔法〕従犯の略。 →じゅ(従)

じゅう‐い【従位】‥ヰ🔗🔉

じゅう‐い従位‥ヰ 位階で同一等級の正位しょういの下に列する位。従一位・従二位の類。じゅい。→従下じゅげ

じゅう‐いぎし【従威儀師】‥ヰ‥🔗🔉

じゅう‐いぎし従威儀師‥ヰ‥ 法会の時、威儀師に従って衆僧の容儀を正すことをつかさどる役僧。従儀師。

じゅう‐いん【従因】🔗🔉

じゅう‐いん従因】 主でない間接的な原因。

じゅう‐が【従駕】🔗🔉

じゅう‐が従駕】 行幸に従って行くこと。

じゅうか‐ぜい【従価税】🔗🔉

じゅうか‐ぜい従価税】 課税物件の価格を標準に税率が定められている租税。↔従量税

じゅう‐き【従騎】🔗🔉

じゅう‐き従騎】 騎馬に乗った従者。

じゅう‐ぎし【従儀師】🔗🔉

じゅう‐ぎし従儀師】 〔仏〕(→)従威儀師に同じ。

じゅうぎょう‐いん【従業員】‥ゲフヰン🔗🔉

じゅうぎょう‐いん従業員‥ゲフヰン 業務に従事している人。 ⇒じゅう‐ぎょう【従業】

じゅうぎょういん‐くみあい【従業員組合】‥ゲフヰン‥アヒ🔗🔉

じゅうぎょういん‐くみあい従業員組合‥ゲフヰン‥アヒ 企業内の従業員のみによって組織する労働組合。 ⇒じゅう‐ぎょう【従業】

じゅうぎょういん‐だいひょうせい【従業員代表制】‥ゲフヰン‥ヘウ‥🔗🔉

じゅうぎょういん‐だいひょうせい従業員代表制‥ゲフヰン‥ヘウ‥ 従業員が自ら選出した代表を通して労働条件などの決定に関与する制度。日本では、事業場内の労働者の過半数を代表する者あるいは過半数組合を当事者とする。 ⇒じゅう‐ぎょう【従業】

じゅうぎょういん‐もちかぶせいど【従業員持株制度】‥ゲフヰン‥🔗🔉

じゅうぎょういん‐もちかぶせいど従業員持株制度‥ゲフヰン‥ 会社が従業員の自社への帰属意識や安定株主の増大などを目的として、給料の天引きなどの方法によって、従業員に株式を取得させる制度。 ⇒じゅう‐ぎょう【従業】

じゅうぐん‐いあんふ【従軍慰安婦】‥ヰ‥🔗🔉

じゅうぐん‐いあんふ従軍慰安婦‥ヰ‥ 日中戦争・太平洋戦争期、日本軍によって将兵の性の対象となることを強いられた女性。植民地・占領地出身の女性も多く含まれていた。 ⇒じゅう‐ぐん【従軍】

じゅうぐん‐きしゃ【従軍記者】🔗🔉

じゅうぐん‐きしゃ従軍記者】 戦地に行き、そこから戦況を報ずる新聞・放送・雑誌記者。田山花袋、第二軍従征日記「―の同行を許可されぬ前、即ち第二軍の活動の最初からそれに従ふことが出来たので」 ⇒じゅう‐ぐん【従軍】

じゅうぐん‐きしょう【従軍記章】‥シヤウ🔗🔉

じゅうぐん‐きしょう従軍記章‥シヤウ 旧制で、従軍した軍人・軍属に与えられた記章。 ⇒じゅう‐ぐん【従軍】

じゅう‐けい【従兄】🔗🔉

じゅう‐けい従兄】 年上の、男のいとこ。従父兄。↔従弟

じゅう‐けいてい【従兄弟】🔗🔉

じゅう‐けいてい従兄弟】 男のいとこ。↔従姉妹

じゅう‐ざ【従座】🔗🔉

じゅう‐ざ従座】 ①他人の罪に関係して取り調べられること。 ②演劇において、主演者を助けるしもべ、あるいは、補助者。〈日葡辞書〉 ⇒じゅうざ‐むこ【従座婿】

じゅうざ‐むこ【従座婿】🔗🔉

じゅうざ‐むこ従座婿】 召使の女と結婚した男。〈日葡辞書〉 ⇒じゅう‐ざ【従座】

じゅう‐さんか【従参加】🔗🔉

じゅう‐さんか従参加】 〔法〕(→)補助参加に同じ。

じゅう‐し【従士】🔗🔉

じゅう‐し従士】 ①とものさむらい。 ②古代ゲルマン人の間で、有力者につき従ってこれを守る従者。 ⇒じゅうし‐せい【従士制】

じゅう‐し【従姉】🔗🔉

じゅう‐し従姉】 年上の、女のいとこ。↔従妹

じゅう‐じ【従事】🔗🔉

じゅう‐じ従事】 仕事に従うこと。仕事にたずさわること。「建設作業に―している」

じゅうし‐せい【従士制】🔗🔉

じゅうし‐せい従士制】 (Gefolgschaft ドイツ)中世初期のゲルマン人の間に生まれた制度。従士2は主君に忠誠を尽くし、主君は従士に武具・食料などを給与する主従関係。これと恩貸地制が結びついて中世の封建制度が形成され、従士は封建家臣となった。 ⇒じゅう‐し【従士】

じゅう‐しまい【従姉妹】🔗🔉

じゅう‐しまい従姉妹】 女のいとこ。↔従兄弟

じゅう‐しゃ【従者】🔗🔉

じゅう‐しゃ従者】 主人の供をする者。ともびと。とも。ずさ。 ⇒じゅうしゃ‐むこ【従者婿】

じゅうしゃ‐むこ【従者婿】🔗🔉

じゅうしゃ‐むこ従者婿】 従者の立場にある者を婿とすること。また、その婿。浄瑠璃、大経師昔暦「此のさんが―、よい男猫添はそぞえ」 ⇒じゅう‐しゃ【従者】

じゅう‐じゅん【従順】🔗🔉

じゅう‐じゅん従順】 ①順序がくるわず、正しく従うこと。 ②すなおで人にさからわないこと。「親に―な子」 ⇒じゅうじゅん‐さんけい【従順山形】

じゅうじゅん‐さんけい【従順山形】🔗🔉

じゅうじゅん‐さんけい従順山形】 全体に小起伏で頂や尾根が丸みをおび、岩の露出した崖などのない山の姿。老年期の山容。 ⇒じゅう‐じゅん【従順】

じゅう‐しん【従心】🔗🔉

じゅう‐しん従心】 [論語為政「七十にして心の欲する所に従って、矩のりを踰えず」]70歳の異称。

じゅう‐しん【従臣】🔗🔉

じゅう‐しん従臣】 つきしたがう臣下。

じゅう‐ぜん【従前】🔗🔉

じゅう‐ぜん従前】 今より前。今まで。「―の通り」

じゅう‐そう【従僧】🔗🔉

じゅう‐そう従僧】 位の高い僧や住職に随従する僧。伴僧ばんそう

じゅうぞく‐えいよう【従属栄養】‥ヤウ🔗🔉

じゅうぞく‐えいよう従属栄養‥ヤウ 「栄養形式」参照。 ⇒じゅう‐ぞく【従属】

じゅうぞく‐がいしゃ【従属会社】‥グワイ‥🔗🔉

じゅうぞく‐がいしゃ従属会社‥グワイ‥ 資本参加のほか、契約・定款などに基づいて他のある会社の支配に従属する会社。コンツェルンの支配会社に対する子会社の類。 ⇒じゅう‐ぞく【従属】

じゅうぞく‐かんけい【従属関係】‥クワン‥🔗🔉

じゅうぞく‐かんけい従属関係‥クワン‥ ①上位概念に対する下位概念の関係。例えば人間という種概念は動物という類概念に従属する。 ②身分的・政治的などの面で、他に従属している関係。 ⇒じゅう‐ぞく【従属】

じゅうぞく‐こく【従属国】🔗🔉

じゅうぞく‐こく従属国】 ①政治的ないし経済的に他国の支配に拘束されている国。形式上は独立しているが、実際には他の強国に従属している国。 ②宗主国の国内法に基づいて外交関係の一部を独立処理し、他の部分は宗主国によって処理される国家。トルコを宗主国とする独立前のブルガリアなど。↔宗主国。 ⇒じゅう‐ぞく【従属】

じゅうぞく‐せつ【従属節】🔗🔉

じゅうぞく‐せつ従属節】 文の一部として現れる節。主語や目的語の位置に現れる名詞節、名詞を修飾する形容詞節(または関係節)、副詞的な働きをする副詞節などがある。↔主節。 ⇒じゅう‐ぞく【従属】

じゅうぞく‐はん【従属犯】🔗🔉

じゅうぞく‐はん従属犯】 正犯に従属して成立する教唆犯・従犯。加担犯。 ⇒じゅう‐ぞく【従属】

じゅうぞく‐へんすう【従属変数】🔗🔉

じゅうぞく‐へんすう従属変数】 独立変数の変化に応じて変わる数。→関数⇒じゅう‐ぞく【従属】

じゅうぞく‐りろん【従属理論】🔗🔉

じゅうぞく‐りろん従属理論】 世界的な資本蓄積の過程で、資本主義の中枢部と周辺部との間に従属関係が作られ、欧米など先進諸国に経済発展が、第三世界に低開発が蓄積されてゆく構造に関する理論。 ⇒じゅう‐ぞく【従属】

じゅう‐そつ【従卒】🔗🔉

じゅう‐そつ従卒】 将校に専属し、身のまわりの世話をする兵。将校当番兵。従兵。

じゅう‐そふ【従祖父】🔗🔉

じゅう‐そふ従祖父】 ①父母の従兄弟いとこ。いとこおじ。 ②祖父の兄弟。

じゅう‐そぼ【従祖母】🔗🔉

じゅう‐そぼ従祖母】 ①従祖父の妻。いとこおば。 ②祖父の姉妹。

じゅう‐そん【従孫】🔗🔉

じゅう‐そん従孫】 兄弟・姉妹の孫。

じゅう‐てい【従弟】🔗🔉

じゅう‐てい従弟】 年下の、男のいとこ。↔従兄

じゅうどう‐じく【従動軸】‥ヂク🔗🔉

じゅうどう‐じく従動軸‥ヂク 他からの動力によって回転させられる軸。

じゅう‐はん【従犯】🔗🔉

じゅう‐はん従犯】 共犯の一形式。正犯の実行行為を容易にする犯罪。例えば、凶器を貸すことや助言・激励することなどをいう。正犯の刑に照らして刑が減軽される。幇助ほうじょ犯。

じゅう‐ふく【従服】🔗🔉

じゅう‐ふく従服】 おとなしく従うこと。服従。

じゅうふ‐けい【従父兄】🔗🔉

じゅうふ‐けい従父兄】 従兄。 ⇒じゅう‐ふ【従父】

じゅう‐ぶつ【従物】🔗🔉

じゅう‐ぶつ従物】 〔法〕物の所有者が、その物の継続的な利用に供するために付属させる他の所有物。箪笥に対する鍵、家屋に対する畳の類。↔主物

じゅうふ‐てい【従父弟】🔗🔉

じゅうふ‐てい従父弟】 従弟。 ⇒じゅう‐ふ【従父】

じゅう‐へい【従兵】🔗🔉

じゅう‐へい従兵】 ①つき従う兵。東鑑9「泰衡―数百騎」 ②将校に専属し、その世話をする兵。将校当番兵。従卒。

じゅう‐ぼ【従母】🔗🔉

じゅう‐ぼ従母】 母の姉妹。母方のおば。

じゅう‐ぼく【従僕】🔗🔉

じゅう‐ぼく従僕】 召使の男。しもべ。

じゅう‐まい【従妹】🔗🔉

じゅう‐まい従妹】 年下の、女のいとこ。↔従姉

じゅう‐らい【従来】🔗🔉

じゅう‐らい従来】 以前から。これまで。在来。「―のやり方」「―どおり」

じゅう‐りょう【従良】‥リヤウ🔗🔉

じゅう‐りょう従良‥リヤウ ①上代、奴婢ぬひなどを解放して良民とすること。 ②芸妓などが情人に請け出されてその妻となること。

じゅうりょう‐せい【従量制】‥リヤウ‥🔗🔉

じゅうりょう‐せい従量制‥リヤウ‥ 通信サービスの課金方式の一つ。利用量や利用時間に応じて料金が課される制度。ガス・水道・ごみ回収などの料金についてもいう。↔定額制

じゅうりょう‐ぜい【従量税】‥リヤウ‥🔗🔉

じゅうりょう‐ぜい従量税‥リヤウ‥ 重量・尺度・容積・化学的成分(例えばアルコール含有量)・個数などを標準として税率を決定する租税。↔従価税

じゅ‐げ【従下】🔗🔉

じゅ‐げ従下】 位階の従位じゅういで、上下あるうちの下にあたるもの。主に従五位下を指す。

じゅ‐ごい【従五位】‥ヰ🔗🔉

じゅ‐ごい従五位‥ヰ ①位階の一つ。正六位の上、正五位の下。 ②(成年に達すると従五位を授けられたからいう)華族の嫡男。

しょう‐よう【従容・縦容】🔗🔉

しょう‐よう従容・縦容】 動じることなくゆったりとしているさま。おちついたさま。「―として死に就く」「―たる態度」 ⇒従容として迫らず

○従容として迫らずしょうようとしてせまらず🔗🔉

○従容として迫らずしょうようとしてせまらず ゆったりと落ち着いた態度であわてないさま。 ⇒しょう‐よう【従容・縦容】 しょうよう‐ぶん商用文シヤウ‥ 商売上の手紙などに用いる、定型的な文章。実用文。 ⇒しょう‐よう【商用】 じょうよう‐ろうどうしゃ常用労働者ジヤウ‥ラウ‥ ほぼ常時雇用されている労働者。厚生労働省の規定では、期間を定めずに、または一カ月を超える期間を定めて雇われている者、あるいは臨時または日雇い労働者で、調査日前の2カ月の各月にそれぞれ18日以上雇われた者。 ⇒じょう‐よう【常傭・常用】 しょうようろく従容録】 〔仏〕中国、宋の宏智正覚わんししょうがくが古則公案の中から百題を選んで偈を付し、南宋の万松行秀ばんしょうぎょうしゅうがそれに評唱を加えたもの。6巻。曹洞宗において重視される。 じょうよ‐かち剰余価値】 (Mehrwert ドイツ)資本家が支払った労働力の価値(賃金)以上に労働者によって生産された価値。利潤・地代・利子などの所得の源泉となるもの。マルクス経済学の主要概念の一つ。→絶対的剰余価値→相対的剰余価値⇒じょう‐よ【剰余】 じょうよ‐きん剰余金】 企業会計で、会社の自己資本のうち、資本金以外の部分。資本剰余金と利益剰余金とからなる。 ⇒じょう‐よ【剰余】 しょう‐よく小欲・少欲セウ‥ 欲の少ないこと。寡欲。「―知足」 しょう‐よく声欲シヤウ‥ 〔仏〕五欲の一つ。五境の一つである声に対する欲望。音楽や歌謡などを聞きたがる欲望。 じょう‐よく情欲・情慾ジヤウ‥ ①男女の情愛の欲。性欲。色情。夏目漱石、行人「男は―を満足させる迄は、女よりも烈しい愛を相手に捧げる」 ②欲求の情。古今和歌集「―分つこと無く、和歌未だ作おこらず」 じょうよ‐ていり剰余定理】 〔数〕整式fx)をxaで割った剰余は、fx)のを代入して得られる値fa)に等しい、という定理。→因数定理⇒じょう‐よ【剰余】 じょうよ‐でん剰余田(→)乗田に同じ。 ⇒じょう‐よ【剰余】 じょうよ‐ろうどう剰余労働‥ラウ‥ 剰余価値を生む労働。必要労働時間を超えて行われる労働。 ⇒じょう‐よ【剰余】 しょ‐うら初裏】 連歌や俳諧で、初折しょおりの裏。↔初表しょおもて しょう‐ら松蘿】 ①松の木にからまるかずら。転じて、男女の契りの固いことにもたとえる。源平盛衰記39「―の契り色深く」 ②サルオガセを乾した生薬。利尿剤。 しょう‐らい生来シヤウ‥ (セイライとも) ①持って生まれた性質。うまれつき。性分しょうぶん。「―のなまけ者」 ②生まれて以来。「―病気せず」 しょう‐らい性来シヤウ‥ ⇒せいらい しょう‐らい招来セウ‥ 招きよせること。「災いを―する」「外人指揮者を―する」 しょう‐らい松籟】 松に吹く風。また、その音。松韻。 しょう‐らい将来シヤウ‥ ①これから来ようとする時。未来。ゆくさき。前途。多くは「未来」よりも現在に近いところを指す。「―に期待する」 ②持って来ること。「唐から―した経典」 ③ある状態をもたらすこと。招来。「危機を―する」 ⇒しょうらい‐せい【将来性】 しょう‐らい唱礼シヤウ‥ 密教において、曲調をつけて護法善神などの頌や仏名などを唱えて礼すること。 しょう‐らい請来シヤウ‥ ①頼んで来てもらうこと。招来。 ②仏像・経論などを請いうけて外国から持って来ること。 ⇒しょうらい‐もくろく【請来目録】 しょうらい‐せい将来性シヤウ‥ 将来に期待できる内容をもっていること。「―のある企業」 ⇒しょう‐らい【将来】 しょうらい‐もくろく請来目録シヤウ‥ 中国に渡った僧が日本に将来した文献・法具などの目録。最澄の「台州録」や「越州録」、空海の「御請来目録」など入唐八家の目録が有名。 ⇒しょう‐らい【請来】 しょう‐らかし・いシヤウ‥ 〔形〕 (「性らかしい」か)素姓すじょうが正しい。ちゃんとしている。立派である。狂言、三人夫「百姓の事でござれば、―・い名でもござらぬ」 じょう‐らく上洛ジヤウ‥ (古くはショウラク)地方から都へのぼること。京都へ行くこと。 じょう‐らく常楽ジヤウ‥ 〔仏〕 ①常住不変で、苦しみなく安楽であること。 ②常楽我浄の略。 ⇒じょうらく‐え【常楽会】 ⇒じょう‐らく‐が‐じょう【常楽我浄】 じょうらく‐え常楽会ジヤウ‥ヱ 毎年旧暦2月15日(釈尊入滅の日)に興福寺などで修する涅槃会ねはんえ。〈[季]春〉 ⇒じょう‐らく【常楽】 じょう‐らく‐が‐じょう常楽我浄ジヤウ‥ジヤウ ①涅槃ねはんの四つのすぐれた性質(四徳)。永遠であり(常)、安楽であり(楽)、絶対であり(我)、清浄である(浄)こと。涅槃経に説く。 ②四顛倒してんどう。無常・苦・無我・不浄の現実を、凡夫が常・楽・我・浄と誤り思うこと。 ⇒じょう‐らく【常楽】 じょうら‐く・むヂヤウ‥ 〔自四〕 (「丈六じょうろくを組む」の転。丈六の仏像は趺坐ふざの姿勢をしているところから)あぐらをかく。物類称呼「ゆるやかに坐することを京大坂にて―・むといふ」 しょう‐らん笑覧セウ‥ 笑いながら見ること。自分の物を他人に見てもらう時の謙譲語。「御―下さい」 しょう‐らん焦爛・燋爛セウ‥ こげただれること。 しょう‐らん照覧セウ‥ あきらかに見ること。神仏がごらんになること。「神々も―あれ」 しょう‐らん詳覧シヤウ‥ くわしく見ること。 しょう‐らん縦覧⇒じゅうらん じょう‐らん上覧ジヤウ‥ 貴人がごらんになること。「―に供する」 ⇒じょうらん‐ずもう【上覧相撲】 じょう‐らん上欄ジヤウ‥ 書物・書類で、本文の上にある余白部分。注記などを書き入れるのに用い、罫で囲むこともある。 じょう‐らん諍乱ジヤウ‥ あらそい乱れること。騒乱。 じょう‐らん擾乱ゼウ‥ ①入り乱れること。乱れさわぐこと。また、乱し騒がすこと。騒擾。 ②気象学で、大気の定常状態からの乱れ。高気圧・低気圧・竜巻・積乱雲など、大気中に発生し、しばらく持続して消滅する現象。 じょうらん‐ずもう上覧相撲ジヤウ‥ズマフ 将軍の前で行われる相撲。江戸時代には、江戸城内吹上御苑で将軍臨席のもとに行われた。 ⇒じょう‐らん【上覧】 しょうらん‐ろう翔鸞楼シヤウ‥ 平安京大内裏の朝堂院四楼の一つ。応天門外の西の楼。東の栖鳳せいほう楼に相対。方4間。瓦葺で屋背に鵄尾しびがある。西楼。左闕楼。 しょう‐り小吏セウ‥ 地位の低い官吏。小役人。 しょう‐り小利セウ‥ わずかな利益。↔大利。 ⇒しょうり‐だいそん【小利大損】 しょう‐り商利シヤウ‥ 商売上の利益。 しょう‐り捷利セフ‥ かつこと。勝利。 しょう‐り勝利】 ①戦いに勝つこと。「―を収める」 ②〔仏〕すぐれた利益りやく。太平記18「現在生の中には十種の―を得」 ⇒しょうり‐とうしゅ【勝利投手】 しょう‐り掌理シヤウ‥ 取り扱って処理すること。 しょう‐り掌裡シヤウ‥ てのひらのうち。掌中。 しょう‐り燮理セフ‥ [書経周官]やわらげおさめること。ほどよくととのえること。宰相が国を治めることにいう。「陰陽を―する」 しょう‐り牆籬シヤウ‥ かき。まがき。 じょう‐り条里デウ‥ 土地の区画。 ⇒じょうり‐せい【条里制】 じょう‐り条理デウ‥ ①物事の道理。すじみち。「―に適かなう」 ②自然を支配する、対立物統一の法則性。三浦梅園が主唱。 じょう‐り杖履ヂヤウ‥ 外出するときに必要な、つえとはきもの。 じょう‐り定離ヂヤウ‥ 別れ離れるようにきまっていること。「会者えしゃ―」 じょう‐り草履ジヤウ‥ (→)「ぞうり」に同じ。〈日葡辞書〉 じょう‐り常理ジヤウ‥ 普通の道理。きまりの道理。 じょう‐り情理ジヤウ‥ ①人情と道理。「―を尽くす」 ②事情の筋道。 じょう‐り場裡・場裏ヂヤウ‥ ある場所のうち。その事が行われる範囲内。 しょうりき正力シヤウ‥ 姓氏の一つ。 ⇒しょうりき‐まつたろう【正力松太郎】 しょうり‐き小離鰭セウ‥ 背びれや臀びれの後方に、そこから分離して並ぶ小さなひれ。アジ類やサバ類の一部、サンマなどに見られる。脂びれとは異なり、鰭条がある。副そえびれ。こばなれびれ。 じょう‐りき定力ヂヤウ‥ 〔仏〕禅定ぜんじょうによって得られた神秘的な能力。 しょうりき‐まつたろう正力松太郎シヤウ‥ラウ 実業家・政治家。富山県生れ。東大卒。1924年読売新聞社社長に就任して大衆的新聞に発展させ、52年日本テレビ放送網を創業、民間テレビの基盤を築く。プロ野球育成にも貢献。衆議院議員。(1885〜1969) 正力松太郎 撮影:田村 茂 ⇒しょうりき【正力】 しょう‐りく商陸シヤウ‥ ヤマゴボウの漢名。 ⇒しょうりく‐こん【商陸根】 じょう‐りく上陸ジヤウ‥ (船を下りて)陸に上がること。「敵前―」「台風は九州に―した」 しょうりく‐こん商陸根シヤウ‥ ヤマゴボウの根を乾燥した漢方生薬。硝酸カリウムを含み利尿作用がある。商陸。 ⇒しょう‐りく【商陸】 じょうり‐せい条里制デウ‥ 日本古代の耕地の区画法。おおむね郡ごとに、耕地を6町(約654メートル)間隔で縦横に区切り、6町間隔の列を条、6町平方の一区画を里と呼び、1里はさらに1町間隔で縦横に区切って合計36の坪とし、何国何郡何条何里何坪と呼ぶことで地点の指示を明確にし、かつ耕地の形をととのえた。 ⇒じょう‐り【条里】 しょうり‐だいそん小利大損セウ‥ わずかの利益を得ようとしてかえって大損を招くこと。太平記35「十文の銭を求めんとて、五十にてたいまつを買ひて燃とぼしたるは―かな」 ⇒しょう‐り【小利】 しょう‐りつ峭立セウ‥ きりたったようにそびえ立つこと。 しょう‐りつ勝率】 試合などに勝った割合。 しょう‐りつ聳立】 高くそびえ立つこと。聳峙しょうじじょう‐りつ乗率】 もとの数に掛ける率。 じょう‐りつ常律ジヤウ‥ 通常の法律。常規。 じょう‐りつ縄律】 (「縄」は、すみなわの意)法則。規則。 しょうり‐とうしゅ勝利投手(→)「勝ち投手」に同じ。 ⇒しょう‐り【勝利】 しょうりゃく正暦シヤウ‥ (ジョウリャク・ショウレキとも)平安中期、一条天皇朝の年号。永祚2年11月7日(990年11月26日)改元、正暦6年2月22日(995年3月25日)長徳に改元。 しょう‐りゃく抄略・抄掠セウ‥ かすめ奪うこと。 しょう‐りゃく省略シヤウ‥ 簡単にするために一部分を略してはぶくこと。せいりゃく。「以下―」 ⇒しょうりゃく‐ざん【省略算】 ⇒しょうりゃく‐ほう【省略法】 しょう‐りゃく将略シヤウ‥ 戦陣における、将としての知略。 しょう‐りゃく商略シヤウ‥ ①くらべること。品定めをすること。 ②商売上のかけひき。「―にたけた商人」 しょう‐りゃく詳略シヤウ‥ 詳しいこととあらましのこと。 じょう‐りゃく上略ジヤウ‥ 前の文または字句をはぶくこと。→中略→下略げりゃく じょうりゃく承暦】 (ショウリャク・ショウレキとも)[維城典訓]平安中期、白河天皇朝の年号。承保4年11月17日(1077年12月5日)改元、承暦5年2月10日(1081年3月22日)永保に改元。 しょうりゃく‐ざん省略算シヤウ‥ ある計算の結果の近似値を求める時、誤差を予定の範囲内にとどめることを条件に計算の手数を簡略にする方法。近似算。略算。 ⇒しょう‐りゃく【省略】 しょうりゃく‐ほう省略法シヤウ‥ハフ 章句を簡潔にして、言外の陰影・余韻・暗示を読者に読みとらせる修辞法。 ⇒しょう‐りゃく【省略】 しょう‐りゅう小流セウリウ 小さい水のながれ。おがわ。日葡辞書「ショウリュウツモッテフチトナル」 しょう‐りゅう小粒セウリフ 小さいつぶ。こつぶ。 しょう‐りゅう青竜シヤウ‥ ⇒せいりょう しょう‐りゅう消流セウリウ ①物品を消費すること。 ②消費流通の略。「地場―」 しょう‐りゅう笑留セウリウ (→)笑納に同じ。 しょう‐りゅう紹隆セウ‥ 前人の事業を受けついで、さらにこれを盛んにさせること。 じょう‐りゅう上流ジヤウリウ ①川の流れのかみの方。かわかみ。みなかみ。 ②社会的・経済的に上の地位にある階層。「―社会」 じょう‐りゅう蒸留・蒸溜・蒸餾‥リウ 液体を熱してできた蒸気を冷やして再び液体にし、精製または分離を行うこと。→分留⇒じょうりゅう‐き【蒸留器】 ⇒じょうりゅう‐しゅ【蒸留酒】 ⇒じょうりゅう‐すい【蒸留水】 ⇒じょうりゅう‐とう【蒸留塔】 じょうりゅう‐き蒸留器‥リウ‥ 蒸留を行う装置。液体を加熱する部分と冷却器とを主要部分とする。 ⇒じょう‐りゅう【蒸留・蒸溜・蒸餾】 しょうりゅう‐じ青竜寺シヤウ‥ ⇒せいりゅうじ じょうりゅう‐しゅ蒸留酒‥リウ‥ 発酵によってつくった酒をさらに蒸留して、アルコール含有の割合を増した酒。ウィスキー・ブランデー・焼酎など。 ⇒じょう‐りゅう【蒸留・蒸溜・蒸餾】 じょうりゅう‐すい蒸留水‥リウ‥ 蒸留して無機塩類・有機物・含有気体など不純物を取り除いた水。注射液、薬品の調製に用いる。 ⇒じょう‐りゅう【蒸留・蒸溜・蒸餾】 じょうりゅう‐とう蒸留塔‥リウタフ 塔状につくられた蒸留器。分留塔など。 ⇒じょう‐りゅう【蒸留・蒸溜・蒸餾】 しょうりゅう‐ろう蒼竜楼シヤウ‥ 平安京大内裏の朝堂院四楼の一つ。大極殿の南東に位置し、白虎びゃっこ楼と相対する。左楼。東楼。青竜楼。 しょう‐りょ商旅シヤウ‥ たびあきんど。旅商。 しょう‐りょ焦慮セウ‥ 心をいらだたせること。焦心。「―に駆られる」 しょう‐りょう小量・少量セウリヤウ ①すこしの数量。 ②(「小量」と書く)度量が狭いこと。狭量。「―な人物」 しょう‐りょう少領セウリヤウ ①わずかの所領。少所。 ②令制で、郡の次官すけ。すけのみやつこ。→郡司 しょう‐りょう承了‥レウ 相手の申し出や言い分を納得すること。承知。了承。 しょう‐りょう承領‥リヤウ ①受け取ること。 ②承知すること。 しょう‐りょう将領シヤウリヤウ 将軍。首領。 しょう‐りょう称量・秤量‥リヤウ (「称」は、はかる意)秤にかけて目方をはかること。 ⇒しょうりょう‐かへい【称量貨幣】 しょう‐りょう商量シヤウリヤウ あれこれとはかり考えること。「比較―」 しょう‐りょう渉猟セフレフ 広くわたり歩いてさがし求めること。転じて、多くの書物などを読みあさること。 しょう‐りょう精霊・聖霊シヤウリヤウ 〔仏〕死者の霊魂。→せいれい⇒しょうりょう‐え【聖霊会】 ⇒しょうりょう‐おくり【精霊送り】 ⇒しょうりょう‐だな【精霊棚】 ⇒しょうりょう‐とんぼ【精霊蜻蛉】 ⇒しょうりょう‐ながし【精霊流し】 ⇒しょうりょう‐ばった【精霊蝗虫】 ⇒しょうりょうばった‐もどき【精霊蝗虫擬き】 ⇒しょうりょう‐ぶね【精霊舟】 ⇒しょうりょう‐まつり【精霊祭】 ⇒しょうりょう‐むかえ【精霊迎え】 ⇒しょうりょう‐めし【精霊飯】 しょう‐りょう蕭寥セウレウ ひっそりとして、静かなようす。さびしく、寒々としたようす。 しょう‐りょう鷦鷯セウレウ ミソサザイの漢名。 ⇒鷦鷯林に巣くうも一枝に過ぎず しよう‐りょう使用料‥レウ ①使用した対価として払う料金。 ②国または公共団体が、行政財産または公の施設を使用させて、その代価として徴収する金銭。国公立学校の授業料、美術館の入場料など。 ⇒し‐よう【使用】 じょう‐りょう丈量ヂヤウリヤウ 田地の測量および検地。 しょうりょう‐え聖霊会シヤウリヤウヱ ①聖徳太子の御忌の法会。もと旧暦2月22日に太子ゆかりの寺で舞楽などをともない行われた。今は四天王寺は4月22日、法隆寺は3月22日、広隆寺は8月22日。お聖霊しょうらい。太子会。徒然草「二月涅槃会より―までの中間を指南とす」 ②(「精霊会」と書く)(→)盂蘭盆うらぼんに同じ。 ⇒しょう‐りょう【精霊・聖霊】 しょうりょう‐おくり精霊送りシヤウリヤウ‥ 盆の魂祭たままつりの終わる日に、精霊が幽界へかえるのを送ること。たまおくり。 ⇒しょう‐りょう【精霊・聖霊】 しょうりょう‐かへい称量貨幣‥リヤウクワ‥ 重量をはかって、その交換価値を算出して用いる貨幣。中国の馬蹄銀の類。↔計数貨幣 ⇒しょう‐りょう【称量・秤量】 しょうりょう‐じ清涼寺シヤウリヤウ‥ ⇒せいりょうじ しょうりょうしゅう性霊集シヤウリヤウシフ (セイレイシュウとも)空海作の詩賦・表文・碑銘などを弟子の真済しんぜいが編集した書。10巻。そのうち8・9・10の3巻は散逸したが、済暹さいせんによって「補闕抄」として補われた。遍照発揮性霊集。 →文献資料[性霊集] しょうりょう‐だな精霊棚シヤウリヤウ‥ 盆に精霊を迎えるために設ける棚。たままつりだな。〈[季]秋〉 ⇒しょう‐りょう【精霊・聖霊】 しょうりょう‐ち清涼池シヤウリヤウ‥ 〔仏〕涅槃を清涼な池にたとえていう語。 しょうりょう‐とんぼ精霊蜻蛉シヤウリヤウ‥ 体が黄色ないし赤色のトンボの俗称。精霊祭のころに多く現れるのでいう。普通はウスバキトンボを指すことが多いが、赤トンボ類を指すこともある。 ⇒しょう‐りょう【精霊・聖霊】 しょうりょう‐ながし精霊流しシヤウリヤウ‥ 盆の15日の夕方または16日の朝早く、供物や灯籠を川や海に流し精霊を送る行事。〈[季]秋〉 ⇒しょう‐りょう【精霊・聖霊】 しょうりょう‐ばった精霊蝗虫シヤウリヤウ‥ バッタ科の一種。体は細長く、緑色または淡褐色。頭部は三角形で前上方に突出し、触角は短く剣状。雄の体長は雌の約半分。秋、草原に多く、雄は「きちきち」と音をたててよく飛ぶ。キチキチバッタと俗称。コメツキバッタ。〈[季]秋〉 しょうりょうばった ショウリョウバッタ(緑型) 撮影:海野和男 ショウリョウバッタ(茶型) 撮影:海野和男 ⇒しょう‐りょう【精霊・聖霊】 しょうりょうばった‐もどき精霊蝗虫擬きシヤウリヤウ‥ バッタ科の一種。ショウリョウバッタに似るが小形。淡緑色で背面は淡紅色。中国・東南アジアや日本の本州以南に分布。湿地の草原などにすむ。音を発しない。旧称キチキチバッタ。 ショウリョウバッタモドキ 撮影:海野和男 ⇒しょう‐りょう【精霊・聖霊】

しょうようろく【従容録】🔗🔉

しょうようろく従容録】 〔仏〕中国、宋の宏智正覚わんししょうがくが古則公案の中から百題を選んで偈を付し、南宋の万松行秀ばんしょうぎょうしゅうがそれに評唱を加えたもの。6巻。曹洞宗において重視される。

ず‐さ【従者】🔗🔉

ず‐さ従者⇒じゅうしゃ。枕草子24「女房の―、その里より来る者、長女おさめ・御厠人の―」

ず‐そう【従僧】🔗🔉

ず‐そう従僧】 供をする僧。じゅうそう。拾遺和歌集「法師の―ばらの」

ずん‐ざ【従者】🔗🔉

ずん‐ざ従者】 ズサ(従者)の撥音化。能因本枕草子ありがたきもの「使ひよき―」

とも‐め‐わらわ【従女】‥ワラハ🔗🔉

とも‐め‐わらわ従女‥ワラハ 采女うねめに従って召し使われる女。孝徳紀「采女…従丁ともよほろ一人、―二人」

とも‐よほろ【従丁】🔗🔉

とも‐よほろ従丁】 采女うねめに従って召し使われる男。→従女ともめわらわ

ひろい【従】🔗🔉

ひろい】 〔接頭〕 (ヒロシの連体形ヒロキの音便)位階の正・従のうちの従じゅ。古くは大・広に分けたからこう読む。従位。↔正おおい

ひろき【従】🔗🔉

ひろき】 〔接頭〕 ⇒ひろい。↔正おおき

みとも‐の‐かみ【御伴神・従神】🔗🔉

みとも‐の‐かみ御伴神・従神】 尊貴の神に供奉する神。天孫降臨の際に陪従した五部神いつとものおのかみの類。みともがみ。

ゆ【自・従】🔗🔉

自・従】 〔助詞〕 (格助詞。上代語。「よ」に同じ) ①動作の起点・経由点となる所を表す。…を。…から。…を通って。万葉集1「我が寝たる衣の上―朝月夜さやかに見れば」。万葉集3「田児の浦―うち出でて見れば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける」 ②動作の起点となる時を表す。…から。万葉集8「天地あめつちの別れし時―いなうしろ川に向き立ち」 ③比較の基準を表す。…より。万葉集11「人言は暫しましそ我妹縄手つなで引く海―益まさりて深くし思ふを」 ④動作の手段・方法を表す。…で。万葉集14「目―か汝を見むさ寝ざらなくに」

ゆり【自・従】🔗🔉

ゆり自・従】 〔助詞〕 (格助詞。奈良時代にのみ用いられた。「より」に同じ)時や動作の起点を表す。…から。万葉集20「畏きや命みことかがふり明日―や草かえが共むた寝む妹いむなしにして」。続日本紀10「高御座に坐し初めし―今年に至るまで六年になりぬ」

[漢]従🔗🔉

 字形  筆順 〔彳部7画/10画/教育/2930・3D3E〕 [從] 字形 〔彳部8画/11画/5547・574F〕 〔音〕ジュウ(慣) ジュ(呉) ショウ(漢) 〔訓〕したがう・したがえる・より [意味] ①したがう。 ㋐あとからついて行く。つきしたがう。「従軍・随従・扈従こじゅう・こしょう」 ㋑さからわずに言いなりになる。「従順・服従・忍従」 ㋒仕事につく。たずさわる。「従事・従業員・専従」 ②(同列だが)扱いが一段下がる地位。(対)主・正。「実技を主とし理論を従とする」「従兄・従犯・従三位じゅさんみ」 ③…より。…から。「従前・従来」 ④ゆったり。だらしない。ほしいまま。(同)縦。「放従ほうじゅう・ほうしょう」 ⑤たて。南北。(同)縦。「合従がっしょう連衡」 [解字] 形声。「彳」(=ゆく)+「止」(=あし)+音符「从」(=つきしたがう)。前の人のあとにうしろの人がつきしたがう、ついてゆく意。つぎつぎについてゆけば長いたての列となるので「たて」の意を、また、長く続いてゆるむ意から「だらしない」の意を派生した。 [下ツキ 合従連衡・屈従・扈従・侍従・主従・臣従・随従・専従・聴従・追従・適従・忍従・陪従・服従・面従腹背・盲従・類従・隷従・郎従 [難読] 従兄弟いとこ・従姉妹いとこ

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